JPS5849286B2 - 真空「ろ」過機における脱水促進方法 - Google Patents
真空「ろ」過機における脱水促進方法Info
- Publication number
- JPS5849286B2 JPS5849286B2 JP55034638A JP3463880A JPS5849286B2 JP S5849286 B2 JPS5849286 B2 JP S5849286B2 JP 55034638 A JP55034638 A JP 55034638A JP 3463880 A JP3463880 A JP 3463880A JP S5849286 B2 JPS5849286 B2 JP S5849286B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dehydration
- pulp
- concentrate
- vacuum
- tank
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- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は精鉱パルプを濾過して水分の少ないケーキを得
る脱水促進方法に関するもので、特に特許第98652
1号を改良したものである。
る脱水促進方法に関するもので、特に特許第98652
1号を改良したものである。
従来、固液混合物例えば金属硫化物精鉱などのパルプの
真空濾過において脱水促進剤を添加して脱水効率を促進
させる場合、その方法としては薬品を稀釈して真空濾過
機のタンク内のパルプに添加するか又は真空濾過機前に
混合タンクを設置して同タンクに添加するのが一般的な
方法とされている。
真空濾過において脱水促進剤を添加して脱水効率を促進
させる場合、その方法としては薬品を稀釈して真空濾過
機のタンク内のパルプに添加するか又は真空濾過機前に
混合タンクを設置して同タンクに添加するのが一般的な
方法とされている。
この方法でもある程度の脱水効果を挙げることは可能で
あるが、微粒の金属硫化物精鉱の場合、パルプに対する
混合添加のみでは充分な脱水効率を得ることは難しい。
あるが、微粒の金属硫化物精鉱の場合、パルプに対する
混合添加のみでは充分な脱水効率を得ることは難しい。
そこで、本出願人は混合添加による欠点を解消するため
に、先に真空濾過機の濾過ケーキ面に稀釈した脱水促進
剤を液状もしくは噴霧状にして直接添加することによっ
て従来法より一層優れた脱水効果を得ることができる方
法を提案した(特許第986521号)。
に、先に真空濾過機の濾過ケーキ面に稀釈した脱水促進
剤を液状もしくは噴霧状にして直接添加することによっ
て従来法より一層優れた脱水効果を得ることができる方
法を提案した(特許第986521号)。
しかし、この方法は1布が新しい場合にはよいが、使用
するにつれて脱水効果が劣化する傾向がある。
するにつれて脱水効果が劣化する傾向がある。
これは金属硫化物の精鉱粒が粗・細混合状態でフィルタ
ーに吸着され、負圧によって強力に吸引されるためにF
布に目詰りを生じて脱水効果が劣化するからであると考
えられる。
ーに吸着され、負圧によって強力に吸引されるためにF
布に目詰りを生じて脱水効果が劣化するからであると考
えられる。
本発明はこれを解消するために、起泡剤を場合によって
は捕収剤を併用してパルプに添加混合後、真空濾過機の
濾過ケーキ面に脱水促進剤を液状もしくは噴霧状にして
直接添加する方法である。
は捕収剤を併用してパルプに添加混合後、真空濾過機の
濾過ケーキ面に脱水促進剤を液状もしくは噴霧状にして
直接添加する方法である。
即ち、金属硫化物の精鉱粒が粗・細混合状態でフィルタ
ーに吸着されて粒子が相互に密着し、空隙が小さくなっ
てF布に目詰りが生じるのを防ぐため、起泡剤を添加す
ることによりフロスにできるだけ細粒を付着させ、P布
に最初に吸着させる部分における粗粒比率を多(するの
である。
ーに吸着されて粒子が相互に密着し、空隙が小さくなっ
てF布に目詰りが生じるのを防ぐため、起泡剤を添加す
ることによりフロスにできるだけ細粒を付着させ、P布
に最初に吸着させる部分における粗粒比率を多(するの
である。
これにより、起泡剤を使用しない場合に比して例えば鉛
精鉱パルプの場合にはケーキ水分が1%程度低下するこ
とが判った。
精鉱パルプの場合にはケーキ水分が1%程度低下するこ
とが判った。
また、親水性の精鉱パルプの場合には、さらに捕収剤を
添加することにより疎水性とすることができ、捕収剤を
使用しない場合に比して例えば鉛精鉱パルプの場合には
ケーキ水分が1%程度低下することが判った。
添加することにより疎水性とすることができ、捕収剤を
使用しない場合に比して例えば鉛精鉱パルプの場合には
ケーキ水分が1%程度低下することが判った。
本発明はこのように起泡剤及び必要により捕収剤を被濾
過パルプに予め添加混合してお(ことにより、脱水促進
剤をケーキ面に直接添加した場合に前記特許方法よりも
脱水効果が一層促進されるのである。
過パルプに予め添加混合してお(ことにより、脱水促進
剤をケーキ面に直接添加した場合に前記特許方法よりも
脱水効果が一層促進されるのである。
実施例
H選鉱場の鉛精鉱について脱水促進剤を噴霧するだけの
特許第986521号方法と本発明による脱水促進方法
との比較試験を行なった。
特許第986521号方法と本発明による脱水促進方法
との比較試験を行なった。
第1図及び第2図はそのための脱水促進装置の概略図を
示すもので、1は真空濾過機のドラムフィルターのドラ
ムで、そのドラム表面2にはナイロンカンバスが張設さ
れて内部が真空となるようになっている。
示すもので、1は真空濾過機のドラムフィルターのドラ
ムで、そのドラム表面2にはナイロンカンバスが張設さ
れて内部が真空となるようになっている。
3はフィルタータンクで、脱水される鉛精鉱パルプは精
鉱タンク4から給鉱パイプを介してタンク3内に供給さ
れ、ドラム1の内部が真空となることにより、パルプが
ドラム表面2のカンバス上に吸着されて表面にケーキが
生成される。
鉱タンク4から給鉱パイプを介してタンク3内に供給さ
れ、ドラム1の内部が真空となることにより、パルプが
ドラム表面2のカンバス上に吸着されて表面にケーキが
生成される。
このケーキはパルプ上面6からケーキ掻き取り板7に至
るまでの間に乾燥・脱水され、該掻き取り板7によって
ドラム表面2から掻き取られ、タンク3外に排出される
。
るまでの間に乾燥・脱水され、該掻き取り板7によって
ドラム表面2から掻き取られ、タンク3外に排出される
。
脱水促進剤は低濃度に稀釈されてヘッドタンク8に貯蔵
され、給液パイプ9を介してノズル10に達する。
され、給液パイプ9を介してノズル10に達する。
ここで脱水促進剤溶液はエアーパイプ11からの圧縮空
気と混合され、噴霧状になってケーキ面に吹き付けられ
る。
気と混合され、噴霧状になってケーキ面に吹き付けられ
る。
12は起泡剤貯蔵タンク、13は捕収剤貯蔵タンクで、
共に稀釈槽15に供給され、給水管14からの水によっ
て稀釈された後、フィルタータンク3内に給液されるよ
うになっている。
共に稀釈槽15に供給され、給水管14からの水によっ
て稀釈された後、フィルタータンク3内に給液されるよ
うになっている。
試験条件
鉱種:鉛精鉱
鉛精鉱粒度ニー400メツシュ98%
真空濾過機ン直径2rOrrtX”長さ2.−Om−ド
ラムフイパルター 濾過面積:12.6m” 脱水促進剤:セラボンDH505(三洋化成工業社製商
品名)119f/精鉱トン 起泡剤:日本香料社製#125 119P/精鉱トン 捕収剤:エチルザンセートEX(日選化学工業社製商品
名)9=l/精鉱トン 第3図は上記試験による鉛精鉱中の水分推移を特許第9
86521号方法による場合と比較したグラフである。
ラムフイパルター 濾過面積:12.6m” 脱水促進剤:セラボンDH505(三洋化成工業社製商
品名)119f/精鉱トン 起泡剤:日本香料社製#125 119P/精鉱トン 捕収剤:エチルザンセートEX(日選化学工業社製商品
名)9=l/精鉱トン 第3図は上記試験による鉛精鉱中の水分推移を特許第9
86521号方法による場合と比較したグラフである。
なお、本発明方法による場合、精鉱パルプ濃度は60%
位が好ましく、65%では2倍、70%では3倍の起泡
剤が必要となった。
位が好ましく、65%では2倍、70%では3倍の起泡
剤が必要となった。
これはパルプ濃度の上昇に伴ない、フロスの生成や粗・
細粒子の分離が困難になること等の理由によるものと考
えられる。
細粒子の分離が困難になること等の理由によるものと考
えられる。
以上のように、本発明法によればケーキとして得られる
精鉱の水分を従来よりも低下させることができるので、
精鉱を運搬設備に積込む際の取扱いが容易になり、運搬
時の重量が減少することにより運搬費を安(することが
できる。
精鉱の水分を従来よりも低下させることができるので、
精鉱を運搬設備に積込む際の取扱いが容易になり、運搬
時の重量が減少することにより運搬費を安(することが
できる。
さらに、精鉱溶錬時の重油・コークス使用量が減少する
ので熔錬費もコスト安となる等種々の利点を有する。
ので熔錬費もコスト安となる等種々の利点を有する。
第1図は本発明方法に使用する真空濾過機と薬剤添加装
置の概略を示す平面図、第2図は同側面図、第3図は本
発明方法と特許第986521号方法との水分推移を示
す比較グラフである。 符号説明、1・・・・・・フィルタードラム、3・・・
・・フィルタータンク、4・・・・・・精鉱タンク、7
・・・・・・ケーキ掻き取り板、8・・・・・・脱水促
進剤タンク、10・・・・・ノズル、12・・・・・・
起泡剤貯蔵タンク、13・・・・・・捕収剤貯蔵タンク
、15・・・・・・稀釈槽。
置の概略を示す平面図、第2図は同側面図、第3図は本
発明方法と特許第986521号方法との水分推移を示
す比較グラフである。 符号説明、1・・・・・・フィルタードラム、3・・・
・・フィルタータンク、4・・・・・・精鉱タンク、7
・・・・・・ケーキ掻き取り板、8・・・・・・脱水促
進剤タンク、10・・・・・ノズル、12・・・・・・
起泡剤貯蔵タンク、13・・・・・・捕収剤貯蔵タンク
、15・・・・・・稀釈槽。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 真空濾過機の濾過ケーキ面に脱水促進剤を液状又は
噴霧状にして添加する脱水促進方法にお℃・て、被濾過
パルプにあらかじめ起泡剤を添加混合することを特徴と
する真空r過機における脱水促進方法。 2 真空濾過機の濾過ケーキ面に脱水促進剤を液状又は
噴霧状にして添加する脱水促進方法において、被濾過・
パルプにあらかじめ起泡剤ならびに捕収剤を添加混合す
ることを特徴とする真空濾過機における脱水促進方法・
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55034638A JPS5849286B2 (ja) | 1980-03-18 | 1980-03-18 | 真空「ろ」過機における脱水促進方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55034638A JPS5849286B2 (ja) | 1980-03-18 | 1980-03-18 | 真空「ろ」過機における脱水促進方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56130203A JPS56130203A (en) | 1981-10-13 |
JPS5849286B2 true JPS5849286B2 (ja) | 1983-11-02 |
Family
ID=12419950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55034638A Expired JPS5849286B2 (ja) | 1980-03-18 | 1980-03-18 | 真空「ろ」過機における脱水促進方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5849286B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI20125908A (fi) * | 2012-08-31 | 2014-03-01 | Teknologian Tutkimuskeskus Vtt Oy | Menetelmä lietteiden suodattamiseksi |
-
1980
- 1980-03-18 JP JP55034638A patent/JPS5849286B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56130203A (en) | 1981-10-13 |
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