JPS5849088B2 - デイジタル式自動同期装置 - Google Patents

デイジタル式自動同期装置

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JPS5849088B2
JPS5849088B2 JP1179277A JP1179277A JPS5849088B2 JP S5849088 B2 JPS5849088 B2 JP S5849088B2 JP 1179277 A JP1179277 A JP 1179277A JP 1179277 A JP1179277 A JP 1179277A JP S5849088 B2 JPS5849088 B2 JP S5849088B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、発電機を起動して系統に並列する場合、自動
的に遮断器に投入指令を与えるデイジクル式自動同期装
置に関するものである。
従来の自動同期装置は、アナログ式で電圧レベルを検出
して投入する方式であり、周波数差が非常に近ずくと、
(たとえば0.03〜0.05Hz以下になったとき)
リツプルの影響により投入信号が出ないことがあった。
また、信頼性を向上するために2重化を行なった場合、
2台の自動同期装置の微少な特性変化により投入パルス
にずれが発生し、周波数差が小さくなると共にずれが大
きくなって投入できないことがあった。
また、従来のアナログ式のものは、遮断器投入時間の特
性が周波数差△fによって直線ではなく比例しない箇所
があり、曲部的にしか使用できないという欠点があり、
さらに周囲温度の変化によりどうしてもドリフトが発生
した。
このようなアナログ式の欠点を除去するため、最近デイ
ジタル式自動同期装置が提案されている。
その一例を第1図乃至第5図に示し説明すると、第1図
,第3図〜第5図は接続図を示したものであり、第2図
は動作説明図を示したものである。
この装置は本発明の基本となるので、以下にその構成お
よび動作を説明する。
第1図において、1は交流発電機、2は交流発電機1の
出力を系統に並列する遮断器、3,4は計器用変圧器で
ある。
5は位相差変換回路で、抵抗6〜9とゼナーダイオード
10.11およびIC(半導体集積回路)のナンド回路
12〜15から構威されている。
16.17はICのナンド回路、18は抵抗、19はコ
ンデンサ、20,21はICのナンド回路、会2はパル
ス発振器である。
23は前記ナンド回路21の出力とパルス発振器22の
出力を入力とするICのナンド回路で、このナンド回路
は並列すべき発電機側と系統側の両電圧の位相差に対応
した数の高周波パルスを発生するパルス発生回路を構威
している。
つぎに第1図の動作を第2図を参照して説明する。
いま発電機1にR相が正、S相が負となるような電圧が
発生している場合、ゼナーダイオード11には+5■の
電圧を発生している。
しかして、系統側も同相であれば、ゼナーダイオード1
0ににも+5■の電圧が発生し、ナンド回路12の出力
はゝL“、ナンド回路13,14の出力はゝH“となり
、ナンド回路15の出力は1L“となる。
逆にR相が負、S相が正の電圧が発電機、系統共にある
場合はゼナーダイオードの出力は−〇.5■ぐらいとな
り、ナンド回路12の出力はゝH“ナンド回路13.1
4の出力はゝH“、ナンド回路15の出力はゝL“とな
る。
また発電機側極性が正、系統側極性が負の場合、および
発電機出力が負、系統が正の極性の場合、ナンド回路1
5の出力は″H〃となる。
すなわち、ナンド回路15の出力は、第2図のIGEN
Jのような発電機出力、rBUsJのような系統電圧を
与えたとき、出力■のようなパルス出力が発生する。
このナンド回路15の出力■をパルス整形用ナンド回路
16.21を経由してナンド回路23に与え、ナンド回
路23のもう一方の入力にパルス発振器22から高周波
のパルス人力を与えると、ナンド回路23の出力は第2
図の出力0のように通常は′N″H“出力で、ナンド回
路15の出力■がゝH“になったときだけ高周波でゝL
“に下がるような出力を発生する。
ナンド回路17と20はナンド回路15の出力■が″L
“になった瞬間に、第2図に出力[F]として示すよう
な、短かい幅のパルスを発生させるもので、ナンド回路
15の出力■がゝH“の場合、ナンド回路16の出力は
ゝL“であり、ナンド回路20の出力はゝH“となって
いる。
そして、ナンド回路15の出力が“L“に変化するとナ
ンド回路16の出力はゝH“になり、ナンド回路17の
出力はゝL“になる。
しかして、ナンド回路20の入力はナンド回路16の出
力からのものはすぐにゝH“となるが、ナンド回路17
からのものはコンデンサ19が抵抗18を通して減衰し
てくるまでゝH“となり、ナンド回路20の出力は少し
の間ゝL“出力となる。
次に、第3図において、30〜37はICのナンド回路
、38は入ってきたパルスの数を数えるカウンタ(例え
ば2進の20桁カウンクを使用する。
BCDカウンタでも可)、39はクロックパルスが入っ
たときカウンク38の出力[F]を一時メモリさせるカ
ウンク、40はクロツクパルスが入ったときカウンタ3
9の出力[F]を一時メモリするカウンタ、41はカウ
ンタ39のメモリ[F]とカウンク40のメモリ■とを
比較するデジタル比較器で、この比較器41は第1図の
ナンド回路23からなるパルス発生回路で発生する高周
波パルス数の変化傾向により位相差が減少中であること
を判別して出力する第2の判別回路を構威している。
42はカウンタ40の値@からカウンク39の値[F]
を引きその差の出力■を出すデ゛ジタル引算器、43は
投入すべき周波数差△fを設定する周波数差設定器、4
4は50Hzと60Hzによって発信電圧を変更するた
めの切換スイッチ、45は直流電圧を2進数のデジタル
値に変換するA/Dコンバータ、46はA/D変換した
出力をメモリさせるカウンタ、47はカウンク46の値
■とデジタル引算器42の出力■の値を比較するデジタ
ル比較器で、この比較器47は前記高周波パルス数の変
化速度により発電機側と系統側の両電圧の周波数差が所
定値以下であることを判別して出力する第1の判別回路
を構成している。
48.49は直列抵抗である。
第3図の動作を説明すると、ナンド回路30の入力には
、第2図に示すようにナンド回路15の出力■がゝL“
になった瞬間に、′L“になるようなナンド回路20の
出力[F]が入る。
まず、出力■が9L“になるとナンド回路31の出力が
ゝL“になり、カウンタ40のクロツクパルスとして利
用する。
すなわち、クロツクパルスが入った瞬間カウンタ39の
出力[F]をカウンタ40に読み込ませる。
ナンド回路30に入ったパルスはナンド回路31からナ
ンド回路32,33の動作時間だけ遅れて、ナンド回路
33からカウンタ39にクロツクパルスをおぐる。
このクロツクパルスでカウンタ39にはカウンク38の
出力[F]を、瞬時に読み込ませる。
一方、カウンク38には、第2図に示すようにナンド回
路15の出力■がt% H“のときのみ出力が高周波で
ゝL“に下がるようなナンド回路23のパルス出力0が
与えられており、ナンド回路15が“H“出力の間に入
ったパルスの数をカウントしてメモリしている。
そして、ナンド回路15の出力■が″H“からゝL“に
変化してからナンド回路30〜33の動作時間だけ遅れ
て、カウンタ38の出力[F]をカウンタ39に読み込
ませ、さらにナンド回路34 ,35の動作時間だけ遅
れてカウンタ38をリセットし、次にくるパルスのカウ
ントにそなえる。
すなわち、カウンタ39には、その直前に測定したパル
ス幅(出力■がゝH“である)に相当するデジタル数を
メモリし、カウンク40にはもう一つ前のパルス幅(出
力■がゝH“である)に比例したデジタル数をメモリす
る。
デジタル比較器41はカウンク39の出力[F]とカウ
ンタ40の出力0を比較し、出力[F]が出力0にくら
べて大きくなる間(並列すべき両電圧の位相差が増加し
つつあるとき)は出力■としてゝL“出力を出し(O→
1800 )、[F]が0より小さいとき(位相差が減
少しつつあるとき戸H“出力を出す(180°→O0
)。
デジタル引算器42は、カウンク40の出力■からカウ
ンタ39の出力[F]を引き、その差に比例した出力■
を出し、デジタル比較器47に周波数差検出用信号を供
給する。
また位相差が増加しつつあるときは、デジタル引算器4
2の出力■が負となるため、デジタル比較器41により
[F]〉■にて、デジタル引算器42を常時リセットす
る。
またデジタル引算器42の出力■は周波数差に比例した
ものであるため、周波数差設定器43にて設定した値よ
り大きいか、小さいかをデジタル比較器47でカウンタ
46の出力■と比較することにより検出し、■く■にて
ゝL“出力を出して投入をロックし(周波数差大)■〉
■にてゝH“出力を出し、投入許可をするものである。
50Hzと、60Hzとでは、同じ周波数差でもデジタ
ル引算器42の出力■が変化する。
たとえは第1図のパルス発振器22の周波数をIMHz
とし、周波数差△fを0. 1 Hzとすると、デジタ
ル引算器42の出力■は下記の如くになる。
上記の差を補正するために直列抵抗48と49を設置す
る。
つぎに、第4図の回路は、第3図のデジタル引算器42
の出力■(位相差の変化速度に比例したデジタル値)を
一定倍の掛算をする回路で、同期前一定時間(遮断器の
投入時間を補償する一定進み時間を作戒する)を検出す
るように構威されている。
第4図において、50〜52はICのナンド回路、53
は抵抗、54はコンデンサ、55は加算i(ADDER
)、56はクロツクパルスが入ったときのみ加算器55
の出力■をメモリするカウンクである。
57はカウンク56の出力[F]と、第3図のカウンタ
39の出力[F]とを比較し、[F]〉[F]にて出力
◎としてゝH“出力を出すテ゛ジクル比較器で、この比
較器57は第1図のナンド回路23からなるパルス発生
回路の出力と高周波パルス数の変化速度により同期の所
定時間前であることを判別して出力する第3の判別回路
を構成している。
58はパルス発生器(加算器を何回か行なわせるための
クロックパルス発生器で、周波数はたとえば200KH
zぐらい)、59はクロツクパルスの数をカウントする
カウンク、60,61は直列抵抗器、62は50,60
Hz切換スイッチ、63は遮断器投入時間設定器、64
は直流電圧をデジタル値に変換するA/Dコンバータ、
65はA/Dコンバータ64の出力を一時メモリするカ
ウンタ、66はカウンタ65の出力■とカウンタ59の
出力[F]を比較し、■く[F]で出力が1L“となる
デジタル比較器、67.68はICのナンド回路、69
は抵抗、70はコンデンサ、71はICのナンド回路で
ある。
また、第5図の80は発電機側と系統側の電圧差がある
値以内に入ると出力を出す電圧差検出器で、この検出器
80は両電圧の電圧差が所定値以下であるとき出力する
第4の判別回路を構成している。
81はナンド回路、82はナンド回路81の出力がゞL
“のとき動作するリレーである。
つぎに、第4図と第5図をまとめて動作を説明する。
まず、第4図のナンド回路50の入力には第3図のナン
ド回路37の出力[F]が印加される。
そして、電源を入れた瞬間コンデンサ54によりナンド
回路51の出力は″′H“、ナンド回路50の出力はゝ
L“となっている。
このときナンド回路52の出力はゝH”となっており、
カウンタ56は読み込みを行なわない。
いま、第1図のナンド回路15の出力■が″L“になる
と、第3図のナンド回路30〜3γを経由して第4図の
ナンド回路50にゝL“パルスが入る。
このパルスが入るとナンド回路50.51のフリツプフ
ロツプが反転しナンド回路50の出力はゝH“となる。
こうなったとき、パルス発生器58がゝH“となると、
パルス発生器58のパルスと第2図の出力■のパルスが
第3図のナンド回路30〜3γおよび第4図のナンド回
路50の動作時間だけ遅れてきたパルスが一致したとき
、ナンド回路52の出力はゝ1,′となり、クロツクパ
ルスがカウンタ56に与えられ、加算器55の出力[相
]をカウンタ56に読み込ませ、加算器55はこのカウ
ンタ56の出力[F]に第3図の引算器42の出力■を
さらに加算して、この和を出力する。
すなわち、加算器55はナンド回路52の出力を1回X
XL“にする毎に第3図のカウンタ40とカウンタ39
の出力の差■−■−[F]を加算するもので、カウンタ
59の出力■がカウンタ65に与えた数■になるまで加
算をつづける。
すなわち、カウンタ56には■×(■+1)の値が発生
するまで加算をつづけカウンク59が■+1に達すると
、デジタル比較器66の出力■によりナンド回路51の
入力へパルスを入れてナンド回路50の出力を反転させ
、加算を中土する。
なお、ナンド回路68とナンド回路71の間の抵抗69
およびコンデンサ70は、幅の狭いパルスを得る回路で
、デジタル比較器66の出力が’L“になった瞬間ナン
ド回路71の出力にゝL“のパルスを発生させるもので
ある。
この第4図に示す回路は同期前一定時間を検出する回路
で、カウンタ56が■×(■+1)の値まで加算すると
、同期投入前時間が判るように構威されている。
つぎに、この構或にもとづき実際に具体的な数値を入れ
て説明すると、例えは、周波数差ΔF=0. 1 Hz
で投入OK、遮断器投入時間−0. 1 sec,50
Hz系の場合、50Hzでは第1図のナンド回路15の
パルス幅は 位相差O〜1800にて、O〜10mSeC(ただ11
一 し、一×一のfに50Hzを代入) f2 となる。
そして第1図のパルス発振器22の発振パルス周波数を
IMHzとすると、上記1 0 msecの位相差は第
1図のナンド回路15によって10XIO−3X106
=10000パルスに変換される。
一方、第3図のデジタル引算器42の出力は、周波数差
ΔF = 0. 1 Hzにて、ΔF一〇. I Hz
のとき、うなり電圧の周期Tは、T=11 z丁一てT=10SeCとなる。
したがって、第2図で位相差Oから次の位相差0まで1
0secかかり、位相差Oから位相差1800まで5
secかかることになる。
この5 se仲に第1図のナンド回路15の出力■は、
50Hz系では1 0 msecに1パルスだから50
0パルス出力する。
そして、位相差1800のときのナンド回路23の出力
0のパルス数は、対応する出力■のパルス幅をl Q
msecとしてよいので、IOX1 0−3X 1 0
6= 1 04で表わされる。
ここで、106は第1図のパルス発振器22の1秒あた
りの発振数である。
一方、第1図のナンド回路15の出力■が500パルス
出す間にナンド回路23の出力0は10’から0へ減少
するから、出力■の1回毎の変化( 1 0 msec
秒の変化)は10’/500=20パルスであり、これ
が第3図のデジタル引算器42の出力■として現われる
しかして、遮断器の投入時間0. 1 sect、周波
数差△};” = 0. 1 Hzのときの位相に変換
するとθ=△FXTX3 6 0’ 一〇. I HzX O. ISeCX 3 6 0°
−3,6°になり、ΔF = 0. 2 Hzのときの
位相θは7.2°となる。
この周波数差△F = 0. 1 Hzのときの位相3
.6°に相当するときの第2図の出力Oのパルス数は スとなり、またΔF=0.2Hzのとき400パルスと
なる。
これについて詳記すれば、遮断器投入時間は0. 1
secであるから、この0.1secは、出力■は10
mse晦に1パルス出力しているから出力■が10回で
る期間と一致している。
したがって、この場合は第4図のカウンク65の出力■
が■+1=10となるように抵抗器63の出力電圧が設
定される。
そして、第3図のデジタル引算器42の出力■の20パ
ルスを10倍すれば200パルスとなる。
故に、カウンタ65にセットする値■は、(△F =
0. 1 Hzでは第3図のデジタル引算器42の出力
■=20パルス、50Hzにて) となり、故にカウンタ65にセットする値■は遮断器投
入時間0.1secで10−1=9、0.2secで2
0−1=19となる。
第5図は、下記4つの条件がすべてOKのときリレー8
2が動作し、このリレー82の動作によって遮断器に投
入指令を出す。
(1)周波数差が設定値以下にて1H“(O出力)(2
)位相差が減少中にて1H“(■出力)(3)遮断器投
入時間前にて1H“(◎出力)(4)電圧差が設定値以
下にて′XH“(0出力)しかしながら、このようなデ
イジタル式自動同期装置においては、同期前一定時間を
検出する位相検出回路が側らかの原因によって遮断器投
入可能のように障害を生じた場合、小さなIC1個の破
損により巨大なタービンや発電機が異同期投入され、こ
れら各機器を破損に至らせるという欠点があった。
また、投入パルスは同期点までしか指令なきため、少し
でも遮断器の投入時間がずれると、投入されないという
不具合があり、実用上好ましくない。
さらに、投入パルスの長さを別途コンデンサの充電時間
などによって決定している場合には、遮断器の投入時間
が変わる毎にコンデンサを取替えなければならないとい
う欠点があり、操作が煩雑であった。
また、自動同期装置は、系統と発電機の電圧、周波数お
よび位相が合致した瞬間に遮断器を投入するが、位相差
が大幅に違った異同期投入の衝撃が一番犬きい。
一方、周波数はIHz以内ぐらいまでに速度を合わせて
から同期装置を入れるのが普通であり、また電圧も無負
荷規定電圧に自動電圧調整器(AVR)で合わしてある
のが普通であり、この状態では位相差があるときの誤投
入が一番危険性が高く、この対策が要請されている。
しかるに前記のような方式ではこれらの要請を満足する
ことができない。
本発明は以上の点に鑑み、このような問題を解決すべく
なされたもので、その主な目的は単に部品が1個破損し
たために異同期投入されるという確率を小さくするデイ
ジタル式自動同期装置を提供することにあり、また他の
目的は多少遮断器の投入時間がばらついてもコンデンサ
等を取替える必要もなく、発電機側と系統側の両電圧の
並列投入を可能とするデイジタル式自動同期装置を提供
することにある。
以下、図示する一実施例によってその構戒等を詳細に説
明する。
第6図は本発明によるデイジクル式自動同期装置の一実
施例を示す構或図で、第5図に代る最終出力段回路の一
例を示すものである。
第6図において第5図と同一符号のものは相当部分を示
す。
M3091は第1の判別回路を形成する第3図のデジタ
ル比較器47の出力■(周波数差)と第2の判別回路を
形成する第3図のデジタル比較器41の出力■(位相差
減少中)および第4の判別回路を形戒する第5図の電圧
差検出器80の出力0(電圧差)を入力とするICのナ
ンド回路、M3192,M3293はナンド回路91の
出力側に接続されたICのナンド回路、94はコンデン
サ、95は抵抗、M3 3 9 6はICのナンド回路
、FF197は第1のR−Sフリツプフロツプ、98は
コンデンサ、M3499、M35100は第1のR−S
フリツプフロツプ97のセット端子sD、リセット端子
RDにそれぞれ接続されたICのナンド回路、M361
01は第3の判定回路を形或する第4図のデジタル比較
器57の出力0(位相が合う)を入力とするICのナン
ド回路、M37102,M38103,M39104は
ナンド回路101の出力側に接続されたICのナンド回
路、FF2105は第2のR−Sフリツプフロツプ、M
40106はICのナンド回路で、これらは前記第1お
よび第2の判定回路ならびに第4の判定回路の出力期間
中に前記第3の判定回路が出力することを条件に発電機
側と系統側の両電圧を並列投入する制御信号を出力する
制御回路を構威している。
M41107は第2の判別回路を形戒する第3図のデジ
タル比較器41の出力■を入力とするICのナンド回路
、108はコンデンサ、109は抵抗、110は入力が
1L“→ゝH“に変る瞬間に1H“になるワンショット
パルスを出す単安定マルチバイブレーク、M4211L M43112はICのナンド回路で、これらは前記第2
の判定回路の出力の終了後所定時間経過すると前記制御
回路の出力をロックする手段を構成している。
つぎに、第6図に示す実施例の動作を説明する。
まず第6図の動作を説明する前に、第5図との相違点に
ついて説明すると、第5図においては4つの条件、すな
わち、1周波数差“O,1位相差減少中“■、′電圧差
“0、1位相が合う“◎の入力がすべてゝH“にてナン
ド回路81がゝL“になり、リレー82が動作するが、
この第6図においては条件1周波数差”■、1位相差減
少中“■、ゝ電圧差“0の入力が1H“となった後に1
位相が合う“◎の入力が1H“となって始めてリレー8
2が動作するように構成されている。
さて、ナンド回路91の3人力1周波数差“O1位相差
減少中“■、“電圧差“0がすべて1H“の条件が揃っ
たときにナンド回路91の出力はゝL“となる。
一方、第1のR−Sフリツプフロツプ97は電源ONの
ときの誤動作を防止するためのもので、電源ONでコン
デンサ98によりナンド回路100に1L“が入り、ナ
ンド回路100から第1のR−Sフリツプフロツプ97
のリセット端子RDにゝH“が入力され、出力Qは″L
“となり、このゝL“がナンド回路93,103,11
2に入力される。
そして、ナンド回路103に1L“が入力されることに
より第2のR−Sフリツプフロツプ105のセット端子
SDには“L“が入力され、リレー82の動作はロック
される。
しかして、1位相が合う“◎入力がゝL“から1H“と
なると、ナンド回路101の出力は1L“となり、これ
がナンド回路99によってゝH“に反転されて第1のR
−Sフリツプフロツプ97のセット端子SDに入力され
、第1のR−Sフリツプフロツプ97の出力Qは1H“
となり、前記ロックを解除し、これから正常の動作が開
始される。
まず、投入がロックされる場合について説明する。
最初にナンド回路101の入力端に1位相が合う“◎か
らのゝH“が先に入ると、それ以前にナンド回路91の
いずれかの入力がゝL“になっており、ナンド回路92
の出力はゝL“である。
したがって、ナンド回路96の出力は′L“になってい
る。
このため、ナンド回路101の入力がゝH“になり、ナ
ンド回路102の出力が(% H“となっても、ナンド
回路96の出力がゝL“を継続しているため、ナンド回
路103の出力はゝH“となり、これがナンド回路10
4によってゝL“に反転されて第2のFt.−Sフリツ
プフロツプ105のセット端子SDに入力され、第2の
RSフリツプフロツプ105のQ出力はゝL“、ナンド
回路106の出力はゝH“でリレー82は動作しない。
かくして投入はロックされる。しかるのちに1周波数差
“011位相差減少中“■、′電圧差“0のすべての入
力が、ゝH“になってもナンド回路93の入力にはすで
にナンド回路101から出力′L“が与えられており、
ナンド回路92の1H“出力は効果を出さないため、ナ
ンド回路103の出力は″XH“のままロックを維持す
る。
すなわち、1位相が合う“Q人力とゝ周波数差O,ゝ位
相差減少中“■、1電圧差“0の2つのグループの’H
“になる順序が問題であり、1位相が合う“0人力がさ
きにゝH“になり、後から1周波数差“O、位相差減少
中“■、′電圧差“0のすべてがゝH“になった場合に
は、■,■,〃 0,◎のすべでが後からゝH“になってもナンド回路1
03の出力は一度もゝL“にならず投入はロックされる
このように、1周波数差“■、1位相差減少中“■、ゝ
電圧差“0が、位相が合う“◎よりも早く合致してもリ
レー82は動作せず、投入はロックされる。
つぎに、ナンド回路103の出力がゝL“となり、リレ
ー82が動作し、投入が可能となる場合について説明す
る。
まず、1周波数差“O,″位相差減少中“■、“電圧差
//0の入力が先にすべてゝH“になると、ナンド回路
91の出力は1L“、ナンド回路92の出力はゝH“と
なる。
一方、1位相が合う“◎入力はこの時点ではゝL“のた
め、ナンド回路101の出力は1H“である。
したがってナンド回路93の入力はすべてゝH“となり
、ナンド回路93の出力はゝL“となり、ナンド回路9
6の出力はゝH“となっている。
このような状態のときに、ゝ位相が合う“◎入力がゝH
“になると、ナンド回路101の出力はゝL“、ナンド
回路102の出力はゝH“と反転し、ナンド回路93の
入力は1L“となる。
しかして、ナンド回路96の出力は入力側にコンデンサ
94が接続されているため、ナンド回路93の入力がゝ
L“になってから、コンデンサ94の充電時間に対応す
る所定時間遅れてゝL“になる。
すなわち、ナンド回路103の入力は、ナンド回路10
1の出力がゝL“になってからナンド回路102の出力
は″″H“となり、またナンド回路96の出力は一定時
限のみゝH“となるため、コンデンサ94による遅れ時
間の間だけ入力はすべてゝH“となり、ナンド回路10
3の出力にはゝL“パルスが発生する。
しかして、ナンド回路103の出力が%% L“となれ
は、ナンド回路104の出力はゝH“となり、第2のR
−Sフリツプフロツプ105のセット端子sDに1H“
が入力され、その出力Q?t’ H”となり、ナンド回
路106の出力はゝL“で、リレー82は動作する。
そして、ナンド回路103の出力がゝH“のときはナン
ド回路104の出力はゝL“となり、リレー82は動作
しない。
なお、第2のR−Sフリツプフロツプ105をリセット
するときはリセット端子RDに1H“を入力することに
よって行なわれ、これはナンド回路112の出力を直接
に第2のR−Sフリツプフ口ツプ105のリセット端子
RDに入力する。
すなわち、1周波数差“O,″′位相差減少中“■、ゝ
電圧差“0の入力がすべてゝH“となった後にゝ位相が
合う“◎入力が′H“になると、ナンド回路103の出
力にゝL“パルスが発生し、このパルスはナンド回路1
04によって1H“に反転され、このゝH“が第2のR
−Sフリツプフロツプ105のセット端子SDに入力さ
れ、出力QはゝH“となり、リレー82を動作し、投入
指令を発報する。
このように、1周波数差“■、1位相差減少中■、′電
圧差“0の各条件が先にできれは、1位相が合う“◎入
力が印加した瞬間に投入指令を発するが、ゝ位相が合う
“◎の位相だけが先に合ってから上記O,■,0の各条
件ができても投入指令は発することなく投入はロックさ
れる。
すなわち、上記の場合、位相検出回路がハードウエアの
故障で、誤った位相で誤投入をするのが一番ショックが
大きいわけであるが、たとえ先にこの一番重犬な回路が
誤動作しても投入にいたることなく誤投入を防七するこ
とができる。
つぎに、ナンド回路107からナンド回路112までの
回路は、前述したように、第2の判別回路の出力■の終
了後所定時間経過すると制御回路の出力をロックする手
段を構成し、その出力によって、制御回路の出力段の第
2のR−Sフリツプフロツプ105をリセットする機能
を備えている。
すなわち、同期投入すべき同位相の時点を過ぎると、ナ
ンド回路107の出力は″′L“から′H“へと移行す
る。
一方、単安定マルチバイブレーク110の入力はコンデ
ンサ108と抵抗109によって決まる時定数によって
除々に“H“入力となり、ナンド回路107の出力がX
XH“になった時点から所定時間遅れてゝH“のワンシ
ョット・パルスを発生する。
しかしてナンド回路111の出力はXXL“のワンショ
ット・パルスになり、このパルスはナンド回路112を
通して第2のR−Sフリツプフロツプ105をリセット
する。
かくして、投入位相差を検出する位相検出回路が、部分
的に破損したとき、すなわち、投入しないように破損す
れば問題ないが、投入指令を出すように破損したとき、
位相差検出の条件とそれ以外の条件の2つに分け、位相
差検出の条件ができ〃 ないときに位相差投入信号が出ても投入指令をロックす
ると共に、一度ロツクすれば位相差以外の条件が仮にそ
の後で合致しても、合致した時点で投入指令が出ないよ
うにロックできる。
また、投入パルスは同期点を過ぎてから一定時間(可調
整)でリセットされるため、遮断器の投入時間がどのよ
うに変化してもコンデンサ等を取り替える必要もなく、
自由に設定することができる。
なお、上記実施例においては、位相差検出の条件と、そ
の他の条件に分けた場合について説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、同期前一定時間に相当
する位相差検出と、同期前一定位相角とに分けて同様回
路にしても同様の効果を奏する。
しかして、本発明では、従来のこの種の装置に比して次
のような多くの有効な特徴をもつものである。
すなわち、まず第1に位相差検出(同期前一定時間相当
)とその他の条件を2つに分け、条件が整わない時点で
位相差を検出しても投入指令をロックするようにしたも
のであるから、たとえ位相差検出回路の部分などが故障
しても誤投入する確率を小さくすることができる。
第2に同期点を過ぎてから一定時間後に投入指令を自動
的にリセットできるため、従来のように遮断器の投入時
間が少し長い場合は投入できないとか、遮断器の投入時
間が大幅に変化するとコンデンサをその都度に変えるこ
とが不要となる。
第3に人為的な操作に頼よる必要がなくなるため、それ
にもとづくあらゆる不便さを解決することができる等、
種々の特徴を有する。
このように本発明によれば、従来のこの種の装置に比し
て多犬の効果があり、デイジタル式自動同期装置の性能
を一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の基本となる従来のデイジク
ル式自動同期装置の一例を示し、第1図および第3図〜
第5図は接続図、第2図は動作説明図、第6図は本発明
によるデイジタル式自動同期装置の一実施例を示す接続
図である。 5・・・位相差変換回路、22・・・パルス発振器、2
3・・・ナンド回路、41,47,57・・・デイジタ
ル比較器、80・・・電圧差検出器、82・・・リレー
91〜93・・・ナンド回路、94・・・コンデンサ、
95・・・抵抗、96・・・ナンド回路、97・・・R
−Sフリツプフロツプ、98・・・コンデンサ、99〜
104・・・ナンド回路、105・・・R−Sフリツプ
フロツプ、106,107・・・ナンド回路、108・
・・コンデンサ、109・・・抵抗、110・・・単安
定マルチバイブレーク、111〜112・・・ナンド回
路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 並列すべき両電圧の位相差に対応した数の高周波パ
    ルスを発生するパルス発生回路と、前記高周波パルス数
    の変化速度により前記両電圧の周波数差が所定値以下で
    あることを判別して出力する第1の判別回路と、前記高
    周波パルス数の変化傾向により位相差が減少中であるこ
    とを判別して出力する第2の判別回路と、前記パルス発
    生回路の出力と前記高周波パルス数の変化速度により同
    期の所定時間前であることを判別して出力する第3の判
    別回路と、前記両電圧の電圧差が所定値以下であるとき
    出力する第4の判別回路と、前記第1、第2の判別回路
    および第4の判別回路の出力期間中に前記第3の判別回
    路が出力を開始することを条件に前記両電圧を並列投入
    する制御信号を出力する制御回路とを備えたことを特徴
    とするデイジタル式自動同期装置。 2 並列すべき両電圧の位相差に対応した数の高周波パ
    ルスを発生するパルス発生回路と、前記高周波パルス数
    の変化速度により前記両電圧の周波数差が所定値以下で
    あることを判別して出力する第1の判別回路と、前記高
    周波パルス数の変化1頃向により位相差が減少中である
    ことを判別して出力する第2の判別回路と、前記パルス
    発生回路の出力と前記高周波パルス数の変化速度により
    同期の所定時間前であることを判別して出力する第3の
    判別回路と、前記両電圧の電圧差が所定値以下であると
    き出力する第4の判別回路と、前記第1、第2の判別回
    路および前記第4の判別回路の出力期間中に前記第3の
    判別回路が出力を開始することを条件に前記両電圧を並
    列投入する制御信号を出力する制御回路と、前記第2の
    判別回路の出力の終了後所定時間経過すると前記制御回
    路の出力をロックする手段とを備えたことを特徴とする
    デイジタル式自動同期装置。
JP1179277A 1977-02-04 1977-02-04 デイジタル式自動同期装置 Expired JPS5849088B2 (ja)

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JPS5398047A JPS5398047A (en) 1978-08-26
JPS5849088B2 true JPS5849088B2 (ja) 1983-11-01

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ID=11787755

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JPS6329742U (ja) * 1986-08-12 1988-02-26
JPH05256721A (ja) * 1991-02-27 1993-10-05 Mito Kogyo Kk 油圧回路チェック装置

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JPS57153532A (en) * 1981-03-19 1982-09-22 Tokyo Shibaura Electric Co Digital synchronization detecting circuit for reclosing device

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