JPS5848986B2 - カラ−受像管 - Google Patents
カラ−受像管Info
- Publication number
- JPS5848986B2 JPS5848986B2 JP8012675A JP8012675A JPS5848986B2 JP S5848986 B2 JPS5848986 B2 JP S5848986B2 JP 8012675 A JP8012675 A JP 8012675A JP 8012675 A JP8012675 A JP 8012675A JP S5848986 B2 JPS5848986 B2 JP S5848986B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- picture tube
- color picture
- red
- phosphor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、白色基準におけるカソード電流比の均一化を
目的としたカラー受像管に関するものである。
目的としたカラー受像管に関するものである。
一般にカラー受像管は、パネルの内面に光の3原色を発
するけい光体絵素が規則正しく、ドット状、ストライブ
状あるいは長方形状に塗布してあり、それぞれのけい光
体絵素に電子銃から射出した電子線が衝突して、各けい
光体絵素を刺激し発光させ、各3原色の発光の度合の比
率によりカラー受像管画面上に種々の色調を再現する。
するけい光体絵素が規則正しく、ドット状、ストライブ
状あるいは長方形状に塗布してあり、それぞれのけい光
体絵素に電子銃から射出した電子線が衝突して、各けい
光体絵素を刺激し発光させ、各3原色の発光の度合の比
率によりカラー受像管画面上に種々の色調を再現する。
カラー受像管の画面の3原色の明るさは、各けい光体絵
素を刺激する電子銃のカソードから出るカソード電流の
増加、あるいはけい光体の発光能率の向上によって増加
する。
素を刺激する電子銃のカソードから出るカソード電流の
増加、あるいはけい光体の発光能率の向上によって増加
する。
したがって、ある任意の色をカラー受像管の画面上に再
現しようとした場合、各3原色のカソード電流をどのよ
うな割合にしてカラー受像管を動作させなければならな
いかということは、3原色のけい光体の発光能率の相対
関係によって決定される。
現しようとした場合、各3原色のカソード電流をどのよ
うな割合にしてカラー受像管を動作させなければならな
いかということは、3原色のけい光体の発光能率の相対
関係によって決定される。
一例として、赤、緑、青の3原色の色光を発するカラー
受像管を9300°K+27MPCDおよび6550°
K+7MPCDで表わされる色温度の白色に調整するた
めの各原色に対するカソード電流の割合を、第1表に示
した。
受像管を9300°K+27MPCDおよび6550°
K+7MPCDで表わされる色温度の白色に調整するた
めの各原色に対するカソード電流の割合を、第1表に示
した。
コノカラー受像管テハ、9 3 0 00K+ 2 7
MFCDの色調を白色の基準とした場合、この白色を
示す3原色の赤、緑、青に対するカソード電流の比は第
1表に示すように、1.0 : 1.0 : 0.7
7で各電流はほぼ均一であるが、65500K+7MP
CDの色調を白色の基準とした場合、この白色を示す3
原色の赤、緑、青に対するカンード電流比は第1表で示
すように、1.0 : 0.7 1 : 0.4 8と
なり相対的に赤のカソード電流が多くそして青のカソー
ド電流が小さくなる。
MFCDの色調を白色の基準とした場合、この白色を
示す3原色の赤、緑、青に対するカソード電流の比は第
1表に示すように、1.0 : 1.0 : 0.7
7で各電流はほぼ均一であるが、65500K+7MP
CDの色調を白色の基準とした場合、この白色を示す3
原色の赤、緑、青に対するカンード電流比は第1表で示
すように、1.0 : 0.7 1 : 0.4 8と
なり相対的に赤のカソード電流が多くそして青のカソー
ド電流が小さくなる。
なお、このカラー受像管のパネルガラスの分光透過率は
第1図に示したとおりである。
第1図に示したとおりである。
ところで、わが国のカラーテレビセットは、93000
K+27MPCDの色調を白色の基準にしているが、欧
米では6550°K+7MPCDの色調を白色の基準番
こしている所が多い。
K+27MPCDの色調を白色の基準にしているが、欧
米では6550°K+7MPCDの色調を白色の基準番
こしている所が多い。
そのため、上記のようなカラー受像管を用いてテレビセ
ットを製作した場合、国内の使用では赤、緑、青に対応
するカソード電流が大体均一なので問題はないが、欧米
で使用したときカソード電流が相対的に大きくなるので
この点に問題が生じる。
ットを製作した場合、国内の使用では赤、緑、青に対応
するカソード電流が大体均一なので問題はないが、欧米
で使用したときカソード電流が相対的に大きくなるので
この点に問題が生じる。
すなわち、欧米の使用に適すようにするには、あらかじ
めカラー受像管の電子銃に関係する回路およびテレビセ
ットの回路を設計するにあたり、赤、緑、青の回路の容
量を最も電気的な負荷がかかる赤の回路に合わせるか、
あるいは赤、緑、青それぞれ別個の容量の設計にしなけ
ればならないので、製造上の無駄あるいは設計上の繁雑
さなどを生じる。
めカラー受像管の電子銃に関係する回路およびテレビセ
ットの回路を設計するにあたり、赤、緑、青の回路の容
量を最も電気的な負荷がかかる赤の回路に合わせるか、
あるいは赤、緑、青それぞれ別個の容量の設計にしなけ
ればならないので、製造上の無駄あるいは設計上の繁雑
さなどを生じる。
したがって、このような問題を解決するには、6550
°K+7MPCDの色調の白色においてほぼ均一なカソ
ード電流が流れるカラー受像管が必要になってくる。
°K+7MPCDの色調の白色においてほぼ均一なカソ
ード電流が流れるカラー受像管が必要になってくる。
また欧米では、カラー受像管の緑色としてカドミウム入
りのけい光体を用いているため色調がわが国のものより
黄色く、65500K+7MPCDに調整したときのカ
ソード電流比がわが国のものに比べて均一である。
りのけい光体を用いているため色調がわが国のものより
黄色く、65500K+7MPCDに調整したときのカ
ソード電流比がわが国のものに比べて均一である。
そのため、わが国産のカラー受像管を輸出し欧米のテレ
ビセットに使用した場合、カソード電流調整範囲内で調
整されないという場合も生じる。
ビセットに使用した場合、カソード電流調整範囲内で調
整されないという場合も生じる。
第1表に示した従来のカラー受像管を改良してたとえば
65500K+7MPCDでの赤、緑、青のカソード電
流がほぼ均一であるようなカラー受像管を製作する方法
として、(1洛3原色を発するけい光体の発光能率の割
合を変えること、(2)各3原色を赤、緑、青の組合せ
からほかの色の組合せにすること、(3)ブラックマト
リックス形カラー受像管の場合には、発光するけい光体
の発光面積と発光しないブラックマトリックス部分の面
積との比を各3原色によって変えること、などがまず考
えられる。
65500K+7MPCDでの赤、緑、青のカソード電
流がほぼ均一であるようなカラー受像管を製作する方法
として、(1洛3原色を発するけい光体の発光能率の割
合を変えること、(2)各3原色を赤、緑、青の組合せ
からほかの色の組合せにすること、(3)ブラックマト
リックス形カラー受像管の場合には、発光するけい光体
の発光面積と発光しないブラックマトリックス部分の面
積との比を各3原色によって変えること、などがまず考
えられる。
ところが、(1)の方法は、カラー受像管の明るさを向
上させるために、一般的にはけい光体の発光能率は最犬
のところで使用しているため、発光能率の割合を変える
ことは結局とれかの原色のけい光体の発光能率を下げる
ことになり、白色でのカラー受像管の明るさを低下させ
るために問題となる。
上させるために、一般的にはけい光体の発光能率は最犬
のところで使用しているため、発光能率の割合を変える
ことは結局とれかの原色のけい光体の発光能率を下げる
ことになり、白色でのカラー受像管の明るさを低下させ
るために問題となる。
(2)の方法は、色調再現範囲を実用上問題にならない
ようにするためには、飽和度の高い赤、緑、青しかなく
、それぞれの赤、緑、青の中でも発光輝度が高いものと
しては、現行のけい光体以外の物質を探すのは困難であ
る。
ようにするためには、飽和度の高い赤、緑、青しかなく
、それぞれの赤、緑、青の中でも発光輝度が高いものと
しては、現行のけい光体以外の物質を探すのは困難であ
る。
つぎに(3)の方法は、ブラックマl− IJツクス膜
をパネル内面に塗布する工程の管理を困難にし、またカ
ラー受像管の電子線のけい光体絵素に対するランデイン
グ裕度も減少させるため、問題となる。
をパネル内面に塗布する工程の管理を困難にし、またカ
ラー受像管の電子線のけい光体絵素に対するランデイン
グ裕度も減少させるため、問題となる。
本発明は、現行のけい光体の発行能率や、色調を変化さ
せることなしに、カラー受像管の6550°K+7MP
CDの基準白色におけるカソード電流をほぼ均一にする
ことを目的とする。
せることなしに、カラー受像管の6550°K+7MP
CDの基準白色におけるカソード電流をほぼ均一にする
ことを目的とする。
この目的を達するため、本発明は第1図に示すような可
視域にわたってほぼ均一な分光透過率をもったパネルガ
ラスではなく、ある特定の無彩色以外の色に着色したガ
ラスをパネルとして使用することを特徴とするものであ
る。
視域にわたってほぼ均一な分光透過率をもったパネルガ
ラスではなく、ある特定の無彩色以外の色に着色したガ
ラスをパネルとして使用することを特徴とするものであ
る。
第1表の例に示されたカラー受像管の3原色のけい光体
の発光スペクトルは、第2図に示したように、それぞれ
4500A,5300人,6270λ付近にメインピー
クを持つものである。
の発光スペクトルは、第2図に示したように、それぞれ
4500A,5300人,6270λ付近にメインピー
クを持つものである。
したがって、前に述べたように、第1表に示されたカラ
ー受像管のけい光体の発光能率や色調を変えずに、65
500K+7MPCDの白色に対するカソード電流を均
一にするためには、3原色の青に対して赤と緑を相対的
に明るくしてやれば良い。
ー受像管のけい光体の発光能率や色調を変えずに、65
500K+7MPCDの白色に対するカソード電流を均
一にするためには、3原色の青に対して赤と緑を相対的
に明るくしてやれば良い。
従来のパネルガラスは、カラー受像管のコントラストを
向上させるため、無彩色添加物を加え、ガラス透過率を
約65%程度に低下させている。
向上させるため、無彩色添加物を加え、ガラス透過率を
約65%程度に低下させている。
(第1図参照)。しかし、本発明では、添加剤として、
たとえば短波長(6000人以下)に吸収を持つものを
用いることにより、長波長( 6000〜7000人)
における光の透過率を従来より向上させたパネルガラス
を用いてカラー受像管を製作するもので、これによると
65500K+7MPCDの基準白色における赤:緑:
青のカソード電流比を1.00 : 0.90 : 0
.70に改善することができ、また白色におけるカラー
受像管の明るさの低下は認められなかった。
たとえば短波長(6000人以下)に吸収を持つものを
用いることにより、長波長( 6000〜7000人)
における光の透過率を従来より向上させたパネルガラス
を用いてカラー受像管を製作するもので、これによると
65500K+7MPCDの基準白色における赤:緑:
青のカソード電流比を1.00 : 0.90 : 0
.70に改善することができ、また白色におけるカラー
受像管の明るさの低下は認められなかった。
また、パネルガラスの透過率の向上によるコントラスト
の低下は、人間の視感に最も大きく感ずる5500人付
近の波長については従来とかわらないため、通常のカラ
ー受像管の使用条件では、ほとんど認められなかった。
の低下は、人間の視感に最も大きく感ずる5500人付
近の波長については従来とかわらないため、通常のカラ
ー受像管の使用条件では、ほとんど認められなかった。
上記のように、光の短波長側において吸収を持ち長波長
側において透過率を向上させたパネルガラスを用いるこ
とにより、6550°K+7MPCDの基準白色におけ
る3原色に対するカソード電流をほぼ均一にしたカラー
受像管を製作することができ、それにより欧米で多く用
いられるテレビセットに使用して良好な性能を示すカラ
ー受像管を得ることができた。
側において透過率を向上させたパネルガラスを用いるこ
とにより、6550°K+7MPCDの基準白色におけ
る3原色に対するカソード電流をほぼ均一にしたカラー
受像管を製作することができ、それにより欧米で多く用
いられるテレビセットに使用して良好な性能を示すカラ
ー受像管を得ることができた。
なお、本発明に伴う着色パネルの製作方法としては、通
常の色ガラスや色ガラスフィルタを製作する方法によっ
て行なうことができる。
常の色ガラスや色ガラスフィルタを製作する方法によっ
て行なうことができる。
また、上記の本発明の実施例では赤色に注目して長波長
側に透過率のよいパネルガラスを使用することを述べた
が、本発明は、これに限らず、同様にして他色について
も、それぞれの色に適合するようにパネルガラスを無彩
色でない色に着色することにより行なうことができるの
は明白である。
側に透過率のよいパネルガラスを使用することを述べた
が、本発明は、これに限らず、同様にして他色について
も、それぞれの色に適合するようにパネルガラスを無彩
色でない色に着色することにより行なうことができるの
は明白である。
第1図は従来のカラー受像管のパネルガラスの分光透過
率を、第2図はカラー受像管の3原色のけい光体の発光
スペクトルを、また第3図は本発明によるカラー受像管
のパネルガラスの分光透過率の一例を示す。
率を、第2図はカラー受像管の3原色のけい光体の発光
スペクトルを、また第3図は本発明によるカラー受像管
のパネルガラスの分光透過率の一例を示す。
Claims (1)
- 1 電子線の衝撃により原色にそれぞれ発光するけい光
体絵素の数多くからなるけい光体を塗布するパネルのガ
ラスを無彩色でない色に着色したカラー受像管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8012675A JPS5848986B2 (ja) | 1975-06-30 | 1975-06-30 | カラ−受像管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8012675A JPS5848986B2 (ja) | 1975-06-30 | 1975-06-30 | カラ−受像管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS524778A JPS524778A (en) | 1977-01-14 |
JPS5848986B2 true JPS5848986B2 (ja) | 1983-11-01 |
Family
ID=13709511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8012675A Expired JPS5848986B2 (ja) | 1975-06-30 | 1975-06-30 | カラ−受像管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5848986B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5462770A (en) * | 1977-10-28 | 1979-05-21 | Hitachi Ltd | Color picture tube |
JPS5483368A (en) * | 1977-12-16 | 1979-07-03 | Hitachi Ltd | Picture tube |
JPS5581449A (en) * | 1978-12-15 | 1980-06-19 | Toshiba Corp | Color picture tube |
-
1975
- 1975-06-30 JP JP8012675A patent/JPS5848986B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS524778A (en) | 1977-01-14 |
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