JPH10298547A - 陰極線管及び青色蛍光体 - Google Patents
陰極線管及び青色蛍光体Info
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- JPH10298547A JPH10298547A JP9106150A JP10615097A JPH10298547A JP H10298547 A JPH10298547 A JP H10298547A JP 9106150 A JP9106150 A JP 9106150A JP 10615097 A JP10615097 A JP 10615097A JP H10298547 A JPH10298547 A JP H10298547A
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- luminance
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- C09K11/08—Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials
- C09K11/64—Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials containing aluminium
- C09K11/641—Chalcogenides
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/10—Screens on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted or stored
- H01J29/18—Luminescent screens
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- Inorganic Chemistry (AREA)
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- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Luminescent Compositions (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 陰極線管における青色の高輝度化を図る。
【解決手段】 陰極線管において、ZnS:Ag,Al
にCuを共付活してなる青色蛍光体を用いて蛍光面を形
成する。
にCuを共付活してなる青色蛍光体を用いて蛍光面を形
成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば3管式プロ
ジェクタ等に適用される陰極線管及びその蛍光面に用い
られる青色蛍光体に関する。
ジェクタ等に適用される陰極線管及びその蛍光面に用い
られる青色蛍光体に関する。
【0002】
【従来の技術】赤(R)、緑(G)及び青(B)の単色
陰極線管をインラインに配置し、各単色陰極線管の前面
に配した投射レンズによりスクリーン上に拡大結像させ
る3管式ビデオプロジェクタが知られている。かかるビ
デオプロジェクタにおいては、青色の輝度向上が急務で
ある。
陰極線管をインラインに配置し、各単色陰極線管の前面
に配した投射レンズによりスクリーン上に拡大結像させ
る3管式ビデオプロジェクタが知られている。かかるビ
デオプロジェクタにおいては、青色の輝度向上が急務で
ある。
【0003】従来のプロジェクタ用の青色蛍光体として
は、ZnS:Ag,Alが用いられてきた。そして、青
単色陰極線管での輝度向上のために、その青色蛍光面に
対して次のような様々な試みがなされてきた。
は、ZnS:Ag,Alが用いられてきた。そして、青
単色陰極線管での輝度向上のために、その青色蛍光面に
対して次のような様々な試みがなされてきた。
【0004】(i)干渉膜使用による光の取り出し効率
向上 この方法は、陰極線管体のパネル内面と蛍光面との間
に、アルミニウムとチタンの酸化膜を交互に多層に積層
した干渉膜、又はタンタルとシリコンの酸化膜を交互に
多層に積層した干渉膜を被着形成し、この干渉膜によっ
て蛍光膜で励起発光した光に方向性をもたせて光の取り
出し効率を向上させ高輝度化を図る。
向上 この方法は、陰極線管体のパネル内面と蛍光面との間
に、アルミニウムとチタンの酸化膜を交互に多層に積層
した干渉膜、又はタンタルとシリコンの酸化膜を交互に
多層に積層した干渉膜を被着形成し、この干渉膜によっ
て蛍光膜で励起発光した光に方向性をもたせて光の取り
出し効率を向上させ高輝度化を図る。
【0005】(ii)蛍光膜の緻密化 この方法は、蛍光体を小粒子化したり、蛍光体の充填密
度を上げて蛍光膜の緻密化を図り、電子ビームが蛍光膜
を通過してパネルガラスに射突して生ずる所謂ブラウニ
ング現象を防止し、その分、電流密度を上げて輝度向上
を図る。
度を上げて蛍光膜の緻密化を図り、電子ビームが蛍光膜
を通過してパネルガラスに射突して生ずる所謂ブラウニ
ング現象を防止し、その分、電流密度を上げて輝度向上
を図る。
【0006】(iii )蛍光膜厚の最適化 この方法は、蛍光膜の膜厚を最適化し、輝度向上を図
る。 (iv)パネルガラスのブラウニング防止 この方法は、アルミナゾルをパネル内面に被着形成する
ことにより、パネルガラスのブラウニングを防止し、そ
の分電流密度を上げて輝度向上を図る。
る。 (iv)パネルガラスのブラウニング防止 この方法は、アルミナゾルをパネル内面に被着形成する
ことにより、パネルガラスのブラウニングを防止し、そ
の分電流密度を上げて輝度向上を図る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、(i)の
干渉膜使用の方法は、視野角依存性があること、電子ビ
ーム照射による干渉膜の劣化(いわゆる膜緻密化)での
透過特性変化や、干渉膜にブラウニングが生ずる等の欠
点がある。(ii)の蛍光膜の緻密化の方法は、蛍光体の
小粒子化で蛍光体自体の輝度が悪くなり、それほど輝度
向上が得られない欠点がある。(iii )の蛍光膜厚の最
適化の方法は、実際の蛍光膜作製で膜厚を最適化するこ
とが難しいという欠点がある。(iv)のパネルガラスの
ブラウニング防止の方法は、熱工程でアルミナゾル膜の
ひび割れや、蛍光膜むらが発生しやすい、等の欠点があ
る。
干渉膜使用の方法は、視野角依存性があること、電子ビ
ーム照射による干渉膜の劣化(いわゆる膜緻密化)での
透過特性変化や、干渉膜にブラウニングが生ずる等の欠
点がある。(ii)の蛍光膜の緻密化の方法は、蛍光体の
小粒子化で蛍光体自体の輝度が悪くなり、それほど輝度
向上が得られない欠点がある。(iii )の蛍光膜厚の最
適化の方法は、実際の蛍光膜作製で膜厚を最適化するこ
とが難しいという欠点がある。(iv)のパネルガラスの
ブラウニング防止の方法は、熱工程でアルミナゾル膜の
ひび割れや、蛍光膜むらが発生しやすい、等の欠点があ
る。
【0008】本発明は、上述の点に鑑み、青色の輝度向
上が図れる陰極線管及び之の蛍光面に用いられる青色蛍
光体を提供するものである。
上が図れる陰極線管及び之の蛍光面に用いられる青色蛍
光体を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、青色蛍光体と
して、ZnS:Ag,AlにCuを共付活した蛍光体を
用いる。
して、ZnS:Ag,AlにCuを共付活した蛍光体を
用いる。
【0010】このZnS:Ag,AlにCuを共付活し
た青色蛍光体は、従来のZnS:Ag,Al青色蛍光体
よりも視感度輝度が高くなる。陰極線管において、かか
るZnS:Ag,AlにCuを共付活した青色蛍光体を
用いて蛍光面を形成することにより、青色の高輝度化が
図れる。
た青色蛍光体は、従来のZnS:Ag,Al青色蛍光体
よりも視感度輝度が高くなる。陰極線管において、かか
るZnS:Ag,AlにCuを共付活した青色蛍光体を
用いて蛍光面を形成することにより、青色の高輝度化が
図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る陰極線管は、Zn
S:Ag,AlにCuを共付活してなる青色蛍光体を用
いた蛍光面を有した構成とする。
S:Ag,AlにCuを共付活してなる青色蛍光体を用
いた蛍光面を有した構成とする。
【0012】本発明は、上記陰極線管において、青色蛍
光体におけるCuの共付活量を0.6〜1.5ppmと
した構成とする。
光体におけるCuの共付活量を0.6〜1.5ppmと
した構成とする。
【0013】本発明に係る青色蛍光体は、ZnS:A
g,AlにCuを共付活して合成した構成とする。
g,AlにCuを共付活して合成した構成とする。
【0014】本発明は、上記青色蛍光体において、Cu
の共付活量を0.6〜1.5ppmとした構成とする。
の共付活量を0.6〜1.5ppmとした構成とする。
【0015】以下、図面及び表を参照して説明する。本
発明による青色蛍光体は、ZnS:Ag,AlにCuを
共付活して合成した蛍光体(以下、ZnS:Ag,A
l,Cu青色蛍光体という)である。このZnS:A
g,Al,Cu青色蛍光体は、通常の固相反応により作
製することができる。表1に本発明によるZnS:A
g,Al,Cu青色蛍光体の色度と相対輝度をCu共付
活量をパラメータとして示す。
発明による青色蛍光体は、ZnS:Ag,AlにCuを
共付活して合成した蛍光体(以下、ZnS:Ag,A
l,Cu青色蛍光体という)である。このZnS:A
g,Al,Cu青色蛍光体は、通常の固相反応により作
製することができる。表1に本発明によるZnS:A
g,Al,Cu青色蛍光体の色度と相対輝度をCu共付
活量をパラメータとして示す。
【0016】
【表1】
【0017】表1において相対輝度が100の蛍光体
は、従来のZnS:Ag,Al青色蛍光体である。本発
明のZnS:Ag,Al,Cu青色蛍光体は、色度のy
が大きくなる、即ち、視感度輝度が上がるにつれて、C
uの共付活量が増える。Cuの共付活量は、0.6〜
1.5ppmが好ましく、1.5ppmが最もよい。C
uの共付活量が1.5ppmを越えると、青色が白っぽ
くなる傾向になり、陰極線管で必要とする青の色度から
外れる。
は、従来のZnS:Ag,Al青色蛍光体である。本発
明のZnS:Ag,Al,Cu青色蛍光体は、色度のy
が大きくなる、即ち、視感度輝度が上がるにつれて、C
uの共付活量が増える。Cuの共付活量は、0.6〜
1.5ppmが好ましく、1.5ppmが最もよい。C
uの共付活量が1.5ppmを越えると、青色が白っぽ
くなる傾向になり、陰極線管で必要とする青の色度から
外れる。
【0018】本発明の青色蛍光体は、例えばyが0.0
89の場合、相対輝度が27.2%向上する。そして、
後述するように実際の陰極線管においてもこの特性が維
持される。また、本発明の青色蛍光体は、従来と全く同
様の方法でスラリー液の調合や陰極線管の蛍光面作製が
可能である。輝度向上に最も効果のあるyが0.089
の場合でも陰極線管のセット評価で問題ない。
89の場合、相対輝度が27.2%向上する。そして、
後述するように実際の陰極線管においてもこの特性が維
持される。また、本発明の青色蛍光体は、従来と全く同
様の方法でスラリー液の調合や陰極線管の蛍光面作製が
可能である。輝度向上に最も効果のあるyが0.089
の場合でも陰極線管のセット評価で問題ない。
【0019】図3は、Cuの共付活量を1.5ppmと
した本発明のZnS:Ag,Al,Cu青色蛍光体の発
光スペクトル(曲線I)と、従来のZnS:Ag,Al
青色蛍光体の発光スペクトル(曲線II)と、視感度特性
(曲線III )を示す。この図3から本発明の青色蛍光体
は、従来の青色蛍光体に比べて視感度輝度がΔaだけ上
がっていることが確認できる。
した本発明のZnS:Ag,Al,Cu青色蛍光体の発
光スペクトル(曲線I)と、従来のZnS:Ag,Al
青色蛍光体の発光スペクトル(曲線II)と、視感度特性
(曲線III )を示す。この図3から本発明の青色蛍光体
は、従来の青色蛍光体に比べて視感度輝度がΔaだけ上
がっていることが確認できる。
【0020】次に、本発明のZnS:Ag,Al,Cu
青色蛍光体の特性を裏付けるためのシミュレーション結
果を示す。ここでは、発光スペクトルを種々変化させ
て、それに対する相対輝度、色度がどのように変わるか
をシミュレーションした。
青色蛍光体の特性を裏付けるためのシミュレーション結
果を示す。ここでは、発光スペクトルを種々変化させ
て、それに対する相対輝度、色度がどのように変わるか
をシミュレーションした。
【0021】図4は、相対輝度100のパターン1(ピ
ーク波長450nm)を基準として、これから2nmご
と長波長側へパターン2〜パターン6とシフトしていっ
た場合の発光スペクトルである。表2は、そのシミュレ
ーション結果を示す。
ーク波長450nm)を基準として、これから2nmご
と長波長側へパターン2〜パターン6とシフトしていっ
た場合の発光スペクトルである。表2は、そのシミュレ
ーション結果を示す。
【0022】
【表2】
【0023】図5は、相対輝度100のパターン9を基
準として、これから半値幅を4nmごと変えていった場
合(パターン7〜11)の発光スペクトルである。表3
はそのシミュレーション結果を示す。
準として、これから半値幅を4nmごと変えていった場
合(パターン7〜11)の発光スペクトルである。表3
はそのシミュレーション結果を示す。
【0024】
【表3】
【0025】図4及び表2より明らかなように、発光ス
ペクトルが長波長側へシフトしていくにつれて、つま
り、視感度特性の高い領域に向かってシフトしていくに
つれて、相対輝度が大きくなっていき、また、色度につ
いては、yが大きくなっていくことが認められる。パタ
ーン1からパターン6のように10nm長波長側へシフ
トすると、輝度は45.06%高くなる。その時、色度
はyが0.0595から0.0896までシフトする。
ペクトルが長波長側へシフトしていくにつれて、つま
り、視感度特性の高い領域に向かってシフトしていくに
つれて、相対輝度が大きくなっていき、また、色度につ
いては、yが大きくなっていくことが認められる。パタ
ーン1からパターン6のように10nm長波長側へシフ
トすると、輝度は45.06%高くなる。その時、色度
はyが0.0595から0.0896までシフトする。
【0026】次に、図5及び表3から明らかなように、
発光スペクトルの半値幅を変えても、当然であるが、輝
度、色度ともに変化することが認められる。ここでは、
パターン9と前述のパターン1は同じものである。この
パターン9を中心に半値幅を±4、8nmシフトさせた
結果である。半値幅を小さくすると色度は深くなるが相
対輝度は落ちる。逆に、半値幅を大きくすると色度はや
や浅くなり、輝度は大きくなる。低波長域にもシフトす
るが、それにも増して視感度特性の高い領域にシフトす
る分の方が相対輝度に大きく寄与するために相対輝度は
向上する。
発光スペクトルの半値幅を変えても、当然であるが、輝
度、色度ともに変化することが認められる。ここでは、
パターン9と前述のパターン1は同じものである。この
パターン9を中心に半値幅を±4、8nmシフトさせた
結果である。半値幅を小さくすると色度は深くなるが相
対輝度は落ちる。逆に、半値幅を大きくすると色度はや
や浅くなり、輝度は大きくなる。低波長域にもシフトす
るが、それにも増して視感度特性の高い領域にシフトす
る分の方が相対輝度に大きく寄与するために相対輝度は
向上する。
【0027】図6及び表4には、ZnS:Ag,Alに
Cuを共付活した場合に特有の発光スペクトルの長波長
側だけが長波長化する場合のシミュレーション結果を示
す。
Cuを共付活した場合に特有の発光スペクトルの長波長
側だけが長波長化する場合のシミュレーション結果を示
す。
【0028】
【表4】
【0029】図6及び表4から長波長化される程、相対
輝度は向上し、色度のyが大きくなっていくことが認め
られる。
輝度は向上し、色度のyが大きくなっていくことが認め
られる。
【0030】かかるシミュレーションから、本発明の青
色蛍光体の相対輝度、色度はシミュレーション結果と同
様の傾向を示すことが認められる。
色蛍光体の相対輝度、色度はシミュレーション結果と同
様の傾向を示すことが認められる。
【0031】そして、本発明では、図1に示すように、
陰極線管体のパネル2の内面に上述したZnS:Ag,
Al,Cu青色蛍光体を用いてなる蛍光面3を形成し
て、例えばプロジェクタ用の青単色陰極線管1を構成す
る。
陰極線管体のパネル2の内面に上述したZnS:Ag,
Al,Cu青色蛍光体を用いてなる蛍光面3を形成し
て、例えばプロジェクタ用の青単色陰極線管1を構成す
る。
【0032】図2は、かかる本発明の青単色陰極線管1
(曲線IV)と、従来の青単色陰極線管(曲線V)とを比
較した輝度特性を示す。尚、本発明で用いた青色蛍光体
は、前述したCuの共付活量が1.5ppmのZnS:
Ag,Al,Cu蛍光体である。従来例で用いた青色蛍
光体は、ZnS:Ag,Al蛍光体である。図2から明
らかなように、本発明の陰極線管(曲線IV)の方が従来
の陰極線管(曲線V)より青色の輝度が30%向上する
のが認められる。
(曲線IV)と、従来の青単色陰極線管(曲線V)とを比
較した輝度特性を示す。尚、本発明で用いた青色蛍光体
は、前述したCuの共付活量が1.5ppmのZnS:
Ag,Al,Cu蛍光体である。従来例で用いた青色蛍
光体は、ZnS:Ag,Al蛍光体である。図2から明
らかなように、本発明の陰極線管(曲線IV)の方が従来
の陰極線管(曲線V)より青色の輝度が30%向上する
のが認められる。
【0033】上述したように、本発明による例えばプロ
ジェクタ用の陰極線管においては、青色蛍光体として、
ZnS:Ag,AlにCuを共付活して合成した視感度
輝度の高い蛍光体を用いることにより、青色の高輝度化
を図ることができる。
ジェクタ用の陰極線管においては、青色蛍光体として、
ZnS:Ag,AlにCuを共付活して合成した視感度
輝度の高い蛍光体を用いることにより、青色の高輝度化
を図ることができる。
【0034】尚、本発明は、プロジェクタ管の他、一般
のカラー陰極線管にも適用できる。
のカラー陰極線管にも適用できる。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る陰極線管は、その蛍光面の
青色蛍光体として、ZnS:Ag,AlにCuを共付活
してなる視感度輝度の高い蛍光体を用いることにより、
青色の高輝度化を図ることができる。Cuの共付活量を
0.6〜1.5ppmとするときは、陰極線管で必要な
青の色度から外れずに、陰極線管の青色の高輝度が図れ
る。
青色蛍光体として、ZnS:Ag,AlにCuを共付活
してなる視感度輝度の高い蛍光体を用いることにより、
青色の高輝度化を図ることができる。Cuの共付活量を
0.6〜1.5ppmとするときは、陰極線管で必要な
青の色度から外れずに、陰極線管の青色の高輝度が図れ
る。
【0036】本発明に係る青色蛍光体によれば、Zn
S:Ag,AlにCuを共付活して合成して構成するこ
とにより、視感度輝度の高い青色蛍光体を得ることがで
きる。Cuの共付活量を0.6〜1.5ppmとすると
きは、陰極線管で必要とする青の色度から外れずに、青
色蛍光体の視感度輝度を高くすることができる。
S:Ag,AlにCuを共付活して合成して構成するこ
とにより、視感度輝度の高い青色蛍光体を得ることがで
きる。Cuの共付活量を0.6〜1.5ppmとすると
きは、陰極線管で必要とする青の色度から外れずに、青
色蛍光体の視感度輝度を高くすることができる。
【図1】本発明に係る陰極線管の一例を示す構成図であ
る。
る。
【図2】本発明の陰極線管と従来の陰極線管とを比較し
た輝度特性図である。
た輝度特性図である。
【図3】本発明に係る青色蛍光体の発光スペクトル、従
来の青色蛍光体の発光スペクトル及び視感度特性を示す
説明図である。
来の青色蛍光体の発光スペクトル及び視感度特性を示す
説明図である。
【図4】本発明の説明に供する発光スペクトルのシミュ
レーション図である。
レーション図である。
【図5】本発明の説明に供する発光スペクトルのシミュ
レーション図である。
レーション図である。
【図6】本発明の説明に供する発光スペクトルのシミュ
レーション図である。
レーション図である。
1 陰極線管、2 パネル、3 蛍光面
Claims (4)
- 【請求項1】 ZnS:Ag,AlにCuを共付活して
なる青色蛍光体を用いた蛍光面を有して成ることを特徴
とする陰極線管。 - 【請求項2】 前記Cuの共付活量が0.6〜1.5p
pmであることを特徴とする請求項1に記載の陰極線
管。 - 【請求項3】 ZnS:Ag,AlにCuを共付活して
合成して成ることを特徴とする青色蛍光体。 - 【請求項4】 前記Cuの共付活量が0.6〜1.5p
pmであることを特徴とする請求項3に記載の青色蛍光
体。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9106150A JPH10298547A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 陰極線管及び青色蛍光体 |
US09/061,224 US6025675A (en) | 1997-04-23 | 1998-04-17 | Cathode-ray tube and blue phosphor |
CN98114914A CN1200556A (zh) | 1997-04-23 | 1998-04-23 | 阴极射线管和蓝荧光粉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9106150A JPH10298547A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 陰極線管及び青色蛍光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10298547A true JPH10298547A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14426317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9106150A Pending JPH10298547A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 陰極線管及び青色蛍光体 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6025675A (ja) |
JP (1) | JPH10298547A (ja) |
CN (1) | CN1200556A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3774046B2 (ja) * | 1997-10-15 | 2006-05-10 | 大日本印刷株式会社 | 蛍光体組成物、蛍光体ペースト及び感光性ドライフイルム |
US7235736B1 (en) | 2006-03-18 | 2007-06-26 | Solyndra, Inc. | Monolithic integration of cylindrical solar cells |
US20070215195A1 (en) | 2006-03-18 | 2007-09-20 | Benyamin Buller | Elongated photovoltaic cells in tubular casings |
US20100132765A1 (en) | 2006-05-19 | 2010-06-03 | Cumpston Brian H | Hermetically sealed solar cells |
US8093493B2 (en) | 2007-04-30 | 2012-01-10 | Solyndra Llc | Volume compensation within a photovoltaic device |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2093268B (en) * | 1981-02-13 | 1984-09-26 | Mitsubishi Electric Corp | Cathode ray tube |
JP3239677B2 (ja) * | 1995-03-23 | 2001-12-17 | ソニー株式会社 | 陰極線管 |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP9106150A patent/JPH10298547A/ja active Pending
-
1998
- 1998-04-17 US US09/061,224 patent/US6025675A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-04-23 CN CN98114914A patent/CN1200556A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6025675A (en) | 2000-02-15 |
CN1200556A (zh) | 1998-12-02 |
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