JPS584891Y2 - 臀部保護当布付き上衣 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、主として野球・ソフトボール用ユニフォー
ムその他のスポーツ用上衣に関、ｊるもので、上衣の後
身頃裾部に伸縮性を付与して運動量を豊富にすると共に
、身体の前屈によって裾部がズボンからはみ出す不体裁
を予防し、更に衝撃に耐え、いわゆる滑り込みのときに
臀部を保護することを目的とするものである。

従来の野球・ソフトボール用ユニフォームその他のスポ
ーツ用上衣は、前身頃も後身頃も同質布地で縫製されて
おり、後身頃丈を少し長くして身体の前屈時、裾部がズ
ボンからはみ出すのを予防していた。

また、滑り込み時衝撃に耐え、臀部を擦傷等から保護す
る目的で、緩衝材を内蔵したスライディングパンツを着
用してその上からユニフォームのズボンを着用していた
ものである。

この考案は、スライディングパンツに相当する臀部保護
当布を上衣と一体にして、従来品より有益な実用品を供
給しようとするもので、そめ実施例を図面について説明
する。

すなわち、本体の後身頃１の裾部を任意幅カットして、
被部に伸縮性布地２（糸ゴム介在布地その他伸縮性に富
む布地）を縫着してなる上衣と、布地３，４で臀部を被
う大きさの上方未縫合袋体５を形成し、該袋体め上方未
縫合部を上衣の下縁に縫着６してなる臀部保護当布付き
上衣とした。

なお、袋体５を形成する外側に位置する布地３にはパイ
ル地、タオル地等の厚地を用い、内側ニ位置する布地４
には滑りＱよいものが望捷しい。

この考案は、上記のように構成したから、上衣と袋体５
とは連続して一体になっており、しかも、その継目に相
当する上衣の裾部は伸縮性布地２が存在している。

従って、この上衣を身につげて袋体５を臀部に位置する
ようにズボンを着用すると、身体を前屈させたとき伸縮
性布地２が伸長して前屈によく順応し、窮屈感が生じな
い。

もちろん、上衣の裾部がズボンからはみ出すおそれは無
く上体を起したりそらしたりしたときは、伸縮性布地２
は収縮復元するので不体裁にならない。

また、袋体５は布地３，４で臀部を被う大きさに形成し
であるから、該袋体には常に空気が滞留し、座ったとき
のクッション性は良好であり、また、滑って尻餅をつい
たときにも臀部の衝撃を緩衝して打撲を軽減でき、もち
ろん、滑り込みの場合、スライディングパンツの効果を
果して臀部の擦傷を予防することができる。

なお、袋体５を形成する布地３，４のうち外側に位置す
る布地３にパイル地、タオル地等の厚地を用い、臀部に
接触する内側の布地４には滑りのよいものを用いると、
歩行や屈伸動作、座る場合に臀部との摩擦が減少して身
体の運動はスムーズになり、渣たクッション性はより良
好になる。

かくて、スライディングパンツを別途用意する必要はな
く、上体の運動量が多く臀部を保護する必要ある野球・
ソフトボール用ユニフォームの上衣・登山用上衣その他
のスポーツ用上衣に実施して有益である。

【図面の簡単な説明】

図面は野球用ユニフォームにおける実施例を示し、第１
図は正面図、第２図は背面図、第３図はＡ−Ｂ線断面図
である。 １・・・・・・後身頃、２・・・・・・伸縮性布地、３
，４・・・・・・布地、５・・・・・・袋体、６・・・
・・・縫着。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 本体の後身頃１の裾部を任意幅カットして、被部に
   伸縮性布地２を縫着してなる上衣と、布地３．４で臀部
   を被う大きさの上方未縫合袋体５を形威し、該袋体の上
   方未縫合部を上衣の下縁に縫着６してなる臀部保護当布
   付き上衣。 ２ 布地３，４は厚地と薄地とからなる実用新案登録請
   求の範囲第１項記載の臀部保護当布付き上衣。 ３ 布地３，４は厚地と薄地とからなり、外周部を縫着
   し、内側部は布地３，４間に空気を滞留せしめた、実用
   新案登録請求の範囲第１項記載の臀部保護当布付き上衣
   。