JPS58487Y2 - 木材のくん蒸装置 - Google Patents

木材のくん蒸装置

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JPS58487Y2
JPS58487Y2 JP6449078U JP6449078U JPS58487Y2 JP S58487 Y2 JPS58487 Y2 JP S58487Y2 JP 6449078 U JP6449078 U JP 6449078U JP 6449078 U JP6449078 U JP 6449078U JP S58487 Y2 JPS58487 Y2 JP S58487Y2
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JP
Japan
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wood
fumigation
layer
cage
gas
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Expired
Application number
JP6449078U
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English (en)
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JPS54165582U (ja
Inventor
三宅一馬
田尾卓哉
Original Assignee
日立造船株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は木材のくん蒸装置に関する。
従来、木材のくん蒸処理方法としては、天幕や船艙内に
木材を密封し、これにくん層剤、例えば臭化メチルガス
を投薬し、16〜24時間くん蒸したのち、開放してく
ん層剤の残ガスを大気中に逸散させ、これによって木材
内に生息するカミキリムシやキクイムシ等の害虫を殺虫
する方法とか水上に木材で筏を組んで浮かばせ、水面上
に露出した部分の樹皮を剥ぎとり、そこに三臭化エチレ
ンや有機リン剤等の液状の浸透性殺虫剤を散布した後、
1力月間繋留して殺虫する方法がとられている。
このような方法は有害な殺虫剤が大気中に放出されたり
、水中に混入して大気及び水質の汚染を生じ、環境衛生
上好ましくない。
特に天幕くん蒸に於いては高濃度(24〜73グAr?
)の臭化メチルで天幕内が充たされているので、危険防
止上、標識とか監視等の措置が義務付けら力。
ている。
しかしながら事実上100%の危険防止は困難であり、
特に夜間の警戒に人手を要し問題がある。
くん蒸業界ではこのような安全問題の他に輸入木材の増
加に伴なう、木材荷役作業の合理化の必要性もあって、
数時間でくん蒸をおこなうことができる装置の出現が待
たれている。
そこで鋼鉄製のくん層毎な設け、該くん層毎内に木材を
挿入した後、この缶を密閉し、次に缶内を減圧状態にし
たり、不活性ガスを注入したり、くん層剤を投薬したり
して短時間でくん蒸することが考えられる。
たしかにこの装置であると、冒頭に述べた従来例に比べ
て著しり、<ん蒸効率を向上させることができるが、く
ん層毎内の内容積に比べて木材の体積が小さい場合には
、くん蒸する際にくん層毎内に大きなすき間が生じ、缶
内を減圧するのに時間がかかり、不活性ガスやくん層剤
が多量に必要となって、不経済である。
そこで本考案はかかる問題点を解消した木材のくん蒸装
置を提供するものである。
以下、本考案の一実施例を図に基いて説明する。
1はくん層毎、2は該缶1内に窒素を注入するたメツ窒
素ボンベ、3は該ボ/ぺ2と缶1とをつなぐ配管であっ
て、この配管3には、窒素弁4と窒素ボンベ元弁5とが
配設されである。
6はJE’2ポンプ、7は圧縮機、8は廃ガス処理装置
、9は上記ポンプ6と缶1とをつなぐ配管、10はポン
プ6と圧縮機Iとをつなぐ配管、11は圧縮機Iと廃ガ
ス処理装置8とをつなぐ配管、12.13はガスホルダ
ーであって、上記配管10.11にそれぞれ配設されで
ある。
14〜1Tは上記各配管9〜11Vc配設された廃ガス
弁である。
18は缶1内に空気を供給するための空気配管、19は
該配管18に配設された空気弁、20は缶1内に臭化メ
チルガスな供給するためのガス配管、21は該配管20
に配設された臭化メチルガス弁、22は缶1内に蒸気を
供給するための蒸気配管、23は該配管22に配設され
た蒸気弁、24はくん層毎1内を貫通して配設されたロ
ーラコンベヤ、25は該コンベヤ24上に移動自在に配
設さカフたケージであって、このケージ25上にくん蒸
すべき木材26が積まれる。
2Tはくん層毎1内の空間を狭めるための適当数のダミ
ーであって、木材26の身代りであり、それぞれ適当な
大きさを有する。
その人ぎさは、くん層毎1内に挿入することができ、し
かも、そのくん層毎1内の空間を有効に狭めることがで
きるものであればよい。
たとえば中空立方体状の密閉箱が考えられる。
なお通常はコンベヤ24の横に待機させておいて、必要
に応じてコンベヤ24上にもたらし、缶1内に挿入する
ものである。
28は散水管であって、缶1の前方にもたらされたケー
ジ25上の木材26に散水するためのものである。
29は該散水管28に配設された散水弁である。
上記構成の作用を説明する。
まず図に実線で示すごとくコンベヤ24により木材26
を積んだケージ25をくん蒸缶1の手前までもたらす。
次に散水弁29を開放して、木材26に散水し、木材2
6に付着するごみを洗い流すと共にこの木材26を適当
に湿めらせる。
次に缶1の前扉1aを開げ、上記ケージ25をこの缶1
内に挿入する。
そして、この場合、図に仮想線で示すごとく缶1内にケ
ージ25を入れても、まだ缶1内に大きなすき間がある
場合には、缶1内に適当数(この実施例では2個)のダ
ミー27を挿入し、上記すき間を埋める。
なお木材26の体積が缶1の内容積よりも少し小さい程
度であれば、当然のこととして、ダミー27を缶1内に
挿入する必要はない。
次に前扉1aを閉じ、真空ポンプ6を作動させて、缶1
内の空気を吸引し、減圧する。
次に窒素弁4および窒素ボンベ元弁5を開けて缶1内に
窒素を注入し、缶1内の圧力を大気圧に戻す。
次に真空ポンプロを再び作動させて缶1内の窒素を吸引
し、減圧する。
次に臭化メチルガス弁21を開け、缶1内に臭化メチル
ガスを投薬する。
この時の減圧度は30〜200TOrrが適当である。
投薬量はくん蒸時間や木材26および害虫の種類によっ
て異なるが、2時間くん蒸の場合、約75〜200S’
/7にで100%殺虫が可能である。
くん蒸終了後、缶1内の残ガスを真空ポンプ6で吸引し
、圧縮機Iを介して廃ガス処理装置8内に導入する。
次に蒸気弁23を開けて缶1内に水蒸気を注丸し、缶1
内の温度が120〜140°になるまで加熱する。
すると木材26に吸着されている臭化メチルの脱着が促
進され、短時間のうちに再び缶1内が高濃度の臭化メチ
ルガスによって充たされる。
この臭化メチルガスは上記した手順と同じ手順で廃ガス
処理装置8内に導入し、処理する。
なお上記脱着の時間は約2時間である。
さらに好ましい脱着方法としては、まず減圧と空気注入
による常圧との繰返しによる脱着を行った後、水蒸気と
減圧吸引との繰返しによって脱着を行うのがよい。
缶1内の臭化メチル濃度が15ppm以下となったとき
、缶1の後扉1bを開いてケージ25を缶1外に引き出
す。
上記実施例では、窒素を用いたが、これ以外に、炭酸ガ
ス等の不活性ガスを用いてもよい。
また、くん層剤として臭化メチルを用いたが、これ坩外
に、クロロピクリン、三臭化エチレン等を用(・でもよ
い。
さらに脱着を促進するための加熱方法としては、水蒸気
の他に排ガスなどの高温気体を用いてもよく、また缶1
内にヒータを設置してもよいO 以上述べたごとく本考案の木材のくん蒸装置によれば、
木材を載せるケージと、くん層毎内の空間を狭めるため
の適当数のダミーとを設け、くん蒸すべき木材を載せた
ケージなくん層毎内に挿入すると共に該缶内のすき間に
適当な大きさのダミーを挿入するように構成しであるか
ら、たとえ、くん蒸すべき木材の体積かくん蒸缶の内容
積よりもかなり小さくて、缶内にすき間が生じるような
場合であっても、そのすき間にダミーを挿入して埋める
ことができ、くん蒸の際に、缶内な減圧状態にするのに
ダミーの体積分だけ減圧する手間を省略することができ
、また缶内に不活性ガスやくん層剤を注入するのにダミ
ーの体積分だけ量が少なくて済む。
したがって経済的であると共にくん蒸に要する時間を従
来に比べて著しく短かくすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示す概略縦断面図である。 1・・・・・・くん層毎、2・・・・・・窒素ボンベ、
6・・・・・・真空ポンプ、7・・・・・・圧縮機、8
・・・・・・廃ガス処理装置、20・・・・・・臭化メ
チルガス配管、22・・・・・・蒸気配管、24・・・
・・・ローラコンベヤ、25・・・・・・ケージ、26
・・・・・・木材、21・・・・・・ダミー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 木材が人力、られているくん層毎内にくん層剤を投薬し
    て上記木材のくん蒸をおこなうくん蒸装置において、木
    材を載せるケージと、くん層毎内の空間を狭めるための
    適当数のダミーとを設け、くん蒸すべき木材を載せたケ
    ージなくん層毎内に挿入すると共に該缶内のすき間に適
    当な大きさのダミーを挿入するように構成したことを特
    徴とする木材のくん蒸装置。
JP6449078U 1978-05-12 1978-05-12 木材のくん蒸装置 Expired JPS58487Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6449078U JPS58487Y2 (ja) 1978-05-12 1978-05-12 木材のくん蒸装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6449078U JPS58487Y2 (ja) 1978-05-12 1978-05-12 木材のくん蒸装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54165582U JPS54165582U (ja) 1979-11-20
JPS58487Y2 true JPS58487Y2 (ja) 1983-01-06

Family

ID=28968653

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JP6449078U Expired JPS58487Y2 (ja) 1978-05-12 1978-05-12 木材のくん蒸装置

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JPS54165582U (ja) 1979-11-20

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