JPS5848768B2 - 振れ止めを備えた高速回転機 - Google Patents
振れ止めを備えた高速回転機Info
- Publication number
- JPS5848768B2 JPS5848768B2 JP52119949A JP11994977A JPS5848768B2 JP S5848768 B2 JPS5848768 B2 JP S5848768B2 JP 52119949 A JP52119949 A JP 52119949A JP 11994977 A JP11994977 A JP 11994977A JP S5848768 B2 JPS5848768 B2 JP S5848768B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steady rest
- rotating machine
- casing
- contact type
- speed rotating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Support Of The Bearing (AREA)
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、振れ止めを備えた高速回転機に係り、特に、
地震などの外力を受ける場合に好適な摺動摩擦による振
れ止めを備えた高速回転機に関する。
地震などの外力を受ける場合に好適な摺動摩擦による振
れ止めを備えた高速回転機に関する。
磁気軸受で柔支持された竪形高速回転機では、地震やケ
ーシング内の真空がわずかに破れる(漏れ)場合などの
外力によりロータは低周波数の大きな振れ回り振動が発
生し易く、ケーシングなどの非回転部1こ突き当ってロ
ータを破壊することがある。
ーシング内の真空がわずかに破れる(漏れ)場合などの
外力によりロータは低周波数の大きな振れ回り振動が発
生し易く、ケーシングなどの非回転部1こ突き当ってロ
ータを破壊することがある。
この振れ回り振動を制振するため.従来は第1図に示す
ように回転体5の上部軸1及び下部軸2に対してテフロ
ンなどの樹脂材からなる振れ止め3及び4をケーシング
6に取り付けていた。
ように回転体5の上部軸1及び下部軸2に対してテフロ
ンなどの樹脂材からなる振れ止め3及び4をケーシング
6に取り付けていた。
しかし、いずれも高速で回転している回転体1こ直接触
れる構造であるため、一度回転体に接触すると振れ止め
3,4が大きく摩耗損傷して次回から振れ止めとしての
機能をなさなくなる。
れる構造であるため、一度回転体に接触すると振れ止め
3,4が大きく摩耗損傷して次回から振れ止めとしての
機能をなさなくなる。
また.振れ回りが大きくて振れ止め3,4に強く接触す
る場合には、振れ止め3,4の円周上を転がる自励的な
大きな振れ回りに戊長して振れ止めとしての作用をなさ
なくなるという欠点があった。
る場合には、振れ止め3,4の円周上を転がる自励的な
大きな振れ回りに戊長して振れ止めとしての作用をなさ
なくなるという欠点があった。
本発明の目的は、上記の欠点をなくし、接触型軸受の芯
合せが容易であってしかも地震時における回転体の振れ
回りを抑制できる振れ止めを備えた高速回転機を提供す
ることにある。
合せが容易であってしかも地震時における回転体の振れ
回りを抑制できる振れ止めを備えた高速回転機を提供す
ることにある。
本発明は、下部の回転していない接触型軸受も地震時に
おける回転体の低周波数の振れ回り1こ追随して大きく
振動することに着目し、この部分の振動を制振させるこ
とにより回転体の振れ回りを抑制しようとしたものであ
る。
おける回転体の低周波数の振れ回り1こ追随して大きく
振動することに着目し、この部分の振動を制振させるこ
とにより回転体の振れ回りを抑制しようとしたものであ
る。
すなわち、本発明の特徴は、ケーシングに取付けられた
弾性支持体と.弾性支持体に設けられて弾性支持体にて
押圧され、しかも接触型軸受の上面に設けられた凸部と
噛合うスポンジ状の軟質非金属部材とによって振れ止め
を構或すること1こある。
弾性支持体と.弾性支持体に設けられて弾性支持体にて
押圧され、しかも接触型軸受の上面に設けられた凸部と
噛合うスポンジ状の軟質非金属部材とによって振れ止め
を構或すること1こある。
以下、本発明の好適な一実施例を第2図〜第4図につい
て説明する。
て説明する。
ロータITは、回転体5、上部軸1、下部軸2及び平板
モータγからなり、モータステータ81こて回転される
。
モータγからなり、モータステータ81こて回転される
。
上部軸1は、上部磁気軸受91こより柔支持されている
。
。
下部軸2の下端には球面滑り軸受10があり、球面滑り
軸受10は軸受保持器11で保持される。
軸受10は軸受保持器11で保持される。
軸受保持器11は、ボール16と下部磁気軸受12で水
平方向1こ柔支持されでいる。
平方向1こ柔支持されでいる。
軸受保持器11の上部水平面上には半球伏の凸起13が
複数個設けられている。
複数個設けられている。
スポンジ状の軟質非金属片14はケーシング6に取付け
られた板ばね15の他端でその下面1こ設けられる。
られた板ばね15の他端でその下面1こ設けられる。
軟質非金属片13は、凸起13と噛合う凹部を有し、板
はね15にて軸受保持器11の凸起13に軽く押圧接触
している。
はね15にて軸受保持器11の凸起13に軽く押圧接触
している。
いま、例えばケーシング6が地震により外力を受けると
、ローク11はロータ11の運転回転数よりずっと低い
周波数で大きな振れ回り振動を生ずる。
、ローク11はロータ11の運転回転数よりずっと低い
周波数で大きな振れ回り振動を生ずる。
この振動の振動モードは、第4図a及びbに示すような
ロータ1γを剛体とする2つの形態をとる。
ロータ1γを剛体とする2つの形態をとる。
どちらの振動モードが生ずるかは、地盤の卓越周期及び
ケーシング6わS据付けられている建物や架台の固有振
動数fこよってきまる。
ケーシング6わS据付けられている建物や架台の固有振
動数fこよってきまる。
しかし、いずれの振動モードにおいても.軸受保持器1
゛1は振れ回り振動がない時の垂直軸19に対し太きく
振動する位置にあり、軟質非金属片14とその凹部と噛
合っている凸起13とは相対的に振動摺動する。
゛1は振れ回り振動がない時の垂直軸19に対し太きく
振動する位置にあり、軟質非金属片14とその凹部と噛
合っている凸起13とは相対的に振動摺動する。
従って、それらの間1こ動く摺動摩擦により、軸受保持
器11の振動エネルギーは熱エネルギに変わり消失し
軸受保持器11の振動は制振され、ロータ1γの振れ回
りも制振される。
器11の振動エネルギーは熱エネルギに変わり消失し
軸受保持器11の振動は制振され、ロータ1γの振れ回
りも制振される。
この場合 大きな外力が作用する時には、軸受保持器)
11も一層大きな振動になろうとするが.板ばね15の
押圧力により軟質非金属片14の凹部が軸受保持器11
の凸起13をおおい包んでいるので大きな振動に戊長ず
るにはこの軟質非金属片14の凹部より外側に存在する
部分を押しのけなければならず、このため大きな振動に
対しては大きな摺動摩擦が働き、大きな振れ止め効果が
生じる。
押圧力により軟質非金属片14の凹部が軸受保持器11
の凸起13をおおい包んでいるので大きな振動に戊長ず
るにはこの軟質非金属片14の凹部より外側に存在する
部分を押しのけなければならず、このため大きな振動に
対しては大きな摺動摩擦が働き、大きな振れ止め効果が
生じる。
従って.有害な大きな振動ほどその振れ止め効果も大き
くなり、高速回転機のロータ1γの大きな低周波数振れ
回りの発生を防止する効果がある。
くなり、高速回転機のロータ1γの大きな低周波数振れ
回りの発生を防止する効果がある。
これらの効果は.経年により軟質非金属片14が凸起1
3の形状に塑性変形(へたり)した場合でも.摺動面が
平担でないために変らない。
3の形状に塑性変形(へたり)した場合でも.摺動面が
平担でないために変らない。
このような割振効果を保持した上で,軸受保持器11の
芯合せも.スポンジ状金属片14を用いているので容易
にできる。
芯合せも.スポンジ状金属片14を用いているので容易
にできる。
すなわち、高速回転機の組立時1こ軸受保持器11は下
部磁気軸受12にて水平方向の位置合せ、すなわち芯合
せを行う必要がある。
部磁気軸受12にて水平方向の位置合せ、すなわち芯合
せを行う必要がある。
本実施例ではスポンジ状非金属片14は、下部磁気軸受
12の磁力1こよる軸受保持器11の水平方向へのゆっ
くりした移動を変形によって容易Eこ吸収できる。
12の磁力1こよる軸受保持器11の水平方向へのゆっ
くりした移動を変形によって容易Eこ吸収できる。
地震時における大きな変位1こ対しては凸起13と噛合
っているスポンジ伏軟質非金属片14の変形が追従でき
ないので、大きな制振効果が得られる。
っているスポンジ伏軟質非金属片14の変形が追従でき
ないので、大きな制振効果が得られる。
第5図は本発明の他の実施例を示すもので、第2図及び
第3図と異なるのは軸受保持器11の上部水平面上に設
けた半球伏の凸起13の代りに、軸受保持器11の上部
水平面上に同心円の山谷による凹凸面18を設けたもの
づある。
第3図と異なるのは軸受保持器11の上部水平面上に設
けた半球伏の凸起13の代りに、軸受保持器11の上部
水平面上に同心円の山谷による凹凸面18を設けたもの
づある。
軟質非金属片14の下面は、凹凸面18と噛合っている
。
。
本実施例では、第2図及び第3図の場合のように軟質非
金属片14を凸起13の位置に丁度合わせて対向接触さ
せる必要はなく、凹凸面18の上であればどの位置に対
向接触させてもよいという取付上の容易さの効果がさら
1こ加わる。
金属片14を凸起13の位置に丁度合わせて対向接触さ
せる必要はなく、凹凸面18の上であればどの位置に対
向接触させてもよいという取付上の容易さの効果がさら
1こ加わる。
本発明によれば、非回転部に振れ止め機構を設けること
ができるので、振れ止め装置が作動しても摩耗損傷する
ことがなく、振れ止め効果の永続性があり、低周波数の
大きな振れ周りを効果的に防止しうる効果がある。
ができるので、振れ止め装置が作動しても摩耗損傷する
ことがなく、振れ止め効果の永続性があり、低周波数の
大きな振れ周りを効果的に防止しうる効果がある。
さら1こ、スポンジ状軟質金属部材を用いているので、
下部1こ設けた接触型軸受の芯合せも容易である。
下部1こ設けた接触型軸受の芯合せも容易である。
第1図は従来の振れ止め装置を備えた高速回転機の正面
断面図、第2図は本発明の振れ止め装置を備えた高速回
転機の一実施例を示す正面断面図、第3図は第2図のA
−A矢視図、第4図a,bは低周波数振れ回りの振動モ
ードをそれぞれ示す。 第5図は本発明の振れ止め装置を備えた高速回転機の他
の実施例を示す正面断面図、第6図は第5図のA−A矢
視図である。 9・・・上部磁気軸受、12・・・下部磁気軸受、13
・・・凸起、14・・・軟質非金属片、15・・・板ば
ね、18・・・凹凸面.20,21・・・振れ止め。
断面図、第2図は本発明の振れ止め装置を備えた高速回
転機の一実施例を示す正面断面図、第3図は第2図のA
−A矢視図、第4図a,bは低周波数振れ回りの振動モ
ードをそれぞれ示す。 第5図は本発明の振れ止め装置を備えた高速回転機の他
の実施例を示す正面断面図、第6図は第5図のA−A矢
視図である。 9・・・上部磁気軸受、12・・・下部磁気軸受、13
・・・凸起、14・・・軟質非金属片、15・・・板ば
ね、18・・・凹凸面.20,21・・・振れ止め。
Claims (1)
- 1 固定されたケーシングと、前記ケーシングの上部に
固定された非接触型軸受と、前記ケーシングの下部に水
平方向に移動呵能1こ設置されてしかも磁石にて位置合
せがなされる接触型軸受と 前記ケーシング内に配置さ
れて上部が前記非接触型軸受で下部が前記接触型軸受で
支持される回転体と 前記ケーシングに設けられた振れ
止めとからなる振れ止めを備えた高速回転機において、
前記接触型軸受の上面1こ凸部を形或し、前記振れ止め
を、前記ケーシング1こ取付けた弾性支持体と、前記弾
性支持体に設けられて前記弾性支持体にて押圧され、し
かも前記接触型軸受に設けられた前記凸部と噛合うスポ
ンジ状の軟質非金属部材とから構成したことを特徴とす
る振れ止めを備えた高速回転機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52119949A JPS5848768B2 (ja) | 1977-10-07 | 1977-10-07 | 振れ止めを備えた高速回転機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52119949A JPS5848768B2 (ja) | 1977-10-07 | 1977-10-07 | 振れ止めを備えた高速回転機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5453737A JPS5453737A (en) | 1979-04-27 |
JPS5848768B2 true JPS5848768B2 (ja) | 1983-10-31 |
Family
ID=14774161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52119949A Expired JPS5848768B2 (ja) | 1977-10-07 | 1977-10-07 | 振れ止めを備えた高速回転機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5848768B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4973551A (ja) * | 1972-10-28 | 1974-07-16 |
-
1977
- 1977-10-07 JP JP52119949A patent/JPS5848768B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4973551A (ja) * | 1972-10-28 | 1974-07-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5453737A (en) | 1979-04-27 |
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