JPS5848215B2 - 付着ナトリウムの除去方法及びその装置 - Google Patents

付着ナトリウムの除去方法及びその装置

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JPS5848215B2
JPS5848215B2 JP13045076A JP13045076A JPS5848215B2 JP S5848215 B2 JPS5848215 B2 JP S5848215B2 JP 13045076 A JP13045076 A JP 13045076A JP 13045076 A JP13045076 A JP 13045076A JP S5848215 B2 JPS5848215 B2 JP S5848215B2
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JP
Japan
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sodium
paraffin
equipment
adhering
processing container
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JP13045076A
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JPS5356162A (en
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義人 阿部
三男 上田
光男 玉木
茂樹 川崎
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はナトリウム付着物体から付着ナトリウムを除去
する方法及び装置に関するもので、特に付着ナ} IJ
ウムを簡単かつ安全に除去し得る技術を提供するもので
ある。
液体金属ナ} IJウム装置の分解、補修に際しては、
人が容易に作業できるように、機器や装置に付着、ある
いは充満した化学的6こ活性なナ} IJウムを除去す
るか、または不活性な状態にする必要がある。
機器や装置に付着したナ} IJウムを除去する従来例
としては、(1)加熱、溶解、ドレン法、(2)真空蒸
溜法、(3)アルコール反応法、(4)水蒸気分解法な
どがある。
そのうち最も一般的な水蒸気分解法の例を第1図に示す
ナトリウムの付着した機器1を処理容器24こ収納し、
ライン3よりの水蒸気とライン4よりの不活性ガスとの
混合物を処理容器2内に送り、ナトリウムと水分との反
応6こより付着ナトリウムを水酸化ナトリウムにし、処
理容器2の下部5に溜った水酸化ナトリウムは中和槽6
に送って処分される。
この方法の欠点は、反応が発熱反応であり、局所的に高
温となったり、反応生或物が腐食毒性の強いことから、
被処理機器が損傷する恐れのあること、反応6こより水
素ガスが発生し、その処置{こ慎重を期す必要があるこ
と等である。
この点、真空蒸溜法や、アルコール反応法では、腐食の
可能性は少ないが、前者は500℃程度の高温番こする
必要があること、後者は引火性の強いアルコールを使う
こと、反応生成物(アルコラート)の処理が必要である
等の欠点をもっている。
加熱溶解、ドレン法は真空蒸溜法と同様な装置で真空蒸
溜のプロセスを省略したものである。
この方法は大量のナ} IJウムの除去には適している
が、処理容器から取り出された機器の表面は、ナトリウ
ム被覆が存在し、人体には有害で不活性処理が必要とな
る。
本発明者等はこれら公知方法の欠点を解決すべく、安全
かつ迅速に付着ナ} IJウムを反応生戊物とせず金属
ナトリウムのま\回収することができしかも、付着ナト
リウムを除去した後の機器の表面を不活性な状態に保持
しうる手段につき鋭意研究の結果、本発明を完成するに
到った。
すなわち本発明は (1)ナトリウム付着物体を溶融パラフィンと密接に接
触させて加熱して、比重差(こよりナトリウムをドレン
させ、ドレンしたナトリウムをナトリウムの融点以下に
冷却してナ} IJウムのみを固化させることを特徴と
するナトリウム付着物体より1−着ナトリウムの除去方
法。
(2)溶融パラフィンとナトリウム付着物体とを接触さ
せる装置、同装置の底部に連通す呑冷却装置、同冷却装
置の底部に設けられた溶融パラフィンとナ} IJウム
との分離装置及び上記各装置{こパラフィンを供給する
パラフィン貯蔵タンクよりなることを特徴とするナトリ
ウム付着物体より付着ナトリウムを除去する装置。
に関するものである。
本発明は上述したような技術的構或を有するものである
が、その原理はパラフィンとナトリウムの融点及び比重
の差を利用するものであり、溶融ナトリウムと反応しな
いパラフィンを加熱媒体として使用し、ナ} IJウム
付着機器を、比較的低温である120〜150℃程度に
加熱されたパラフィンと密接に接触させて付着パラフィ
ンをドレンし、ドレンしたナトリウムをドレンの途中で
冷却固化させてパラフィンと分離して金属ナトリウムの
ま\回収するものである。
かくすることによってパラフィンは何度も反覆使用でき
、しかも清浄化された機器表面はパラフィンでシールさ
れていて空気と直接々触しないので、作業員が機器に触
れても安全であるなどの効果を奏するものである。
本発明は金属ナトリウムを使用する各種機器の洗浄に適
用可能であるが、特{こナ} IJウム冷却原子炉燃料
集合体の洗浄に適用するに適している。
本発明を更に図面を参照しながら更に詳述する。
第2図は本発明の一実施態様を説明するための図である
第2図において、処理容器2のなかに被処理機器1が固
定される。
処理容器2の下部には冷却器3が接続され、冷却器3の
下方に分離器4を接続し、分離器4の底からドレン弁5
を介して、パラフィンタンク6に接続する。
処理容器2の外壁は電気ヒータ7などの加熱装置で加熱
される。
処理容器2にはさらに、上ブタ8が設けられる。
温度計9は内部に元填されたパラフィン10の温度の監
視、液面計11はパラフィンの液位の監視のため6こ設
ける。
パラフィンの蒸気圧力の過上昇を防止する安全弁12、
排気弁13がそれぞれ設けられる。
伶却器3は冷却ジャケットに伶媒(たとえば作動油)を
流して、内部のパラフィンを冷却する。
分離器4には、ストレーナ14が組み込まれ、ドレンさ
れてきたナトリウムを捕集する。
以上の装置において、ナトリウムの除去操作は以下の通
りとなる。
被処理機器1は処理容器2の上ブタ8をはずし、室温状
態で処理容器内に固定する。
このあと、パラフィンタンク6より、パラフィン10を
弁5を介して、分離器4、冷却器3、処理容器2内へ允
填する。
処理容器2を加熱するとともに、冷却器3でパラフィン
を冷却し、処理容器内を120〜150’C,冷却器内
を90℃以下に調整する。
ナトリウムの融点が97.8℃であること、ナトリウム
の比重量がパラフィンのそれより大きいことから、機器
に付着しているナトリウムは処理容器2内で溶融し、表
面張力が大きいので球状となって冷却器3まで落下する
帝却器3では90’C以下に保たれるから、落下してき
たナトリウムは球状の固体となり、さらに落下し分離器
4のストレーナ14に捕集される。
十分な時間を経過し、ナトリウムが除去されれば、処理
容器2の加熱を停止し、温度の低下をまって、パラフィ
ン10をパラフィンタンクヘ弁5よりドレンする。
そのあと、上ブタ8を撤去し、内部の被処理機器1を、
外部へとりだす。
また、分離器4に捕集された金属ナトリウムは、金属ナ
トリウムドラムへ収納する。
パラフィンは、化学的に活性な金属ナトリウムに対し、
反応せず、また120〜150℃の温度で操作されるか
ら、極めて安全に作業できる。
溶融解除されたナ} IJウムは落下の途中で冷却、固
化されるので分離器のストレーナで容易にパラフィンと
分離、捕集される。
この除去されたナトリウムは、金属ナトリウムのままで
あり、精製すれば再使用可能である。
また、パラフィンOこしても伺度も使用が可能である。
ナトリウムを除去した機器を外部へとりだした際、ナ}
IJウム除去が不完全でも、表面がパラフィンで被覆
されているので、ナトリウムが空気と触れず、その後の
機器の解体作業を安全に行なうことができる。
分離され、回収されるナトリウムも同様Cこ、空気で汚
染されずに、移送等が可能である。
第3図は本発明の別の一実施態様を示す図であって、被
処理機器が大形である場合とか、ナトリウムループその
ものである場合Cこ適用するのに適した方式を示すもの
である。
第3図において、1は被処理機器であって、これに冷却
器3、分離器4が接続されていて、パラフィンを循環ポ
ンプ15により強制循環させて、被処理機器1の付着ナ
トリウムを除去するものである。
被処理機器1には加熱装置16を付し、これで加熱する
ようになっているが、一般にこの種被処理機器{こは予
熱装置が設けられているのが普通であるので、その予熱
装置を加熱装置として使用することができる。
このような操作例においては、パラフィン循環系にはパ
ラフィンの熱膨脹を吸収するための膨脹クンク17を設
けるのがよい。
この操作の作用は第2図6こ関して説明したのと同じで
あるが、このよう{こ操作すると、大形機器より付着ナ
トリウムの除去に際して、特別な大形の処理容器を必要
としない効果が奏されると同時に、パラフィンの強制循
環による流れによって、付着ナ} IJウムの除去促進
効果が期待されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来法(水蒸気分解法)(こよる付着ナトリウ
ムの除去を説明するための図であり、第2,3図は本発
明の付着ナトリウムの除去操作を説明するための図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ナトリウム付着物体を溶融パラフィンと密接に接触
    させて加熱して、比重差によりナトリウムをドレンさせ
    、ドレンしたナトリウムをナトリウムの融点以下に冷却
    してナトリウムのみを固化させることを特徴とするナト
    リウム付着物体より付着ナ} IJウムの除去方法。 2 溶融パラフィンとナトリウム付着物体とを接触させ
    る装置、同装置の底部に連通ずる冷却装置、同冷却装置
    の底部に設けられた溶融パラフィンとナ} IJウムと
    の分離装置及び上記各装置にパラフィンを供給するパラ
    フィン貯蔵タンクよりなることを特徴とするナトリウム
    付着物体より付着ナトリウムを除去する装置。
JP13045076A 1976-11-01 1976-11-01 付着ナトリウムの除去方法及びその装置 Expired JPS5848215B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13045076A JPS5848215B2 (ja) 1976-11-01 1976-11-01 付着ナトリウムの除去方法及びその装置

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JP13045076A JPS5848215B2 (ja) 1976-11-01 1976-11-01 付着ナトリウムの除去方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5356162A JPS5356162A (en) 1978-05-22
JPS5848215B2 true JPS5848215B2 (ja) 1983-10-27

Family

ID=15034516

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JP13045076A Expired JPS5848215B2 (ja) 1976-11-01 1976-11-01 付着ナトリウムの除去方法及びその装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0324856B2 (ja) * 1986-11-07 1991-04-04 Yokokawa Medeikaru Shisutemu Kk

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JPH0324856B2 (ja) * 1986-11-07 1991-04-04 Yokokawa Medeikaru Shisutemu Kk

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JPS5356162A (en) 1978-05-22

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