JPS5847801Y2 - 旋回する作業車の電気信号伝達における電気ケ−ブルのゆるみ防止装置 - Google Patents

旋回する作業車の電気信号伝達における電気ケ−ブルのゆるみ防止装置

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Publication number
JPS5847801Y2
JPS5847801Y2 JP1980146728U JP14672880U JPS5847801Y2 JP S5847801 Y2 JPS5847801 Y2 JP S5847801Y2 JP 1980146728 U JP1980146728 U JP 1980146728U JP 14672880 U JP14672880 U JP 14672880U JP S5847801 Y2 JPS5847801 Y2 JP S5847801Y2
Authority
JP
Japan
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pulley
wire
fixed
cable
base
Prior art date
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Application number
JP1980146728U
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English (en)
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JPS5769436U (ja
Inventor
哲男 香西
直行 村井
Original Assignee
森田ポンプ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は旋回する作業車の電気信号伝達における電気
ケーブルのゆるみ防止装置に関するものである。
旋回輪を有する作業車において、固定部と旋回部の電気
的連結をする場合、従来はスリップリングを用いる方法
が採用されていた。
ところが、数本の電気的信号であればスリップリングで
あってもスペースを取ることはないが、数十本の電気的
信号を旋回部に送る為には、数十段のスリップリングが
必要となり、スペース的にも困難であり、また、スリッ
プリングでは錆や塵の為に接触不良を起す虞れは多分に
ある。
そこで、1本で多数本の電気的信号を送ることができる
電気ケーブルを用いる方法があるが、この場合、電気ケ
ーブルにゆるみがある為に捩れが生じ、時間経過に伴っ
て捩じ切れると言う不都合がある。
この考案は従来の上記欠点に鑑み、これを改良除去して
旋回する作業車の電気信号伝達における電気ケーブルの
ゆるみ防止装置を提供せんとするものである。
以下この考案の構成を図面に示す実施例について説明す
ると次の通りである。
図面において、1は床面上に立設した円筒形の固定台、
2は固定台1上に旋回輪3を介して旋回自在に装設した
旋回台、4は旋回台2の下面に該旋回台2と同芯状に一
体形成したケーブル巻き取りドラム、5はケーブル巻き
取りドラム4のケブル巻き取り中心径D1と同径でかつ
同芯状のワイヤー巻き取り中心径d1を有する環状のワ
イヤ一巻き取りプーリーで、ケーブル巻き取りドラム4
の下部端面に一体に固設している。
6は固定台1の内周面に固設したブラケット7にピン3
を介して旋回自在に取り付けたケーブル用定滑車、9は
ケーブル用定滑車6のケーブル巻き掛は中心径D2と同
径のワイヤー巻き掛は中心径d2を有するワイヤー用定
滑車で゛、固定台1の内周面にケーブル用定滑車6のブ
ラケット7と対向配置して固設したブラケット10にピ
ン11を介して旋回自在に取り付けている。
12は同径のケーブル巻き掛は中心径D3とワイヤー巻
き掛は中心径d3を同芯状に有するケーブル・ワイヤー
兼用動滑車で、固定台1の内周面に対向配設したガイド
レールブラケツI・13.13間に架設したガイドレー
ル14.14にガイドピン15.15を該ガイドレール
14.14のスリット16.16に嵌挿して水平移動可
能に案内支持した可動ブラケット17にピン18を介し
て旋回自在に取り付けている。
19.19は図面に示す様に巻き取りドラム4、定滑車
6及び動滑車12に巻き掛けされた電気ケーブルで、一
端を旋回台2の所定位置に穿設したケーブル取出口20
より導出して旋回台2上に設置した操縦台(図示せず)
に接続し、また、他端を固定台1の周壁の所定位置に穿
設したケーブル取出口21より導出して電源(図示せず
)に接続している。
22は図面に示す様に巻き取りプーリー5、定滑車9及
び動滑車12に巻き掛けされたワイヤーロープで、一端
を巻き取りプーリー5の所定位置に固着し、他端を固定
台1の周壁の所定位置に穿設したワイヤー取出口23よ
り導出して固定台1の外側に取り付けたバネ筒24に挿
通した引張杆25に連結している。
26は引張杆25に巻装したコイルバネで、バネ筒24
と引張杆25の先部に螺挿したナツト27により拘束さ
れたバネ受け28との間に圧縮開存してワイヤーロープ
22を引張杆25と一体に常時適当な弾力で引張させて
いる。
尚、29は電気ケーブル19の途中を係止させているケ
ーブル止め金具である。
以上がこの考案に係る旋回する作業車の電気信号伝達に
おける電気ケーブルのゆるみ防止装置の構成で、次に上
記構成におけるこの考案の作用について説明する。
先ず、旋回台2を図中時計方向に旋回すると、旋回台2
と共に巻き取りドラム4及び巻き取りブー1−5か゛こ
の旋回台2と同一旋回角度だけ図中時計方向に旋回し、
巻き取りドラム4に電気ケーブル19.19が巻き取ら
れると共に、巻き取りプーリー5から巻き取りドラム4
に巻き取られた電気ケーブル19と同一長さだけワイヤ
ーロープ22が巻き戻される。
すると、このとき巻き取りドラム4に巻き取られる電気
ケーブル19は旋回部数出口20及び固定部取出口21
のケーブル止め金具2つにより係止されてその間の長さ
は一定であるから、電気ケーブル19を巻き掛けした動
滑車12がガイドレール14.14に案内支持されて第
1図中上方にケーブル巻取量の半分の長さだけ、即ち動
滑車12の両側で等量づつ短かくなって平行移動し、こ
の動滑車12の平行移動により巻き取りプーリー5がら
巻き戻されたワイヤーロープ22が動滑車の両側で等量
づつ吸収されてたぐり取られ、コイルバネ26が伸びる
必要は全くなくワイヤーロープ22のゆるみが防止され
る。
次に、旋回台2を図中反時計方向に旋回すると、旋回台
2と共に巻き取りドラム4及び巻き取りプーリー5がこ
の旋回台2と同一旋回角度だけ図中反時計方向に旋回し
、巻き取りドラム4から電気ケーブル19.19が巻き
戻されると共に、巻き取りプーリー5に巻き取りドラム
4から巻き戻された電気ケーブル19と同一長さだけワ
イヤーロープ22が巻き取られる。
すると、このとき巻き取りプーリー5に巻き取られるワ
イヤーロープ22は一端を巻き取りプーリー5に、他端
を引張杆25に夫々固着されてその間の長さは一定であ
るから、ワイヤーロープ22を巻き掛けした動滑車12
がガイドレール14.14に案内支持されて図中下方に
ケーブルの巻き戻し量の半分に相当する量だけ平行移動
し、この動滑車12の平行移動により巻き取りドラム4
から巻き戻された電気ケーブル19.19がたぐり取ら
れ、電気ケーブル19.19のゆるみが防止される。
このときも、コイルバネ26は伸縮する必要が全くない
尚、ワイヤーロープブ22に相当するところを、コイル
バネでもって動滑車12を牽引することも可能であるが
、この場合、非常に長いコイルバネが必要で、力も場所
によって異なると言う不都合がある。
以上説明した様に、この考案は床面上に立設した円筒形
の固定台上に旋回輪を介して旋回自在に旋回台が装設さ
れた作業車において、旋回台の下面に同径のケーブル巻
き取りドラムとワイヤー巻き取りプーリーを同芯状に一
体に設け、これと隣接して固定台内にケーブルとワイヤ
ーとを夫々巻き掛は得る同径で一体の動滑車をガイドレ
ールを介して旋回台の中心軸と平行を保ったままで水平
移動可能に架設し、上記動滑車の移動方向と平行な方向
で、かつ、旋回台の中心から左右対称な位置の固定台内
に同径のケーブル用定滑車とワイヤー用定滑車とを設け
、ワイヤーロープの一端を前記ワイヤー巻き取りプーリ
ーに結着し、その途中を前記ワイヤー用定滑車及び動滑
車に順次U字形に巻き掛けた後、固定台の1部に引張り
バネを介して掛止させ、一方、一端が固定台を通して電
源に接続され、他端が旋回台を通して旋回台上の操縦装
置に接続される電気ケーブルの途中を動滑車及びケーブ
ル用定滑車に順次前記ワイヤーロープとは逆U字形に巻
き掛けた後、前記ケーブル巻き取りドラムに巻き付けた
から、旋回台の正逆回転に伴う電気ケーブルの巻き取り
及び巻き戻し量とワイヤーロープの巻き戻し及び巻き取
り量とが完全に一致し、特に定滑車及び動滑車への巻き
掛は条件を完全に逆対称としたから、動滑車の移動量は
、前記巻き戻し量は又は巻き取り量の半分ですみ、装置
全体をコンパクト化でき、かつ、ワイヤーロープの引張
りバネは機構学的には全く伸縮する必要がないので短い
ものでよい。
従って、この考案装置においては、スペースを取ること
なく、多数本の電気的信号を旋回部に伝達する場合に非
常に有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案に係る旋回する作業車の電
気信号伝達における電気ケーブルのゆるみ防止装置を示
す図面で、第1図は第2図の■■線における断面図、第
2図は第1図のII −II線における断面図である。 1・・・・・・固定台、2・・・・・・旋回台、3・・
・・・・旋回輪、4・・・・・・ケーブル巻き取りドラ
ム、5・・・・・・ワイヤー巻き取りプーリー、6・・
・・・・ケーブル用定滑車、9・・・・・・ワイヤー用
定滑車、12・・・・・・ケーブル・ワイヤー兼用動滑
車、14・・・・・・ガイドレール、17・・・・・・
可動ブラケット、19・・・・・・電気ケーブル、22
・・・・・・ワイヤーロープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床面上に立設した円筒形の固定台上に旋回輪を介して旋
    回自在に旋回台が装設された作業車において、旋回台の
    下面に同径のケーブル巻き取りドラムとワイヤー巻き取
    りプーリーを同芯状に一体に設け、これと隣接して固定
    台内にケーブルとワイヤーとを夫々巻き掛は得る同径で
    一体の動滑車を力゛イドレールを介して旋回台の中心軸
    と平行を保ったままで水平移動可能に架設し、上記動滑
    車の移動方向と平行な方向で、かつ、旋回台の中心から
    左右対称な位置の固定台内に同径のケーブル用定滑車と
    ワイヤー用定滑車とを設け、ワイヤージープの一端を前
    記ワイヤー巻き取りプーリーに結着し、その途中を前記
    ワイヤー用定滑車及び動滑車に順次U字形に巻き掛けた
    後、固定台の1部に引張りバネを介して掛止させ、一方
    、一端か゛固定台を通して電源に接続され、他端が旋回
    台を通して旋回台上の操縦装置に接続される電気ケーブ
    ルの途中を動滑車及びケーブル用定滑車に順次前記ワイ
    ヤーロープとは逆U字形に巻き掛けた後、前記ケーブル
    巻き取りドラムに巻き付けたことを特徴とする旋回する
    作業車の電気信号伝達における電気ケーブルのゆるみ防
    止装置。
JP1980146728U 1980-10-14 1980-10-14 旋回する作業車の電気信号伝達における電気ケ−ブルのゆるみ防止装置 Expired JPS5847801Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5769436U JPS5769436U (ja) 1982-04-26
JPS5847801Y2 true JPS5847801Y2 (ja) 1983-10-31

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