JPS5847418Y2 - 溶融金属試料採取装置 - Google Patents
溶融金属試料採取装置Info
- Publication number
- JPS5847418Y2 JPS5847418Y2 JP1977084788U JP8478877U JPS5847418Y2 JP S5847418 Y2 JPS5847418 Y2 JP S5847418Y2 JP 1977084788 U JP1977084788 U JP 1977084788U JP 8478877 U JP8478877 U JP 8478877U JP S5847418 Y2 JPS5847418 Y2 JP S5847418Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collection unit
- sample
- molten metal
- tube
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、鋳型内などのやや粘性の高い溶融金属中から
吸引式に試料を採取するための溶融金属試料採取装置に
関するものである。
吸引式に試料を採取するための溶融金属試料採取装置に
関するものである。
溶融金属に対する通常の試料採取においては、試料導入
管を溶融金属中に押し込むと溶融金属の自圧により試料
が容器内に自然に流入し採取が可能となる。
管を溶融金属中に押し込むと溶融金属の自圧により試料
が容器内に自然に流入し採取が可能となる。
しかし、例えば連続鋳造鋳型内や造塊鋳型内のやや冷却
しかけて粘性が高くなりつつある溶融金属などでは、採
取容器を浸漬しただけでは満足すべき試料が得難い。
しかけて粘性が高くなりつつある溶融金属などでは、採
取容器を浸漬しただけでは満足すべき試料が得難い。
特に、鋳型内の湯面レベルよりも高い位置まで溶鋼を吸
い上げ健全なサンプルを得ることは、殆んど不可能であ
る。
い上げ健全なサンプルを得ることは、殆んど不可能であ
る。
そこで、粘性の高い溶融金属でも採取するために、例え
ば実開昭51−160589号公報に記載の考案のよう
に、空気又は蒸気エゼクタに金属管を取付け、その先端
に採取容器を気密に取付けて溶融金属をエゼクタにより
強制的に吸引するようにしたものが従来にも提案されて
いるが、この方式のものは、ややもすると負圧によって
溶融金属が金属管内で吸引され、場合によっては溶融金
属の固化した粒がエゼクタ内に吸引されてエゼクタを破
壊する虞れが十分にある。
ば実開昭51−160589号公報に記載の考案のよう
に、空気又は蒸気エゼクタに金属管を取付け、その先端
に採取容器を気密に取付けて溶融金属をエゼクタにより
強制的に吸引するようにしたものが従来にも提案されて
いるが、この方式のものは、ややもすると負圧によって
溶融金属が金属管内で吸引され、場合によっては溶融金
属の固化した粒がエゼクタ内に吸引されてエゼクタを破
壊する虞れが十分にある。
本考案の目的は、真空ポンプによって強制的に吸引され
た溶融金属やその固化した粒が金属管内や真空ポンプ内
まで吸引されることを防止して、吸引式採取装置の安全
性を確保するようにした溶融金属試料採取装置を提供す
ることにあり、その要旨は、金属管の一端に真空ポンプ
を接続し、他端には採取ユニット着設部を取付け、該採
取ユニット着設部に試料導入管を備えた採取ユニットを
着脱自在に装着するようにした溶融金属試料採取装置で
あって、前記採取ユニット着設部は、先端に進むにつれ
やや細径になっている丸棒からなり、その内部には後端
が前記金属管1こ連結し、先端は閉塞された孔が設けら
れ、該孔の先端部がら前記細径になった部分の側部に開
口する吸引孔が設けられ、前記採取ユニットは、その底
部に通気孔が穿孔された試料採取容器とその外側に嵌合
された紙管を有し、該紙管の後端部は前記採取ユニット
着設部の細径部分から大径部分にかけて嵌合される長さ
を有し、その嵌合された状態で前記吸引孔と紙管との間
に空気を流通させる間隙が形成されることを特徴とする
ものである。
た溶融金属やその固化した粒が金属管内や真空ポンプ内
まで吸引されることを防止して、吸引式採取装置の安全
性を確保するようにした溶融金属試料採取装置を提供す
ることにあり、その要旨は、金属管の一端に真空ポンプ
を接続し、他端には採取ユニット着設部を取付け、該採
取ユニット着設部に試料導入管を備えた採取ユニットを
着脱自在に装着するようにした溶融金属試料採取装置で
あって、前記採取ユニット着設部は、先端に進むにつれ
やや細径になっている丸棒からなり、その内部には後端
が前記金属管1こ連結し、先端は閉塞された孔が設けら
れ、該孔の先端部がら前記細径になった部分の側部に開
口する吸引孔が設けられ、前記採取ユニットは、その底
部に通気孔が穿孔された試料採取容器とその外側に嵌合
された紙管を有し、該紙管の後端部は前記採取ユニット
着設部の細径部分から大径部分にかけて嵌合される長さ
を有し、その嵌合された状態で前記吸引孔と紙管との間
に空気を流通させる間隙が形成されることを特徴とする
ものである。
本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明すると、第
1図において1は金属管であり、この一端部に設けた把
握柄2を介して可撓管3が接続され、更に可撓管3の他
端には真空ポンプ4が接続されている。
1図において1は金属管であり、この一端部に設けた把
握柄2を介して可撓管3が接続され、更に可撓管3の他
端には真空ポンプ4が接続されている。
金属管1の他端部には採取ユニット着設部5が設けられ
ており、ここには試料採取ユニット6が着脱自在に嵌挿
されるようになっている。
ており、ここには試料採取ユニット6が着脱自在に嵌挿
されるようになっている。
7は把握柄2内に設けられたコックの把手であり、この
把手7によりコックを開にすることにより、真空ポンプ
4の吸引力によって金属管1内を負圧にすることができ
る。
把手7によりコックを開にすることにより、真空ポンプ
4の吸引力によって金属管1内を負圧にすることができ
る。
採取ユニット着設部5は先端に進むにつれやや細径とな
っている丸棒から戊り、その後端は金属管1に螺着され
ている。
っている丸棒から戊り、その後端は金属管1に螺着され
ている。
また、その内部には孔が設けられており、この孔の後端
は金属管1の内孔に連通されているが、先端部8は閉塞
されていて前記の細径となった部分の側部に開口する吸
引孔9が孔を介して金属管1の内孔と導通ずるようにな
っている。
は金属管1の内孔に連通されているが、先端部8は閉塞
されていて前記の細径となった部分の側部に開口する吸
引孔9が孔を介して金属管1の内孔と導通ずるようにな
っている。
試料採取ユニツl−6においては、外装の紙管10内に
試料採取容器11が設けられており、この試料採取容器
11の蓋部12に石英管がら戒る試料導入管13が設け
られていて、試料採取ユニット6の先端部に突出してい
る。
試料採取容器11が設けられており、この試料採取容器
11の蓋部12に石英管がら戒る試料導入管13が設け
られていて、試料採取ユニット6の先端部に突出してい
る。
試料採取容器11の底部には容器11内を排気するため
の通気孔14が穿孔されている。
の通気孔14が穿孔されている。
なお、15は容器11の固定と紙管10内の気密維持を
兼ねた接着剤であり、シャモット系又はアルミナ系など
のモルタルである。
兼ねた接着剤であり、シャモット系又はアルミナ系など
のモルタルである。
また、紙管10の後端部は採取ユニット着設部5の細径
部がら大径部分にかけて嵌合され、その嵌合された状態
で吸引孔9と紙管10との間に空気を流通させる間隙が
形成されるようになっている。
部がら大径部分にかけて嵌合され、その嵌合された状態
で吸引孔9と紙管10との間に空気を流通させる間隙が
形成されるようになっている。
従って、把握柄2の把手7によりコックを閉止し、真空
ポンプ4を作動させてから、把握柄2を持って試料採取
ユニット6を溶融金属中に浸漬し、目的の深さに達した
ときにコックを開にすると、金属管1、試料採取ユニッ
ト6内は負圧となり、溶融金属が試料導入管13から吸
引され、試料採取容器11内に充填することになる。
ポンプ4を作動させてから、把握柄2を持って試料採取
ユニット6を溶融金属中に浸漬し、目的の深さに達した
ときにコックを開にすると、金属管1、試料採取ユニッ
ト6内は負圧となり、溶融金属が試料導入管13から吸
引され、試料採取容器11内に充填することになる。
この際、多少の溶鋼は通気孔14を介してさらに採取ユ
ニット着設部5側に飛び出すこともあるが、着設部5の
先端部8は閉塞され側部に吸引孔9が設けられているの
で、溶融金属が固形した粒などは金属管1内には吸引さ
れ難く、真空ポンプ4まで達することは殆んどない。
ニット着設部5側に飛び出すこともあるが、着設部5の
先端部8は閉塞され側部に吸引孔9が設けられているの
で、溶融金属が固形した粒などは金属管1内には吸引さ
れ難く、真空ポンプ4まで達することは殆んどない。
場合によっては、通気孔14の先端に銅板などをコイル
状にまいたストッパを設けてもよい。
状にまいたストッパを設けてもよい。
溶融金属試料が採取容器11内に充満したころを見はか
らってコックを閉止し、試料採取ユニット6を引き上げ
、若干の凝固持ち時間を経てから試料採取ユニット6を
着設部5から取出し、更に内部の容器11から試料を取
り出すことができる。
らってコックを閉止し、試料採取ユニット6を引き上げ
、若干の凝固持ち時間を経てから試料採取ユニット6を
着設部5から取出し、更に内部の容器11から試料を取
り出すことができる。
採取ユニット着設部5には再び新しい試料採取ユニット
6を着設しておけば、次の試料採取にはそのまま使用可
能である。
6を着設しておけば、次の試料採取にはそのまま使用可
能である。
第3図は試料採取ユニット6の変形例を示すものであり
、試料導入管13は一部において彎曲していて、容器1
1の通気孔14が穿孔されている側がら容器11に試料
を導入するようになっている。
、試料導入管13は一部において彎曲していて、容器1
1の通気孔14が穿孔されている側がら容器11に試料
を導入するようになっている。
この装置に使用する真空ポンプは一500mmH2O以
上に減圧可能なものが好ましい。
上に減圧可能なものが好ましい。
また、試料採取容器11は鋳物製やセラミックス製耐火
物などにより製作できるし、内部をテーパ状或いは二つ
割り、段継ぎなどにして試料を容易に取出し得るように
しておくと便利である。
物などにより製作できるし、内部をテーパ状或いは二つ
割り、段継ぎなどにして試料を容易に取出し得るように
しておくと便利である。
また、溶融金属の深部から試料を採取する場合には、金
属管1のままでは金属管1が溶融或いは軟化する虞れが
あるので、金属管1に適当な耐熱材などをコーティング
することも考えられる。
属管1のままでは金属管1が溶融或いは軟化する虞れが
あるので、金属管1に適当な耐熱材などをコーティング
することも考えられる。
このように本考案に係る溶融金属試料採取装置は、真空
ポンプを用いることにより、若干凝固しつつある溶融金
属や深い部分の溶融金属をも容易に吸引採取することが
できる。
ポンプを用いることにより、若干凝固しつつある溶融金
属や深い部分の溶融金属をも容易に吸引採取することが
できる。
また、採取ユニット着設部5の先端部を閉塞し吸引孔9
を側部に開口させたので、溶融金属やその固化した粒が
金属管1内や真空ポンプ内に入り込む虞れも殆どなく、
確実な試料採取を確保することができる。
を側部に開口させたので、溶融金属やその固化した粒が
金属管1内や真空ポンプ内に入り込む虞れも殆どなく、
確実な試料採取を確保することができる。
また、採取ユニット着設部5は先端に進むにつれて細径
になっているため、試料採取ユニット6の紙管10に嵌
合しても、側部に開口された吸引孔9がふさがれる虞れ
はなく、紙管10との嵌合が容易になる。
になっているため、試料採取ユニット6の紙管10に嵌
合しても、側部に開口された吸引孔9がふさがれる虞れ
はなく、紙管10との嵌合が容易になる。
図面は本考案に係る溶融金属試料採取装置の実施例を示
すものであり、第1図は装置の側面図、第2図は採取ユ
ニット着設部に試料採取ユニットを装着した状態の縦断
面図、第3図は試料採取二ニットの変形例を示す縦断面
図である。 符号 1は金属管、2は把握柄、4は真空ポンプ、5は
採取ユニット着設部、6は試料採取ユニット、8は採取
ユニット着設部の先端部、9は吸引孔、10は紙管、1
1は試料採取容器、13は試料導入管である。
すものであり、第1図は装置の側面図、第2図は採取ユ
ニット着設部に試料採取ユニットを装着した状態の縦断
面図、第3図は試料採取二ニットの変形例を示す縦断面
図である。 符号 1は金属管、2は把握柄、4は真空ポンプ、5は
採取ユニット着設部、6は試料採取ユニット、8は採取
ユニット着設部の先端部、9は吸引孔、10は紙管、1
1は試料採取容器、13は試料導入管である。
Claims (1)
- 金属管の一端に真空ポンプを接続し、他端には採取ユニ
ット着設部を取付け、該採取ユニット着設部に試料導入
管を備えた採取ユニットを着脱自在に装着するようにし
た溶融金属試料採取装置であって、前記採取ユニット着
設部は、先端に進むにつれやや細径になっている丸棒か
らなり、その内部には後端が前記金属管に連結し、先端
は閉塞された孔が設けられ、該孔の先端部から前記細径
になった部分の側部に開口する吸引孔が設けられ、前記
採取ユニットは、その底部に通気孔が穿孔された試料採
取容器とその外側に嵌合された紙管を有し、該紙管の後
端部は前記採取ユニット着設部の細径部分から大径部分
にかけて嵌合される長さを有し、その嵌合された状態で
前記吸引孔と紙管との間に空気を流通させる間隙が形成
されることを特徴とする溶融金属試料採取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977084788U JPS5847418Y2 (ja) | 1977-06-29 | 1977-06-29 | 溶融金属試料採取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977084788U JPS5847418Y2 (ja) | 1977-06-29 | 1977-06-29 | 溶融金属試料採取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5412497U JPS5412497U (ja) | 1979-01-26 |
JPS5847418Y2 true JPS5847418Y2 (ja) | 1983-10-28 |
Family
ID=29007804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977084788U Expired JPS5847418Y2 (ja) | 1977-06-29 | 1977-06-29 | 溶融金属試料採取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5847418Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5625418Y2 (ja) * | 1975-06-14 | 1981-06-16 |
-
1977
- 1977-06-29 JP JP1977084788U patent/JPS5847418Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5412497U (ja) | 1979-01-26 |
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