JPS5847293A - 原子炉格納容器ダイヤフラムフロアのシ−ルベロ−ズユニツトの構造及びその据付方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 アのシールベローズユニットの構造及びその据付方法に
係り、特にシールベローズユニツ）’に据付けるに際し
て、このシールベローズユニットの位置調ｉｖ行いつつ
、シールベローズに溶接歪の影響を与えることなく簡単
に据付けることができるようにした構造及び据付方法に
関する。

原子炉格納容器としては、第１図に示す如く有底円筒状
で高さ方向略中央部から頂部に向って円錐形状に形成さ
れた格納容器１内をダイヤフラムフロア２で上下に仕切
り、上部に原子炉圧力容器３を収容するためのドライウ
ェル部４を、且ツ下部に圧力抑制室であるサプレッショ
ンチェンバ部５全区画形成している。この格納容器１と
ダイヤ７ラムフロア２との間は熱膨張差を有するので切
離されており、その環状間隙部には両者１゜２間の熱膨
張差全吸収しつつドライウェル部４とサブレツンヨンチ
ェンパ部５との間ヲンールするシール装置６が介設され
ている。一般に、このシール装置６は、シール性の確認
のため単独の局部リークテストヲ容易にできるように第
２図に示す如く金属性シールベローズ７．８を二重ｒＣ
張設【−て構成されると共に、特に据付が容易なように
ダイヤフラムフロア２の周縁部に沿って環状に形成され
た一組の上板９と下板１０との間にシールベローズ７．
８を同心円状に張設【７た一体構造のシールベローズユ
ニット１１として構成されている。

そして、このシールベローズユニツ）　１１　（ｒｉ格
納容器１及びダイヤフラムフロア２の組立途上にクレー
ン等でダイヤフラム７０ア２上又は近傍に搬送され、こ
れら格納容器１とダイヤフラムフロア２との間に溶接に
より据付けられる。

トコ口で、上記シールベローズユニツ）Ｉｌｋ据付ける
に際して従来では、格能容器１の内壁１ａ［これに沿っ
て環状でこれ、Ｊ：り半径方向内方へ延出した取付部材
（シールリング）１２を設け、この取付部材１２の先端
部にシールベ「Ｊ−ズユニット１１の上板９の端部を突
き合わせて溶接すると共に、下板１０をダイヤフラムフ
ロア２（具体的にはこれを構成する型枠１３　）　［Ｃ
溶接していた。

そのため、特に外側シールベローズ７の近傍全溶接Ｗす
ることＶｃ々るため、このシールベローズ７に溶接歪の
影９を与えるという懸念があった。また、取付部材１２
への溶接は、格納容器１の円錐形状になった側板１４の
近傍における上方空中からの作業であるため、作業が極
めてやりにくかった。しかも、溶接が取付部材１２の端
部と上板９の端部とを突き合わせて行われるため、シー
ルベローズユニット１１を半径方向へ動かして位置調整
する場合の調整が困難であった。また、シールベローズ
ユニットはその構造上組立てに多くの手間と時間を要す
るものであった。

本発明に上述したようなシールベローズユニットの構造
及びその据付けに除しての問題点を有効に解決すべく案
出されたものである。本発明の目的は、シールベローズ
ユニットを極めて容易に組立てることができ、シールベ
ローズユーツ）’に据付けるに際して、シールベローズ
に溶接歪の影響を与えることがなく、簡単容易に溶接据
付ができルト共に、シールベローズユニットの位置調整
ができる原子炉格納容器ダイヤフラムフロアのシールベ
ローズユニット構造及びその据付方法全提供するにある
。

以下に本発明の好適一実施例を添付図面に従って詳述す
る。

第３図において、２は原子炉格納容器１内を上部のドラ
イウェル部４と下部のサプレッションチェンバ部５とに
仕切るべく設けられたダイヤフラムフロアであり、１５
は本発明方法１ｃ、！：り原子炉格納容器１の内壁１ａ
とダイヤ７ラムフロア２の周縁部２ａとの間にこれらの
間の熱膨張差を吸収しつつドライウェル部４とサプレッ
ションチェンバ部５との間を気密にシールすべく据付け
られるシー　ルベローズユニツ）テ、ｔｂ、６゜このシ
ールベローズユニツ）１５はダイヤフラムフロア２の周
縁部２ａ′に沿って環状平板状に形成された上板（シー
ルリング）１６と下板（ベースプレート）１７との間に
断面Ω形状の金属製シールベローズ１８．１９を同心円
状に二重に張設して一体的に構成され、具体的に（は上
板１６の下面及び下板１７の上面に同心円状の取付リン
グ２０ａ、２０ｂ、２１ａ、２１ｂ’ｒそれぞれ設け、
これらの互に向い合う取付リング２０ａと２１．０聞及
び２０ｂと２１ｂの間に各シールベローズ１８゜１９を
掛は渡【−てそれぞれ溶接されている。特に、本実！　
例のシールベローズユニット１５は、シールベローズ１
８．１９ｔ−背面同志が向い合うように配置して、全て
の溶接部ａ＋ｂｌ　Ｃ１ｄが外側になるようにしてあり
、従来のシールベローズユニット（第２図参照）と比較
して、組立が迅速容易に且つ溶接による永久歪を残さぬ
よう適確にでキルようにしである。また、シールベロー
ズユニット１５の上板１６ｖｃはシールベローズ１８．
１９相互間に区画形成された中空室２２内に圧気を吹込
むための局部リークテスト用圧気吹込口２３が形成され
、これにはプラグ２４が取付けられている。

このように構成されたシールベロ−ズユニット１５は現
地で組立てられた後、先ず第４図に示すようにダイヤフ
ラム７０ア２の骨組であるビーム２５上又は近傍にクレ
ーン等ＶＣより搬送して仮置きする。この場合、環状一
体、溝造のシールベローズユニット１５が上記ビーム上
まで円滑に移動できるように、格納容器１ｆｆ：形成す
る側板１ｂにおける円錐形状の側板１４の組付けは停止
されている。側板１ｂはリング状に横割分割されており
、格納容器１を形成すべく順次下方から組上げられるも
のである。

次いで、第５図に示すように上記円錐形状の側板１４を
溶接組付けし、この側板１４にシールベローズユニット
１５の一端を支持固定させるための取付部材２６を設け
る。この取付部材２６は、格納容器１の内壁１ａから半
径方向内方（容器中心方向）へ水平に延出し、且つその
延出先端部２６ａがダイヤフラムフロア２に臨んで垂直
に折曲された断面形状の円環体に形成されて−る。尚、
取付部材２６は側板１４に予め設けておいても良い。

次に、第６図に示すようにダイヤフラムフロア２のビー
ム２５上にダイヤフラムフロア２の外周部を区画形成す
る環状の型枠１３を設け、シールベローズユニット１５
を上方へ吊上げて、このシールベローユニット １３ｖｃ溶接すると共に、上板１６は上記取付部材２６
の垂下した先端部２６８に溶接［７て固定する。

これより、シールベローズユニット１５のｍ付１／ｆは
完了し、その後ビーム２５上の型枠１３内にコンクリー
ト２７が打ち込まれてダイヤフラムフロア２の全容が完
成される。

しかして、上述したような据付は方法によれば、取付部
材２６が断面鉤状になっており、その鉤状に垂下した先
端部２６ａにシールベローズユニット１５の上板１６を
溶接する場合、その溶接部Ｊをシールベローズ１８．１
９の双方から遠道けることかできるため、これらシール
ベローズ１８゜１９に溶接歪の影響を与えることがない
。′−！た、上記溶接部Ｗ′は格納容器１の円錐状側板
１４から離れていることと相俟って、側方からの片側溶
接ができるため、据付作業を簡単容易に行うことができ
る。更に、取付部材２６Ｖｃ対して、シールベローズユ
ニット１５の上板１６が面接触であり、上板１６を取付
部材２６に接触させた状態で半径方向へ自在に移動でき
るため、溶接を始める前のシールベローズユニット１５
の位置調整を頗る簡単に実施することができ、シールベ
ローズユニット１５を適確に据付けることができる。

以上要するに本発明によれば次の如き優れた効果を発揮
する。

（１）　　シールベローズユニットの組立てが極めて容
易にできる。

（２）　　取付部材にシールベローユニットの上板を溶
接据付けする際、両シールベローズの双方から遠道かっ
た上板上の部分に溶接継手部全形成することができるた
め、シールベローズに溶接歪の影響を直接与えることが
なく、シールベローズの信頼性の向上が図れる。

（３）取付部材ｔいわゆる鉤状としたことにＪ：ｖ、上
記溶接継手部が原子炉格納容器の内壁から遠く離れると
共に、側方からの片側溶接が可能となるため、溶接据付
作業全簡単容易に且つ手際良〈実施することができ、労
力の軽減、工期の短縮が図れる。

（４）　　取付部材とシールベローズユニットの上板ト
の関係がいわゆる点と面との接触関係になるため、シー
ルベローズユニットを取付部材に接触させつつ半径方向
（水平方向）　ｔＣ任意に移動させることができ、シー
ルベローズユニットノ据付位置の位置調整が簡単であり
、適確な位置に容易に据付けることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は原子炉格納容器の全体を示す断面図、第２図は
従来の据付方法を説明するための要部拡大断面図、第３
図は本発明方法を説明するための具体例を示す要部拡大
断面図、第４図乃至第６図は据付順序を段階的に示す断
面図である。 図中、１は原子炉格納容器、２はダイヤフラムフロア、
１５１ｄシールベローズユニツト、１６は上板、１７は
下板、１８．１９はシールベローズ、２６は取付部材で
ある。 特　許　出　願　人　　石川島播磨重工業株式会社代理
人　弁理士　　絹　谷　信　雄 １１− 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■）ダイヤフラムフロアの周縁部に沿って環状に形成さ
   れ、互に離間された」皿板及び下板と、これら上板と下
   板とにその周方向に沿って環状に形成されると共に互に
   向い合って並設された取付リングと、これら互に向い合
   う取付リング間をそｉｔぞれシール丁べぐ各取付リング
   の外側部に端部を接続し、内側へ互に接近する如く膨出
   して設けられたシールベローズとを備えたことを特徴と
   するシールベローズユニット構造。 ２）ダイヤフラムフロアの周縁部に沿って環状の上板と
   下板との間にシールベローズを同心円状に二重に張設し
   て成るシールベローズユニットを、原子炉格納容器の内
   壁と上記ダイヤフラムフロアとの間に据付ける方法にお
   いて、上記原子炉格納容器の内壁にこれより半径方向内
   方へ延出し、且つその先端部が夕ゝイヤフラムフロアに
   臨んで折曲（−た取付部材を設け、該取付部材の先端部
   に上記シールベローズユニットの上板を溶接すると共に
   、下板をダイヤフラムフロアに溶接して据付けることを
   特徴とする原子炉格納容器ダイヤフラムフロアのシール
   ベローズユニット据付方法。