JPS584666B2 - 外装変速機 - Google Patents
外装変速機Info
- Publication number
- JPS584666B2 JPS584666B2 JP5064479A JP5064479A JPS584666B2 JP S584666 B2 JPS584666 B2 JP S584666B2 JP 5064479 A JP5064479 A JP 5064479A JP 5064479 A JP5064479 A JP 5064479A JP S584666 B2 JPS584666 B2 JP S584666B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control member
- movable member
- control
- movable
- external transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自転車に用いる外装変速機に関する。
詳しくは主として自転車の後輪ハブに取付ける通常は3
〜5枚のスプロケットから成る多段フリーホイールと共
に用い、該フリーホイールにおける一つのスプロケット
に駆動チェン(以下単にチェンという)を選択的に掛換
える外装変速機に関する。
〜5枚のスプロケットから成る多段フリーホイールと共
に用い、該フリーホイールにおける一つのスプロケット
に駆動チェン(以下単にチェンという)を選択的に掛換
える外装変速機に関する。
一般に此種変速機としては、所謂リンク方式のものと、
ロツド方式とがあるが、何れも自転車のフレームに取付
ける固定部材と、チェン案内具を備えた可動部材及びこ
の可動部材を固定部材に連結する連結部材との三つの部
材から構成されており、コントロールワイヤの操作によ
り、前記可動部材を往復移動させてチェンの掛換えを行
なうようにしている。
ロツド方式とがあるが、何れも自転車のフレームに取付
ける固定部材と、チェン案内具を備えた可動部材及びこ
の可動部材を固定部材に連結する連結部材との三つの部
材から構成されており、コントロールワイヤの操作によ
り、前記可動部材を往復移動させてチェンの掛換えを行
なうようにしている。
また前記可動部材を往復移動させる方法としてこの可動
部材をその移動方向一方向に押圧する復帰ばねを設け、
コントロールワイヤを牽引操作して可動部材を前記復帰
ばねに抗して一方向移動させたり、このばねの復帰作用
で可動部材を他方向に移動させる方式や他、二本のコン
トロールワイヤを用い、一本のワイヤの牽引操作で可動
部材を一方向に移動させたり、他の一本のワイヤの牽引
操作で他方向に移動させたりする方式が知られている。
部材をその移動方向一方向に押圧する復帰ばねを設け、
コントロールワイヤを牽引操作して可動部材を前記復帰
ばねに抗して一方向移動させたり、このばねの復帰作用
で可動部材を他方向に移動させる方式や他、二本のコン
トロールワイヤを用い、一本のワイヤの牽引操作で可動
部材を一方向に移動させたり、他の一本のワイヤの牽引
操作で他方向に移動させたりする方式が知られている。
所が従来知られている外装変速機においては何れの方式
でも、前記コントロールワイヤを自転車のハンドル又は
その近くに設ける操作レバーにより操作するのであるが
、可動部材の位置即ちチェン案内具の多段フリーホイー
ルに対する位置を決定ずける機構は設けられていないた
め、この決定は操縦者の感覚によるしかなく、従ってチ
ェンの掛換えが正確に行なえない問題があったし、更ら
に致命的な問題としてチエンが前ギヤと後輪に設けるフ
リーホイールとの間を循環移動(以下単に移動という)
していない限り、該チェンの掛換えが行なえない問題が
ある。
でも、前記コントロールワイヤを自転車のハンドル又は
その近くに設ける操作レバーにより操作するのであるが
、可動部材の位置即ちチェン案内具の多段フリーホイー
ルに対する位置を決定ずける機構は設けられていないた
め、この決定は操縦者の感覚によるしかなく、従ってチ
ェンの掛換えが正確に行なえない問題があったし、更ら
に致命的な問題としてチエンが前ギヤと後輪に設けるフ
リーホイールとの間を循環移動(以下単に移動という)
していない限り、該チェンの掛換えが行なえない問題が
ある。
しかして従来前者の問題に対しては操作レバー又は、該
レバーを支持するホルダーに、変速段位に相当する間隔
で係合孔を設け、この係合孔に係合するボールを、前記
ホルダー又は操作レバーに設けて、変速段位を決定する
ごとくしたものが提供されているが、このように形成し
た操作レバーを用いた場合、前記ボールの係合孔への係
合により、機械的にその変速段位の位置づけができ、理
論上は正確な変速操作が行なえるけれども、操作ワイヤ
を介して操作レバーの動きを変速機に伝えるため、該ワ
イヤーが伸びたり、或いはアウターケーブルが縮んだり
すれば、操作レバーの操作が正確であっても変速機にお
ける可動部材の動きは狂い、正確な変速操作が行なえな
いことになる。
レバーを支持するホルダーに、変速段位に相当する間隔
で係合孔を設け、この係合孔に係合するボールを、前記
ホルダー又は操作レバーに設けて、変速段位を決定する
ごとくしたものが提供されているが、このように形成し
た操作レバーを用いた場合、前記ボールの係合孔への係
合により、機械的にその変速段位の位置づけができ、理
論上は正確な変速操作が行なえるけれども、操作ワイヤ
を介して操作レバーの動きを変速機に伝えるため、該ワ
イヤーが伸びたり、或いはアウターケーブルが縮んだり
すれば、操作レバーの操作が正確であっても変速機にお
ける可動部材の動きは狂い、正確な変速操作が行なえな
いことになる。
特にこの構造においては操作レバーにおいて変速段位の
位置を設定する故変速機におけるチエンの掛換えの動き
は操作者に伝わらず、従って掛換えが正常に行なわれて
いなくとも、操作者は迅速に感じ取ることができず、又
仮りに感じ取ってもその修正が逆にやり難い問題があっ
た。
位置を設定する故変速機におけるチエンの掛換えの動き
は操作者に伝わらず、従って掛換えが正常に行なわれて
いなくとも、操作者は迅速に感じ取ることができず、又
仮りに感じ取ってもその修正が逆にやり難い問題があっ
た。
また後者の問題に対しては、クランクに取付けるチェン
ギヤを、一方向回転伝動機構を介してフリー回転可能と
し、後輪ハブに設ける前記した多段フリーホイールのフ
リー回転における回転抵抗を、前記チェンギヤのフリー
回転における回転抵抗より大きくして自転車の走行中に
おいてはペダルを踏んでクランクを回転させなくともチ
ェンの移動が行なえるようにしたものが提案されている
。
ギヤを、一方向回転伝動機構を介してフリー回転可能と
し、後輪ハブに設ける前記した多段フリーホイールのフ
リー回転における回転抵抗を、前記チェンギヤのフリー
回転における回転抵抗より大きくして自転車の走行中に
おいてはペダルを踏んでクランクを回転させなくともチ
ェンの移動が行なえるようにしたものが提案されている
。
この方式によれば、坂道などにおいてクランクを停止し
ていてもチェンは後輪側の多段フリーホイールと前記チ
ェンギヤとの間を移動するので自転車の走行中には変速
操作を行なえるのであるが、自転車の停止時においては
従来同様チェンの移動が停止するため、停止中の変速操
作は依然として行なえないのであり、しかもチェンギヤ
をクランクに固定するものに比し構造が複雑となるし、
自転車が走行中チェンは常に移動するので安全性に充分
留意しなければならない問題があって、前記した後者の
問題を根本的に解決できるものではない。
ていてもチェンは後輪側の多段フリーホイールと前記チ
ェンギヤとの間を移動するので自転車の走行中には変速
操作を行なえるのであるが、自転車の停止時においては
従来同様チェンの移動が停止するため、停止中の変速操
作は依然として行なえないのであり、しかもチェンギヤ
をクランクに固定するものに比し構造が複雑となるし、
自転車が走行中チェンは常に移動するので安全性に充分
留意しなければならない問題があって、前記した後者の
問題を根本的に解決できるものではない。
そこで本発明は以上の如き問題点に鑑み発明したもので
、目的とする処は、変速操作時チェンの掛換えが常に正
確に行なえると共に、自転車の走行中停止中如何に拘わ
らず、チエンが移動していなくとも予め所望の変速段位
への切換えが行なえ、しかもこの切換えも常に正確に行
なえる外装変速機を提供する点にある。
、目的とする処は、変速操作時チェンの掛換えが常に正
確に行なえると共に、自転車の走行中停止中如何に拘わ
らず、チエンが移動していなくとも予め所望の変速段位
への切換えが行なえ、しかもこの切換えも常に正確に行
なえる外装変速機を提供する点にある。
即ち本発明は、外装変速機を構成する前記した三つの部
材の他に、これら部材即ち可動部材とは独立して動く一
つの制御部材を設けて、この制御部材に前記コントロー
ルワイヤ又は該ワイヤを案内するアウターケーブルの一
方を取付けて、該部材を介して可動部材を移動させるよ
うにし、かつこの制御部材に前記可動部材をその移動方
向に附勢するスプリングを設け、前記制御部材と前記三
部材の内一つの部材との間又は制御部材間に位置決め装
置を設け、変速操作において前記可動部材の移動に変速
抵抗以上の抵抗が作用したとき、前記制御部材を前記ス
プリングに抗して作動させ、該抵抗が解除したとき、こ
のスプリングの復帰作用により前記可動部材を位置決め
した変速段位に移動させるべく成したことを特徴とする
ものである。
材の他に、これら部材即ち可動部材とは独立して動く一
つの制御部材を設けて、この制御部材に前記コントロー
ルワイヤ又は該ワイヤを案内するアウターケーブルの一
方を取付けて、該部材を介して可動部材を移動させるよ
うにし、かつこの制御部材に前記可動部材をその移動方
向に附勢するスプリングを設け、前記制御部材と前記三
部材の内一つの部材との間又は制御部材間に位置決め装
置を設け、変速操作において前記可動部材の移動に変速
抵抗以上の抵抗が作用したとき、前記制御部材を前記ス
プリングに抗して作動させ、該抵抗が解除したとき、こ
のスプリングの復帰作用により前記可動部材を位置決め
した変速段位に移動させるべく成したことを特徴とする
ものである。
以下本発明の実施態様を図面に基づいて説明する。
図面に示したものは、何れもリンク式の外装変速装置で
あって、その基本構造は第1,2図に示した通り、何れ
も固定部材1、平行する二つのリンク部材5,6及び可
動部材9の三つの部材から構成されるもので、前記固定
部材1は、自転車のホークエンド(図示せず)にハブ軸
(図示せず)と共に固定されるブラケツト1aと、この
ブラケツト1aに枢軸2を介して一定範囲のみ回動可能
に取付けられる固定体1bとから成る。
あって、その基本構造は第1,2図に示した通り、何れ
も固定部材1、平行する二つのリンク部材5,6及び可
動部材9の三つの部材から構成されるもので、前記固定
部材1は、自転車のホークエンド(図示せず)にハブ軸
(図示せず)と共に固定されるブラケツト1aと、この
ブラケツト1aに枢軸2を介して一定範囲のみ回動可能
に取付けられる固定体1bとから成る。
この固定体1bは、ブラケツト1aに対しては回動でき
るが、前記可動部材9の移動方向に対しては固定され、
移動可能になっている。
るが、前記可動部材9の移動方向に対しては固定され、
移動可能になっている。
またこの固定体1bには、その一方側に取付片が相対向
して設けられており、この取付片に2本のピン3,4を
介して2つの前記リンク部材5,6が枢支されるのであ
る。
して設けられており、この取付片に2本のピン3,4を
介して2つの前記リンク部材5,6が枢支されるのであ
る。
このリンク部材5,6の長さは同じで、一端開放のC字
形断面をもっており、その開放側を互に相対向させて取
付けるのであり、これら各リンク部材5,6の先端には
ピン7,8を介して可動部材9を枢支するのである。
形断面をもっており、その開放側を互に相対向させて取
付けるのであり、これら各リンク部材5,6の先端には
ピン7,8を介して可動部材9を枢支するのである。
この可動部材9は、前記固定体1bと以た形状で、その
一方側に取付片が相対向して設けられ、この取付片に前
記した2本のピン7,8を取付けてリンク部材5,6と
互に揺動可能に枢支するのであり、他方側には前記枢軸
2と同方向に延びる枢軸10を介して2つの案内輪11
aをもったチェン案内具11が一定範囲のみ回転可能に
取付けられている。
一方側に取付片が相対向して設けられ、この取付片に前
記した2本のピン7,8を取付けてリンク部材5,6と
互に揺動可能に枢支するのであり、他方側には前記枢軸
2と同方向に延びる枢軸10を介して2つの案内輪11
aをもったチェン案内具11が一定範囲のみ回転可能に
取付けられている。
前記案内輪11aは駆動チェン(図示せず)を掛設し、
多段フリーホイール(図示せず)の所定のスプロケット
ホイールに前記チェンを誘導するもので、この案内輪1
1aの移動即ち前記多段フリーホイールの軸方向への移
動により駆動チェンを所定のスプロケットに噛合わせて
自転車の変速を行なうのである。
多段フリーホイール(図示せず)の所定のスプロケット
ホイールに前記チェンを誘導するもので、この案内輪1
1aの移動即ち前記多段フリーホイールの軸方向への移
動により駆動チェンを所定のスプロケットに噛合わせて
自転車の変速を行なうのである。
以上説明した構造は、デイレーラーの基本構造で、既知
のものと何ら変わりはない。
のものと何ら変わりはない。
従ってその構造は以上の説明で充分理解できよう。
本発明は以上の如く構成する外装変速機において、前記
可動部材9と独立して動く一つの制御部材12を設ける
と共に、この制御部材12に、第5図乃至第7図に示し
たごとく可動部材9をその移動方向に附勢するスプリン
グ13を設ける一方、この制御部材12と前記固定部材
1、リンク部材5又は6及び可動部材9の一つとの間に
位置決め装置20を設けて、前記チェンが移動していな
い場合など変速操作時に作用する変速抵抗が通常の抵抗
即ちチエンが移動している場合の抵抗より大きいとき、
前記制御部材12を、スプリング13に抗して作動させ
、この大きな抵抗が解除したとき、即ちチェンが移動し
始めるとき、前記スプリング13の復帰作用により前記
可動部材9を位置決め装置20により変速段位に移動さ
せるべく成したのである。
可動部材9と独立して動く一つの制御部材12を設ける
と共に、この制御部材12に、第5図乃至第7図に示し
たごとく可動部材9をその移動方向に附勢するスプリン
グ13を設ける一方、この制御部材12と前記固定部材
1、リンク部材5又は6及び可動部材9の一つとの間に
位置決め装置20を設けて、前記チェンが移動していな
い場合など変速操作時に作用する変速抵抗が通常の抵抗
即ちチエンが移動している場合の抵抗より大きいとき、
前記制御部材12を、スプリング13に抗して作動させ
、この大きな抵抗が解除したとき、即ちチェンが移動し
始めるとき、前記スプリング13の復帰作用により前記
可動部材9を位置決め装置20により変速段位に移動さ
せるべく成したのである。
前記制御部材12は、第3図のごとく一端に枢支用ピン
孔12aを備えたリンク12bからなり、このリンク部
12bの一側縁から起立片12cを介して一方向に延び
るアーム12dを形成すると共に前記リンク部12bの
遊端部に、保持体と係止体とから成る後記する位置決め
装置20の前記保持体又は係止体の一方を支持する支持
片12eを形成するのであり、更らに前記アーム12d
の先端にコントロールワイヤW又は該ワイヤWを案内す
るアウターケーブルOの一方を支持するのである。
孔12aを備えたリンク12bからなり、このリンク部
12bの一側縁から起立片12cを介して一方向に延び
るアーム12dを形成すると共に前記リンク部12bの
遊端部に、保持体と係止体とから成る後記する位置決め
装置20の前記保持体又は係止体の一方を支持する支持
片12eを形成するのであり、更らに前記アーム12d
の先端にコントロールワイヤW又は該ワイヤWを案内す
るアウターケーブルOの一方を支持するのである。
また前記位置決め装置20は、第4図に示したごとく変
速操作時その変速位置を決定すると同時にその位置に前
記可動部材9の案内輪11aを維持させるもので、変速
段位数と同数の凹入部21をもった保持体22と、この
凹入部21に係合する係止体23とから成る。
速操作時その変速位置を決定すると同時にその位置に前
記可動部材9の案内輪11aを維持させるもので、変速
段位数と同数の凹入部21をもった保持体22と、この
凹入部21に係合する係止体23とから成る。
しかして前記制御部材12は、第1,2図及び第5乃至
第7図に示したごとく固定部材1に支持する他、第16
図に示したごとく可動部材9に支持してもよく、更らに
前記リンク部材5又は6に支持してもよいのであり、又
前記位置決め装置20の保持体22は前記制御部材12
に形成してもよいし、図面に示したごとく前記した三つ
の部材の一つに形成してもよいのであり、この保持体2
2に対応する係止体23は、該保持体22を設けた部材
に対向する部材即ち制御部材12に保持体22を設けた
場合には前記三つの部材の一つに、またこの三つの部材
の一つに保持体22を設けた場合には制御部材12に設
けるのである。
第7図に示したごとく固定部材1に支持する他、第16
図に示したごとく可動部材9に支持してもよく、更らに
前記リンク部材5又は6に支持してもよいのであり、又
前記位置決め装置20の保持体22は前記制御部材12
に形成してもよいし、図面に示したごとく前記した三つ
の部材の一つに形成してもよいのであり、この保持体2
2に対応する係止体23は、該保持体22を設けた部材
に対向する部材即ち制御部材12に保持体22を設けた
場合には前記三つの部材の一つに、またこの三つの部材
の一つに保持体22を設けた場合には制御部材12に設
けるのである。
以上説明した変速機の内、先ず前記制御部材12を固定
部材1に支持し、位置決め装置20の保持体22を固定
部材1に設けかつ係止体23を前記制御部材12に設け
た変速機を第1図乃至第7図に基づいて説明する。
部材1に支持し、位置決め装置20の保持体22を固定
部材1に設けかつ係止体23を前記制御部材12に設け
た変速機を第1図乃至第7図に基づいて説明する。
この構造における前記制御部材12は、前記したごとく
、第3図のように形成するのであって、前記リンク部材
5,6の内一方のリンク部材5の内側で前記アーム12
dが他方のリンク部材6へ向かうごとく位置させ該リン
ク部材5のピン3を利用して枢支するのである。
、第3図のように形成するのであって、前記リンク部材
5,6の内一方のリンク部材5の内側で前記アーム12
dが他方のリンク部材6へ向かうごとく位置させ該リン
ク部材5のピン3を利用して枢支するのである。
尚このリンク部材5には、第3図に示したごとく制御部
材12の前記起立片12cが、内側から外方に突出し得
るように切欠き5aを設けると共に、前記スプリング1
3の一端を支持する棒状体14を固定するのである。
材12の前記起立片12cが、内側から外方に突出し得
るように切欠き5aを設けると共に、前記スプリング1
3の一端を支持する棒状体14を固定するのである。
またこの制御部材12の前記アーム12dの遊端部には
コントロールワイヤWの一端を固定するワイヤ固定具1
5を取付けると共に前記固定部材1にアウターケーブル
Oの固定具16を取付けるのである。
コントロールワイヤWの一端を固定するワイヤ固定具1
5を取付けると共に前記固定部材1にアウターケーブル
Oの固定具16を取付けるのである。
尚このワイヤWはプッシュプル式ワイヤを用いるのであ
って、該ワイヤWとケーブルOとの取付関係位置は、前
記した位置の逆であってもよい。
って、該ワイヤWとケーブルOとの取付関係位置は、前
記した位置の逆であってもよい。
又前記スプリング13は前記ピン3に基部をコイル状に
巻回して、一つの遊端部を前記棒状体14に係止すると
共に、もう一つの遊端部を前記制御部材12のリンク部
内側に係止するのである。
巻回して、一つの遊端部を前記棒状体14に係止すると
共に、もう一つの遊端部を前記制御部材12のリンク部
内側に係止するのである。
しかして前記ワイヤWを牽引操作すれば、制御部材12
は前記ピン3を中心に回動しようとするが、この制御部
材12と前記リンク部材5との間には前記スプリング1
3を介装していて、このスプリング13を介して連動し
ているのであるから、リンク部材5の揺動に大きな抵抗
が作用していなければ、即ちチェンが移動しておらず、
可動部材9の移動に通常の変速抵抗以上の抵抗が作用し
ていなければ、リンク部材5は制御部材12と共に回動
し、該リンク部材5を介して可動部材9を移動させるの
である。
は前記ピン3を中心に回動しようとするが、この制御部
材12と前記リンク部材5との間には前記スプリング1
3を介装していて、このスプリング13を介して連動し
ているのであるから、リンク部材5の揺動に大きな抵抗
が作用していなければ、即ちチェンが移動しておらず、
可動部材9の移動に通常の変速抵抗以上の抵抗が作用し
ていなければ、リンク部材5は制御部材12と共に回動
し、該リンク部材5を介して可動部材9を移動させるの
である。
之に対しチェンの移動がない場合などこの可動部材9の
移動に大きな抵抗が作用している場合には、リンク部材
5は回動せず制御部材12のみが回動するのであり、こ
の回動により前記スプリング13はたわんで蓄勢するの
であり、前記した大きな抵抗が解消すれば、この蓄勢し
た力でリンク部材5を回動させ、該リンク部材5を介し
て可動部材9を車輪の軸方向に移動させられるのである
。
移動に大きな抵抗が作用している場合には、リンク部材
5は回動せず制御部材12のみが回動するのであり、こ
の回動により前記スプリング13はたわんで蓄勢するの
であり、前記した大きな抵抗が解消すれば、この蓄勢し
た力でリンク部材5を回動させ、該リンク部材5を介し
て可動部材9を車輪の軸方向に移動させられるのである
。
また以上の如く作用する制御部材12の動作位置は、位
置決め装置20によって設定すると共に、設定した位置
を保持するのであって、この構造における前記位置決め
装置20の保持体22は、前記固定部材1の一端縁を可
動部材側に延長して該部材1と一体的に形成するのであ
る。
置決め装置20によって設定すると共に、設定した位置
を保持するのであって、この構造における前記位置決め
装置20の保持体22は、前記固定部材1の一端縁を可
動部材側に延長して該部材1と一体的に形成するのであ
る。
この保持体22は以上の如く固定部材1と一体的に形成
する他、別体により形成し、固定部材1に固定してもよ
いが、その先端は可動部材9側に延び、リンク部材5,
6の先端部位で終っておりこの先端部に前記凹入部21
を設けるのである。
する他、別体により形成し、固定部材1に固定してもよ
いが、その先端は可動部材9側に延び、リンク部材5,
6の先端部位で終っておりこの先端部に前記凹入部21
を設けるのである。
この凹入部21は、前記制御部材12に設ける係止体2
3の移動軌跡に沿い、かつ変速段位に相当する移動量に
合わせて所定間隔おきに設けるのであって、第4図に示
したごとく主として貫通孔により形成する。
3の移動軌跡に沿い、かつ変速段位に相当する移動量に
合わせて所定間隔おきに設けるのであって、第4図に示
したごとく主として貫通孔により形成する。
この凹入部21を貫通孔とした場合、その一方側開口部
を皿形とし、隣接する凹入部13との間隔内には、傾斜
面を形成しこの傾斜面に前記係止体23が位置すれば、
該傾斜面を滑って何れかの凹入部21に嵌入することが
できるようになっている。
を皿形とし、隣接する凹入部13との間隔内には、傾斜
面を形成しこの傾斜面に前記係止体23が位置すれば、
該傾斜面を滑って何れかの凹入部21に嵌入することが
できるようになっている。
またこの凹入部21に係合する前記係止体23は、第1
図に示した如く制御部材12に取付けられるのであって
、筒状ホルダー23a1該ホルダー23a内にコイルス
プリング23bを介して外方に突出する傾向に内装され
る1つのボール23cとから成り、このボール23cを
第4図の如く前記凹入部21の何れか一つに係合させる
のである。
図に示した如く制御部材12に取付けられるのであって
、筒状ホルダー23a1該ホルダー23a内にコイルス
プリング23bを介して外方に突出する傾向に内装され
る1つのボール23cとから成り、このボール23cを
第4図の如く前記凹入部21の何れか一つに係合させる
のである。
このボール23cの凹入部21への係合は、該ボール2
3cを外方に押出するコイルスプリング23bの働らき
で維持されるのであって、このスプリング23bの力即
ちボール23cの凹入部21への係合力を、前記スプリ
ング13の最大蓄勢力に打勝つように設定するのである
。
3cを外方に押出するコイルスプリング23bの働らき
で維持されるのであって、このスプリング23bの力即
ちボール23cの凹入部21への係合力を、前記スプリ
ング13の最大蓄勢力に打勝つように設定するのである
。
斯くてこのボール23cの係合により所望の変速段位に
正確に操作できると共に、設定した変速段位を確実に維
持できるのであり、しかも前記したチェン移動の停止時
、制御部材12のみを回動させる場合でも、該制御部材
12の回動位置を所望の変速段位に設定でき、チェンの
移動開始後は、前記スプリング13の蓄勢力で設定した
変速段位まで前記可動部材9を軸方向に移動させられ、
かつこの段位に維持できるのである。
正確に操作できると共に、設定した変速段位を確実に維
持できるのであり、しかも前記したチェン移動の停止時
、制御部材12のみを回動させる場合でも、該制御部材
12の回動位置を所望の変速段位に設定でき、チェンの
移動開始後は、前記スプリング13の蓄勢力で設定した
変速段位まで前記可動部材9を軸方向に移動させられ、
かつこの段位に維持できるのである。
つまりチェンが停止していても所望の変速段位への掛換
操作が前以って行なえる所謂プレセレクトが行なえるの
である。
操作が前以って行なえる所謂プレセレクトが行なえるの
である。
尚この位置決め装置20において、前記ボール23cが
各凹入部21に係合するとき、前記案内輪11aが多段
フリーホイールにおける各スプロケットホイールの位置
に対応することが必要である。
各凹入部21に係合するとき、前記案内輪11aが多段
フリーホイールにおける各スプロケットホイールの位置
に対応することが必要である。
次に以上の如く構成した変速機の動作を第5図乃至第7
図に基づいて説明する。
図に基づいて説明する。
前記コントロールワイヤWは、自転車のハントル又はそ
の近くに設ける操作レバー(図示せず)にその一端が固
定されていて、該ワイヤWの押引操作により前記制御部
材12を介して可動部材9を往復移動させるのである。
の近くに設ける操作レバー(図示せず)にその一端が固
定されていて、該ワイヤWの押引操作により前記制御部
材12を介して可動部材9を往復移動させるのである。
第5図に示した可動部材9の位置は、高速位置であって
、前記ワイヤWを牽引することにより第7図に示した低
速位置に変更できるのであり、前記ワイヤWを押すこと
により第7図に示した低速位置から高速位置に変更でき
るのである。
、前記ワイヤWを牽引することにより第7図に示した低
速位置に変更できるのであり、前記ワイヤWを押すこと
により第7図に示した低速位置から高速位置に変更でき
るのである。
尚以下説明の都合上可動部材9の高速位置から低速位置
への移動を往動と称し、逆方向への移動を復動と称する
。
への移動を往動と称し、逆方向への移動を復動と称する
。
しかしてこれら往復動操作において、自転車のチェンが
移動しているとき、即ちペタルを踏んで強制的に移動さ
せているとき前記操作レバーを操作すればリンク部材5
は制御部材12と共に回動し、可動部材9を往復動させ
られ、従来品と同様所望の変速段位にチェンの掛換え操
作が行なえるのであり、この掛換時、係止体23の前記
凹入部21への係合により可動部材9、引いては前記チ
ェン案内具11をフリーホイールにおける所定のスプロ
ケットホイールに対し正しい位置に位置させられると共
に、該位置を維持できるのである。
移動しているとき、即ちペタルを踏んで強制的に移動さ
せているとき前記操作レバーを操作すればリンク部材5
は制御部材12と共に回動し、可動部材9を往復動させ
られ、従来品と同様所望の変速段位にチェンの掛換え操
作が行なえるのであり、この掛換時、係止体23の前記
凹入部21への係合により可動部材9、引いては前記チ
ェン案内具11をフリーホイールにおける所定のスプロ
ケットホイールに対し正しい位置に位置させられると共
に、該位置を維持できるのである。
之に対し前記チエンが移動していないとき、即ち自転車
の走行中ペダルを止めたとき、または自転車を停止して
いるとき、前記操作レバーを操作し、前記ワイヤーを牽
引すれば、前記同様リンク部材5は回動しようとするが
、このとき可動部材9はチェンの停止によりその移動が
阻止されることになり、該移動に大きな抵抗が作用する
ことになる。
の走行中ペダルを止めたとき、または自転車を停止して
いるとき、前記操作レバーを操作し、前記ワイヤーを牽
引すれば、前記同様リンク部材5は回動しようとするが
、このとき可動部材9はチェンの停止によりその移動が
阻止されることになり、該移動に大きな抵抗が作用する
ことになる。
従ってリンク部材5は回動することなく前記制御部材1
2のみが第6図のごとく前記ワイヤー牽引により所望の
変速段位まで回動ずるのである。
2のみが第6図のごとく前記ワイヤー牽引により所望の
変速段位まで回動ずるのである。
次いでこの状態からペダルを踏んでチェンを移動させる
と、前記抵抗は解放され、制御部材12の前記回動によ
り蓄勢したスプリング13の蓄勢力によってリンク部材
5,6が回動させられ、第7図のごとく可動部材9が往
動するのである。
と、前記抵抗は解放され、制御部材12の前記回動によ
り蓄勢したスプリング13の蓄勢力によってリンク部材
5,6が回動させられ、第7図のごとく可動部材9が往
動するのである。
そしてこの往動は、無制限に行なわれることなく、予め
設定した変速段位まで行なわれるのであり、この往動後
はその変速段位位置で維持されるのである。
設定した変速段位まで行なわれるのであり、この往動後
はその変速段位位置で維持されるのである。
以上説明した実施例におけるコントロールワイヤはプッ
シュブル式ワイヤを用いているが、第8図のごとく二本
のコントロールワイヤW1、W2を用いてもよい。
シュブル式ワイヤを用いているが、第8図のごとく二本
のコントロールワイヤW1、W2を用いてもよい。
この場合第8図のごとくその一本のワイヤW1を前記同
様前記制御部材12のアーム12dの先端に設けた固定
具15にその一端を固定すると共に、他の一本のワイヤ
W2を前記リンク部材5の中間に固定具17を設け、該
固定具17により固定するのであり、前記各ワイヤW1
、W2に対応するアウターケーブルO1、O2は固定部
材1に支持片18を設け、該支持片に取付けるアウター
固定具16.19により固定するのである。
様前記制御部材12のアーム12dの先端に設けた固定
具15にその一端を固定すると共に、他の一本のワイヤ
W2を前記リンク部材5の中間に固定具17を設け、該
固定具17により固定するのであり、前記各ワイヤW1
、W2に対応するアウターケーブルO1、O2は固定部
材1に支持片18を設け、該支持片に取付けるアウター
固定具16.19により固定するのである。
また前記した実施例では可動部材9の往動時においての
み制御部材12を動作させ、前記スプリング13をたわ
ませて蓄勢し、抵抗解除後予め動作した制御部材12の
設定位置まで可動部材9を移動させるようにした所謂プ
レセレクト機構を構成しているが、往復動時においてプ
レセクトさせる場合も同様である。
み制御部材12を動作させ、前記スプリング13をたわ
ませて蓄勢し、抵抗解除後予め動作した制御部材12の
設定位置まで可動部材9を移動させるようにした所謂プ
レセレクト機構を構成しているが、往復動時においてプ
レセクトさせる場合も同様である。
この場合前記制御部材12を添設するリンク部材5を第
9図のごとく形成して該リンク部材5に対し制御部材1
2を内方及び外方の正逆方向に回動可能に構成すると共
に、この制御部材12を第10図のごとく形成して前記
リンク部材5を固定部材1に枢支するピン3により枢支
するのであり、このピン3に前記スプリング13を巻回
して、その一端を前記制御部材12に設ける棒状体31
に係止し、他端を前記リンク部材5の垂直壁5bの内面
に係止するのである。
9図のごとく形成して該リンク部材5に対し制御部材1
2を内方及び外方の正逆方向に回動可能に構成すると共
に、この制御部材12を第10図のごとく形成して前記
リンク部材5を固定部材1に枢支するピン3により枢支
するのであり、このピン3に前記スプリング13を巻回
して、その一端を前記制御部材12に設ける棒状体31
に係止し、他端を前記リンク部材5の垂直壁5bの内面
に係止するのである。
尚前記リンク部材5の前記ピン3による枢支側基部には
前記スプリング13の一端を棒状体31に代って係止す
る棒状体32が突設されており、また制御部材12には
前記スプリング13の他端を、前記垂直壁5bに代って
係止する垂直壁12fが設けられている。
前記スプリング13の一端を棒状体31に代って係止す
る棒状体32が突設されており、また制御部材12には
前記スプリング13の他端を、前記垂直壁5bに代って
係止する垂直壁12fが設けられている。
また第10図に示した制御部材12は、その基部はコ字
形を呈し、この基部から支持片12gとアーム12hと
が突設されて支持片12gには前記位置決め装置20の
係止体23が支持されており、アーム12hには第12
図に示したごとくワイヤWの固定具15を取付け、該固
定具15を介してワイヤWの一端を支持するようになっ
ている。
形を呈し、この基部から支持片12gとアーム12hと
が突設されて支持片12gには前記位置決め装置20の
係止体23が支持されており、アーム12hには第12
図に示したごとくワイヤWの固定具15を取付け、該固
定具15を介してワイヤWの一端を支持するようになっ
ている。
又第12図乃至第15図に示した実施例における前記位
置決め装置20の保持体22は、固定部材1を延長して
形成しており、この保持体22の中間には前記制御部材
12が回動できるようにするための切欠きが設けられて
いる。
置決め装置20の保持体22は、固定部材1を延長して
形成しており、この保持体22の中間には前記制御部材
12が回動できるようにするための切欠きが設けられて
いる。
以上の如く構成した変速機は、可動部材9の往動時及び
復動時にそれぞれプレセレクト操作が行なえるのである
。
復動時にそれぞれプレセレクト操作が行なえるのである
。
即ち第13図に示した可動部材9の位置は高速位置であ
って、ワイヤWを牽引することにより可動部材9を低速
位置へ移動できるのであるが、この可動部材9の移動に
所定以上の抵抗が作用するときには、制御部材12のみ
が第14図のごとく回動するのであり、この回動に伴な
って棒状体31も変位するので前記スプリング13の一
端はリンク部材5に設けた棒状体32により係止される
と共に他端は制御部材12の垂直壁12fにより係止さ
れ蓄勢するのである。
って、ワイヤWを牽引することにより可動部材9を低速
位置へ移動できるのであるが、この可動部材9の移動に
所定以上の抵抗が作用するときには、制御部材12のみ
が第14図のごとく回動するのであり、この回動に伴な
って棒状体31も変位するので前記スプリング13の一
端はリンク部材5に設けた棒状体32により係止される
と共に他端は制御部材12の垂直壁12fにより係止さ
れ蓄勢するのである。
そして前記抵抗が解除されるとこの蓄勢力によりリンク
部材5を動作させ、可動部材9を低速位置に移動させる
のである。
部材5を動作させ、可動部材9を低速位置に移動させる
のである。
又逆に低速位置にある可動部材9を高速位置に移動させ
る場合には、前記ワイヤWを押出すことにより行なうの
であるが、この動作時所定以上の抵抗が作用すれば第1
5図に示したごとく制御部材12のみが回動するのであ
り、この回動に伴なって棒状体31も同方向に変位して
スプリング13の一端が変位すると共に、該スプリング
13の他端はリンク部材5の垂直壁5bにより係止され
ることになって蓄勢するのである。
る場合には、前記ワイヤWを押出すことにより行なうの
であるが、この動作時所定以上の抵抗が作用すれば第1
5図に示したごとく制御部材12のみが回動するのであ
り、この回動に伴なって棒状体31も同方向に変位して
スプリング13の一端が変位すると共に、該スプリング
13の他端はリンク部材5の垂直壁5bにより係止され
ることになって蓄勢するのである。
従って前記抵抗が解除すれば、この蓄勢力によりリンク
部材5を制御部材12側に回動させ、可動部材9を高速
位置に移動させるのである。
部材5を制御部材12側に回動させ、可動部材9を高速
位置に移動させるのである。
更らに前記実施例では、制御部材12を固定部材1に、
即ち固定部材1にリンク部材5を枢支するピン3を用い
て取付けたがこの制御部材12を前記可動部材9に取付
ける場合は、第16図のごとく可動部材9とリンク部材
6とを結合する前記ピン8を用いて取付けたり、或いは
図示していないがピン7を用いて取付けるのである。
即ち固定部材1にリンク部材5を枢支するピン3を用い
て取付けたがこの制御部材12を前記可動部材9に取付
ける場合は、第16図のごとく可動部材9とリンク部材
6とを結合する前記ピン8を用いて取付けたり、或いは
図示していないがピン7を用いて取付けるのである。
この場合前記位置決め装置20の保持体22は、可動部
材9に設けるのである。
材9に設けるのである。
またリンク部材5又は6の一方に取付ける場合は図示し
ていないが別に設けるピンを用いて取付けるのであって
、前記位置決め装置20の保持体22は、制御部材12
の取付位置に合わせ固定部材1又は可動部材9に取付け
るのである。
ていないが別に設けるピンを用いて取付けるのであって
、前記位置決め装置20の保持体22は、制御部材12
の取付位置に合わせ固定部材1又は可動部材9に取付け
るのである。
尚以上の説明において保持体22の設ける位置を説明し
ているが、この保持体20は、前記制御部材12と、該
部材12に対応する前記三部材の一つとの何れかに設け
ればよいのであって、制御部材12に保持体22を設け
れば、前記した説明の保持体22は係止体23と入れ換
ることになる。
ているが、この保持体20は、前記制御部材12と、該
部材12に対応する前記三部材の一つとの何れかに設け
ればよいのであって、制御部材12に保持体22を設け
れば、前記した説明の保持体22は係止体23と入れ換
ることになる。
以上の如く本発明は、位置決め装置によりコントロール
ワイヤに伸びなどがあっても変速操作時のチェンの掛換
えが常に正確に行なえるのであり、しかもこの掛換えた
所望の変速段位に維持できるのである。
ワイヤに伸びなどがあっても変速操作時のチェンの掛換
えが常に正確に行なえるのであり、しかもこの掛換えた
所望の変速段位に維持できるのである。
その上この変速操作は、自転車が走行しているか否かに
関係なく換言すればチェンが移動していなくとも行なえ
、しかも所望の変速段位への切換操作即ち所謂プレセレ
クト操作が行なえるのであり、チェンの移動後には、予
め設定した所望の変換段位への切換えが行なえるのであ
る。
関係なく換言すればチェンが移動していなくとも行なえ
、しかも所望の変速段位への切換操作即ち所謂プレセレ
クト操作が行なえるのであり、チェンの移動後には、予
め設定した所望の変換段位への切換えが行なえるのであ
る。
またこの切換えも常に正確に行なえ、かつ切換後の変速
段位の維持も確実に行なえるのである。
段位の維持も確実に行なえるのである。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図はその正面
図、第2図はその平面図、第3図はリンク部材と制御部
材との斜視図、第4図は位置決め装置の拡大断面図、第
5図乃至第7図は作動状態を示す一部省略した底面図、
第8図は別の実施例を示す一部省略底面図、また第9図
乃至第15図は更らに別の実施例を示すもので、第9図
は一つのリンク部材の斜視図、第10図は制御部材の斜
視図、第11図は一部省略正面図、第12図は同じく一
部省略底面図、第13図乃至第15図は作動状態を示す
一部省略平面図であり、又第16図は更らに別の実施例
を示す一部省略底面図である。 1・・・固定部材、5,6・・・リンク部材、9・・・
可動部材、12・・・制御部材、13.14・・・スプ
リング、20・・・位置決め装置、22・・・保持体、
23・・・係止体。
図、第2図はその平面図、第3図はリンク部材と制御部
材との斜視図、第4図は位置決め装置の拡大断面図、第
5図乃至第7図は作動状態を示す一部省略した底面図、
第8図は別の実施例を示す一部省略底面図、また第9図
乃至第15図は更らに別の実施例を示すもので、第9図
は一つのリンク部材の斜視図、第10図は制御部材の斜
視図、第11図は一部省略正面図、第12図は同じく一
部省略底面図、第13図乃至第15図は作動状態を示す
一部省略平面図であり、又第16図は更らに別の実施例
を示す一部省略底面図である。 1・・・固定部材、5,6・・・リンク部材、9・・・
可動部材、12・・・制御部材、13.14・・・スプ
リング、20・・・位置決め装置、22・・・保持体、
23・・・係止体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 固定部材とチェン案内具を備えた可動部材及びこの
可動部材を前記固定部材に連結する連結部材との三部材
から成り、コントロールワイヤの操作により前記可動部
材を往復移動させるごとくした外装変速機であって、前
記可動部材と独立して動く一つの制御部材を設け、この
制御部材を介して可動部材を移動させると共にこの制御
部材に前記ワイヤ又は該ワイヤを案内するアウターケー
ブルの一方を取付け、かつ該制御部材に前記可動部材を
その移動方向に附勢するスプリングを設ける一方、この
制御部材と前記三部材の内一つの部材との間に位置決め
装置を設け、変速操作において前記可動部材の移動に変
速抵抗以上の抵抗が作用したとき前記制御部材を前記ス
プリングに抗して作動させ、該抵抗が解除したとき、こ
のスプリングの復動作用により前記可動部材を位置決め
した変速段位に移動させるべく成したことを特徴とする
外装変速機。 2 特許請求の範囲第1項において、前記制御部材を前
記固定部材に枢着したことを特徴とする外装変速機。 3 特許請求の範囲第1項において、前記制御部材を前
記可動部材に枢着したことを特徴とする外装変速機。 4 特許請求の範囲第1項において、前記制御部材を前
記連結部材に枢着したことを特徴とする外装変速機。 5 特許請求の範囲第1項において、前記制御部材の動
きを、往復移動可能な可動部材の往復移動に対応した往
復動を可能とし、この制御部材に該制御部材の動きによ
り蓄勢され前記可動部材をその往動及び復動方向に附勢
するスプリングを設けたことを特徴とする外装変速機。 6 特許請求の範囲第1項において、前記制御部材の動
きを、可動部材の往復移動の一方に対応した一方向のみ
とし、この制御部材に、該制御部材の前記動きにより蓄
勢され、前記可動部材を附勢するスプリングを設けたこ
とを特徴とする外装変速機。 7 特許請求の範囲第1項において、前記可動部材の移
動操作を行なうコントロールワイヤとして、押引操作可
能としたプッシュプルワイヤを用いたことを特徴とする
外装変速機。 8 特許請求の範囲第1項において、前記可動部材の移
動操作を行なうコントロールワイヤを2本用い、1本の
ワイヤの引動作により可動部材の往動を、他の1本のワ
イヤの引動作により可動部材の復動を行なうごとく成し
たことを特徴とする外装変速機。 9 特許請求の範囲第1項において、前記位置決め装置
を、前記制御部材と前記固定部材との間に設けたことを
特徴とする外装変速機。 10 特許請求の範囲第1項において、前記位置決め装
置を、前記制御部材と前記可動部材との間に設けたこと
を特徴とする外装変速機。 11 特許請求の範囲第1項において、前記位置決め装
置を、前記制御部材と前記連結部材との間に設けたこと
を特徴とする外装変速機。 12 特許請求の範囲第1項において、前記位置決め装
置として複数個の凹入部を有する保持体と、これら凹入
部と選択的に係合する係止体とから構成したことを特徴
とする外装変速機。 13 特許請求の範囲第12項において、前記係止体を
、ボールと該ボールを前記保持体側に押圧するスプリン
グとにより構成し、このスプリングによるボールの前記
凹入部への係止力を、前記制御部材に設けるスプリング
の附勢力より強くし、該附勢力に打勝って係合した位置
を保持するごとくしたことを特徴とする外装変速機。 14 特許請求の範囲第12項において、前記保持体を
前記三部材の内の一部材に、係止体を前記制御部材に設
けたことを特徴とする外装変速機。 15 特許請求の範囲第12項において、前記保持体を
制御部材に、係止体を前記三部材の内の一部材に設けた
ことを特徴とする外装変速機。 16 特許請求の範囲第1項において、前記連結部材を
二本の平行なリンクにより形成し、該リンクの一端側を
固定部材に、他端側を可動部材にそれぞれピンを介して
枢着したことを特徴とする外装変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5064479A JPS584666B2 (ja) | 1979-04-23 | 1979-04-23 | 外装変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5064479A JPS584666B2 (ja) | 1979-04-23 | 1979-04-23 | 外装変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS551287A JPS551287A (en) | 1980-01-08 |
JPS584666B2 true JPS584666B2 (ja) | 1983-01-27 |
Family
ID=12864648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5064479A Expired JPS584666B2 (ja) | 1979-04-23 | 1979-04-23 | 外装変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS584666B2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-23 JP JP5064479A patent/JPS584666B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS551287A (en) | 1980-01-08 |
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