JPS5846548B2 - 電解二酸化マンガンの製造法 - Google Patents
電解二酸化マンガンの製造法Info
- Publication number
- JPS5846548B2 JPS5846548B2 JP55098313A JP9831380A JPS5846548B2 JP S5846548 B2 JPS5846548 B2 JP S5846548B2 JP 55098313 A JP55098313 A JP 55098313A JP 9831380 A JP9831380 A JP 9831380A JP S5846548 B2 JPS5846548 B2 JP S5846548B2
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- Japan
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- electrolyte
- electrolytic
- manganese dioxide
- emd
- electrolytic manganese
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- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電解二酸化マンガンの製造法の改良に関するも
のであって、電解槽液面からの熱放散の防止を図り、し
かも電解によって生ずる水素の放出の容易な電解二酸化
マンガンの製造法を提供するにある。
のであって、電解槽液面からの熱放散の防止を図り、し
かも電解によって生ずる水素の放出の容易な電解二酸化
マンガンの製造法を提供するにある。
本発明者等は電解二酸化マンガンを製造するに当り、硫
酸マンガン溶酸中にマンガン酸化物を懸濁せしめて電解
する方法（以下スラリー法という）を採用しでいる。
酸マンガン溶酸中にマンガン酸化物を懸濁せしめて電解
する方法（以下スラリー法という）を採用しでいる。
他方、上述スラリー法における電解液は、電気伝導度を
大きくするためおよび製品電解二酸化マンガン（ＥＭＤ
という）の特性向上のために９０℃以上の温度で電解処
理されているが、電解液表面からの水蒸気蒸発熱損失、
電解槽外側面からの熱放散等の熱損失を無視できず、特
に電解液面からの蒸発熱損失は全損失熱量の約ｓｏ％に
も達する。
大きくするためおよび製品電解二酸化マンガン（ＥＭＤ
という）の特性向上のために９０℃以上の温度で電解処
理されているが、電解液表面からの水蒸気蒸発熱損失、
電解槽外側面からの熱放散等の熱損失を無視できず、特
に電解液面からの蒸発熱損失は全損失熱量の約ｓｏ％に
も達する。
それがため、現在電解液表面上を菜種油やパラフィン等
で３〜５關厚の被膜を形成せしめで電解処理を行ってい
る。
で３〜５關厚の被膜を形成せしめで電解処理を行ってい
る。
しかし、前述のごとく電解液を９０℃以上に保持するた
めの加熱および電解時発生するジュール熱のほか電解に
よって生ずる水素の生成等により。
めの加熱および電解時発生するジュール熱のほか電解に
よって生ずる水素の生成等により。
電解槽内金体に亘ってかなりの流動、対流等が生じてい
る。
る。
かかる流動、対流等に伴って、電解液表面を被覆してい
る菜種油やパラフィン等も１表面のみに止まらず電解槽
のかなり深０檀ｉ分にまでまき込まれ、その結果、電解
によって生ずるＥＭＤが電極に析する際一部捕捉され、
電極板を電解槽により取出し、冷却されることによって
固化し。
る菜種油やパラフィン等も１表面のみに止まらず電解槽
のかなり深０檀ｉ分にまでまき込まれ、その結果、電解
によって生ずるＥＭＤが電極に析する際一部捕捉され、
電極板を電解槽により取出し、冷却されることによって
固化し。
製品ＥＭＤ中に取込まれる。
特に、前述スラリー法ではマンガン酸化物が電解液中に
懸濁されているため一層顕著である。
懸濁されているため一層顕著である。
上述のごとく製品ＥＭＤ中に菜種油またはパラフィン等
が混入するときは、製品ＥＭＤの電池特性に悪影響を及
ぼし、またその除去のために別個に精製処理を行わなけ
ればならない。
が混入するときは、製品ＥＭＤの電池特性に悪影響を及
ぼし、またその除去のために別個に精製処理を行わなけ
ればならない。
また、電解液表面を被覆している菜種油やパラフィンは
、電極板に析出したＥＭＤを採取するため、電解槽から
取出す際、一部がＥＭＤ表面に付着して取出されるため
、電解操業時徐々に補給しなければならないという欠点
がある。
、電極板に析出したＥＭＤを採取するため、電解槽から
取出す際、一部がＥＭＤ表面に付着して取出されるため
、電解操業時徐々に補給しなければならないという欠点
がある。
本発明は上述従来の欠点を改善するため研究の結果、ス
ラリー法で電解二酸化マンガンを製造する際、電解液表
面上を、該電解液に不溶で、かつ電解時の液温で不溶融
の粒状、小片状または球状等の固形物で被覆することに
より、電解液表面からの熱放散を防止し、同時に電解時
に生成する水素ガスの放散を容易ならしめる方法を得た
。
ラリー法で電解二酸化マンガンを製造する際、電解液表
面上を、該電解液に不溶で、かつ電解時の液温で不溶融
の粒状、小片状または球状等の固形物で被覆することに
より、電解液表面からの熱放散を防止し、同時に電解時
に生成する水素ガスの放散を容易ならしめる方法を得た
。
本発明で用いられる固形物は、融点１１５℃以上、比重
０．８以下であって、電解液に対して不溶性で、かつ電
解時の液温はおいて不溶融のものであり１合成樹脂、コ
ルク、シラスバルーン等の粒状１球状、小片状等各種の
ものが用いられる。
０．８以下であって、電解液に対して不溶性で、かつ電
解時の液温はおいて不溶融のものであり１合成樹脂、コ
ルク、シラスバルーン等の粒状１球状、小片状等各種の
ものが用いられる。
また１本発明の目的からは、その形状は均一である必要
はなく、各種の大小の形状の混合したものが好ましい。
はなく、各種の大小の形状の混合したものが好ましい。
すなわち１球状物である場合には径５服以上でビンポン
球入の各種のものの混合物を用いるのが好ましく、また
粒状もしくは小片状のものにあっては数ｍｍ以上数十朋
程度のものの混合物が好ましい。
球入の各種のものの混合物を用いるのが好ましく、また
粒状もしくは小片状のものにあっては数ｍｍ以上数十朋
程度のものの混合物が好ましい。
上述のごとく各種大小の固型物の混合物を使用すること
により、固形物相互の空間がさらに小径状の固形物に充
填され、従って電解液表面が大気に露出する部分がより
減少される。
により、固形物相互の空間がさらに小径状の固形物に充
填され、従って電解液表面が大気に露出する部分がより
減少される。
以上の固形物を電解液ｌこ投入すれば、比重が軽いため
、該固形物はすべて電解液表面上に浮遊し。
、該固形物はすべて電解液表面上に浮遊し。
これらの固形物が集積して電解液表面を被覆する。
このような状態の下で電解処理すれば、該固形物は電解
液の加熱および電解時に発生するジュール熱さらに電解
時に生成する水素ガス等による電解液の流動、対流等に
関係なく電解液表面上に常に保持されでおり、電解液表
面からの放熱を防止することができる。
液の加熱および電解時に発生するジュール熱さらに電解
時に生成する水素ガス等による電解液の流動、対流等に
関係なく電解液表面上に常に保持されでおり、電解液表
面からの放熱を防止することができる。
また、上述のごとく電解液表面上を固形物で被覆されて
いても、これら固形物間には僅かな空隙が多数形成され
ているため、電解時に生成する水素ガスは、これら多数
の空隙から簡単に電解槽外へ徐々に放出され蓄積される
ことがな（１）から安全である。
いても、これら固形物間には僅かな空隙が多数形成され
ているため、電解時に生成する水素ガスは、これら多数
の空隙から簡単に電解槽外へ徐々に放出され蓄積される
ことがな（１）から安全である。
また、特にスラリー法における電解液に懸濁されるマン
ガン酸化物は、固形物に伺等防害されることなく電解液
中に懸濁されでおり、スラリー法＊ネによる電解条件も
全く阻害されることがない。
ガン酸化物は、固形物に伺等防害されることなく電解液
中に懸濁されでおり、スラリー法＊ネによる電解条件も
全く阻害されることがない。
さらｌこまた。
電解液表面が菜種油やパラフィン等のごとき液状物でな
いから、電解槽より電極板を取出す際、パラフィン等の
ごとき損失は全くなく簡単に取出せ、また電解液中に撹
拌されることなく、従って電極板ｌこ析出される製品Ｅ
ＭＤ中への不純物の混入のおそれは全くない。
いから、電解槽より電極板を取出す際、パラフィン等の
ごとき損失は全くなく簡単に取出せ、また電解液中に撹
拌されることなく、従って電極板ｌこ析出される製品Ｅ
ＭＤ中への不純物の混入のおそれは全くない。
以上のごとく本発明は粒状、小片状または球状等の固形
物により電解液表面上を被覆することによって、電解液
表面からの熱放散を防止すると共ｌこ、電解時ｌこ生成
する水素ガスの放出を容易ならしめ、しかも製品ＥＭＤ
中に混入されるパラフィン等の不純物を皆無ならしめる
ことができるから。
物により電解液表面上を被覆することによって、電解液
表面からの熱放散を防止すると共ｌこ、電解時ｌこ生成
する水素ガスの放出を容易ならしめ、しかも製品ＥＭＤ
中に混入されるパラフィン等の不純物を皆無ならしめる
ことができるから。
良質のＥＭＤを簡単に製造することができる。
実施例
内容量２００ｇの電解槽に、長さＩｍ、巾５０の、厚み
４１ｎ７ＩＬのＴｉ板を陽極とし、長さ１ｍ、巾１、８
．５ ＣｒＩＬ、厚み１５ｍｍの黒鉛板３枚を蔭極とし
て挿入対置する。
４１ｎ７ＩＬのＴｉ板を陽極とし、長さ１ｍ、巾１、８
．５ ＣｒＩＬ、厚み１５ｍｍの黒鉛板３枚を蔭極とし
て挿入対置する。
前記電解槽内へ電解液として１モル／ｅの濃度のＭ ｎ
Ｓ ０４溶液を入れ、該Ｍ ｎ Ｓ ０４溶液に二酸
化マンガンのスラリーを分散せしめる。
Ｓ ０４溶液を入れ、該Ｍ ｎ Ｓ ０４溶液に二酸
化マンガンのスラリーを分散せしめる。
つぎに上述電解液表面上に、メチルペンテンポリマー樹
脂よりなる粒径９．５〜５ｍｍの粒状物を添加し、電解
液表面上を被覆した後、該電解液を９０〜９５℃に加熱
し、また電解中一定濃度のＭｎＳＯ４溶液を電解槽一端
より補給すると共に。
脂よりなる粒径９．５〜５ｍｍの粒状物を添加し、電解
液表面上を被覆した後、該電解液を９０〜９５℃に加熱
し、また電解中一定濃度のＭｎＳＯ４溶液を電解槽一端
より補給すると共に。
電解槽の他端より生成せるＨ２ＳＯ４を排出しつつ電解
する。
する。
なお、比較のため電解液表面にパラフィンを４間厚に浮
かせたものについて電解し、得られたＥＭＤの性質を比
較したところ次の通りであった。
かせたものについて電解し、得られたＥＭＤの性質を比
較したところ次の通りであった。
上表より明らかなごとく１本発明により得られるＥＭＤ
は、ＣおよびＨＣｅ不溶分において著しい改善が認めら
れ、またアルカリマンガン用として優れた等性を有する
のが認められる。
は、ＣおよびＨＣｅ不溶分において著しい改善が認めら
れ、またアルカリマンガン用として優れた等性を有する
のが認められる。
なお、比較例では、電解液表面上を被覆したパラフィン
は、電極板に析出したＥＭＤを剥離した後では、厚さ約
３．５間と明らかに損失するのが認められる。
は、電極板に析出したＥＭＤを剥離した後では、厚さ約
３．５間と明らかに損失するのが認められる。
Claims (1)
- １ 硫酸マンガン溶液を電解液とし、これにマンガン酸
化物を懸濁させて電解二酸化マンガンを製造するに当り
、該電解液表面上を、該電解液に不溶で、かつ電解時の
温度で不溶融の粒状、小片状または球状の固形物で被覆
しで電解することを特徴とする電解二酸化マンガンの製
造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55098313A JPS5846548B2 (ja) | 1980-07-18 | 1980-07-18 | 電解二酸化マンガンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55098313A JPS5846548B2 (ja) | 1980-07-18 | 1980-07-18 | 電解二酸化マンガンの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5726181A JPS5726181A (en) | 1982-02-12 |
| JPS5846548B2 true JPS5846548B2 (ja) | 1983-10-17 |
Family
ID=14216426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55098313A Expired JPS5846548B2 (ja) | 1980-07-18 | 1980-07-18 | 電解二酸化マンガンの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5846548B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5996399B2 (ja) * | 2012-11-27 | 2016-09-21 | 株式会社東芝 | 白金族元素の回収方法 |
-
1980
- 1980-07-18 JP JP55098313A patent/JPS5846548B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5726181A (en) | 1982-02-12 |
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