JPS584632Y2 - 舶用機関の冷却排水の油捕集具 - Google Patents
舶用機関の冷却排水の油捕集具Info
- Publication number
- JPS584632Y2 JPS584632Y2 JP8087077U JP8087077U JPS584632Y2 JP S584632 Y2 JPS584632 Y2 JP S584632Y2 JP 8087077 U JP8087077 U JP 8087077U JP 8087077 U JP8087077 U JP 8087077U JP S584632 Y2 JPS584632 Y2 JP S584632Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- water
- cooling
- collecting
- oil collecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Removal Of Floating Material (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は舶用機関冷却排水中の微量の潤滑油等の漏洩油
を捕集する簡単な構造の器具に関するものであり、該器
具をメンテナンスフリーのままで長時間の使用を可能な
らしめるものである。
を捕集する簡単な構造の器具に関するものであり、該器
具をメンテナンスフリーのままで長時間の使用を可能な
らしめるものである。
本考案の特定のケーシングに特定の成型体捕集材が装着
された油捕集具(以下本考案の油捕集具と称する)は舶
用機関冷却排水(以下冷却排水と称する)を航行する水
面のやや上方にある有底カップ状の油捕集用成型材に注
入し油を捕集した後に冷却排水を航行水域に排出するも
のである。
された油捕集具(以下本考案の油捕集具と称する)は舶
用機関冷却排水(以下冷却排水と称する)を航行する水
面のやや上方にある有底カップ状の油捕集用成型材に注
入し油を捕集した後に冷却排水を航行水域に排出するも
のである。
本考案の油捕集具は航行水面より少し上方に有底のカッ
プ状の油捕集用成型材を縦□位置させて用いることを基
本とするが、該油捕集用成型材の底部がいくらか航行水
面より下方にあっても使用でき。
プ状の油捕集用成型材を縦□位置させて用いることを基
本とするが、該油捕集用成型材の底部がいくらか航行水
面より下方にあっても使用でき。
冷却排水の該油捕集用成型材の中におけろ水頭により冷
却排水を該油捕集用成型材の外方へ排出するものである
。
却排水を該油捕集用成型材の外方へ排出するものである
。
本考案の油捕集具は船体の一定位置に装着され。
特に小型船舶の船殻の外側の水面上にある冷却排水の排
出口に装着して用いることを主眼とし、冷却排水の配管
へ簡単に接続するだけで使用できる。
出口に装着して用いることを主眼とし、冷却排水の配管
へ簡単に接続するだけで使用できる。
以下に本考案の油捕集具を例示図に基いて説明する。
本考案の油捕集具はカップ状の油捕集用成型材1と、該
油捕集用成型材の外側にあるケーシング2と、該ケーシ
ングと該油捕集用成型材の上方にあり流れをコントロー
ルする部材からなり、該油捕集用成型材の内側に冷却排
水が冷却排水の注入部4から注入され、油分を捕集され
た冷却排水は該油捕集用成型材の外側に出て、該油捕集
用成型材の下方のチェックバルブ7から排出される。
油捕集用成型材の外側にあるケーシング2と、該ケーシ
ングと該油捕集用成型材の上方にあり流れをコントロー
ルする部材からなり、該油捕集用成型材の内側に冷却排
水が冷却排水の注入部4から注入され、油分を捕集され
た冷却排水は該油捕集用成型材の外側に出て、該油捕集
用成型材の下方のチェックバルブ7から排出される。
波浪ヤローリング等によつセ本考案の油捕集具が水面下
に突っこんだり水没した場合は、該チェックバルブはチ
ェックボール8の上昇により閉じ、ケーシング2の下方
のダンピングオリフィス6から入る例えば海水は該油捕
集用成型材とケーシングの間隙に入りこむ。
に突っこんだり水没した場合は、該チェックバルブはチ
ェックボール8の上昇により閉じ、ケーシング2の下方
のダンピングオリフィス6から入る例えば海水は該油捕
集用成型材とケーシングの間隙に入りこむ。
ケーシング上方のボンネット3の小孔5は海水等を該ケ
ーシングの中へ浸入可能とするためのエアーブリーザ−
である。
ーシングの中へ浸入可能とするためのエアーブリーザ−
である。
油捕集用成型材の上縁はボンネット部の下面に密着し冷
却排水の漏洩を防いでいる。
却排水の漏洩を防いでいる。
ボンネットの上方へ延びる部分は冷却排水の溢流を防ぐ
縦長管状部材であり、例えば舶用機関がアイドリングな
いしスロー回転から中ないし高速回転に移るときに冷却
排水がエアを伴って急な流れとなり吹き出すような状態
となる場合に備えて、エアのみを上方へ逃がすようにし
た逆止弁9を備える。
縦長管状部材であり、例えば舶用機関がアイドリングな
いしスロー回転から中ないし高速回転に移るときに冷却
排水がエアを伴って急な流れとなり吹き出すような状態
となる場合に備えて、エアのみを上方へ逃がすようにし
た逆止弁9を備える。
該逆止弁9は少流量のエアを上方に逃がし易くなるため
に例えはバルブシート部が余り気密にならないようにし
て使用することができる。
に例えはバルブシート部が余り気密にならないようにし
て使用することができる。
さらに該逆止弁の先には航行水域の水が本考案の油捕集
具の内に入らぬようにシュノーケル10を備える。
具の内に入らぬようにシュノーケル10を備える。
油捕集用成型材は透水性で油捕集性のものからなり、熱
い冷却排水に耐えられ、熱や圧縮応力で変形せぬものを
使用し、材質を例示すればポーラスな油性炭によるもの
や合成繊維系のもの等を挙げることができる。
い冷却排水に耐えられ、熱や圧縮応力で変形せぬものを
使用し、材質を例示すればポーラスな油性炭によるもの
や合成繊維系のもの等を挙げることができる。
油捕集用成型材が目詰りして冷却排水を通し難くなるこ
とを考えて油捕集用成型材の下方にあるリテーナ−を兼
ねるチェックバルブを軟質の弾性材料で作っておけば好
都合である。
とを考えて油捕集用成型材の下方にあるリテーナ−を兼
ねるチェックバルブを軟質の弾性材料で作っておけば好
都合である。
本考案の油捕集具は前段に油水分離器や微細油滴粒大化
用器具を取付けて使用することもできる。
用器具を取付けて使用することもできる。
本考案の油捕集具に用いる油捕集用成型材は肉厚で油を
吸着でさる量を増すようにしておいたものが好ましく、
ケーシング内にセットし易くするため適度の耐座屈性、
柔らかさと熱水と接した場合の剛性との兼ね合い、長尺
物を得易い等の点でポリオレフィン等の合成繊維系のも
のが好ましく、かくすれば使用後の焼却時に有利である
。
吸着でさる量を増すようにしておいたものが好ましく、
ケーシング内にセットし易くするため適度の耐座屈性、
柔らかさと熱水と接した場合の剛性との兼ね合い、長尺
物を得易い等の点でポリオレフィン等の合成繊維系のも
のが好ましく、かくすれば使用後の焼却時に有利である
。
油捕集用成型材としてはポリオレフィン系の繊維による
ものが焼却時に灰、黒煙、有害ガス等の発生がなく、透
水抵抗の少なく細い繊維からなるものとして好適例には
チッソ株社製のCPフィルターを挙げることが出来る。
ものが焼却時に灰、黒煙、有害ガス等の発生がなく、透
水抵抗の少なく細い繊維からなるものとして好適例には
チッソ株社製のCPフィルターを挙げることが出来る。
本考案の油捕集具に入る冷却排水中には航行水域の微細
なゴミ、藻等が存在して機関の冷却水取入口のフィルタ
ーやストレーナ−で捕捉できぬものが油捕集用成型材の
内面へ付着することがある。
なゴミ、藻等が存在して機関の冷却水取入口のフィルタ
ーやストレーナ−で捕捉できぬものが油捕集用成型材の
内面へ付着することがある。
しかし航行水面の波浪や船のローリング等に代表される
ゆれにより、油捕集用成型材の外方の水面が相対的に上
昇した時に油捕集用成型材を逆洗できる効果がある。
ゆれにより、油捕集用成型材の外方の水面が相対的に上
昇した時に油捕集用成型材を逆洗できる効果がある。
本考案の油捕集具に用いる油捕集用成型材は透水抵抗の
少ないカップ状のものであり舶用機関のウォーターポン
プに何等の負荷を加えることがない。
少ないカップ状のものであり舶用機関のウォーターポン
プに何等の負荷を加えることがない。
本考案の油捕集具は密閉式でないので組立てや構造が簡
単であり、冷却排水管に特別な加工を加えず、また弁等
を付は加える必要もなく簡単に取付けができ使用法や保
守も簡単なものである。
単であり、冷却排水管に特別な加工を加えず、また弁等
を付は加える必要もなく簡単に取付けができ使用法や保
守も簡単なものである。
本考案の油捕集具のケーシングは例示図のような円筒で
ある必要はなく例えば設型にしておいても良い。
ある必要はなく例えば設型にしておいても良い。
油捕集用成型材は1本だけでなく複数本を並列□用いて
も良い。
も良い。
本考案の油捕集器具は湖沼、河川、池等の内水面や離島
等の水面に流出油が極めて少ない場所で用いると充分に
効果をあげることができる。
等の水面に流出油が極めて少ない場所で用いると充分に
効果をあげることができる。
また湿式ライナーを用いることが多い小型のディーゼル
エンジンと組合せて用いる機関の油の漏洩対策にもなり
、舶用機関の冷却水をクローズドシステムにしなくても
冷却排水に微量の油を伴ったまま航行水面へ流出させる
恐れがない。
エンジンと組合せて用いる機関の油の漏洩対策にもなり
、舶用機関の冷却水をクローズドシステムにしなくても
冷却排水に微量の油を伴ったまま航行水面へ流出させる
恐れがない。
図は本考案の油捕集器具の一例を示す斜視断面図である
。 1は油捕集用成型材、2はケーシング、3はボンネット
、4は冷却排水の注入部、5はエアーブリーザ−、,6
はダンピングオリフィス、7はチェックバルブ、8はチ
ェックボール、9はエアーのみを逃がす逆止弁、10は
シュノーケルである。
。 1は油捕集用成型材、2はケーシング、3はボンネット
、4は冷却排水の注入部、5はエアーブリーザ−、,6
はダンピングオリフィス、7はチェックバルブ、8はチ
ェックボール、9はエアーのみを逃がす逆止弁、10は
シュノーケルである。
Claims (1)
- 舶用機関の冷却排水の注入部4と、該注入部の下方を囲
む有底のカップ状油捕集材1と、該油捕集材の上方□配
置され航行水域の水の浸入を防ぎかつ冷却排水の溢流を
防ぐ管法部材3と、該油捕集材を包囲し航行水域の水が
出入可能なケーシング2からなることを特徴とする舶用
機関の冷却排水の油捕集具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8087077U JPS584632Y2 (ja) | 1977-06-20 | 1977-06-20 | 舶用機関の冷却排水の油捕集具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8087077U JPS584632Y2 (ja) | 1977-06-20 | 1977-06-20 | 舶用機関の冷却排水の油捕集具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS548177U JPS548177U (ja) | 1979-01-19 |
JPS584632Y2 true JPS584632Y2 (ja) | 1983-01-26 |
Family
ID=29000185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8087077U Expired JPS584632Y2 (ja) | 1977-06-20 | 1977-06-20 | 舶用機関の冷却排水の油捕集具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS584632Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7191948B2 (ja) | 2017-06-21 | 2022-12-19 | バイオバック ソリューションズ インコーポレイティド | 汚泥を脱水する装置および方法 |
-
1977
- 1977-06-20 JP JP8087077U patent/JPS584632Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS548177U (ja) | 1979-01-19 |
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