JPH0141911Y2 - - Google Patents

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JPH0141911Y2
JPH0141911Y2 JP1982149234U JP14923482U JPH0141911Y2 JP H0141911 Y2 JPH0141911 Y2 JP H0141911Y2 JP 1982149234 U JP1982149234 U JP 1982149234U JP 14923482 U JP14923482 U JP 14923482U JP H0141911 Y2 JPH0141911 Y2 JP H0141911Y2
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JP
Japan
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fuel
mesh
cylindrical member
air
strainer
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JP1982149234U
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JPS5952169U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、一般の自動二輪車において、燃料タ
ンクより重力によつて燃料を気化器に送るその通
路の途中に位置する燃料コツクに組み込まれるス
トレーナーに関する。
(従来技術) 従来のストレーナーを第5図及び第6図に従つ
て説明する。
従来、自動二輪車等に使用される燃料コツクに
おいて、燃料中に浮遊しているゴミを除去する目
的で燃料通路中に過網が設けられており、該
過網は、第5図の過網34のような平状、第6
図の過網33のような筒状などの形状をもつて
用いられる。
(考案が解決しようとする課題) 以上の構成である従来技術は、 第5図のような平状の過網34を使用した場
合、燃料コツクの小型化が望まれている実状か
ら、過面積が大きくとれず過能力が十分でな
く、 第6図のような筒状の過網33を使用した場
合は、過面積は大きく取れるのであるが、燃料
ヘツドが低く過網33上に張つた油膜を打ち破
つて空気を通過させるだけの圧力が得られない場
合、過前の燃料と混在する空気がカツプ9内壁
と過網33に挾まれた空間32に溜つて過網
33を覆つてしまい燃料が流れなくなるという
(エアーロツク)症状を呈するなどの課題を有す
るものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は以上の課題を解決するために案出され
たものであり、 燃料コツク本体下部に装着されるカツプに内装
されるストレーナーにおいて、 無底筒状の過網11の上部に、燃料コツク本
体の燃料通路と嵌合可能な嵌合孔26を内包する
嵌合部材37を固着するとともに、嵌合孔26下
端12を下方へ広がるテーパー状とし、過網1
1の下部外周にはリング状のフランジ27を固着
し、 過網11の周囲にはこの過網11と間隙を
有して筒状部材8を位置させ、この筒状部材8の
下端は前記フランジ27に固着し、筒状部材8上
端にはつば部24を遠心方向に設けるものであ
る。
(作用) 以上の構成である本考案は、 筒状部材8のつば部24が燃料コツク本体・カ
ツプ間に挾持されることにより過網11が支持
されるものであり、嵌合部材37の嵌合孔26と
嵌合する燃料通路より過網11に囲まれた内部
20に燃料が流入し、過網11によつて過さ
れて過網11・フランジ27・筒状部材8によ
り区画された内部である間隙21に達し、 また、燃料とともに空気を吸引した場合、過
前の燃料と混在する空気は過網11に囲まれた
内部でのみ過網11と接し、しかもこの内部2
0の上方に位置するテーパー状の嵌合孔26下端
12沿つて滞留することなく浮上して前記燃料通
路側へ抜けるものである。
(実施例) 以下本考案の一実施例を第1図から第4図に従
つて説明する。
1は燃料コツクの本体であり、17はこの本体
中に形成されている燃料流入口である。本体1凹
部36にはバルブ2が挿入されており、燃料通路
18,19の開閉を行つている。
ストレーナー7は、上部に本体1の燃料通路1
9の一端と嵌合可能な嵌合孔26を内包する嵌合
部材37を有し、この嵌合部材37の中部は大径
部28となつており、その大径部28の縁部から
は4本の足29が垂下するとともに、前記嵌合孔
26下端12を下方へ広がるテーパー状とし、加
えて、無底筒状の過網11が前記大径部28・
4本の足29の外側を覆うごとくに固着され、更
にその周囲にはこの過網11と間隙をもつて筒
状部材8が位置し、この筒状部材8下端は前記4
本の足29下端外側に過網11を介して固着さ
れたリング状のフランジ27の外周に固着され、
また筒状部材8上端には遠心方向につば部24が
形成されている。
以上の構成であるストレーナー7の嵌合部材3
7を本体1の燃料通路19の一端に嵌合させると
ともに、弾性材13を介して本体1にカツプ9を
螺着することにより、このストレーナー7の有す
る筒状部材8のつば部24が弾性材13を介して
本体1・カツプ9間に挾持されて過網11が強
固に支持されるとともに気密が保持される。
以上の構成である一実施例は、 燃料が燃料通路18,19を経てストレーナー
7の過網11内部20、更にカツプ9内へ流入
し、過網11によつて過された後、間隙21
を経て燃料流出口22へ導かれる。すなわち、カ
ツプ9内において、過網11・フランジ27・
筒状部材8により区画された内部である間隙21
が過後室となり、それ以外の空間が過前室と
なる。このとき、カツプ9内の過前室まで燃料
タンク中の空気を吸入した場合、その空気は浮上
して過網11に囲まれた内部20に達するが、
この内部20の上方に位置するテーパー状の嵌合
孔26下端12に沿つて更に浮上し燃料通路1
9,18を経て燃料タンクへ戻されることとな
る。また、空気が過後室まで達したと仮定して
も、その空気はそのまま浮上して上方へ抜け燃料
流出口22を経て気化器まで導かれる。つまり、
過前室及び過後室内において、過網11と
接する部分に空気の溜り場所がないのである。
(効果) 以上の様に本考案は、 筒状形状を有する過網11を用いることによ
り、過面積が大きく取れ過能力が向上し、 加えて、過網11の外側にフランジ27とと
もに筒状部材8を設けたことにより、筒状部材8
つば部24が燃料コツク本体・カツプ間に挾持さ
れて過網11が支持されるだけでなく、過前
の燃料と混在する空気は過網11に囲まれた内
部20でのみ過網11と接し、しかもこの内部
20上方に位置する嵌合部材37の嵌合孔26下
端12をテーパー状としたことにより、その空気
は過網11内部20に滞留することなく嵌合孔
26下端12に沿つて浮上し燃料通路側へ抜け、
また間隙21に達した過後の燃料と混在する空
気は上方に遮ぎるものがないためそのまま浮上し
て上方へ抜けるものであり、要するに過網11
に接する部分には空気の溜り場所がなく、従つて
滞留した空気が過網11を覆い燃料が流れなく
なるエアーロツクの心配が皆無となり、 走行中の自動二輪車の安全面において甚だ有益
であり、産業界に貢献するところ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は第1図の縦断面図、第3図は本考案の一実施
例の嵌合部材に過網及びフランジを固着した状
態の正面図、第4図は第3図の3部材に筒状部材
を固着した状態の縦断面図、第5図及び第6図は
従来形式の過網を有するストレーナーの例を示
す部分断面図である。 1……本体、2……バルブ、7……ストレーナ
ー、8……筒状部材、9……カツプ、11,3
0,34……過網、12……下端、13……弾
性材、17……燃料流入口、18,19……燃料
通路、20……内部、21……間隙、22……燃
料流出口、24……つば部、26……嵌合孔、2
7……フランジ、28……大径部、29……足、
32……空間、36……凹部、37……嵌合部
材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 燃料コツク本体下部に装着されるカツプに内装
    されるストレーナーにおいて、無底筒状の過網
    11の上部に、燃料コツク本体の燃料通路と嵌合
    可能な嵌合孔26を内包する嵌合部材37を固着
    するとともに、嵌合孔26下端12を下方へ広が
    るテーパー状とし、過網11の下部外周にはリ
    ング状のフランジ27を固着し、 過網11の周囲にはこの過網11と間隙を
    有して筒状部材8を位置させ、この筒状部材8の
    下端は前記フランジ27に固着し、筒状部材8上
    端にはつば部24を遠心方向に設けたことを特徴
    とする燃料コツクのストレーナー。
JP14923482U 1982-09-30 1982-09-30 ストレ−ナ− Granted JPS5952169U (ja)

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JP14923482U JPS5952169U (ja) 1982-09-30 1982-09-30 ストレ−ナ−

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JPS5952169U JPS5952169U (ja) 1984-04-05
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