JPS5846216B2 - 自己粘着性包装用ラップフイルム - Google Patents
自己粘着性包装用ラップフイルムInfo
- Publication number
- JPS5846216B2 JPS5846216B2 JP3936379A JP3936379A JPS5846216B2 JP S5846216 B2 JPS5846216 B2 JP S5846216B2 JP 3936379 A JP3936379 A JP 3936379A JP 3936379 A JP3936379 A JP 3936379A JP S5846216 B2 JPS5846216 B2 JP S5846216B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- polyethylene
- present
- self
- wrap film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Wrappers (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリプロピレンを主体とするラップフィルムに
関する。
関する。
従来より一般の家庭内あるいはホテル等において食品を
保存する場合あるいは電子レンジ中で加熱する場合等に
、食品の乾燥を防ぐため、ラップフィルムで包む方法が
行われている。
保存する場合あるいは電子レンジ中で加熱する場合等に
、食品の乾燥を防ぐため、ラップフィルムで包む方法が
行われている。
また、すし、めん類の仕出し等についてもラップフィル
ムはごみの付着防止の意味も含め広く使用されている。
ムはごみの付着防止の意味も含め広く使用されている。
このような目的に使用されるラップフィルムは巾20C
rrtないし45CrrL厚さ7〜20μ程度のフ1′
ルムを紙管軸に巻きつけて簡単なのこ刃をつけたボール
紙の箱に収納した状態で販売されるが、使用時には適当
な長さを取り出しのこ刃で切った後、フィルムの持つ粘
着性を利用して容器に密着させ密封、包装するものであ
る。
rrtないし45CrrL厚さ7〜20μ程度のフ1′
ルムを紙管軸に巻きつけて簡単なのこ刃をつけたボール
紙の箱に収納した状態で販売されるが、使用時には適当
な長さを取り出しのこ刃で切った後、フィルムの持つ粘
着性を利用して容器に密着させ密封、包装するものであ
る。
しかして、上記収納箱は通常ごく安価な350〜700
g / m程度のコートボール紙が用いられており、
その剛性は低い。
g / m程度のコートボール紙が用いられており、
その剛性は低い。
またのこ刃も、0.2mmg一度の厚みのブリキ板をの
こぎり型に打ち抜いた簡単なものが一般に使用されてい
る。
こぎり型に打ち抜いた簡単なものが一般に使用されてい
る。
したがって、ラップフィルムはこの様な切断方法により
箱の変形あるいはフィルムの変形が起らぬ様に、容易に
切れるものつまりカット性のよいものでなければならな
い。
箱の変形あるいはフィルムの変形が起らぬ様に、容易に
切れるものつまりカット性のよいものでなければならな
い。
すなわち、ラップフィルムは衛生性、透明性、無臭性を
具備しなければならないのは当然であるがわけても十分
な粘着性及び、カット性が先にのべた使用目的との関係
で最も要請される。
具備しなければならないのは当然であるがわけても十分
な粘着性及び、カット性が先にのべた使用目的との関係
で最も要請される。
更に、最近では、電子レンジの普及により電子レンジ適
性があることも要求されるようになった。
性があることも要求されるようになった。
具体的には加熱時にフィルムか溶ける、フィルムが極端
に収縮する、あるいはフィルムが白くなる等の好ましく
ない挙動をしないものでなくてはならない。
に収縮する、あるいはフィルムが白くなる等の好ましく
ない挙動をしないものでなくてはならない。
現在、ラップフィルムとしてはポリ塩化ビニリデン、ポ
リ塩化ビニール、ポリエチレンを主原料とするフィルム
からなるものが主として用いられている。
リ塩化ビニール、ポリエチレンを主原料とするフィルム
からなるものが主として用いられている。
しかしながら、ポリ塩化ビニリデンを主体とするフィル
ムは、のこ刃で切断する場合裂は目が使用者の意思とは
別に勝手に走りやすく斜めに切れる事があり、又電子レ
ンジ中でフィルムが収縮しすぎてしばしば不都合を生ず
る。
ムは、のこ刃で切断する場合裂は目が使用者の意思とは
別に勝手に走りやすく斜めに切れる事があり、又電子レ
ンジ中でフィルムが収縮しすぎてしばしば不都合を生ず
る。
ポリ塩化ビニールを主体とするフィルムは沸騰した水に
よりフィルムが白化しやすい。
よりフィルムが白化しやすい。
さらにポリエチレンを主体としたフィルムはフィルムを
切断する際に力を要し、また電子レンジ中で加熱すると
軟化したり、場合によっては溶けてしすう。
切断する際に力を要し、また電子レンジ中で加熱すると
軟化したり、場合によっては溶けてしすう。
以上のごとく、従来のラップフィルムは、カット性およ
び電子レンジ適性の点で未だ満足すべきものはないのが
現状である。
び電子レンジ適性の点で未だ満足すべきものはないのが
現状である。
ここで本発明者らはポリエチレンに比べ耐熱性の優れた
ポリプロピレンに着目し、これを主原料に、本用途への
適応を鋭意研究し、ポリプロピレンフィルム最大の欠点
であるカット性を改良しなおかつ他の性能を阻害しない
次の構成によるフィルムを完成した。
ポリプロピレンに着目し、これを主原料に、本用途への
適応を鋭意研究し、ポリプロピレンフィルム最大の欠点
であるカット性を改良しなおかつ他の性能を阻害しない
次の構成によるフィルムを完成した。
すなわち、本発明は、ポリプロピレン98〜80重量係
と、数平均分子量が3万態下500以上のポリエチレン
2〜20重量係とからなる厚さ7〜20μののこ刃カッ
ト性に優れた自己粘着性包装用ラップフィルムを提供す
る。
と、数平均分子量が3万態下500以上のポリエチレン
2〜20重量係とからなる厚さ7〜20μののこ刃カッ
ト性に優れた自己粘着性包装用ラップフィルムを提供す
る。
次に本発明をより詳細に説明する。
まず主原料であるポリプロピレンとはプロピレンを主成
分とした重合体であり、エチレン、■−ブテン、■−ペ
ンテン、1−ヘキセン等地のα−オレフィンの1種ある
いは2種以上とのコポリマーも含まれる。
分とした重合体であり、エチレン、■−ブテン、■−ペ
ンテン、1−ヘキセン等地のα−オレフィンの1種ある
いは2種以上とのコポリマーも含まれる。
また、これらの混合物であってもよい。
本発明で使用するポリエチレンとは、数平均分子量が3
万態下500以上、好ましくは5000以下1ooo以
上のものであり、他のオレフィンの1ないしそれ以上と
のコポリマー及び混合物でもよい。
万態下500以上、好ましくは5000以下1ooo以
上のものであり、他のオレフィンの1ないしそれ以上と
のコポリマー及び混合物でもよい。
分子量が3万を越えるとポリプロピレンとの相溶性が悪
いため、フィルムとした場合筋になったり透明性を阻害
したりする。
いため、フィルムとした場合筋になったり透明性を阻害
したりする。
また、分子量が500未満では、カット性改善の効果が
小さく実用価値がない。
小さく実用価値がない。
本発明における数平均分子量の測定法としては氷点法、
沸点法、浸透圧法等があるが、特定の測定法に限定され
るものでないことはもちろんである。
沸点法、浸透圧法等があるが、特定の測定法に限定され
るものでないことはもちろんである。
本発明で使用するポリエチレン、特に分子量5000以
下のものは、一般的にはポリエチレンワックス(低分子
量ポリエチレン)と呼ばれ、種種の方法により製造され
るものである。
下のものは、一般的にはポリエチレンワックス(低分子
量ポリエチレン)と呼ばれ、種種の方法により製造され
るものである。
これらは主として非乳化型と乳化型に大別されるが本発
明ではそのいずれもが使用可能である。
明ではそのいずれもが使用可能である。
本発明におけるポリエチレンは、(フィルム中における
含量が)2〜40重量係、好ましくは5〜20重量係で
あることが必要である。
含量が)2〜40重量係、好ましくは5〜20重量係で
あることが必要である。
これが2係未満ではフィルムのカット性が悪くなり、ま
た、40%を越えると透明性、粘着性、電子レンジ適性
が悪化する。
た、40%を越えると透明性、粘着性、電子レンジ適性
が悪化する。
一般的にはポリエチレンはポリプロピレンに対し混合し
にくくその透明性を阻害する。
にくくその透明性を阻害する。
しかしながら、本発明においては、特に分子量のポリエ
チレンを特定量ポリプロピレンに配合したフィルムとす
ることにより、相溶性を改善してラップフィルムとして
必要な透明性を確保すると共に、のこ刃により切断する
時の応力を低減し、従来ポリプロピレンでは困難と考え
られていたラップフィルムへの適用を可能としたもので
ある。
チレンを特定量ポリプロピレンに配合したフィルムとす
ることにより、相溶性を改善してラップフィルムとして
必要な透明性を確保すると共に、のこ刃により切断する
時の応力を低減し、従来ポリプロピレンでは困難と考え
られていたラップフィルムへの適用を可能としたもので
ある。
本発明のフィルムは、ポリプロピレンに上記のごとく特
定のポリエチレンを特定量配合した樹脂組成物をそれ自
身公知の製膜法たとえばインフレーション法やTダイ法
等を用いて、7〜20μ程度の厚みに製膜して得られる
。
定のポリエチレンを特定量配合した樹脂組成物をそれ自
身公知の製膜法たとえばインフレーション法やTダイ法
等を用いて、7〜20μ程度の厚みに製膜して得られる
。
なお、その場合、必要に応じて、酸化防止剤、帯電防止
剤、界面活性剤、核剤などを配合することができること
はもちろんである。
剤、界面活性剤、核剤などを配合することができること
はもちろんである。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例1〜6および比較例1〜6とも実験条件は以下の
ごとくである。
ごとくである。
(1)使用原料 表中に示す
(2)成形装置及び条件
押 出 機 東芝機械製 65mmφ
スクリュー L/D=25 急圧縮メクリングタイプ
コートハンガー型
ロール冷却法
250℃(樹脂温度)
100m/分
13μ
ダイス
冷 却
押出し温度
製膜速度
フィルム厚
(3)物性試験法
■ 透明性(霞度) JISK−6714による■ 粘
着 性 30CrfL×30CrrLのフィルムを口
径15CIrLの陶製の容器に密着させた後はがれ具合
を肉眼で判定した。
着 性 30CrfL×30CrrLのフィルムを口
径15CIrLの陶製の容器に密着させた後はがれ具合
を肉眼で判定した。
■ カット性 フィルムをのこ刃で連続的に切ってゆく
時の応力で表示。
時の応力で表示。
■ 電子レンジ適性 フィルムを食用油と接触させ、電
子レンジ中で加熱した時フィル ムが破れるまでの時間(秒)。
子レンジ中で加熱した時フィル ムが破れるまでの時間(秒)。
結果を表に示した。
これより明らかな様に本発明のポリプロピレンを主体と
するフィルムは、コモノマーの有無にかかわらず、本発
明で規定する分子量のポリエチレンを2〜20係添加す
る事によりフィルムの切断応力が100〜150gと低
下しく比較例1:F6よび3は200gである)非常に
切りやすくなりカット性か大巾に向、上することがわか
る。
するフィルムは、コモノマーの有無にかかわらず、本発
明で規定する分子量のポリエチレンを2〜20係添加す
る事によりフィルムの切断応力が100〜150gと低
下しく比較例1:F6よび3は200gである)非常に
切りやすくなりカット性か大巾に向、上することがわか
る。
また、電子レンジ中において、高温の食用油と接触した
場合の耐熱性は、一般のポリエチレンを主体とするフィ
ルムが約70秒で穴があくのに対しく比較例6)、本実
施例ではこれが120〜140秒であり、本発明のフィ
ルムは電子レンジ適性も大巾に優れていることがわかる
。
場合の耐熱性は、一般のポリエチレンを主体とするフィ
ルムが約70秒で穴があくのに対しく比較例6)、本実
施例ではこれが120〜140秒であり、本発明のフィ
ルムは電子レンジ適性も大巾に優れていることがわかる
。
もちろん、本発明のフィルムは透明性および粘着性の点
においても満足しうるものである。
においても満足しうるものである。
なお本発明で規定する分子量以外の分子量40,000
のポリエチレンを使った比較例−2では透明性、粘着性
が劣り、また、本発明で規定する分子量のポリエチレン
を使用し、でも、その添加量が2係未満では(比較例−
3)、カット性が悪く、また4o%を越えると(比較例
−4)、透明性、粘着性が低下し、いずれも包装用フィ
ルムとしては不適当であることがわかる。
のポリエチレンを使った比較例−2では透明性、粘着性
が劣り、また、本発明で規定する分子量のポリエチレン
を使用し、でも、その添加量が2係未満では(比較例−
3)、カット性が悪く、また4o%を越えると(比較例
−4)、透明性、粘着性が低下し、いずれも包装用フィ
ルムとしては不適当であることがわかる。
なお、本発明で規定するポリエチレンは乳化型のもので
あっても(実施例4)、また密度の大巾に異なるもので
あっても(実施例2、実施例3)、いずれも透明性、粘
着性、カット性、電子レンジ適正において、従来のフィ
ルムに比較して、はるかにすぐれたラップフィルムが得
られることがわかる。
あっても(実施例4)、また密度の大巾に異なるもので
あっても(実施例2、実施例3)、いずれも透明性、粘
着性、カット性、電子レンジ適正において、従来のフィ
ルムに比較して、はるかにすぐれたラップフィルムが得
られることがわかる。
Claims (1)
- 1 ポリプロピレン98〜80重量係と、数平均分子量
が3万以上500以下のポリエチレン2〜20重量係と
からなる厚さ7〜20μののこ刃カット性に優れた自己
粘着性包装用ラップフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3936379A JPS5846216B2 (ja) | 1979-04-03 | 1979-04-03 | 自己粘着性包装用ラップフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3936379A JPS5846216B2 (ja) | 1979-04-03 | 1979-04-03 | 自己粘着性包装用ラップフイルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55133439A JPS55133439A (en) | 1980-10-17 |
JPS5846216B2 true JPS5846216B2 (ja) | 1983-10-14 |
Family
ID=12550973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3936379A Expired JPS5846216B2 (ja) | 1979-04-03 | 1979-04-03 | 自己粘着性包装用ラップフイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5846216B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0698486A1 (en) | 1994-07-13 | 1996-02-28 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Self-tacky packaging film |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5847041A (ja) * | 1981-09-17 | 1983-03-18 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 自己粘着性包装用フイルム |
-
1979
- 1979-04-03 JP JP3936379A patent/JPS5846216B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0698486A1 (en) | 1994-07-13 | 1996-02-28 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Self-tacky packaging film |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55133439A (en) | 1980-10-17 |
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