JPS5846125Y2 - フライヤ - Google Patents
フライヤInfo
- Publication number
- JPS5846125Y2 JPS5846125Y2 JP896781U JP896781U JPS5846125Y2 JP S5846125 Y2 JPS5846125 Y2 JP S5846125Y2 JP 896781 U JP896781 U JP 896781U JP 896781 U JP896781 U JP 896781U JP S5846125 Y2 JPS5846125 Y2 JP S5846125Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- flyer
- guide tube
- thread guide
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は紡績機用フライヤの改良に関するものである
。
。
一般に粗紡績機の撚糸部に使用するフライヤは、軽量化
を図るため、アルミ等の軽金属製のものが使用されてい
るが、その軽量化には限度があり、又特に高速回転時に
発生する遠心力の作用で腕部が開放する為、必然的に回
転数の制限を受けていた。
を図るため、アルミ等の軽金属製のものが使用されてい
るが、その軽量化には限度があり、又特に高速回転時に
発生する遠心力の作用で腕部が開放する為、必然的に回
転数の制限を受けていた。
その結果、従来のフライヤの通常の回転数は１２００
ｒ −ｐ−ｍで、最高でも１６００ ｒ −ｐ−ｍであ
り、これが粗紡績機の高速化を阻止する最大の要因とな
っていた。
ｒ −ｐ−ｍで、最高でも１６００ ｒ −ｐ−ｍであ
り、これが粗紡績機の高速化を阻止する最大の要因とな
っていた。
この考案は従来のフライヤの上記の欠点に鑑みこれを改
良したもので、製作コストの低減並びに、フライヤの軽
量化を図り、しかも、紡績糸の通過によるフライヤ内部
の摩耗を防止し、且つ高速回転可能で動力消費の少ない
フライヤを提供せんとするものである。
良したもので、製作コストの低減並びに、フライヤの軽
量化を図り、しかも、紡績糸の通過によるフライヤ内部
の摩耗を防止し、且つ高速回転可能で動力消費の少ない
フライヤを提供せんとするものである。
以下この考案の構成を図面に示す実施例に基づいて説明
すると次の通りである。
すると次の通りである。
第１図乃至第３図において、１はフライヤ本体、２はフ
ライヤ本体１の金属上端軸、３は上端軸２の下端部に垂
設した中空状で、且つ２股状を布する腕部で、第１の腕
部３ａと、第２の腕部３ｂとからなっている。
ライヤ本体１の金属上端軸、３は上端軸２の下端部に垂
設した中空状で、且つ２股状を布する腕部で、第１の腕
部３ａと、第２の腕部３ｂとからなっている。
４は上端軸２の中央上面から第１の腕部３ａ内の最下端
部に連通させた耐摩耗性の高い金属材料又はセラミック
材料等からなる糸案内管、５は糸案内管４の外周面と、
第１の腕部３ａの内周壁との間に複数個適当配置させた
係止部材で、糸案内管４を第１の腕部内に隙間をもたせ
て同心状に且つ不動状態に保持する。
部に連通させた耐摩耗性の高い金属材料又はセラミック
材料等からなる糸案内管、５は糸案内管４の外周面と、
第１の腕部３ａの内周壁との間に複数個適当配置させた
係止部材で、糸案内管４を第１の腕部内に隙間をもたせ
て同心状に且つ不動状態に保持する。
一方、第２の腕部３ｂは、バランスウェイトとして作用
するものであり、その内周壁の所定位置にはバランス調
整のための金属片６を嵌合固設しである。
するものであり、その内周壁の所定位置にはバランス調
整のための金属片６を嵌合固設しである。
上記腕部３の第１及び第２の腕部３ ａ 、３ ｂは、
第３図に示す如く、合成樹脂層７と、この内部の長手前
に沿って埋設させた炭素繊維の長繊維からなる編組物に
て構成された補強繊維層８とからなっておる。
第３図に示す如く、合成樹脂層７と、この内部の長手前
に沿って埋設させた炭素繊維の長繊維からなる編組物に
て構成された補強繊維層８とからなっておる。
尚、補強繊維を埋入した合成樹脂層を複数枚積層しても
よい。
よい。
更に、上記第１の腕部３ａの内周面と、糸案内管４の外
周面とを所定寸法離間して形成している。
周面とを所定寸法離間して形成している。
又、上記係止部材５も腕部３と同様、合成樹脂層７と、
これを補強するための炭素繊維層８とからなっておる。
これを補強するための炭素繊維層８とからなっておる。
尚、第１図中、９はボビンを示しており、更にフライヤ
本体１の右側には、第１の腕部３ａのイ９９ロ、ハ部分
の断面形状を示しているが、モーメントの大きい個所は
、その径寸法を大きくして補強している。
本体１の右側には、第１の腕部３ａのイ９９ロ、ハ部分
の断面形状を示しているが、モーメントの大きい個所は
、その径寸法を大きくして補強している。
上記の様に構成したフライヤ本体１は、第１図に示す如
く、ボビン９の周囲を高速度で回転して加熱する。
く、ボビン９の周囲を高速度で回転して加熱する。
この際、合成樹脂層７と炭素繊維層８とで構成された腕
部３の第１及び第２の腕部３ａ、３ｂを中空状に形成し
た為、その重量の軽量化が可能となった。
部３の第１及び第２の腕部３ａ、３ｂを中空状に形成し
た為、その重量の軽量化が可能となった。
その結果、フライヤ本体１の回転数が、従来の最高速度
である。
である。
１６００ ｒ −ｐ−ｍを超え、２０００ ｒ −ｐ−
ｍにおいても安定した駆動、加熱が可能となった。
ｍにおいても安定した駆動、加熱が可能となった。
又、フライヤの軽量化及び高速化に伴ない、第２の腕部
のバランス調整が重要であるが、本考案は上述した如く
、第２の腕部３ｂの内周壁の１部にバランス調整のため
の金属片６を嵌合装設したため、高速回転時でも安定し
た駆動が可能となった。
のバランス調整が重要であるが、本考案は上述した如く
、第２の腕部３ｂの内周壁の１部にバランス調整のため
の金属片６を嵌合装設したため、高速回転時でも安定し
た駆動が可能となった。
以上説明した様にこの考案は補強繊維を埋め込んだ合成
樹脂で形成した中空状の腕部と、上記腕部内に挿通する
、しかも腕部の内径より小径で且つ耐摩耗性の金属材料
又はセラミック材料よりなる糸案内管と、腕部内に糸案
内管を隙間をもたせて且つ同心状に固定配置するための
複数の係止部材とで構成したから、炭素繊維の編組物か
らなる補強繊維層と、合成樹脂層とから構成された腕部
の肉厚が極薄状となり、その製作コストを低減させるこ
とができると共に、フライヤ本体の軽量化にもつながる
ため、その回転数を高くすることができ、紡績糸の製造
工程の高速化を図ることが可能となる。
樹脂で形成した中空状の腕部と、上記腕部内に挿通する
、しかも腕部の内径より小径で且つ耐摩耗性の金属材料
又はセラミック材料よりなる糸案内管と、腕部内に糸案
内管を隙間をもたせて且つ同心状に固定配置するための
複数の係止部材とで構成したから、炭素繊維の編組物か
らなる補強繊維層と、合成樹脂層とから構成された腕部
の肉厚が極薄状となり、その製作コストを低減させるこ
とができると共に、フライヤ本体の軽量化にもつながる
ため、その回転数を高くすることができ、紡績糸の製造
工程の高速化を図ることが可能となる。
さらに、糸案内管を耐摩耗性を有する金属、或いはセラ
ミックにて構成したため、糸通過に伴なう摩耗を防止し
、耐久性のあるフライヤを提供することができる。
ミックにて構成したため、糸通過に伴なう摩耗を防止し
、耐久性のあるフライヤを提供することができる。
第１図は本考案に係るフライヤを示す縦断正面図、第２
図イ乃至ハは第１図のイーイ線乃至ハハ線での横断面図
、第３図はその要部拡大断面図である。 １・・・・・・フライヤ本体、３・・・・・・腕部、３
ａ・・・・・・第１の腕部、３ｂ・・・・・・第２の腕
部、４・・・・・・糸案内管、５・・・・・・係止部材
、７・・・・・・合成樹脂層、８・・・・・・補強繊維
層。
図イ乃至ハは第１図のイーイ線乃至ハハ線での横断面図
、第３図はその要部拡大断面図である。 １・・・・・・フライヤ本体、３・・・・・・腕部、３
ａ・・・・・・第１の腕部、３ｂ・・・・・・第２の腕
部、４・・・・・・糸案内管、５・・・・・・係止部材
、７・・・・・・合成樹脂層、８・・・・・・補強繊維
層。
Claims (1)
- 補強繊維を埋め込んだ合成樹脂で形成した中空状の腕部
と、上記腕部内に挿通する、しかも腕部の内径より小径
で且つ耐摩耗性の金属材料又はセラミック材料よりなる
糸案内管と、腕部内に糸案内管を隙間をもたせて且つ同
心状に固定配置するための複数の係止部材とからなるフ
ライヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP896781U JPS5846125Y2 (ja) | 1981-01-24 | 1981-01-24 | フライヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP896781U JPS5846125Y2 (ja) | 1981-01-24 | 1981-01-24 | フライヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57121688U JPS57121688U (ja) | 1982-07-28 |
| JPS5846125Y2 true JPS5846125Y2 (ja) | 1983-10-20 |
Family
ID=29807107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP896781U Expired JPS5846125Y2 (ja) | 1981-01-24 | 1981-01-24 | フライヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5846125Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59216928A (ja) * | 1983-05-24 | 1984-12-07 | Howa Mach Ltd | 上部支持式フライヤ |
-
1981
- 1981-01-24 JP JP896781U patent/JPS5846125Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57121688U (ja) | 1982-07-28 |
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