JPS5845946Y2 - 自動車用ヒュ−ズの断線チエッカ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用ヒユーズの断線チェッカーに関するも
のである。

自動車のヒユーズ装置は普通運転席前面壁の側方下部或
はエンジンルーム内等、比較的取扱いにくいところに増
付けられて釦り、夜間時等暗いときに該ヒユーズの断線
をチェックすることは容易でない。

本考案はヒユーズの断線チェックをランプの点灯にて行
わせるようにすることにより、該チェック操作を簡易化
すると共に、該ヒユーズ断線チェック用ランプを利用し
てヒユーズが取付けられている運転席のドア足元或はエ
ンジンルーム同等ノ照明をも行わせる″よう構成したヒ
ユーズ断線チェッカーを提供するものである。

以下本考案を両図実施例につき説明する。

両図はヒユーズ装置Ａを運転席前方壁のドア側寄り下部
に設けたものに本考案を適用した例を示しており、１は
車体側ブラケット３にボルト４等により階付けられたベ
ースで、該ベース１に設けられた幾組かのヒユーズホル
ダにそれぞれヒユーズ５ａ、５ｂ、５ｃ・・・・・・が
装着され、該ヒユーズホルダの一方は電源（バッテリ）
のの側に接続され他方は負荷７ａ、７ｂ、？、・−・・
・・側に接続されている。

そして該ベース１にはカバー２が摺動させることにより
装脱できるよう組合されている。

８は該カバー２の内部に増付けられたランプで、該ラン
プ８はカバー２の装脱時の摺動に際して一方の端子８ａ
が前記ヒユーズ５ａ、５ｂ、５ｏ・・・の負荷側に設け
た端子６ａ、６ｂ、６ｃ・・・・・・に順次接触し、ラ
ンプ８の他方の端子８ｂはベース１に設けた○側端子９
に接触するよう構成されている。

又カバー２の完全装着時、該ランプ８の一力の端子８ａ
はベース１に固着され電源の■側に接続された端子１０
ａに接触し、他方の端子８ｂはベース１に固着されドア
スイッチ１１を介してアースされる回路に接続された端
子１０ｂに接触するよう横取される。

該ドアスイッチ１１はドアを開いたときオンとなり、ド
アを閉じたときオフとなるスイッチである。

カバー２はその全体或は少くともランプ８が装着された
部分が透光性を有する材質にて横取され、ランプ８が点
灯したとき該ランプ８の光かカバー外部に照射するよう
になっている。

上記の横取において、ヒユーズの断線チェックを行う場
合は、カバー２を第１，２図矢印のように取りはずす方
向に摺動させる。

するとカバー２に設けたランプ８の一方の端子８ａはヒ
ユーズ５ａｔ ５ｂ 、５ｃ＝−−の負荷側端子６ａ
ｔ ６ｂ ｔ６ｃ・・・・・・に順次接触し、ランプ８
の他方の端子８ｂはベース１に設けた■側端子９に接触
する。

ヒユーズ５ａ 、 ５ｂ 、 ５ｃ・・・・・・が断線
していなければ電源から各ヒユーズを通りランプ８．端
子９よりアースに至る回路の順次閉成され、ランプ８が
各ヒユーズ部において点灯し断線していないことを該ラ
ンプ８の点灯によって嗜認し得る。

あるヒユーズ例えば５ｂが断線していると、ランプ８の
端子８ａが該ヒユーズ５Ｇの負荷側端子６ｂに接触した
ときランプ８が点灯せず、該ヒユーズ５ｂが断線してい
ることを容易に発見することができる。

以上のように本考案では単にカバー２を装脱方向に摺動
させる操作のみによって多くのヒユーズの断線チェック
を容易に行い得るものであるが、本考案では更にカバー
装着状態にむいてドアを開くとドアスイッチ１１がオン
となり、電源から端子１０ａ、ランプ８．端子１０ｂ、
ドアスイッチ１１よりアースに至る回路が閉成され、ヒ
ユーズ断線チェック用のランプ８が点灯し、ヒユーズを
淑付けた運転席脇のドア足元部を照射し、乗降時の足元
の照明を行うものである。

尚上記ドアスイッチ１１に代え手動のスイッチとするこ
ともでき、乗降に際して必要あるとき該手動スイッチを
オン操作して足元の照明を行なうようにしてもよい。

父上記実施例では運転席前方下部にヒユーズ装着を取付
けたものに本考案を適用した例を示しているが、エンジ
ンルーム内にヒユーズ装置を取付けたものにも本考案を
適用し得る。

この場合第４図示のドアスイッチ１１は、例えばフード
のロック装置と連動するスイッチ等フードを開いたとき
オンとなるスイッチとしてもよいし、又手動のスイッチ
としてもよく、フードを開くことにより又は手動操作に
より該スイッチがオンとなるとヒユーズ断線チェック用
ランプが点灯してエンジンルーム内を照明するものであ
る。

以上のように本考案によれば、ヒユーズを取付けたベー
スを覆うカバーにヒユーズの断線チェック用のランプを
設けて各ヒユーズの断線チェックを該ランプの点灯、非
点灯によって行い得るよう構成すると共に、該ランプを
照明用スイッチを介して電源に接続する回路を設け、該
照明用スイッチをオンとすることにより該ランプが点灯
し該ヒユーズの取付部附近を照明するようにしたもので
、ヒユーズの断線チェックの簡易化をはかると共に該ヒ
ユーズ断線チェック用ランプを照明用ランプとして兼用
させ得る点極めて実用的価値太るものである。

【図面の簡単な説明】

両図は本考案の一実施例を示すもので、第１図はヒユー
ズ装置取付状態の斜視図、第２図はヒユーズ装置の側面
図、第３図は第２図のＸ−Ｘ線部拡大断面図、第４図は
電気的接続関係を示す回路説明図である。 １・・・ベース、２・・・カバー、５ａ、５ｂ、５ｏ・
・・ヒユーズ、６ａ、６ｂ、６ｃ・・・端子、７ａ、７
ｂ。 ７ｃ・・・負荷、８・・・ランプ、８ａ、８ｂ・・・端
子、９・・・○側端子、１０ａ、１０ｂ・・・端子、１
１・・・ドアスイッチ、Ａ・・・ヒユーズ装置。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）・ 自動車の車体部材に取付けられ内部にヒユー
   ズを内蔵したベースを覆うカバーにランプを設け、該カ
   バーを移動させ各ヒユーズの負荷側端子を該ランプで接
   地させることによりヒユーズの断線チェックを該ランプ
   の点灯、非点灯によって行い得るよう構成すると共に、
   該カバーの装着状態において該ランプを照明用スイッチ
   を介して電源に接続する回路を設け、該照明用スイッチ
   をオンとすることにより該ランプが点灯しヒユーズ装置
   取付部附近の照明を行い得るよう構成してなる自動車用
   ヒユーズの断線チェッカー。
2. （２）、ヒユーズ装置を運転席前方壁下部のドア側寄り
   に取付け、照明用スイッチとしてドア開時オンとなるド
   アスイッチを用いた実用新案登録請求の範囲第１項記載
   の自動車用ヒユーズの断線チェッカー。
3. （３）、ヒユーズ装置をエンジンチーム内に取付け、照
   明用スイッチとしてエンジンルームのフードを開いたと
   きオンとなるスイッチを用いた実用新案登録請求の範囲
   第１項記載の自動車用ヒユーズの断線チェッカー。