JPS5845314B2 - 廃水中のアンモニアの除去方法 - Google Patents

廃水中のアンモニアの除去方法

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JPS5845314B2
JPS5845314B2 JP51061610A JP6161076A JPS5845314B2 JP S5845314 B2 JPS5845314 B2 JP S5845314B2 JP 51061610 A JP51061610 A JP 51061610A JP 6161076 A JP6161076 A JP 6161076A JP S5845314 B2 JPS5845314 B2 JP S5845314B2
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JP
Japan
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ammonia
wastewater
zeolite
concentration
stripping
Prior art date
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JP51061610A
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English (en)
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JPS52144160A (en
Inventor
佳充 目加田
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 近年、産業廃水、都市下水等の廃水中のアンモニアを除
去することの必要にせまられている。
従来、廃水中のアンモニアイオンを除去する方法として
は、l)アンモニア蒸溜 2)アンモニアストリッピン
グ 8)イオン交換法 4)不連続点塩素処理 5)生
物処理などが数えられる。
そしてどの方法も実用化されてはいるが夫々欠点があり
、アンモニア蒸溜法では多量の蒸気を使い、処理水も高
温であること、アンモニアストリッピング法では、アン
モニアを高度に除去するときは設備が大型化し、かつ多
量の電力場合によっては多量の蒸気を必要とするなどか
ら限られた方面にのみ実用化される傾向が強い。
これに対し、イオン交換法では天然産ゼオライトを利用
する方法が実用化されているが、廃水中のアンモニアを
吸着除去し、吸着剤ゼオライトからアンモニアを溶脱す
る溶脱水中に濃縮した状態で溶離するだけであり、例え
ばiooppm以下のアンモニア濃度の廃水の場合、溶
脱水中のアンモニア濃度が11000pp程度に濃縮さ
れるが、10000−以上の高濃度では再使用の場合、
溶脱効果減少し循環使用できない。
又不連続点塩素処理法は普通20DIXIl以下のアン
モニア除去に用いられるに過ぎないし 生物処理法では
、1001)−以下のアンモニア処理例が多く、高濃度
域では処理技術上困難な面がある。
これら従来法に比し、本発明では、種々研究の結果、ゼ
オライトによるイオン収着法とアンモニアストリッピン
グ法又はアンモニア蒸溜法とを最も効率的に組合せ、従
来法の欠点に鑑みて、効率的に廃水処理できる様特定の
条件を設定し、簡単な装置で連続廃水処理できることを
見出して本発明に到達した。
本発明は、ゼオライトに廃水を通過させ廃水中のアンモ
ニアを吸着除去する工程、ゼオライトに吸着アンモニア
溶脱液として食塩20%以上含有する水溶液を通過させ
るアンモニア溶脱工程、及び溶脱液を循環再使用し、溶
脱液中のアンモニア濃度4000orym以上になった
とき、溶脱液を蒸溜又はストリッピングして液中の濃度
を3000DIIIm以上にまで下げるにとどめ、これ
をアンモニア溶脱に循環使用する溶脱液再生及びアンモ
ニア回収工程とからなる廃水中のアンモニア除去方法で
ある。
この発明では、溶脱液として高濃度食塩水を用いれば、
溶脱液中のアンモニアが高濃度になった場合にもアンモ
ニア溶離効果が低下しない点も特徴の一つである。
また、溶脱液をアンモニア高濃度でストリッピングする
程効率がよく、しかもストリッピング等によるアンモニ
ア除去率を低度に止めることにより前記欠点を改良した
のが特徴の一つである。
この発明ではアンモニア溶離液として20 w/v%以
上の食塩を含有する液(水の容量に対し食塩重量%)を
用いるが、溶脱液を循還再使用しその中のアンモニア濃
度が40000pIl1以上になってからアンモニア蒸
溜又はストリッピングしてその濃度を3000p−以上
にまで下げるにとどめる。
この際、蒸溜又はストリッピングは解離イオン濃度を少
くするためにアルカリ性条件下に実施するのが好ましい
最適pHは11以上である。高濃度のアンモニアを含有
する廃水としてはアンモニア性窒素として500 Dp
fitのものでも直接ゼオライトで処理しても経済的で
、かつこの程度の濃度範囲以下の廃水の場合、蒸溜又は
スl−IJツピングで回収されるアンモニア濃度として
通常10%以上のアンモニア水としてか、又はそれを硫
酸などに吸収させたのち硫安等の塩類として回収利用す
る道がひらける。
又、蒸溜又はストリッピングでの除去率は約20%程度
にとどめるので、蒸気使用量又は空気使用量が非常に大
巾に節約される。
更に蒸溜又はストリッピング装置が極めて小型化できる
実施例 供試廃水中のアンモニア性窒素は200[1pm、塩化
カリウムは50 ppm含有されていた。
天然ゼオライト(クリノプチロライト)3〜5關大のも
のが85φX800Hの固定床カラム3本に充填され直
列に配置し、順次第1塔、第2塔、第3塔とする。
各基には食塩水で処理したゼオライトを充填する。
廃水を空筒速度4rV/Hで上向流で通液し、第1塔の
40倍零連通液した時点で第1.2.3塔の処理水のア
ンモニア性窒素は各々 170pl)I[l。
ippm 00p[+1であった。
この時点で、第1塔へ20%食塩水をやはり空筒速度4
m/Hの流速で6零連通液して溶離したアンモニア性窒
素の濃度1ooop−をえた。
この後第1塔は空筒速度4m/Hで海水を20倍零連液
し、今度は第2塔、第3塔、第1塔の順で直列に配置の
うえ前記組成の廃水を更に40倍零連液したところ第2
.3.1塔の処理水質はアンモニア性窒素として夫々1
75,1.Ollllllmであつへ更にこの時点で第
2塔を、第1塔溶離液に更に4000DFの食塩を溶か
したものを空筒速度4m/Hで6零連通液したところ、
溶離液中のアンモニア性窒素は20101)−であった
順次この操作を計5回くり返したところ、溶離液中のア
ンモニア性窒素としては5000pI)Illをえたの
で これをエアーストリッピング処理した。
ストリッピング装置は曝気槽形式を採用し、液深30c
frLの位置にエアーストンを置き、液中へ空気を分散
接触させた。
曝気装置は密閉式とし、後段にはスl−IJツピングさ
れたアンモニアを吸収させるために曝気槽形式で溶液3
0crrLの位置にエアーストンを設置した大気開放式
吸収装置を直置1ル、3 w / v%硫酸を入れであ
る。
アンモニア性窒素50001)I)Inの溶脱液に苛性
ソーダを溶解してpH11,5とし、液温20℃、空気
温度20℃の条件下で、1時間100倍容の空気を吹き
込んだところ、薬液中のアンモニア性窒素濃度は398
0D四に減少し、等量のアンモニアが硫酸に吸収されて
いた。
この再生溶脱液は以降使用の都度アンモニア性窒素濃度
が高くなるので、毎回エアーストリッピングで再生され
る。
再生溶脱液を用いても廃水中のアンモニア性窒素は第3
塔の出口で常に11)−以下である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ゼオライトに廃水を通過させ廃水中のアンモニアを
    吸着除去する工程、セオライトに吸着アンモニア溶脱液
    として食塩20 w/v%以上含有する水溶液を通過さ
    せるアンモニア溶脱工程及び溶脱液を循環再使用し、溶
    脱液中のアンモニア濃度400011pln以上になっ
    たとき溶脱液を蒸溜又はストリッピングして、液中の濃
    度を300001110以上にまで下げるにとどめ、こ
    れをアンモニア溶脱に循環使用する溶脱液再生及びアン
    モニア回収工程とからなる廃水中のアンモニア除去方法
    。 2 ゼオライトに天然ゼオライトを用いる特許請求の範
    囲1項記載の方法。 3 溶脱液の蒸溜叉はストリッピングをpH11以上で
    行う特許請求の範囲1項記載の方法。
JP51061610A 1976-05-26 1976-05-26 廃水中のアンモニアの除去方法 Expired JPS5845314B2 (ja)

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CN104211244B (zh) * 2013-06-03 2016-02-03 洁海瑞泉膜技术(北京)有限公司 一种吸收剂可再生且副产浓氨水的气态膜法处理含氨料液或废水的方法

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