JPS5845021B2 - 圧力定着性トナ− - Google Patents
圧力定着性トナ−Info
- Publication number
- JPS5845021B2 JPS5845021B2 JP52067587A JP6758777A JPS5845021B2 JP S5845021 B2 JPS5845021 B2 JP S5845021B2 JP 52067587 A JP52067587 A JP 52067587A JP 6758777 A JP6758777 A JP 6758777A JP S5845021 B2 JPS5845021 B2 JP S5845021B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- toner
- group
- parts
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は圧力定着に適したトナーに関するものである。
従来、電子写真法としては米国特許第２２９７６９１号
、特公昭４２−２３９１０号公報及び特公昭４３−２４
７４８号公報などに種々の方法が記載されているが、一
般には光導電性物質を利用し、種々の手段により感光体
上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像をトナーで現像
し、必要に応じて紙などにトナー像を転写した後加熱、
加圧或いは溶剤蒸気などにより定着するものである。
、特公昭４２−２３９１０号公報及び特公昭４３−２４
７４８号公報などに種々の方法が記載されているが、一
般には光導電性物質を利用し、種々の手段により感光体
上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像をトナーで現像
し、必要に応じて紙などにトナー像を転写した後加熱、
加圧或いは溶剤蒸気などにより定着するものである。
過去において、熱、圧力及び溶剤を用いるさまざまの定
着技術が発明された。
着技術が発明された。
このうち溶剤を用いる方式は、少ないエネルギーで完壁
にトナーを定着することが出来る点で秀れてはいるが、
溶剤蒸気が複写機から洩れ出て、環境を汚染するという
欠点を有している。
にトナーを定着することが出来る点で秀れてはいるが、
溶剤蒸気が複写機から洩れ出て、環境を汚染するという
欠点を有している。
又最も一般的な加熱による定着方式は、完壁にトナーを
定着しうるが、要するエネルギーが多大でかつトナーを
定着しうる温度に定着装置を加温するのに要する時間が
長いこと及び定着装置周囲の温度が必要以上に高くなる
などの欠点がある。
定着しうるが、要するエネルギーが多大でかつトナーを
定着しうる温度に定着装置を加温するのに要する時間が
長いこと及び定着装置周囲の温度が必要以上に高くなる
などの欠点がある。
そして圧力を用いる定着方式は、定着が完壁に行なわれ
にくいという欠点はあるが、所要エネルギーが少なく、
複写のための待ち時間が不要などという長所を有してい
る。
にくいという欠点はあるが、所要エネルギーが少なく、
複写のための待ち時間が不要などという長所を有してい
る。
従って、圧力のみによってもしくは圧力とより少ない熱
エネルギーによってより完壁に定着しうるトナーの出現
が望まれているのが現状である。
エネルギーによってより完壁に定着しうるトナーの出現
が望まれているのが現状である。
従来、圧力定着性トナーとしては、特公昭４４９８８０
に炭素数が６〜２５個の脂肪族化合物を用いたトナー、
特公昭５１−１１４９３にポリアミドとある種の脆性樹
脂とポリエチレン又はポリメチレンから成るトナー、特
開昭５１−６４９３１に低分子量ポリオレフィンとテル
ペン系樹脂から成るトナー、特開昭５１−１３７４２１
には低分子量ポリオレフィン又はその共重合体と脂肪族
炭化水素樹脂からなるトナー、特開昭５１−８８２２８
にポリアミドとポリエステル樹脂からなるトナーなどが
提案されているが、本発明者らが追試したところ、これ
らのトナーは摩擦電気特性が不良であること又は圧力定
着性が不十分であることなどの欠点があった。
に炭素数が６〜２５個の脂肪族化合物を用いたトナー、
特公昭５１−１１４９３にポリアミドとある種の脆性樹
脂とポリエチレン又はポリメチレンから成るトナー、特
開昭５１−６４９３１に低分子量ポリオレフィンとテル
ペン系樹脂から成るトナー、特開昭５１−１３７４２１
には低分子量ポリオレフィン又はその共重合体と脂肪族
炭化水素樹脂からなるトナー、特開昭５１−８８２２８
にポリアミドとポリエステル樹脂からなるトナーなどが
提案されているが、本発明者らが追試したところ、これ
らのトナーは摩擦電気特性が不良であること又は圧力定
着性が不十分であることなどの欠点があった。
それゆえ本発明の目的は良好な圧力定着性を有する低軟
化点のトナーを提供することである。
化点のトナーを提供することである。
又本発明のもう一つの目的は摩擦電気特性の秀れた負荷
電性トナーを提供することである。
電性トナーを提供することである。
すなわち本発明は、トナー樹脂成分がＡ群低分子量ポリ
エチレン、低分子量ポリプロピレン、エチレン−エチル
アクリレート共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合体から選ばれる少なくとも１種の樹脂
２０〜７０重量部好ましくは２５〜５０重量部と８群天
然樹脂変性マレイン酸樹脂、天然樹脂変性ペンタエリス
リトール樹脂、天然樹脂変性グリセリン樹脂、天然樹脂
変性フェノール樹脂から選ばれる少なくとも１種の樹脂
を８０〜３０重量部、好ましくは７５〜５０重量部であ
ることを特徴とする圧力定着性トナーを提供することに
ある。
エチレン、低分子量ポリプロピレン、エチレン−エチル
アクリレート共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合体から選ばれる少なくとも１種の樹脂
２０〜７０重量部好ましくは２５〜５０重量部と８群天
然樹脂変性マレイン酸樹脂、天然樹脂変性ペンタエリス
リトール樹脂、天然樹脂変性グリセリン樹脂、天然樹脂
変性フェノール樹脂から選ばれる少なくとも１種の樹脂
を８０〜３０重量部、好ましくは７５〜５０重量部であ
ることを特徴とする圧力定着性トナーを提供することに
ある。
本発明のＡ群の樹脂とＢ群の樹脂とは相溶性が良好で、
そのことは圧力定着性に対してきわめて好ましい。
そのことは圧力定着性に対してきわめて好ましい。
Ａ群の樹脂の量が２０重量部以上であるのは、それ以下
では圧力定着性が急速に悪くなるからであり、７０重量
部以下であるのは、それ以上であると相溶性が悪くなり
、粉砕が不可能となるからである。
では圧力定着性が急速に悪くなるからであり、７０重量
部以下であるのは、それ以上であると相溶性が悪くなり
、粉砕が不可能となるからである。
又、本発明のＡ群の樹脂は秀れた負荷電性のトリポ電荷
を有するが、Ｂ群の樹脂は摩擦帯電特性があまり良好で
はないので、その意味からも、Ａ群の樹脂は２０重量部
以上である必要がある。
を有するが、Ｂ群の樹脂は摩擦帯電特性があまり良好で
はないので、その意味からも、Ａ群の樹脂は２０重量部
以上である必要がある。
Ａ群の樹脂中アイオノマー樹脂、エチレン−エチルアク
リレート共重合体が摩擦電気的安定性上特に好ましい。
リレート共重合体が摩擦電気的安定性上特に好ましい。
本発明のトナーには、さらに他の樹脂、例えばポリスチ
レン、ポリエステル、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、
スチレン共重合体、ポリウレタンなどが混合されてもよ
いが、トナー中の樹脂総量に対して１０重重量板下であ
ることが好ましい。
レン、ポリエステル、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、
スチレン共重合体、ポリウレタンなどが混合されてもよ
いが、トナー中の樹脂総量に対して１０重重量板下であ
ることが好ましい。
さらに本発明のトナーに用いられる着色剤としては公知
の染顔料が使用できるが、例えばカーボンブラック、モ
ノアゾ染料の金属錯体（特公昭４１−２０１５３．４３
１７９５５ ４３−２７５９６ ４４−６３９７４
５−２６４７８記載のもの）、鉄黒、グラファイト、フ
タロシアニンブルーなどがある。
の染顔料が使用できるが、例えばカーボンブラック、モ
ノアゾ染料の金属錯体（特公昭４１−２０１５３．４３
１７９５５ ４３−２７５９６ ４４−６３９７４
５−２６４７８記載のもの）、鉄黒、グラファイト、フ
タロシアニンブルーなどがある。
以下実施例を以って、本発明を詳述する。
実施例 １
エチレン−エチルアクリレート共重合体（商品名、ＤＰ
ＤＪ−６１６９、日本ユニカー社製）３０重量部と天然
樹脂変性マレイン酸樹脂（商品名、ベラカサイト１１１
０、日本ライヒホールド社製）７０重量部、カーボンブ
ラック（商品名、リーガル４００Ｒ、キャボット社製）
５重量部を、ロールミルにて溶融混練した後、ハンマー
ミルを用いて粗粉砕し、超音速ジェット粉砕機を用いて
微粉砕した。
ＤＪ−６１６９、日本ユニカー社製）３０重量部と天然
樹脂変性マレイン酸樹脂（商品名、ベラカサイト１１１
０、日本ライヒホールド社製）７０重量部、カーボンブ
ラック（商品名、リーガル４００Ｒ、キャボット社製）
５重量部を、ロールミルにて溶融混練した後、ハンマー
ミルを用いて粗粉砕し、超音速ジェット粉砕機を用いて
微粉砕した。
得られた着色微粉体を分級し、５〜２０μをとってトナ
ーとし、このトナー１２重量部とキャリアー鉄粉（商品
名、ＥＦＶ２５０〜４００゜日本鉄粉社製）８８重量部
とを混合して現像剤とした。
ーとし、このトナー１２重量部とキャリアー鉄粉（商品
名、ＥＦＶ２５０〜４００゜日本鉄粉社製）８８重量部
とを混合して現像剤とした。
トナーのトリポ電荷量は一５２μｃ／ｇであった。
この現像剤を用い、市販の乾式普通紙電子写真複写機（
商品名、ＮＰ−５０００、キャノンに、 Ｋ、 製）
を用いて紙上に未定着の画像を得た。
商品名、ＮＰ−５０００、キャノンに、 Ｋ、 製）
を用いて紙上に未定着の画像を得た。
この画像を市販複写機ＡＭ−５０００（ＡＭ社製）の圧
力定着器を用い３００ ｋｇ／ｉの圧力をかけて定着し
たところ定着性のきわめて秀れたカブリのない画像が得
られた。
力定着器を用い３００ ｋｇ／ｉの圧力をかけて定着し
たところ定着性のきわめて秀れたカブリのない画像が得
られた。
定着性は０．２５、画像濃度１．７０、カブリ濃度０．
０３であった。
０３であった。
但し、画像濃度、カブリ濃度は反射濃度計で測定した。
定着性は摩擦に対する染色堅牢度試１験方法（ＪＩＳ−
Ｌ ０８４９−１９７１）に準じて行なった。
Ｌ ０８４９−１９７１）に準じて行なった。
即ち、摩擦試験機を用いて規定の方法（乾燥試験法）に
基づいて、トナーの定着面と摩擦白線布とを互いに摩擦
し、白線布の着色の程度を反射濃度計で測定した値であ
る。
基づいて、トナーの定着面と摩擦白線布とを互いに摩擦
し、白線布の着色の程度を反射濃度計で測定した値であ
る。
実施例 ２
トナー材料として、
低分子量ポリエチレン（商品名、サン
ワックス１５１Ｐ、三洋化成工業社製）４０重量部天然
樹脂変性フェノール樹脂（商品 名、ベラカサ４１１１００．日本ラ イ上ホールド社製） ６０重量部カーボ
ンブラック（商品名、リーガ ル４００Ｒ） ７重量部を
用い、実施例１と同様にしてトナーを作り、画出しした
。
樹脂変性フェノール樹脂（商品 名、ベラカサ４１１１００．日本ラ イ上ホールド社製） ６０重量部カーボ
ンブラック（商品名、リーガ ル４００Ｒ） ７重量部を
用い、実施例１と同様にしてトナーを作り、画出しした
。
トナーのトリポ電荷量は−５，２μｃ／ｇであり、画像
はカブリがなく定着性も秀れていた。
はカブリがなく定着性も秀れていた。
実施例 ３
１２５、エッソ社製）に変えた以外は同様に行った。
第１表のデータから判るように定着性は不充分であった
。
。
比較例 ２
実施例５において、天然樹脂変性ペンタエリスＪｌ−−
ル樹脂をエポキシ樹脂（商品名、エポン１００１）に変
えた以外は同様に行った。
ル樹脂をエポキシ樹脂（商品名、エポン１００１）に変
えた以外は同様に行った。
第１表のデータから判るように定着性は全く悪かった。
比較例 ３
実施例６において、アイオノマー樹脂と天然樹脂変性グ
リセリン樹脂の割合を８５重量部と１５重量部に変えた
以外は同様に行った。
リセリン樹脂の割合を８５重量部と１５重量部に変えた
以外は同様に行った。
第１表のデータから判るように定着性は良いが、荷電性
が不良になり画像濃度が低下し、カブリも多かった。
が不良になり画像濃度が低下し、カブリも多かった。
以下に各実施例及び比較例の実験データーを第１表に示
す。
す。
測定法は実施例１に示しであるのと同一である。
を用い、実施例１と同様にしてトナーを作った。
反転画像が得られ、定着性は不充分であった。
トリボ電荷量と定着性のデーターを第２表に示す。
比較例 ５
実施例２の低分子量ポリエチレンの代りにオクタデカン
アミドを用い、同様に行った。
アミドを用い、同様に行った。
不鮮明な反転画像が得られた。
トリボ電荷量と定着性のデーターを第２表に示す。
比較例 ６
実施例３の低分子量ポリエチレンの代りに、オクタデカ
ンアミドを用い、同様に行った。
ンアミドを用い、同様に行った。
やはり鮮明な反転画像が得られた。
トリボ電荷量と定着性のデーターを第２表に示す。
比較例 ７
実施例５のエチレン−酢ビ共重合体の代りに、オクタデ
カンアミドを用い、同様に行った。
カンアミドを用い、同様に行った。
不鮮明な反転画像が得られた。
トリボ電荷量と定着性のデーターを第２表に示す。
比較例 ８
実施例６のアイオノマー樹脂の代りに、オクタデカンア
ミドを用い、同様に行った。
ミドを用い、同様に行った。
不鮮明な反転画像が得られた。
トリボ電荷量と定着性のデーターを第２表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １トナ一樹脂成分が下記Ａ群から選ばれる少なくとも一
種の樹脂２０〜７０重量部と下記Ｂ群から選ばれる少な
くとも一種の樹脂８０〜３０重量部であることを特徴と
する圧力定着性負荷電性トナー。 Ａ群：低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン
、エチレン−エチルアクリレート共重合体、アイオノマ
ー樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体 ８群：天然樹脂変性マレイン酸樹脂、天然樹脂変性ペン
タエリスリトール樹脂、天然樹脂変性グツセリン樹脂、
天然樹脂変性フェノール樹脂
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52067587A JPS5845021B2 (ja) | 1977-06-08 | 1977-06-08 | 圧力定着性トナ− |
| US05/913,231 US4206247A (en) | 1977-06-08 | 1978-06-06 | Electrophotographic process |
| DE19782825002 DE2825002A1 (de) | 1977-06-08 | 1978-06-07 | Elektrophotographisches verfahren |
| US06/238,727 US4418137A (en) | 1977-06-08 | 1981-02-27 | Electrophotographic process |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52067587A JPS5845021B2 (ja) | 1977-06-08 | 1977-06-08 | 圧力定着性トナ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS542740A JPS542740A (en) | 1979-01-10 |
| JPS5845021B2 true JPS5845021B2 (ja) | 1983-10-06 |
Family
ID=13349189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52067587A Expired JPS5845021B2 (ja) | 1977-06-08 | 1977-06-08 | 圧力定着性トナ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5845021B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5770542A (en) * | 1980-10-20 | 1982-05-01 | Hitachi Metals Ltd | Prossure fixing type magnetic toner for reversal development |
| JP2697818B2 (ja) * | 1987-03-13 | 1998-01-14 | 株式会社リコー | 加熱定着用現像剤 |
| JP2682623B2 (ja) * | 1987-03-13 | 1997-11-26 | 株式会社リコー | 電子写真用現像剤 |
| JPH0754406B2 (ja) * | 1989-11-08 | 1995-06-07 | 株式会社巴川製紙所 | 静電荷像現像用トナー |
| KR101701344B1 (ko) | 2010-01-12 | 2017-02-03 | 에스프린팅솔루션 주식회사 | 전자사진용 토너 및 그의 제조방법 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4878936A (ja) * | 1971-12-30 | 1973-10-23 | ||
| JPS4921148A (ja) * | 1972-04-17 | 1974-02-25 | ||
| JPS5136947A (ja) * | 1974-09-25 | 1976-03-29 | Ricoh Kk | |
| JPS5168834A (en) * | 1974-12-12 | 1976-06-14 | Ricoh Kk | Gazoteichakuho oyobi tonaafunmatsu |
| JPS5187042A (ja) * | 1975-01-29 | 1976-07-30 | Hitachi Metals Ltd |
-
1977
- 1977-06-08 JP JP52067587A patent/JPS5845021B2/ja not_active Expired
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4878936A (ja) * | 1971-12-30 | 1973-10-23 | ||
| JPS4921148A (ja) * | 1972-04-17 | 1974-02-25 | ||
| JPS5136947A (ja) * | 1974-09-25 | 1976-03-29 | Ricoh Kk | |
| JPS5168834A (en) * | 1974-12-12 | 1976-06-14 | Ricoh Kk | Gazoteichakuho oyobi tonaafunmatsu |
| JPS5187042A (ja) * | 1975-01-29 | 1976-07-30 | Hitachi Metals Ltd |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS542740A (en) | 1979-01-10 |
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