JPS5844934B2 - ユワカシキ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水回路に設けた水車でバーナへの燃料供給用フ
ァンを駆動するようにした湯沸器に関し、水量に応じバ
ーナ燃焼量の比例的制御を可能としたものである。

以下その一実施例を添附図面とともに説明する。

図において、１は給気筒２を連設した外装ケース、３は
排気筒４を連設した燃焼ケースで、バーナ５とこれによ
り加熱される熱交換器６が内設しである。

７は上記熱交換器６を途中に接続した水回路で、７ａが
その給水側、７ｂが出湯側である。

８は水回路７の給水側７ａに介在させた水車、９は水車
８の前後の堕力差で動作する水圧応動器、１０は吸引口
１１を外装ケース１内に開口させたケーシングで、この
内部には軸１２を介して上記水車８と直結したファン１
３が収納されている。

そして上記ケーシング１０の送出側からは上記バーナ５
への燃料路１４が導出してあり、また吸弓口１１の中心
部には燃料供給路１５の先端開口が臨ましである。

１６，１７はこの燃料供給路１５の途中に設けたゼロガ
バナーとガス弁であり、上記ガス弁１７は先の水圧応動
器９と連動している。

上記構成において、今、水回路７に水を流すと、水車８
が回転し、ファン１３が、駆動される。

また水回路７における給水側７ａの水車８前後にはその
流体抵抗により圧力差が生じて、この圧力差、つまり水
量に応じて水圧応動器９が動作し、同しく水量に応じて
ガス弁１７を開く。

しかるに上記ケーシング１０の吸引口１１からファン１
３に燃料供給路１５の燃料が吸引されるとともに、給気
筒２を介して流入した空気の一部が１次空気として吸引
されるものである。

そして上記燃料、空気混合体は燃料路１４を通ってバー
ナ５より噴出され、ここで２次空気を得て燃焼する。

しかるに給水側７ａからの水は熱交換器６で湯となり出
湯側７ｂへ出て行くものであり、また燃焼排ガスは排気
筒４から室外などへ排出される。

次に水車８は水圏路７を流れる水の量（流速）と比例し
て回転速度が変わり、またこれと連動するファン１３の
送風量もそれに追随して変化する。

換言すれば水量と比例してバーナ５への燃料供給が制御
されるものである。

したがって、上記構成のものでは、例えば水量が増加す
ればするほどバーナ５の出力が高まるため、一定湯温の
もとでその湯量を制御し得るものである。

以上説明したように本発明は、熱交換器と連通した水回
路の途中に水流によって回転する水車を設け、かつ上記
熱交換器を加熱するバーナの燃料路にはこの水車と運動
した燃料供給用のファンを配設したものであるから、水
量に応じたバーナの燃焼を行い、一定湯温で任意の出湯
量が得られるものであり、シャワー使用などに際して大
変便利である。

また比例制御用電磁弁を採用するものに比し、構造簡単
で経済的であり、しかも電気要素がないため安全でもあ
るなど、すぐれた効果を奏するものである。

また本発明ではファンへの吸気側にガスと空気の供給路
を接続したものであるので、熱交換器への水量に応じて
ガス量と空気量が比例してしかもファンの回転で攪拌さ
れてバーナに供給されるので、上記水量に応じた燃焼量
でしかもきわめて良好なる燃焼が行われ、よって燃焼状
態が悪いものに比較すると水温を一定温度にしやすく、
排ガス特性もきわめて良好なものとなるのである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示す湯沸器の断面図である。 ５・・・・・・バーナ、６・・・・・・熱交換器、７・
・・・・・水回路、８・・・・・・水車、１３・・・・
・・ファン、１４・・・・・・燃料路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 熱交換器と連通した水回路の途中に水流によって回
   転する水車を設け、かつ上記熱交換器を加熱するバーナ
   の燃料路にはこの水車と連動した燃料供給用のファンを
   配設し、このファンに燃料路を介してバーナを接続する
   とともに、このファンの吸気側に燃料と空気の供給路を
   接続し、前記水回路の水車の前後の圧力差によって動作
   する水玉応動器を設け、この水圧応動器は前記燃料の供
   給路中に設けたガス弁と連結した湯沸器。