JPS5844458B2 - 土管の自動成型取出し装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は押出し成型される連続素管の一端に嵌装部を
成型腰所定長さに切断して成型素管を形成し、この成型
素管を移送装置に移すまでの操作を全自動化することを
目的とした土管の自動成型取出し装置ｌこ関するもので
ある。

従来押出成型された長大な素管の端部を成型すると共に
、必要長さｔこ切断する装置は知られているが、これを
次工程に移送したり、下型を清掃するのは総て人力に依
存していたので、重労働になるのみならず、能率の向上
並びに自動化が不灯能であった。

。然るにこの発明は、成形素管の移動および下型の清掃
並ひに切断の各装置を亙ｌこ関連して動作させる装置を
開発することにより、前記従来の問題点を改善し、全自
動化を［１−「能にしたのである。

即ちこの発明の実施例を添付の図面（こついて説明する
。

第１図において、支持杆１，１と横架材２よりなる機枠
３の横架材２１こ、第２図に示す押出装置４の押出ダイ
ス５を臨ませて支持り１、前記支持杆１，１には昇降台
６を昇降自在に嵌装し、昇降台６の下面に昇降杆Ｉの上
端を固着し、昇降杆７には流体匡シリンダー８のピスト
ンロッド９端のア・−ム１０を固着し、前記昇降台７上
に下型１１と、これを垂直軸１２の回りに回転させる為
の流体匝シリンダー１３を設置しである。

また横架材２の左右両端（第１図中）ζこは滑車１４゜
１４ａ 、１５．１５ａが水平軸１こよって架設され、
これにワイヤー１６，１６３を掛け、ワイヤー１６．１
６ａの一端に前記昇降台６を固着し、他端に重錘１７を
固着し、昇降台６に上昇力を付ｌｊ、してその昇降を円
滑にしている。

前記下型１１の下降位置付近の側方には、下型１１の外
周壁に嵌装すべき平面半円形の研磨片１３，１８３（第
９図）アーム杆１９，１９ａに支持されてズ」向設置さ
れ、アーム杆１９，１９ａは一端を垂直軸２０゜２０ａ
へ夫々回転自在に取付けられ、アーム杆１９．１９ａに
はこれを回動する為に流体正シリンダー２１，２１２の
ピストンロッド２２．２２ａ端が連結されている。

またダイス５の外側に固着した上型２３の側方には切断
装置２４が設置されている。

切断装置２４（第６図）はコ状枠２５の開口部の一側に
ピアノ線２６の一端を固定し、このピアノ線２６は他側
の滑車２７およびコ状枠２５の一辺に植設した滑車２７
ａ（こ掛けて、その端部を前記開口部に張ったピアノ線
２６と平行なコ状枠辺の一側へ、スプリング２８を介し
て固定し、前記コ状枠２５の一側隅部は垂直軸２９へ同
転自在に取付け、コ状枠２５の他部へ流体圧シリンダー
３０のピストンロッド３１端を回転自在に取付けて構成
しである。

第６図中３２は素管である。

次に上型２３と下型１１との間の側方（土管の成形され
た時の間隔）には成形素管３３の移行装置３４が設置し
である。

移行装置３４は（第４図、第５図）成形素管３３を吸着
保持する吸着部材３５と、そのアーム３６、アーム３６
の回転装置およびこれらを載置した取付台３７の回動装
置により構成されている。

前記アーム３６の回転装置はアーム３６の軸に固定され
たピニオン３８と、これに咬み合うラック３９およびラ
ック３９を移動させる流体圧シリンダー４０およびその
ピストンロッド４１により構成されている。

また取付台３７の回動装置は、取付台３７の下面に回転
杆４２の上端を固定し、回転杆４２に突設した連結片４
３の先端に流体圧シリンダー４４のピストンロッド４８
端を連結して構成している。

第４図中４６は吸着部材の吸着側に突設した吸着嘴、４
７は排気管である。

前記押出装置４は（第２図）機枠４８上へホッパー４９
を具えた水平押出網５０の先端側に垂直排出胴５１を連
設し、垂直排出胴５１の下端へダイス５と上型２３とを
連設して構成したものである。

前記成形素管３３の移行装置にはコンベア５２が水平に
架設され、該コンベア５２の上方には第１０図および第
１１図に示すような成形素管３３の拡大嵌装部３３ａの
内側へ嵌挿する嵌挿突起５３付の昇降板５４と、成形素
管３３の頚部へ嵌装して成形素管を移送する嵌装板９７
により移送装置５５が設置され、嵌装板９Ｔの左右両端
（第１０図中）には流体圧シリンダー５６，５６ａのピ
ストンロッド５７．５７ａの下端が固着され、流体モジ
リンダ−５６，５６ａはレール６５゜６５ａに案内され
水平移動する支持板５８上へ縦型に設置されている。

前記昇降板５４は流体圧シリンダー５９のピストンロッ
ド６０の下端に固定され、流体束シリンダー５９は機体
６２の横材６１上へ縦型に固定されている。

第１０図中６３は昇降板５４の案内杆である。

上記実施例について、その動作を説明すると、次の通り
である。

先づ第２図中材料となる粘土を矢示６４のようにホッパ
ー４９に投入し、モーター６６を始動すると水平押出胴
内のスクリュー（図示してない）によって粘土は練られ
乍ら矢示６７の方向へ移動し、垂直押出胴内へ供給され
る。

この場合にモーター６８も始動されているので、粘土は
垂直押出胴中を矢示６９のように下降し、ダイス５より
素管３２として押し出される。

そこで第１図中鎖線図示３２の位置まで押出されたなら
ば、−亘押出しを中止し、流体束シリンダー８の下端側
へ加距流体（例えばエア）を供給してピストンロッド９
を第１図中矢示７０のように立方へ押し出させ、アーム
１０を介して昇降杆７を同方向へ−Ｌ昇させるので、昇
降台６と共に下型１１も上昇し、下型１１が前記素管端
内側へ挿入され上型２３と共同して土管の拡大嵌装部３
３ａを成形する。

ついで垂直押出胴内のスクリュー（図示してない）を回
転し、押し出し成形を開始すると共に、流体圧シリンダ
ー８の上端側へ加田流体を供給してピストンロッド９を
下方へ引込め、アーム１０および昇降杆７を介して昇降
台６を矢示Ｔ１のように下降させる。

前記における素管の押出速度と昇降台の下降速度とを一
致させれば素管は下端を下型に支えられた状態で下方へ
押出成形される。

素管が一定の長さ押出されたならば（第３図々示の状態
）押出しを中止しくモーター６８を停止し）、第６図中
流体壓シリンダー３０の基端側へ加距流体を供給すれば
ビス１−ンロツド３１が矢示７２の方向へ押し出される
ので、コ状枠２５は垂直軸２９を中心として同図中矢示
７３の方向へ回転し、ピアノ線２６が素管３２を通過し
て第６図中鎖線図示Ａの位置に達するので、素管３２は
第３図中鎖線７４の位置で切断される。

上記において押出を中止したならば、流体軍シリンダー
４４の基端側へ加圧流体を供給し、ピストンロッド４５
を第４図中矢示７５の方向へ移動させると、連結杆４３
を介して回転杆４２を同図中７６の方向へ回転すると、
取付台３７も同方向へ回転するので、取付台上の吸着部
材は矢示Ｔ７のようにＢ位置よりＣ位置（同図中実線図
示）に移動し、その吸着嘴４６が成形素管３３の外壁に
当接する。

そこで排気管４７より排気すれば吸着嘴４６は成形素管
３３を緊密に吸着する。

そこで流体圧シリンダー８の上部へ加圧流体を供給し、
若干昇降台を矢示７１の方向へ更に下降させて下型１１
を成形素管３３の嵌装部３３ａから抜き取る。

また前記流体［モジリンダ−３０の先端側へ加圧空気を
供給し、そのピストンロッド３１を矢示７８（第６図中
）の方向へ引込めればコ状枠は矢示７９のように回転し
、同図中Ａ位置からＤ位置（同図中実線図示）まで復帰
し、動作前の状態に戻るのである。

前記において成形素管３３の嵌装部３３ａから下型を抜
き取ったならば、流体圧シリンダー４０の基端側へ加串
流体を供給し、ピストンロッド４１（従ってラック３９
）を第４図中矢示８０のように押し出し、ピニオン３８
を介してアーム３６を第１図中矢示８１の方向へ１８０
度回転して成形素管の上下を逆転させると共に、流体圧
シリンダー４４の先端側へ加圧流体を送入してピストン
ロッド４５を矢示８２の方向へ引込め、連結片４３を介
して回転杆４２を第４図中矢示８３の方向へ回転する。

従って取付台３７も同方向へ回転し、アーム３６（従っ
て成形素管３３を吸着した吸着部材）は第４図中Ｃ位置
から矢示８４のようにＢ位置に戻り、成形素管３３はコ
ンベア５２上へ直立するので、排気管４７内を常匡にす
れば吸着嘴４６は成形素管３３の側壁との吸着力を失い
、コンベア５２が矢示８５（第１図中）の方向へ間欠移
動すれば、吸着部材とも離れる。

−劣下型１１は第１図中１１３の位置に下降しているが
、前記吸着部材の回転移動の間に流体圧シリンダー２１
．２１ａの基端側へ加圧流体を供給すると、ピストンロ
ッド２２が矢示８６の方向へ突き出されアーム杆１９，
１９ａは第９図中鎖線図示Ｅの位置より、実線図示Ｆの
位置まで矢示８７のように移動する。

従ってアーム杆の先端側に固着した研磨片１８，１８３
は第９図々示のように下型の側壁に当接する。

そこで流体玉シリンダー１３の基端側および先端側に交
互に加圧流体を供給すればピストンロッド８８は矢示８
９のように往復移動じ、アーム９０を介して下型１１を
垂直軸１２の回りに往復回転運動（矢示９０）を生じさ
せるので、下型１１の周側壁は研磨片１８，１８３と摩
擦して清掃される。

ついで流体圧シリンダー２１の先端側へ加圧流体を供給
し、ピストンロッド２２を矢示９１の方向へ引込めると
、アーム杆１９．１９ａは前記と逆に矢示９２のように
Ｆ位置よりＥ位置に復帰する。

また流体圧シリンダー８の基端側へ加圧流体を供給し、
ピストンロッド９を突き出し、アーム１０および昇降杆
Ｉを矢示７０のように（第１図中）上昇させ素管３２の
下端部（上型内）に下型を挿入すれば嵌装部を形成し、
以下前記と同一手順を経て成形素管順次コンベア５２上
へ移し、その都度コンベア５２を間欠移動する。

かくてコンベア上の成形素管が一定数（例えば７本）に
達したならば、流体圧シリンダー５９の上端側へ加筆流
体を供給してピストンロッド６０を矢示９３（第１０図
中）のように下降させ、ピストンロッド６０の下端に固
着した昇降板５４を下降させ、昇降板５４の下端に固定
した嵌挿突起５３を前記成形素管３３の嵌装部３３ａ内
へ挿入して各成形素管３３を正規位置に保定する。

ついで流体軍シリンダー９４の基端側へ加圧流体を供給
し、そのピストンロッド９５を矢示９６（第１１図中）
の方向へ突き出して嵌装板９７の各溝部９７ａへ成形素
管３３を嵌め込み、ついで流体距シリンダー５６．５６
ａの下端側へ加圧流体を供給してそのピストンロッド５
７．５７ａを一ヒ昇させ、前記溝部９８を成形素管３３
の嵌装部３３ａの下部へ緊密に嵌装すると共に、成形素
管を吊り上げ、ピストンロッド９５を矢示９６の方向へ
更に押し出すことによって、例えば第１１図中Ｇ位置よ
りＨ位置まで成形素管を７本同時に移動させ、第１２図
中パレット９８の先端に近接した位置に到り、前記と逆
の動作により嵌装板９７を下降させて、成形素管をパレ
ット上に載置した後、流体圧シリンダー９４の先端側へ
加里空気を流入してピストンロッド９５を矢示９９の方
向へ引戻し、これにより嵌装板９７をＣ位置まで戻す。

この場合にピストンロッド９５の往復ストロークは一定
としく即ち成形素管の搬送量は一定とし）、パレット９
８を一定距離宛矢示１００の方向（第１２図中）へ間欠
移動することによりピストンロッドの−往復毎ｔこ成形
素管の列が増加する。

このようにして所定列揃ったならば（例えば６列）、次
位のパレット９８ａを矢示１０１の方向へ送り、前記積
み終りパレットは矢示１０２の方向へ送り、前記と同様
の動作によって積載作業を続行するのである。

尚第１図中スプリング１０３．１０３ａは下型研磨時に
昇降台を支承する。

即ちこの発明によれば、土管用素管の押出装置、下型研
磨装置、成形素管の反転移動装置および切断装置を連繋
して設置したので、人力を用いず全自動で成形および取
り出しができる効果があり、作業員を重労働から解放し
、かつ能率を向上し得る効果がある。

また成形素管を反転移動することによって、爾後の取扱
い、特に自動整列とか、パレット上への積み込みを容易
にする効果もある。

尚パレットの移動はチェーン、ベルト又はシリンダーを
用いる。

また嵌装突起は金属、合成樹脂その他弾性材（ゴムなど
）を用いる。

前記実施例においては、成形素管の移動に際して吸着部
材を使用したが、鉄部を機械的掴み器に代えることもで
きる。

また下型で上型を押した時にブレーキをかけて下型を安
定させるようにしである。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明の実施例の一部を省略した正面図、第
２図は同じく押出装置の正面図、第３図は同じく成形素
管完成時の一部を断面した正面図、第４図は同じく成形
素管の回転移行装置の一部平面図、第５図は同じく一部
正面図、第６図は同じく切断装置の平面図、第７図は同
じく一部正面図、第８図は同じく下型研磨装置の一部正
面図、第９図は同じく平面図、第１０図は同じく成形素
管の吊下装置の正面図、第１１図は同じく一部平面図、
第１２図は同じくパレット積込み状態を示す平面図、第
１３図は成形素管の拡大斜視図、第１４図は同じく断面
図である。 ３・・・・・・機枠、４・・・・・・押出装置、６・・
・・・・昇降台、５・・・・・・押出ダイス、１１・・
・・・・下型、２３・・・・・・上型、２４・・・・・
・切断装置、３２・・・・・・素管、３３・・・・・・
成形素管、３４・・・・・・移行装置、４６・・・・・
・吸着部材、５４・・・・・・昇降板、５８・・・・・
・支持板、９９・・・・・・嵌装板。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 機枠の上部に土管用素管の上型付押出装置が下向に
   設置され、前記押出装置の下方に、土管の嵌装部成形用
   下型が昇降自在に対向設置され、前記下型の下部には下
   型研磨装置が付設され、前記上型と下型との間の側方に
   は土管吸着部材が前記上型と下型の中心線に対して離接
   可能ｌこ設置されると共ｌこ、前記土管吸着部材のアー
   ムは水平軸に対して回転可能に取付けられており、前記
   上型の側方には素管切断装置が水平出入可能に設置され
   たことを特徴とする土管の自動成型取出し装置。 ２ 下型研磨装置は下型回転装置と下型の外側壁へ円弧
   状研磨片を離接させる装置とにより構成した特許請求の
   範囲第１項記載の土管の自動成型取出し装置。 ３ 土管吸着部材は成形本管とはゾ同−長さの本体内面
   に複数の吸着嘴を備え、吸着嘴に排気管を連結した特許
   請求の範囲第１項記載の土管の自動成型取出し装置。 ４ 素管切断装置はコ状枠の開口部にピアノ線を張設し
   た切断刃と、コ状枠を回転させる装置とにより構成され
   た特許請求の範囲第１項記載の土管の自動成型取出し装
   置。