JPS5843807Y2 - 飾り板取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は表面に塗装を施こした飾り板の取付装置に係り、
簡単な構成で優れた飾り板取付装置を提供することを′
目的とするものである。

一般に飾り板をシャーシ、その他の取付基体に取付ける
場合には、第１図に示すように飾り板１に透孔２を形成
し、この透孔２にビス３を挿入して上記ビス３をシャー
シその他の取付基体４に形成した透孔５に螺合し、締付
固定するようにしている。

しかしながらこの場合、飾り板１の表面に塗装６が形成
されているとビス３の締付けにより第２図に示すように
ビス３の頭部の周辺に位置する塗装６が大きく剥離する
ことがあり、外観的にきわめて見苦しいものになるとい
う問題があった。

また、飾り板１を取付基体４と共にアースしなければな
らないときには飾り板１の表面に塗装６が施こされてい
る関係上、ビス３のみによっては充分な電気的接続が得
られず、別に専用のアース端子を設けなければならない
などきわめて不都合なものであった。

本案は以上のような従来の欠点を除去するものであり、
簡単な構成で外観的に優れ、かつ電気的にも充分な導通
の得られる優れた飾り板取付装置を提供するものである
。

以下、本案の飾り板取付装置について一実施例の図面と
ともに説明する。

第３図、第４図において１〜６は第１図、第２図に示す
ものと同一のものであるので詳細な説明は省略する。

そして、７は飾り板１に形成され、ビス３の頭部が挿入
される凹部、８は透孔２の周縁に形成された刃先状に尖
った環状突出部である。

本案は上記実施例より明らかなように飾り板１に形成し
た透孔２の周縁を締め付は固定用のビスの頭部より小さ
い領域において上記飾り板の塗装を施こした表面側に突
出させて環状突出部８を形成しているため、上記飾り板
の塗装を施こした表面側からビス３を締付けたときこの
環状突出部８に近い部分の塗装６′のみが剥離すること
になり、ビス３の頭部外周近傍の塗装６には何ら影響を
与えないものである。

したがって、本案によれば外観的に何ら問題がなく、き
わめて優れた取付装置とすることができるものである。

また、本案によれば環状突出部８の存在により、飾り板
１と取付装置４とをビス３のみによって良好に電気的に
接続することができ、飾り板１を取付基体４と共にアー
スする場合でも別個にアース端子を必要としないなど実
用上きわめて有利なものである。

尚、実施例では透孔２の周辺に凹部７を形成し更に外観
的な効果を良好にしているが上記凹部７は必ずしも必要
でない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の飾り板取付装置の断面図、第２図は同装
置の斜視図、第３図は本案の飾り板取付装置の一実施例
の断面図、第４図は同装置の正面図である。 １・・・・・・飾り板、２・・・・・・透孔、３・・・
・・・ビス、４・・・・・・取付基体、５・・・・・・
透孔、６・・・・・・塗装、７・・・・・・凹部、８・
・・・・・環状突出部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 表面に塗装を施こした飾り板に透孔を彰或し、上記飾り
   板の塗装を施こした表面側から上記飾り板の透孔を通し
   てシャーシその他の取付基体に形成した透孔にビスを挿
   入し、上記ビスによって上記飾り板を上記取付基体に締
   め付は固定するように構成し、かつ上記ビスの頭部より
   小さい領域において上記飾り板の透孔周縁を上記塗装を
   施こした飾り板の表面側に刃先状に突出させて環状突出
   部を形成してなる飾り板取付装置。