JPS5843799Y2 - プリント基板の固定装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案はプリント基板の固定およびリード線の接続に関す
るものである。

従来装置を第１図により説明する。

１はプリント基板であり半導体素子２を設置されている
。

３は樹脂製ケースであり前記プリント基板１をネジ４で
個定している。

５は市販されている防水カプラーであり、ピン端子６に
加締められたリード線７は該カプラー５のゴムブツシュ
８を介してプリント基板１に接続されている。

９はノード線７保護用ゴムブツシュである。

１０は注入樹脂であり半導体素子２の固および外部より
の浸水を防止している。

以上のような構造のため次のような欠点がある。

■ 浸水防止用の樹脂を注入するため、その樹脂の膨張
収縮により半導体素子の破壊、半田はがれの事故がでる
。

■ 樹脂を使用するため高価でありかつ注文方法が困難
であり乾燥等により作業性がわるい。

■ 樹脂を注入した後の素子修正は不可能である。

■ 樹脂注入のため重量が非常に重くなり製品としては
不利となる。

■ 防水カプラーは構造上高価なものである。

本案の目的は前述したごとく浸水防止用樹脂注入を廃止
しかつ簡単なプリント基板固定装置を提供するにある。

本案は防水カプラーをケースと一体成形しかつピン端子
のストッパーを利用したことにある。

本案の実施例を第２．第３図により説明する。

１２は市販防水カプラーを一体成形した樹脂製ケースで
ある。

１３は防水カプラーに使用されているピン端子であり基
板１に半田等で個定されている。

１４はスポンジ等の弾力性のある絶縁物である。

以上のような構造となっておりその組立は次の如くであ
る。

第３図の如きプリント基板１にピン端子１３を装着した
状態にてケース１２に挿入する。

まず絶縁物１４を圧縮してピン端子穴１５に挿入しさら
にストッパー穴部１６までピン端子１３を挿入すると該
端子１３のストッパ一部１７はストッパー穴部１６に装
着される。

よってこの状態ではプリント基板１は左方向には抜けず
さらに弾性体の反発力にてストッパー１６．１７は完全
となりプリント基板１を固定する。

また防水に関しては相手カプラー１８のゴムブツシュ１
９が装着されるため従来と同一で゛ある。

したがってこのような構造であると前述した如く浸水防
止用注入樹脂は廃止できがっ構造簡単にて強固なプリン
ト基板固定装置となる。

又プリント基板はピン端子を利用して固定されるので特
別に基板固定用のネジ等が不要となる。

更にプリント基板の修正においてもピン端子のストッパ
を中心軸方向に押し込むだけでプリント基板の取外しが
可能となり、点検作業が極めて良好になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来形防水形カプラーを使用した製品の断面図
、第２図は本案の防水形カプラー一体形製品の断面図、
第３図は本案のプリントキバン詳細図である。 １２・・・・・・ケース、１３・・・・・・ピン端子、
１４・・・・・・絶縁物、１５・・・・・・ピン端子穴
、１６・・・・・・ストッパ一部、１７・・・・・・ス
トッパ一部、１８・・・・・・相手カプラー、１９・・
・・・・ゴムブッンユ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ケースの中空底面に絶縁性弾性部材を介して載置される
   プリント基板と、該プリント基板と一端が実質的に固定
   関係にあり、かつ他端が前記弾性部材を圧縮した状態で
   前記ケースの外部にストッパを介して係止されるピン端
   子とからなることを特徴としたプリント基板の固定装置
   。