JPS5843794B2 - シヘイトウノ ジキケンシユツカイロ - Google Patents
シヘイトウノ ジキケンシユツカイロInfo
- Publication number
- JPS5843794B2 JPS5843794B2 JP50150403A JP15040375A JPS5843794B2 JP S5843794 B2 JPS5843794 B2 JP S5843794B2 JP 50150403 A JP50150403 A JP 50150403A JP 15040375 A JP15040375 A JP 15040375A JP S5843794 B2 JPS5843794 B2 JP S5843794B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- output
- constant current
- magnetoresistive
- magnetoresistive elements
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は紙幣等の磁気検出回路に関するものであり、特
に紙幣等に含有される強磁性体成分を検出する磁気セン
サにおいて各種ノイズ成分を除去し、S/Nを向上させ
るための新規な装置を提供するものである。
に紙幣等に含有される強磁性体成分を検出する磁気セン
サにおいて各種ノイズ成分を除去し、S/Nを向上させ
るための新規な装置を提供するものである。
従来の磁気センサ回路は、第1図に示されているように
、永久磁石または直流電磁石により形成される一様なバ
イアス磁界中に磁気抵抗素子1゜2を接近して配置し、
定電圧電源3に直列に接続されており、強磁性体成分を
含有した紙幣等による磁束分布の変動を、磁気抵抗素子
1,2の中間よりコンデンサを介して検出、増幅するこ
とにより磁気信号としている。
、永久磁石または直流電磁石により形成される一様なバ
イアス磁界中に磁気抵抗素子1゜2を接近して配置し、
定電圧電源3に直列に接続されており、強磁性体成分を
含有した紙幣等による磁束分布の変動を、磁気抵抗素子
1,2の中間よりコンデンサを介して検出、増幅するこ
とにより磁気信号としている。
このような方式による磁気センサ回路の出力eは、磁気
抵抗素子のそれぞれの抵抗値をR1,R2とすれば− で示される。
抵抗素子のそれぞれの抵抗値をR1,R2とすれば− で示される。
検出出力は、磁束分布の変動による磁気抵抗素子1,2
の抵抗弁の変動として出力する。
の抵抗弁の変動として出力する。
それぞれの抵抗値がR1+△R,、R2+△R2に変化
したとすれば、出力変動△eは、 で示される。
したとすれば、出力変動△eは、 で示される。
なお、電圧Eの変動はないものとするO
基本的には、磁気抵抗素子1,2は特性の揃ったもので
あるから 1−FR2 である。
あるから 1−FR2 である。
また、各種のノイズ、たとえば、温度的ノイズ、ハムノ
イズ、磁気ノイズ、ピエゾノイズ等に関しては、両磁気
抵抗素子は空間的に極めて近接して配置されているので
、両者の受ける温度的、磁気的、また機械的原因による
変動分は等しいと考えることができ、△R1−△R2で
ある。
イズ、磁気ノイズ、ピエゾノイズ等に関しては、両磁気
抵抗素子は空間的に極めて近接して配置されているので
、両者の受ける温度的、磁気的、また機械的原因による
変動分は等しいと考えることができ、△R1−△R2で
ある。
したがって、ノイズ成分に関しては(2)式は△e±O
となる。
信号成分に関しては、両磁気抵抗素子は走査方向に対し
て直角に並列配置されているので、両者の受ける磁束変
動は異なり、△R1\△R2であるから、(2)式が出
力を示す式となる。
て直角に並列配置されているので、両者の受ける磁束変
動は異なり、△R1\△R2であるから、(2)式が出
力を示す式となる。
以上の説明で明らかなように、ノイズ成分に関して△e
=0となる点がこのセンサ回路の長所とされてきた。
=0となる点がこのセンサ回路の長所とされてきた。
しかし、これは磁気抵抗素子の抵抗値R1とR2が等し
いということが条件となっている。
いということが条件となっている。
抵抗値R1、R2に差があれば、いかに△R1÷△R2
であっても(2)式から明らかなようにノイズが出力さ
れる。
であっても(2)式から明らかなようにノイズが出力さ
れる。
実際には磁気抵抗素子の抵抗値のばらつきは、第2図に
示されているように、範囲が大きく、かつ抵抗値の温度
係数も大きい。
示されているように、範囲が大きく、かつ抵抗値の温度
係数も大きい。
したがって、センサにR1とR2が等しくなる素子を選
別してマウントすることは非常に難しく、かつできたと
しても広い使用温度範囲に渡ってR1=R2を保証する
ことは不可能に近い。
別してマウントすることは非常に難しく、かつできたと
しても広い使用温度範囲に渡ってR1=R2を保証する
ことは不可能に近い。
このように現実にはR□−R2という条件を満たすこと
ができないため、第1図の回路においても伺らかのノイ
ズが出力されることになる。
ができないため、第1図の回路においても伺らかのノイ
ズが出力されることになる。
本発明は、以上に説明した従来方式の欠点を改良し、ノ
イズに影響されない検出出力を得るためのものである。
イズに影響されない検出出力を得るためのものである。
抵抗値にばらつきが存在する場合にもノイズに影響され
ない出力を得るための回路として第3図の回路が考えら
れる。
ない出力を得るための回路として第3図の回路が考えら
れる。
この回路においては磁気抵抗素子1,2はそれぞれ定電
流源6,7により常に一定電流■でバイアスされている
。
流源6,7により常に一定電流■でバイアスされている
。
この回路においてセンサ出力は、
e−IRl−IR2−I(Rt R2) (
3)となるから、出力変動は △e=I(△R1−△R2) (4)と
なり、検出出力は素子自体の抵抗値には関係しなくなる
。
3)となるから、出力変動は △e=I(△R1−△R2) (4)と
なり、検出出力は素子自体の抵抗値には関係しなくなる
。
このように、定電流で素子をバイアスすることにより抵
抗値のばらつきによる影響を除去できるのであるが、第
3図の回路においては定電流回路が2回路必要であり、
しかもそれぞれの特性が全く等しくなければならない。
抗値のばらつきによる影響を除去できるのであるが、第
3図の回路においては定電流回路が2回路必要であり、
しかもそれぞれの特性が全く等しくなければならない。
それぞれの電流値に差があれば△R1=△R2であって
もノイズ成分は出力されることになる。
もノイズ成分は出力されることになる。
第4図の回路は磁気抵抗素子を直列に接続して定電流回
路を1回路とし、第3図の回路の欠点を改良したもので
ある。
路を1回路とし、第3図の回路の欠点を改良したもので
ある。
増幅器8の入力インピーダンスを十分に高くしておけば
、定電流回路による電流は全て磁気抵抗素子に流れるか
ら、磁気抵抗素子2の出力は■R2、磁気抵抗素子1,
2の合成された出力は、I (R1+ R2)となる。
、定電流回路による電流は全て磁気抵抗素子に流れるか
ら、磁気抵抗素子2の出力は■R2、磁気抵抗素子1,
2の合成された出力は、I (R1+ R2)となる。
磁気抵抗素子2の出力を利得が2の演算増幅器8を通し
てやれば2IR2となるから、差動増幅器への入力は e=I(Rt+R2) 2IR2=I(RI R2
) (5)となり、検出出力はこの変動分であるか
ら△e−I(△R0−△R2) (6)
となる。
てやれば2IR2となるから、差動増幅器への入力は e=I(Rt+R2) 2IR2=I(RI R2
) (5)となり、検出出力はこの変動分であるか
ら△e−I(△R0−△R2) (6)
となる。
両磁気抵抗素子は直列に接続されているから、バイアス
電流は常に等しく、ノイズ成分に関しては(6)式は常
に△e = Oとなる。
電流は常に等しく、ノイズ成分に関しては(6)式は常
に△e = Oとなる。
第4図の回路では、両磁気抵抗素子を直列に接続するこ
とにより、第3図の回路の欠点を改良できたわけである
が、この場合には、利得が正確に2倍の高入力インピー
ダンスの演算増幅器が必要となり、コスト的には高価な
ものとなる。
とにより、第3図の回路の欠点を改良できたわけである
が、この場合には、利得が正確に2倍の高入力インピー
ダンスの演算増幅器が必要となり、コスト的には高価な
ものとなる。
本発明は、このような第4図の回路の難点をさらに改良
するものであり、第5図にこれを示す。
するものであり、第5図にこれを示す。
永久磁石又は直流電磁石の一様なバイアス磁界中に紙幣
の走査方向に対して直角に近接して並列配置された磁気
抵抗素子1,2はやはり直列に接続され、FET(Ql
)により構成される定電流回路6により一定電流■でバ
イアスされている。
の走査方向に対して直角に近接して並列配置された磁気
抵抗素子1,2はやはり直列に接続され、FET(Ql
)により構成される定電流回路6により一定電流■でバ
イアスされている。
また、等しい抵抗値Roを持つ抵抗9,10による1/
2の分圧回路が磁気抵抗素子と並列に接続されている。
2の分圧回路が磁気抵抗素子と並列に接続されている。
出力は両磁気抵抗素子の接続点と分圧回路の中点より取
り出され、交流差動増幅回路5へ入力される。
り出され、交流差動増幅回路5へ入力される。
今、差動増幅器5の入力抵抗が十分に高いとすれば、磁
気抵抗素子1,2の接続点の電位e1は、また、 分圧回路の中点の電位e2は、 となる。
気抵抗素子1,2の接続点の電位e1は、また、 分圧回路の中点の電位e2は、 となる。
したがって
差動増幅器5への入力は、
となり、検出出力はこの変動分であるから、となる。
分圧回路の抵抗値Roを磁気抵抗素子の抵抗値R1,R
2よりも十分に大きく選定しておけば、 Rt/Ro(I R2/Ro<<1 であるから、(8)式は、 と表わすことができる。
2よりも十分に大きく選定しておけば、 Rt/Ro(I R2/Ro<<1 であるから、(8)式は、 と表わすことができる。
すなわち、第5図の回路において、
R1,R2(< Rc < 製動増幅器(5)の入力抵
抗 00)となるように回路定数を定めておけば、(9
)式が検出出力を示す式となり、ノイズ成分に関しては
、△R1=△R2であるから常に出力は零となる。
抗 00)となるように回路定数を定めておけば、(9
)式が検出出力を示す式となり、ノイズ成分に関しては
、△R1=△R2であるから常に出力は零となる。
磁気抵抗素子の抵抗値は第2図に示されているように高
々千数百オームであり、また、差動増幅器には演算増幅
器を使用すれば、入力インピーダンスは数百キロオーム
から数メガオームの値となる。
々千数百オームであり、また、差動増幅器には演算増幅
器を使用すれば、入力インピーダンスは数百キロオーム
から数メガオームの値となる。
したがって、分圧回路の抵抗としては数十キロオームの
ものを使用すれば、(10)式の回路条件は容易に満足
することができる。
ものを使用すれば、(10)式の回路条件は容易に満足
することができる。
以上に説明したように、本発明によれば、第5図の回路
に示す如く、従来の方式に比して、定電流回路は1回路
でよく、また、高価な演算増幅器を使用しなくても適正
に設定された抵抗による分圧回路を用いることにより、
安価で高いS/Nの磁気センサ回路を得ることができる
。
に示す如く、従来の方式に比して、定電流回路は1回路
でよく、また、高価な演算増幅器を使用しなくても適正
に設定された抵抗による分圧回路を用いることにより、
安価で高いS/Nの磁気センサ回路を得ることができる
。
第1図は磁気抵抗素子を用いた従来の磁気検出回路、第
2図は磁気抵抗素子の抵抗値のばらつきと温度特性の図
、第3図は各磁気抵抗素子を別個に定電流バイアスした
磁気検出回路、第4図は演算増幅器の使用により定電流
回路を1回路とした磁気検出回路、第5図は本発明によ
る改良された磁気検出回路を示す。 1.2・・・・・・磁気抵抗素子、3・・・・・・定電
圧電源、4・・・・・・増幅器、5・・・・・・差動増
幅器、6,7・・・・・・定電流電源、8・・・・・・
利得2の増幅器、9,10・・・・・・分圧抵抗。
2図は磁気抵抗素子の抵抗値のばらつきと温度特性の図
、第3図は各磁気抵抗素子を別個に定電流バイアスした
磁気検出回路、第4図は演算増幅器の使用により定電流
回路を1回路とした磁気検出回路、第5図は本発明によ
る改良された磁気検出回路を示す。 1.2・・・・・・磁気抵抗素子、3・・・・・・定電
圧電源、4・・・・・・増幅器、5・・・・・・差動増
幅器、6,7・・・・・・定電流電源、8・・・・・・
利得2の増幅器、9,10・・・・・・分圧抵抗。
Claims (1)
- 1 磁気的にバイアスされ、磁性体成分を含有する紙幣
等の通過による磁束変動により電気的抵抗特性が変化す
る直列に接続された2個の磁気抵抗素子、該磁気抵抗素
子を一定電流でバイアスするための定電流回路、前記磁
気抵抗素子と並列に接続された、磁気抵抗素子よりも十
分に高い抵抗値を有する抵抗により構成される1/2の
分圧回路、該分圧回路の出力と前記2個の磁電変換素子
の内の1個の出力を入力とする前記分圧回路の抵抗値よ
りも十分に高い入力抵抗を有する交流差動増幅器を備え
たことを特徴とする紙幣等の磁気検出回路0
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50150403A JPS5843794B2 (ja) | 1975-12-16 | 1975-12-16 | シヘイトウノ ジキケンシユツカイロ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50150403A JPS5843794B2 (ja) | 1975-12-16 | 1975-12-16 | シヘイトウノ ジキケンシユツカイロ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5273794A JPS5273794A (en) | 1977-06-21 |
JPS5843794B2 true JPS5843794B2 (ja) | 1983-09-29 |
Family
ID=15496200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50150403A Expired JPS5843794B2 (ja) | 1975-12-16 | 1975-12-16 | シヘイトウノ ジキケンシユツカイロ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5843794B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS603086A (ja) * | 1983-06-21 | 1985-01-09 | 富士電機株式会社 | 紙幣等の真偽識別装置 |
JPS603085A (ja) * | 1983-06-21 | 1985-01-09 | 富士電機株式会社 | 紙幣等の真偽識別方式 |
JPH0762883B2 (ja) * | 1985-07-08 | 1995-07-05 | 日本電信電話株式会社 | 磁気抵抗ヘツド用の信号再生装置 |
-
1975
- 1975-12-16 JP JP50150403A patent/JPS5843794B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5273794A (en) | 1977-06-21 |
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