JPS5843508Y2 - オ−トバイの携帯品収納装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、保安装備品その他の携帯品を収納する携帯品
収納容器を、サイドバッグと後輪車との間に取り付ける
ようにしたオートバイの携帯品収納装置に関するもので
ある。

オートバイは自動車と異なり、携帯品を収納するために
作られた場所がない。

そこで遠乗りをする人や常時多くのものを持ち運ぶ人は
、後車輪Ｏ側部に箱状のサイドバッグを取り付け、その
内部に必要なものを収納するようにしている。

しかしながらオートバイの携帯品には、保安装備品のよ
うに、オートバイの標準仕様、またはこれに近い状態で
装備したいものもある。

このような携帯品はサイドバッグとは別に収納した方が
使用上なにかと便利である。

本考案はこの点に鑑みてなされたもので、その一実施例
を図について説明すると、まず第１図および第２図にお
いて１はオートバイの後車輪であって、上部にはシート
２が取り付けられている。

シート２の後部には、後車輪１の上部に設けられたりャ
フェンダー３を覆うように、シートテールカバー４が取
り付けられている。

５は車軸、６は車体のフレーム、７はマフラー、８はシ
ョツクアブンーバーである。

後車輪１の両側部にはサイドバッグステ−９が設けられ
ており、このサイドバッグステー９は、その上部におい
てフレーム６に取り付けられている。

このサイドバッグステ−９は、第２図に示すように後端
部において左右に連絡されており、フレーム６に強固に
取り付けられるようになっている。

サイドバッグステー９の各外側には、上面を蓋に形成し
たサイドバッグ１０が取り付けられている。

１１はテールランプ、１２はウィンカ−ランプ、１３は
ステップである。

第３図に示すように、サイドバッグステー９は後部にお
いて上下２本に分岐されて後方に延びており、その側面
においてサイドバッグ１０を支持するようになっている
。

そしてこのサイドバッグステ−９の上下の分岐部９ａ、
９ｂの間には、後部を蓋体１４にして開閉できるように
した収納容器１５が取り付けられている。

この取り付けは、第４図に示すようにサイドバッグステ
ー９の分岐部９ａ 、９ｂ間に板体９ｃを設け、この板
体９ｃにサイドバッグ１０と収納容器１５とを、ポルト
１６、ナツト１７により共線めにして行なわれている。

しかしこの取り付けは、この構造によらず、他の構造に
よってもよい。

このように構成されたこの装置にあっては、車輌の後方
から蓋体１４を開くことによって、収納容器１５の内部
に携帯品１８を入れることができる。

本考案は上述のように構成したものであるから、次のよ
うな利点がある。

■ 収納容器をサイドバッグの内側に取り付けるので、
外観が損なわれない。

■ 収納容器の内部への携帯品の出し入れが容易に行な
える。

■ 収納容器の取り付けをサイドバッグステーで行なう
ため、別途取付部材を設ける必要がなく、したがってコ
スト的に有利となる。

■ オートバイの標準装備品等を収納容器に収納すれば
、サイドバッグにはその他の物を入れることができ、収
納率が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の要部を示す側面図、第２図
は第１図のものを右方より見た背面図、第３図は第１図
のものの一部を示す斜視図、第４図は第３図のＩＶ−Ｉ
Ｖ断面図である。 １・・・・・・後車輪、２・・・・・・シート、６・・
・・・・フレーム、９・・・・・・サイドバッグステー
、１０・・・・・・サイドバッグ、１４・・・・・・蓋
体、１５・・・・・・収納容器、１６・・曲ポルト、１
７・・・・・・ナツト、１８・・・・・・携帯品。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 後車輪の側部に、サイドバッグステーによりサイドバッ
   グを取り付けたオートバイにおいて、前記サイドバッグ
   と後車輪との間に、一部を蓋体にして開閉できるように
   した携帯品収納容器を、前記サイドバッグステーにより
   取り付けたことを特徴とするオートバイの携帯品収納装
   置。