JPS5843098Y2 - 円盤用ジヤケツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案はレコード或は円盤形研磨盤等の各種円盤形製品を
収納するためのジャケットに関する。

例えばレコードのうち特に童謡や歌謡曲のレコードは、
吹込まれる複数の曲の歌詞を、夫々の歌の背景を表わし
た絵刷の頁に掲載するために、ジャケットには単にレコ
ードを入れる袋部以外に歌詞を印刷した頁を複数枚余分
に必要とする。

従来におけるこの種のジャケットとしては、第１図Ｃに
示す如き形式のものが知られて釦り、このジャケットは
同図ａに示す本体用紙１と同図すに示す如き歌詞制置４
とを組合わせたものから或っている。

即ち本体用紙１は４つの略正方形部２１．２゜＋２３１
２４が夫々形成される大きさから戒っていて、縦横の折
線３□、３２により区切られ、夫々の正方形部の同一片
面のみに所定の印刷が施されたのち、外周縁が二つの正
方形部２１．２２による袋部開口縁５を残して夫々横着
されている。

また歌詞制置４は二つの正方形部２５．２６が折線３３
により区切られる大きさから成り、夫々両面に所定の印
刷が施されたのち、折線３３が前記本体用紙１の中央折
線３】上に糊着されることにより一体に形成されている
。

従って従来のジャケットは、本体用紙１と歌詞制置４と
を別々の行程において印刷しなければならず、また本体
用紙１を糊付は製作する行程の外に、歌詞制置４を本体
１に糊付けするという別の製作行程を必要とし、作業的
にも能率が良くなく、コスト高になるという問題を有し
ていた。

本案はこのような問題を解消し、複数枚の歌詞制置が本
体に一体に設けられていて、製作々業態率が良く、コス
トも従来のものに比較して大幅に低置なジャケットの提
供を目的としたものであり、少なくとも大面の略正方形
部が得られる用紙に所定の切込線を入れて両面印刷を施
し、折線に沿って折曲げると共に、一部を糊着すること
により一行程で簡単に製作できるようにしたことを特徴
とするものである。

次に本案を第２図以下に示す実施例について詳記すれば
、縦横の長さの比率が２：３の割合の厚紙用紙１１に、
夫々方面の略正方形部１２１゜１２２．１２３・・・１
２６が形成されるべく、縦横の折線１３１，１３２，１
３３と切線１４とを設ける。

この切線１４は用紙１１の短手方向に沿う二つの折線１
３０，１３２のうちいずれか一方の折線上に、一つの正
方形部の一辺と同じ長さ分を有するように設けられてい
る。

折線１３３によって区切られる二つの正方形部１２］
、１２２のうちいずれか一方の外縁には糊しろ１５が設
けられていて、用紙１１は前記両正方形部１２１，１２
２の表面を白紙状とした外は、表裏両面に所定の図柄及
び歌詞が印刷されている。

用紙１１は長手方向に沿う中央部に設けられた折線１３
３によってまず折重ねられ、前記両正方形部１２１，１
２２を互に糊しろ１５及び切線１４と折線１３１に沿っ
た部分１６を介して夫々糊層し、第３図に示す如く両正
方形部１２１゜１２２との間を外側縁に開口部が形成さ
れた袋部１７とする。

正方形部１２４，１２６は第４図のいずれも折線１３３
によって正方形部１２３，１２５の面に向けて折曲げら
れ、最終的に折線１３□、１３２を折曲げて第５図の如
く折畳まれる。

本案に係る円盤用ジャケットは、以上の如く縦横の長さ
の比率が２：３の割合の用紙１１に、大面の略正方形部
１２１，１２２，１２３・・・１２６が形成されるべく
縦横の折線１３１，１３ｚ。

１３３と、用紙１１の短手方向に沿った一方の折線上に
一つの正方形の一辺と同じ長さ分の切線１４とを設け、
この用紙１１を長手方向に沿う中央部の折線３３にて折
重ねて、二つの正方形部１２１．１２２の外縁と側方の
切線１４及び折線３１に沿う部分とを互に糊層したＸめ
、第１図のｂに示す歌詞制置４を別途印刷して付は加え
ることなく歌詞の頁を複数枚設けることができる。

勿論本案によるジャケットでは、第４図及び第５図に示
す如く、最終的に折畳まれた状態に釦ける正方形部２１
と２３の裏面（製品としては表側）にレコードのタイト
ル等を印刷した外は、正方形部２２と２３の片面及び正
方形部２４ｔ２５ｙ２６の夫々両面合計入面を歌詞の頁
として利用することができる。

また本案によるジャケットによれば、１枚の用紙の両面
に印刷を施すと共に、切線１４を設けるだけで複数枚の
歌詞頁を一体に設けることができるから、従来のジャケ
ットに比較し印刷行程が能率的であると共に、糊付は行
程も１度で足り、しかも第１図に示す従来形ジャケット
に比較して歌詞頁が増大し得るので、著しく製作コスト
を低廉化することができるという実益を有するものであ
る。

同上記実施例ではレコードのジャケットとして説明した
が、レコードに限らず前記歌詞制置な製品説明欄として
利用すれば円盤形研磨盤等の各種円盤製品の収納用ジャ
ケットとしても利用し得ることは云うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図のａ、ｔ）は従来形ジャケットの素材を示す斜視
図であり同図Ｃは完成品の斜視図、第２図は本案に係る
ジャケットの用紙の平面図、第３図及び第４図は製作行
程を示す斜視図、第５図は完成品の斜視図である。 図に釦いて、１．１１・・・用紙、２１乃至２６及び１
２乃至１２６・・・正方形部、３、乃至３３及び１３、
乃至１３３・・・折線、４・・・歌詞制置、５・・・袋
部開口縁、１４・・・切線、１５・・・糊しろ、１６・
・・糊付は部、１７・・・袋部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 縦横の長さの比率が２：３の割合の用紙１１に、大面の
   略正方形部１２１，１２２，１２３・・・１２６が形成
   されるべく縦横の折線１３１，１３２゜１３３と、用紙
   の短手方向に沿ういずれか一方の折線上に一つの正方形
   部の一辺の長さ分の切線１４とを設け、用紙１１を長手
   方向に沿う中央部の折線１３３により折重ねて、該折線
   １３３により区切られる二つの正方形部１２１，１２２
   の外縁と側方の折線１３１切線１４に沿う部分とを互に
   糊着させたことを特徴とする円盤用ジャケット。