JPS5843009B2 - 木材の着色法 - Google Patents
木材の着色法Info
- Publication number
- JPS5843009B2 JPS5843009B2 JP7046980A JP7046980A JPS5843009B2 JP S5843009 B2 JPS5843009 B2 JP S5843009B2 JP 7046980 A JP7046980 A JP 7046980A JP 7046980 A JP7046980 A JP 7046980A JP S5843009 B2 JPS5843009 B2 JP S5843009B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- cedar
- nitric acid
- wood
- summer
- Prior art date
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- Expired
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- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は木材特に米スギ材を秋田スギ材の色彩に変色
させる方法にかかわる。
させる方法にかかわる。
秋田スギの代替材として使用される米スギは秋田スギに
比し木目が不明瞭で色彩が汚く、年月と共に黒くなる欠
点がある。
比し木目が不明瞭で色彩が汚く、年月と共に黒くなる欠
点がある。
このために在来から種種の方法で秋田スギの色彩に変色
させることが行われている。
させることが行われている。
例えば、アルコール脱色法は樹脂の除去を図るが全体が
白色化し冬目が秋田スギの赤色より劣り、アルコールに
よる樹脂溶液の内部浸透を防ぐために薄板に適するとい
う欠点がある。
白色化し冬目が秋田スギの赤色より劣り、アルコールに
よる樹脂溶液の内部浸透を防ぐために薄板に適するとい
う欠点がある。
漂白剤による漂白処理では夏目は白色化するが冬目は黒
色化し年月と共に元の色彩に戻る欠点がある。
色化し年月と共に元の色彩に戻る欠点がある。
アルカリ処理は繊維破壊が大きく採用されず、酸例えば
硝酸液処理では黄色化が強くなり濃い黄色ニ染ったよう
な欠点がある。
硝酸液処理では黄色化が強くなり濃い黄色ニ染ったよう
な欠点がある。
塩酸処理では黄かつ色に、濃塩酸では緑色に、硫酸では
赤色となる。
赤色となる。
即ち、一つの薬剤処理では米スギの色彩を秋田スギの色
彩に変色させることが困難である。
彩に変色させることが困難である。
そこでこの発明は米スギを漂白剤による先行した漂白後
、硝酸による処理により秋田スギの色彩に変色させよう
とするもので、漂白剤と硝酸との二薬剤の前後処理によ
って目的を達成しようとしている。
、硝酸による処理により秋田スギの色彩に変色させよう
とするもので、漂白剤と硝酸との二薬剤の前後処理によ
って目的を達成しようとしている。
その目的は漂白による米スギの夏目の白色化と冬目の黒
色化したものを、硝酸により夏目を黄色化し冬目を赤色
にたい色させることにより確実に達成される。
色化したものを、硝酸により夏目を黄色化し冬目を赤色
にたい色させることにより確実に達成される。
この発明では漂白剤は一般のとおりに亜硫酸系漂白剤(
例えば重亜硫酸ソーダ、亜硫酸ソーダ)、塩素系漂白剤
(例えば次亜塩素酸ソーダ亜塩素酸ソーダ)を使用して
漂白後、硝酸液に浸漬し着色度をみて取り出し水洗する
。
例えば重亜硫酸ソーダ、亜硫酸ソーダ)、塩素系漂白剤
(例えば次亜塩素酸ソーダ亜塩素酸ソーダ)を使用して
漂白後、硝酸液に浸漬し着色度をみて取り出し水洗する
。
その場合に、米スギは木板全面の色調差が大きいもので
あるから、漂白及び硝酸処理は一定できない。
あるから、漂白及び硝酸処理は一定できない。
硝酸の濃度は硝酸による作用が急激でないために濃度差
による処理時間差が大きい。
による処理時間差が大きい。
硝酸処理は冬目が赤色化し夏目が淡黄化したときに止め
るとよい。
るとよい。
硝酸処理を過多にすると夏目が崩壊化し繊維がはがれ易
くなる。
くなる。
水洗は充分にしなげればならない。この発明の方法によ
っても、木板は湿気、水ぬれ等がしみとなり、又、年月
と共に黒ずんでくるから、防止のため塗装しておく必要
がある。
っても、木板は湿気、水ぬれ等がしみとなり、又、年月
と共に黒ずんでくるから、防止のため塗装しておく必要
がある。
この発明は薄板のみならず厚板に適用できる。
この発明の実施例は下表のとおりである。
このようにこの発明は、米スギ材のような低級材を、漂
白増と硝酸との二薬剤を前後して使用し処理することに
より、秋田スギの色彩に類似した色彩に変色させる特徴
がある。
白増と硝酸との二薬剤を前後して使用し処理することに
より、秋田スギの色彩に類似した色彩に変色させる特徴
がある。
Claims (1)
- 1 低級木材を漂白剤により処理後、硝酸液に浸漬しそ
の後水洗いすることにより、漂白による黒色化した冬目
と白色化した夏目を、冬目を赤色に夏目を黄色に変色さ
せることを特徴とする木材の着色法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7046980A JPS5843009B2 (ja) | 1980-05-26 | 1980-05-26 | 木材の着色法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7046980A JPS5843009B2 (ja) | 1980-05-26 | 1980-05-26 | 木材の着色法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56166002A JPS56166002A (en) | 1981-12-19 |
JPS5843009B2 true JPS5843009B2 (ja) | 1983-09-24 |
Family
ID=13432404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7046980A Expired JPS5843009B2 (ja) | 1980-05-26 | 1980-05-26 | 木材の着色法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5843009B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108393985A (zh) * | 2018-01-17 | 2018-08-14 | 李玉杰 | 一种木材半成品或成品的加工工艺 |
-
1980
- 1980-05-26 JP JP7046980A patent/JPS5843009B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56166002A (en) | 1981-12-19 |
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