JPS5842591B2 - 螢光高圧水銀灯 - Google Patents
螢光高圧水銀灯Info
- Publication number
- JPS5842591B2 JPS5842591B2 JP8343976A JP8343976A JPS5842591B2 JP S5842591 B2 JPS5842591 B2 JP S5842591B2 JP 8343976 A JP8343976 A JP 8343976A JP 8343976 A JP8343976 A JP 8343976A JP S5842591 B2 JPS5842591 B2 JP S5842591B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphor layer
- phosphor
- mercury lamp
- pressure mercury
- particle size
- Prior art date
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- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、発光管を取り囲む外球の内面に蛍光体を塗布
してなる蛍光高圧水銀灯の改良に関するものである。
してなる蛍光高圧水銀灯の改良に関するものである。
高圧水銀灯の演色性と発光効率を改善するために、発光
管を取り囲む外球の内面に蛍光体を塗布することは良く
知られており、更に一層良好な演色性と高い発光効率を
得るために、発光波長の異なる二種類の蛍光体を重ねて
塗布することも行なわれている。
管を取り囲む外球の内面に蛍光体を塗布することは良く
知られており、更に一層良好な演色性と高い発光効率を
得るために、発光波長の異なる二種類の蛍光体を重ねて
塗布することも行なわれている。
上記のように、二種類の蛍光体を重ねて塗布する場合、
従来は一般に次のような方法が採られている。
従来は一般に次のような方法が採られている。
すなわち、適当な粒径の蛍光体(通常0.8〜7μ)を
有機質結着剤、例えばニトロセルローズを酢酸ブチルに
溶かしたもので外球の内面に塗布し、その上に更に前記
蛍光体よりも粒径の大きい蛍光体を同じく有機質結着剤
を用いて塗布した後、蛍光体層を550〜600℃で約
10公租度焼威して各蛍光体層中のニトロセルローズを
除去する方法である。
有機質結着剤、例えばニトロセルローズを酢酸ブチルに
溶かしたもので外球の内面に塗布し、その上に更に前記
蛍光体よりも粒径の大きい蛍光体を同じく有機質結着剤
を用いて塗布した後、蛍光体層を550〜600℃で約
10公租度焼威して各蛍光体層中のニトロセルローズを
除去する方法である。
しかしこの方法は第1の蛍光体層すなわち下層の蛍光体
層中のニトロセルローズを完全に除去することが難かし
く、その結果、発光効率を充分高めることができない欠
点がある。
層中のニトロセルローズを完全に除去することが難かし
く、その結果、発光効率を充分高めることができない欠
点がある。
上記の欠点を除くためには、蛍光体層の焼成温度を上げ
るか、又は第1の蛍光体層を焼成してから、第2の蛍光
体層を塗布する方法が考えられるが、前者は外球全体を
高温で加熱する結果外球の変形や劣化をもたらすおそれ
があり、後者は第2の蛍光体層を形成する際に第1の蛍
光体層が剥離するため実施が困難である。
るか、又は第1の蛍光体層を焼成してから、第2の蛍光
体層を塗布する方法が考えられるが、前者は外球全体を
高温で加熱する結果外球の変形や劣化をもたらすおそれ
があり、後者は第2の蛍光体層を形成する際に第1の蛍
光体層が剥離するため実施が困難である。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、製造が簡単で、蛍光体層の機械的強度も大き
く、しかも高い発光効率と良好な演色性を有する蛍光高
圧水銀灯を提供せんとするものである。
たもので、製造が簡単で、蛍光体層の機械的強度も大き
く、しかも高い発光効率と良好な演色性を有する蛍光高
圧水銀灯を提供せんとするものである。
発明者等は、前記目的を達成するために種々実験を行な
った結果、蛍光高圧水銀灯において、外球の内面に二種
類の蛍光体を重ねて塗布する場合、第1の蛍光体層を、
コロイダルシリカやコロイダルアル□すのような無機質
結着剤を用いて形成しその上に第2の蛍光体層を無機質
結着剤又は有機質結着剤を用いて塗布すると蛍光体の重
ね塗りが極めて簡単に行なえるばかりでなく、機械的強
度の大きい蛍光体層が得られることを確認した。
った結果、蛍光高圧水銀灯において、外球の内面に二種
類の蛍光体を重ねて塗布する場合、第1の蛍光体層を、
コロイダルシリカやコロイダルアル□すのような無機質
結着剤を用いて形成しその上に第2の蛍光体層を無機質
結着剤又は有機質結着剤を用いて塗布すると蛍光体の重
ね塗りが極めて簡単に行なえるばかりでなく、機械的強
度の大きい蛍光体層が得られることを確認した。
しかし、その場合、上記のような効果を損なうことなく
発光効率の高い蛍光高圧水銀灯を得るためには、二種類
の蛍光体の平均粒径を適当な範囲に選定しなげればなら
ない。
発光効率の高い蛍光高圧水銀灯を得るためには、二種類
の蛍光体の平均粒径を適当な範囲に選定しなげればなら
ない。
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図は本発明に係る蛍光高圧水銀灯の構造を示すもの
で、発光管1を取り込む外球2の内面に第1の蛍光体層
3aと第2の蛍光体層3bとを重ねて形成しである。
で、発光管1を取り込む外球2の内面に第1の蛍光体層
3aと第2の蛍光体層3bとを重ねて形成しである。
第1の蛍光体層3aは平均粒径0.5〜3μの蛍光体を
コロイダルシリカやコロイダルアル□すのごとき無機質
結着剤を用いて塗布し乾燥させて形成し、第2の蛍光体
層3bは平均粒径5〜15μの蛍光体を無機質結着剤又
は有機質結着剤を用いて前記第1の蛍光体層の上に塗布
し乾燥させることによって形成しである。
コロイダルシリカやコロイダルアル□すのごとき無機質
結着剤を用いて塗布し乾燥させて形成し、第2の蛍光体
層3bは平均粒径5〜15μの蛍光体を無機質結着剤又
は有機質結着剤を用いて前記第1の蛍光体層の上に塗布
し乾燥させることによって形成しである。
このように第1の蛍光体層3aを無機質結着剤によって
形成すると、有機質結着剤を用いた場合のように、加熱
によってニトロセルローズヲ除去する必要がないだけで
なく、極めて大きな接着強度が得られ、第2の蛍光体層
を塗布する場合でも第1の蛍光体層は剥離するようなこ
とはない。
形成すると、有機質結着剤を用いた場合のように、加熱
によってニトロセルローズヲ除去する必要がないだけで
なく、極めて大きな接着強度が得られ、第2の蛍光体層
を塗布する場合でも第1の蛍光体層は剥離するようなこ
とはない。
しかし上記のように第1の蛍光体層を無機質結着剤を用
いて形成する場合は、蛍光体に対する結着剤の分散・付
着とも関連して、第1層及び第2層の蛍光体の平均粒径
を適当な範囲に選定しなげれば、高い発光効率を得るこ
とはできない。
いて形成する場合は、蛍光体に対する結着剤の分散・付
着とも関連して、第1層及び第2層の蛍光体の平均粒径
を適当な範囲に選定しなげれば、高い発光効率を得るこ
とはできない。
第1の蛍光体層3aを形成すべき蛍光体の平均粒径が0
.5μ以下であると第2の蛍光体層3bを形成すべき蛍
光体の粒径の如何にかかわらず発光効率が著しく低下し
、反対に平均粒径が3μ以上であると、外球に対して強
固に付着させることができず、蛍光体層の機械的強度が
低下する。
.5μ以下であると第2の蛍光体層3bを形成すべき蛍
光体の粒径の如何にかかわらず発光効率が著しく低下し
、反対に平均粒径が3μ以上であると、外球に対して強
固に付着させることができず、蛍光体層の機械的強度が
低下する。
又、第2の蛍光体層3bを形成すべき蛍光体の平均粒径
が5μ以下であると、第1の蛍光体層を形成すべき蛍光
絵☆体の粒径を前記範囲に選んでも発光効率の低下が著
しくなり、反対に平均粒径が15μ以上であると、第1
の蛍光体層の上に塗布することが困難となり作業性も悪
くなる。
が5μ以下であると、第1の蛍光体層を形成すべき蛍光
絵☆体の粒径を前記範囲に選んでも発光効率の低下が著
しくなり、反対に平均粒径が15μ以上であると、第1
の蛍光体層の上に塗布することが困難となり作業性も悪
くなる。
なお、上記の場合、第1の蛍光体層3aを形成すべき蛍
光体の付着量は外球内面積1crAあたり0.2〜2m
g、又第2の蛍光体層3bを形成すべき蛍光体の付着量
は同じく外球内面積1crtiあたり0.6〜6ηの範
囲とすることが、作業性、機械的強度及び経済性の点か
ら望ましい。
光体の付着量は外球内面積1crAあたり0.2〜2m
g、又第2の蛍光体層3bを形成すべき蛍光体の付着量
は同じく外球内面積1crtiあたり0.6〜6ηの範
囲とすることが、作業性、機械的強度及び経済性の点か
ら望ましい。
本発明の具体的実施例について説明すると、第1図に示
すような構造の400Wの蛍光高圧水銀灯において、外
球の内面に、平均粒径1.3μのユーロピウム付活バナ
ジン酸イツトリウム蛍光体1000I?にコロイダルシ
リカ1500ccと水1000ccを加えて作った懸濁
液を塗布し乾燥させて第1の蛍光体層3aを形成し、そ
の上に、平均粒径8μのテルビウム付活イツトリウムア
ルミネート蛍光体1000fにコロイダルシリカ200
0c cを加えて作った懸濁液を塗布し乾燥させて第2
の蛍光体層3bを形成した。
すような構造の400Wの蛍光高圧水銀灯において、外
球の内面に、平均粒径1.3μのユーロピウム付活バナ
ジン酸イツトリウム蛍光体1000I?にコロイダルシ
リカ1500ccと水1000ccを加えて作った懸濁
液を塗布し乾燥させて第1の蛍光体層3aを形成し、そ
の上に、平均粒径8μのテルビウム付活イツトリウムア
ルミネート蛍光体1000fにコロイダルシリカ200
0c cを加えて作った懸濁液を塗布し乾燥させて第2
の蛍光体層3bを形成した。
このようにして作った蛍光高圧水銀灯を定格電力で点灯
したところ、その光学的特性は一般形高圧水銀灯、及び
ユーロピウム付活バナジン酸イツトリウム蛍光体と錫付
活オルソリン酸カルシウム蛍光体を重ね塗りした従来形
蛍光高圧水銀灯と比較して下記のとおりであり、その発
光エネルギー分布は第2図に示すとおりであった。
したところ、その光学的特性は一般形高圧水銀灯、及び
ユーロピウム付活バナジン酸イツトリウム蛍光体と錫付
活オルソリン酸カルシウム蛍光体を重ね塗りした従来形
蛍光高圧水銀灯と比較して下記のとおりであり、その発
光エネルギー分布は第2図に示すとおりであった。
又製造中、使用中における蛍光体層の脱落や剥離は殆ん
ど見られなかった。
ど見られなかった。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、製造
が容易で、機械的強度も太き(、しかも発光効率が高く
演色性の良い蛍光高圧水銀灯が得られる。
が容易で、機械的強度も太き(、しかも発光効率が高く
演色性の良い蛍光高圧水銀灯が得られる。
第1図は本発明に係る蛍光高圧水銀灯の一部切欠側面図
、第2図は同水銀灯の発光エネルギー分布図である。
、第2図は同水銀灯の発光エネルギー分布図である。
Claims (1)
- 1 発光管を取り囲む外球の内面に、平均粒径0.5〜
3μの蛍光体を無機質結着剤にて塗布して第1の蛍光体
層を形成し、その上に平均粒径5〜15μの蛍光体を無
機質結着剤又は有機質結着剤にて塗布して第2の蛍光体
層を形成したことを特徴とする蛍光高圧水銀灯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8343976A JPS5842591B2 (ja) | 1976-07-15 | 1976-07-15 | 螢光高圧水銀灯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8343976A JPS5842591B2 (ja) | 1976-07-15 | 1976-07-15 | 螢光高圧水銀灯 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5310570A JPS5310570A (en) | 1978-01-31 |
| JPS5842591B2 true JPS5842591B2 (ja) | 1983-09-20 |
Family
ID=13802450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8343976A Expired JPS5842591B2 (ja) | 1976-07-15 | 1976-07-15 | 螢光高圧水銀灯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5842591B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003288860A (ja) * | 2002-03-27 | 2003-10-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ランプ用結着剤組成物、蛍光ランプおよび高輝度放電ランプ |
| WO2008072990A1 (en) * | 2006-12-15 | 2008-06-19 | Nemes G Ion | Fluorescent light emission structure and application of this structure to fluorescent lamps production |
-
1976
- 1976-07-15 JP JP8343976A patent/JPS5842591B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5310570A (en) | 1978-01-31 |
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