JPS5842584Y2 - ロ−タリ−エンジン - Google Patents
ロ−タリ−エンジンInfo
- Publication number
- JPS5842584Y2 JPS5842584Y2 JP10567277U JP10567277U JPS5842584Y2 JP S5842584 Y2 JPS5842584 Y2 JP S5842584Y2 JP 10567277 U JP10567277 U JP 10567277U JP 10567277 U JP10567277 U JP 10567277U JP S5842584 Y2 JPS5842584 Y2 JP S5842584Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel injection
- rotor
- injection valve
- starting
- fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は軽油、灯油等の低質油を主燃料として使用し、
さらに始動時にはガソリン等の始動用燃料を使用するロ
ータリーエンジンに関し さらに詳しくは主燃料及び始
動用燃料を噴射する燃料噴射弁の取付位置と燃料噴射方
向に関するものである。
さらに始動時にはガソリン等の始動用燃料を使用するロ
ータリーエンジンに関し さらに詳しくは主燃料及び始
動用燃料を噴射する燃料噴射弁の取付位置と燃料噴射方
向に関するものである。
ロータリーエンジンにおいて軽油、灯油等の低質油を燃
料とするときは始動性に問題が生じるので、このような
ロータリーエンジンにおいては始動時にガソリン等の始
動用燃料を供給してやる必要がある。
料とするときは始動性に問題が生じるので、このような
ロータリーエンジンにおいては始動時にガソリン等の始
動用燃料を供給してやる必要がある。
本考案は軽油、灯油等の低質油燃料を主燃料とし、ガソ
リン等を始動用燃料としてそれぞれ作動室内へ噴射する
形式のロータリーエンジンにおいて、各燃料噴射弁の好
適な取付構造を提案することを目的とするものである。
リン等を始動用燃料としてそれぞれ作動室内へ噴射する
形式のロータリーエンジンにおいて、各燃料噴射弁の好
適な取付構造を提案することを目的とするものである。
以下図示の実施例に基づいて本考案のロータリーエンジ
ンを説明すると、図において符号１はエンジンケーシン
グ、２はロータハウジング ３はロータ、４はロータ軸
、５は主燃料噴射弁、６は始動用燃料噴射弁、７は点火
栓を示している。
ンを説明すると、図において符号１はエンジンケーシン
グ、２はロータハウジング ３はロータ、４はロータ軸
、５は主燃料噴射弁、６は始動用燃料噴射弁、７は点火
栓を示している。
ロータハウジング２はエビトロコイド曲線からなる内周
面１２を有しており、ロータ３はこの内周面１２に対し
て該ロータ３の３つの頂部に嵌着されているアペックス
シール９Ａ、９Ｂ、９ｃが常に接触を保持する如くして
ロータ軸４の周りで遊星回転運動する。
面１２を有しており、ロータ３はこの内周面１２に対し
て該ロータ３の３つの頂部に嵌着されているアペックス
シール９Ａ、９Ｂ、９ｃが常に接触を保持する如くして
ロータ軸４の周りで遊星回転運動する。
ロータ３の３つの円弧状の辺３Ａ、３Ｂ、３Ｃはロータ
ハウジング２内のマユ形の空所８を３つの作動室８Ａ、
８Ｂ、８Ｃに区画している。
ハウジング２内のマユ形の空所８を３つの作動室８Ａ、
８Ｂ、８Ｃに区画している。
符号１３及び１４はそれぞれロータハウジング２の周辺
上に形成された吸気ポート及び排気ポートである。
上に形成された吸気ポート及び排気ポートである。
本考案では主燃料噴射弁５及び始動用燃料噴射弁６は吸
気ポート１３とロータハウジング内周面１２の長軸Ｘ−
Ｘ軸との間に配設され且つそれぞれの燃料噴射弁５，６
はロータ３の回転方向Ｒに向けて燃料（主燃料２５、始
動用燃料２６）を噴射するようにされるが、図示の実施
例においては主燃料噴射弁５は始動用燃料噴射弁６より
前方（リーディング側）に配置され且つ両燃料噴射弁５
．６は、その外端側が相互に近接するように傾斜してい
る。
気ポート１３とロータハウジング内周面１２の長軸Ｘ−
Ｘ軸との間に配設され且つそれぞれの燃料噴射弁５，６
はロータ３の回転方向Ｒに向けて燃料（主燃料２５、始
動用燃料２６）を噴射するようにされるが、図示の実施
例においては主燃料噴射弁５は始動用燃料噴射弁６より
前方（リーディング側）に配置され且つ両燃料噴射弁５
．６は、その外端側が相互に近接するように傾斜してい
る。
これは両燃料噴射弁５，６に対する管類の配置をなるべ
く同一スペース内にまとめるためである。
く同一スペース内にまとめるためである。
次に図示のロータリーエンジンの作用を説明すると、こ
のロータリーエンジンでは吸気ポート１３が０−１ハウ
ジング２の周辺上に設けられているためにロータ３の各
頂部にあるアペックスシール（９Ａ、９Ｂ、９Ｃ）が吸
気ポート１３を通過した後の吸気行程においては該吸気
ポート１３からは高速度で吸気りが吸入されるとともに
該吸気りは破線矢印で示すように先行のアペックスシー
ルに向って一方向に流動する。
のロータリーエンジンでは吸気ポート１３が０−１ハウ
ジング２の周辺上に設けられているためにロータ３の各
頂部にあるアペックスシール（９Ａ、９Ｂ、９Ｃ）が吸
気ポート１３を通過した後の吸気行程においては該吸気
ポート１３からは高速度で吸気りが吸入されるとともに
該吸気りは破線矢印で示すように先行のアペックスシー
ルに向って一方向に流動する。
これに対して始動時に主燃料噴射弁５及び始動用燃料噴
射弁６から噴射される燃料２５．２６はロータ３の回転
方向と同一方向に 即ち吸気流とほぼ同一方向に飛翔す
るから吸気りと各燃料２５゜２６とは均一混合されるこ
となく先行アペックスシール付近において集中的に濃混
合気Ｆを形成する。
射弁６から噴射される燃料２５．２６はロータ３の回転
方向と同一方向に 即ち吸気流とほぼ同一方向に飛翔す
るから吸気りと各燃料２５゜２６とは均一混合されるこ
となく先行アペックスシール付近において集中的に濃混
合気Ｆを形成する。
この濃混合気Ｆは圧縮行程の最終段階では点火栓７の近
くまで運はれＦ′、そこで点火される。
くまで運はれＦ′、そこで点火される。
このように 本考案のロータリーエンジンでは始動時に
は着火性のよい始動用燃料２６を併用もしくは単独で使
用し しかも主燃料２５及び始動用燃料２６は部分的に
濃混合気Ｆを形成するようにその噴射方向に設定されて
いるから、機関始動のための条件を十分に具備するもの
であるといえる。
は着火性のよい始動用燃料２６を併用もしくは単独で使
用し しかも主燃料２５及び始動用燃料２６は部分的に
濃混合気Ｆを形成するようにその噴射方向に設定されて
いるから、機関始動のための条件を十分に具備するもの
であるといえる。
尚、図において符号１５．１６はそれぞれ主燃料噴射弁
５又は始動用燃料噴射弁６の各先端部をロータハウジン
グ内周面１２より外側に収容するための凹所である。
５又は始動用燃料噴射弁６の各先端部をロータハウジン
グ内周面１２より外側に収容するための凹所である。
続いて本考案の効果を説明すると次の通りである。
即ち、本考案のロータリーエンジンは、（１）始動時に
は着火性のよいガソリン等の始動用燃料を使用するから
、軽油、灯油等の低質油を主燃料としていても機関の始
動性能を向上させることができる （２）主燃料噴射弁５及び始動用燃料噴射弁６はともに
周辺吸気ポート１３とロータハウジング長軸Ｘ−Ｘ軸と
の間に配設されているため機関の全体的にコンパクトに
なり、又各燃料噴射弁５゜６は吸気ポート１３の近くに
あって吸気流によるエゼクタ効果をうけるから主燃料２
５及び始動用燃料２６は霧化が促進される （３）主燃料２５及び始動用燃料２６はロータ３の回転
方向と同一方向に向けて噴射されるから吸気と各燃料２
５．２６とは部分的に濃混合気Ｆを形威し、全吸気量に
対して燃料噴射量が少ない場合でも十分に燃焼を行うこ
とができる、（４）主燃料噴射系にトラブルが発生した
場合は始動用燃料噴射系を利用して応急的に機関を運転
することができる 等の多くの実用的効果がある。
は着火性のよいガソリン等の始動用燃料を使用するから
、軽油、灯油等の低質油を主燃料としていても機関の始
動性能を向上させることができる （２）主燃料噴射弁５及び始動用燃料噴射弁６はともに
周辺吸気ポート１３とロータハウジング長軸Ｘ−Ｘ軸と
の間に配設されているため機関の全体的にコンパクトに
なり、又各燃料噴射弁５゜６は吸気ポート１３の近くに
あって吸気流によるエゼクタ効果をうけるから主燃料２
５及び始動用燃料２６は霧化が促進される （３）主燃料２５及び始動用燃料２６はロータ３の回転
方向と同一方向に向けて噴射されるから吸気と各燃料２
５．２６とは部分的に濃混合気Ｆを形威し、全吸気量に
対して燃料噴射量が少ない場合でも十分に燃焼を行うこ
とができる、（４）主燃料噴射系にトラブルが発生した
場合は始動用燃料噴射系を利用して応急的に機関を運転
することができる 等の多くの実用的効果がある。
図は本考案の実施例にかかるロータリーエンジンの構造
及び作動説明図である。 １・・・・・・エンジンケーシング ２・・・・・・ロ
ータハウジング、３・・・・・・ロータ、４・・・・・
・ロータ軸、５・・・・・・主燃料噴射弁 ６・・・・
・・始動用燃料噴射弁 ７・・・・・・点火栓、１３・
・・・・・吸気ポート。
及び作動説明図である。 １・・・・・・エンジンケーシング ２・・・・・・ロ
ータハウジング、３・・・・・・ロータ、４・・・・・
・ロータ軸、５・・・・・・主燃料噴射弁 ６・・・・
・・始動用燃料噴射弁 ７・・・・・・点火栓、１３・
・・・・・吸気ポート。
Claims (1)
- エビトロコイド曲線からなる内周面１２を有し且つ周辺
上に吸気ポート１３を形成したロータハウジング２内に
、前記ロータハウジング内周面１２に接しつつ且つロー
タ軸４の周囲で遊星回転運動するロータ３を収容すると
ともに 前記ロータハウジング２の周上には点火栓７を
配設する一方、前記吸気ポート１３と前記ロータハウジ
ング内周面１２の長軸Ｘ−Ｘ軸との間において主燃料噴
射弁５と始動用燃料噴射弁６を配設し且つそれぞれの燃
料噴射方向を前記ロータ３の回転方向Ｒと同方向とした
ことを特徴とするロータリーエンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10567277U JPS5842584Y2 (ja) | 1977-08-06 | 1977-08-06 | ロ−タリ−エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10567277U JPS5842584Y2 (ja) | 1977-08-06 | 1977-08-06 | ロ−タリ−エンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5432602U JPS5432602U (ja) | 1979-03-03 |
| JPS5842584Y2 true JPS5842584Y2 (ja) | 1983-09-27 |
Family
ID=29048148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10567277U Expired JPS5842584Y2 (ja) | 1977-08-06 | 1977-08-06 | ロ−タリ−エンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5842584Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9915235B2 (en) | 2015-10-02 | 2018-03-13 | Wisconsin Alumni Research Foundation | Engine combustion control at high loads via fuel reactivity stratification |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9057321B2 (en) * | 2012-01-24 | 2015-06-16 | Wisconsin Alumni Research Foundation | Fuel reactivity stratification in rotary diesel engines |
-
1977
- 1977-08-06 JP JP10567277U patent/JPS5842584Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9915235B2 (en) | 2015-10-02 | 2018-03-13 | Wisconsin Alumni Research Foundation | Engine combustion control at high loads via fuel reactivity stratification |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5432602U (ja) | 1979-03-03 |
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