JPS5842259B2 - 耐摩耗複合材用硬質粒子 - Google Patents
耐摩耗複合材用硬質粒子Info
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- JPS5842259B2 JPS5842259B2 JP54060294A JP6029479A JPS5842259B2 JP S5842259 B2 JPS5842259 B2 JP S5842259B2 JP 54060294 A JP54060294 A JP 54060294A JP 6029479 A JP6029479 A JP 6029479A JP S5842259 B2 JPS5842259 B2 JP S5842259B2
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は切削工具や建設機械の土工機などに使用され
る耐摩耗複合材を製造する際に用いる硬質粒子に関する
。
る耐摩耗複合材を製造する際に用いる硬質粒子に関する
。
従来切削工具に使用される超硬チップは、ＷＣ（Ｈｖ２
０００）やＴｉｅ（Ｈｖ３２００）などの硬さの高い材
料をＣｏ基地に焼結するなどして製造しているが、Ｃｏ
やＷなどの高価な元素を多量に含んだ材料を使用するた
め一般に高価である。
０００）やＴｉｅ（Ｈｖ３２００）などの硬さの高い材
料をＣｏ基地に焼結するなどして製造しているが、Ｃｏ
やＷなどの高価な元素を多量に含んだ材料を使用するた
め一般に高価である。
また建設機械の土工機にも耐摩耗性を高めるためにリン
パポイントやカッティングエツジに超硬ハイスを使用す
ることが試られているが、価格が高いために普及を阻害
している。
パポイントやカッティングエツジに超硬ハイスを使用す
ることが試られているが、価格が高いために普及を阻害
している。
この発明はかかる事情に鑑みなされたもので、超硬ハイ
スなどに比べて安価で、しかも高い耐摩耗性を有する耐
摩耗複合材用の硬質粒子を提供することを目的とする。
スなどに比べて安価で、しかも高い耐摩耗性を有する耐
摩耗複合材用の硬質粒子を提供することを目的とする。
以下この発明を詳述する。
一般にＦｅ−Ｃｒ−Ｂ系合金はＦｅＢ（Ｈｖｉｓｏｏ）
やＦｅ２Ｂ（Ｈｖ１４００）、ＣｒＢ２（Ｈｖ１８００
）などの化合物のため高い硬さが得られ、しかも価格も
安価である。
やＦｅ２Ｂ（Ｈｖ１４００）、ＣｒＢ２（Ｈｖ１８００
）などの化合物のため高い硬さが得られ、しかも価格も
安価である。
しかしこれら材料は硬い反面脆弱なため、鋳造部品とし
てそのまま使用することはできず、また鋳造も不能であ
る。
てそのまま使用することはできず、また鋳造も不能であ
る。
そこでこれら材料を一旦粒子状とし、これを比較的粘い
材料と複合化することにより耐摩耗性を有する複合材が
得られるようになり、この発明はこの複合材に使用する
超硬粒子にかかわるものである。
材料と複合化することにより耐摩耗性を有する複合材が
得られるようになり、この発明はこの複合材に使用する
超硬粒子にかかわるものである。
次にこの発明の一実施例を図面を参照して説明する。
通常ＦｅＢ、Ｆｅ２Ｂ、ＣｒＢ２によってＨｖ１０００
以上の硬さのＦｅ−Ｃｒ−Ｂ系合金を得るための組成は
、２０〜４０％Ｃｒ−３〜１０％Ｂ−残Ｆｅが必要であ
る。
以上の硬さのＦｅ−Ｃｒ−Ｂ系合金を得るための組成は
、２０〜４０％Ｃｒ−３〜１０％Ｂ−残Ｆｅが必要であ
る。
これを第３図に示すような粒子生成装置により次のよう
にして粒子の生成を試みた。
にして粒子の生成を試みた。
まず内部に冷却水を流通させた銅箱１を上面を水から出
した状態で水槽２内に斜めに設置し、この銅箱１上に３
０Ｃｒ −７８−残Ｆｅよりなる合金の溶湯を滴下して
水槽２内へ飛散させた。
した状態で水槽２内に斜めに設置し、この銅箱１上に３
０Ｃｒ −７８−残Ｆｅよりなる合金の溶湯を滴下して
水槽２内へ飛散させた。
その結果第１図に示す写真のように溶滴が潰れた状態と
なり、Ｆｅ −Ｃｒ −Ｂ 系合金では多くのＣｒ、Ｂ
を含有するため溶湯の粘度が高過ぎ、粒子が得られない
ことが解った。
なり、Ｆｅ −Ｃｒ −Ｂ 系合金では多くのＣｒ、Ｂ
を含有するため溶湯の粘度が高過ぎ、粒子が得られない
ことが解った。
そこで３０Ｃｒ７Ｂ−残Ｆｅ合金に０．２％のｓｂを添
加して上記と同様な方法で溶湯を滴下したところ、第２
図に示す写真で示すように溶滴の粒状化に成功した。
加して上記と同様な方法で溶湯を滴下したところ、第２
図に示す写真で示すように溶滴の粒状化に成功した。
以上のことから、Ｆｅ−Ｃｒ−Ｂ系合金を粒状化するの
に０．０２％以上のｓｂを添加する必要があり、また経
済的な面から上限は５％が望ましいことが解った。
に０．０２％以上のｓｂを添加する必要があり、また経
済的な面から上限は５％が望ましいことが解った。
ちなみに第１図に示す材料の硬さはＨｖｌｌＯＯであっ
たのに対して第２図に示す粒子の硬さはＨｖ１３８６と
なり、ｓｂを添加することにより硬さを上昇させること
ができる。
たのに対して第２図に示す粒子の硬さはＨｖ１３８６と
なり、ｓｂを添加することにより硬さを上昇させること
ができる。
また粒子の融点は約１３００℃であった。
次に上記のようにして得られた耐摩耗複合材用硬質粒子
の使用例を説明する。
の使用例を説明する。
第４図は建設機械の車体後部に装着されてリッピング作
業を行うリンパ装置のシャンクごともに図示せず）先端
に取付けられるリンパポイント５を示すもので、従来で
は低合金鋼（Ｃ０，３７％）を焼き入れ、焼戻した硬さ
ＨＲＣ−５０程度のものが使用されるが、リッピング作
業により早期に摩耗し、耐久性に乏しい。
業を行うリンパ装置のシャンクごともに図示せず）先端
に取付けられるリンパポイント５を示すもので、従来で
は低合金鋼（Ｃ０，３７％）を焼き入れ、焼戻した硬さ
ＨＲＣ−５０程度のものが使用されるが、リッピング作
業により早期に摩耗し、耐久性に乏しい。
そこで上記リンパポイント５の先端側前面に複数条の凹
溝５ａを縦方向に形成して、これら凹溝５ａ内に第６図
に示す複合材６を嵌入し、溶接によりリンパポイント５
と一体化させた。
溝５ａを縦方向に形成して、これら凹溝５ａ内に第６図
に示す複合材６を嵌入し、溶接によりリンパポイント５
と一体化させた。
また複合材６としてはＮｉ−１１％Ｐよりなる金属マト
リックス６ａ中に硬質ね子６ｂを分散させ、かつこれを
軟鋼管Ｔ内に収容して、リンパポイント５への溶接を容
易としたもので、得られたリンパポイント５を使用して
リッピング作業を行った結果、従来の低炭素鋼を焼入れ
、焼戻したものに比べて、耐摩耗寿命は約２倍向上した
。
リックス６ａ中に硬質ね子６ｂを分散させ、かつこれを
軟鋼管Ｔ内に収容して、リンパポイント５への溶接を容
易としたもので、得られたリンパポイント５を使用して
リッピング作業を行った結果、従来の低炭素鋼を焼入れ
、焼戻したものに比べて、耐摩耗寿命は約２倍向上した
。
ちなみに上記複合材６の耐摩耗性は、低合金鋼を焼入れ
、焼戻しした従来のものに比べて約４．５倍優れていた
。
、焼戻しした従来のものに比べて約４．５倍優れていた
。
この発明は以上詳述したように、Ｆｅ −ＣｒＢ系合金
に少量のｓｂを添加することにより、容易に粒状化でき
、しかも硬さも増すことから、得られた粒子を低融点の
金属や合金例えばろう付は合金などと複合化することに
より靭性を損なうことなく耐摩耗性に優れた複合材料が
得られるようになる。
に少量のｓｂを添加することにより、容易に粒状化でき
、しかも硬さも増すことから、得られた粒子を低融点の
金属や合金例えばろう付は合金などと複合化することに
より靭性を損なうことなく耐摩耗性に優れた複合材料が
得られるようになる。
また安価なＦｅ−Ｃｒ−Ｂ系合金を使用することから、
切削工具用の超硬チップや土工機のリンパポイント、カ
ッティングエツジなどにも容易かつ安価に利用できる。
切削工具用の超硬チップや土工機のリンパポイント、カ
ッティングエツジなどにも容易かつ安価に利用できる。
第１図はＦｅ−Ｃｒ−Ｂ系合金の粒状化した場合の写真
、第２図はこの発明の一実施例になるＦｅ−Ｃｒ−Ｂ−
８ｂ系合金を粒状化した場合の写真、第３図は溶湯を粒
状化するための粒子生成装置の説明図、第４図は耐摩耗
複合材を使用したリッパポイントの側面図、第５図は同
正面図、第６図は複合材の断面図である。
、第２図はこの発明の一実施例になるＦｅ−Ｃｒ−Ｂ−
８ｂ系合金を粒状化した場合の写真、第３図は溶湯を粒
状化するための粒子生成装置の説明図、第４図は耐摩耗
複合材を使用したリッパポイントの側面図、第５図は同
正面図、第６図は複合材の断面図である。
Claims (1)
- １ Ｃｒ２Ｏ〜４０％、８３〜１０％、ＳｂＯ，０２〜
５％、残部Ｆｅからなる耐摩耗複合材用硬質粒子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54060294A JPS5842259B2 (ja) | 1979-05-18 | 1979-05-18 | 耐摩耗複合材用硬質粒子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54060294A JPS5842259B2 (ja) | 1979-05-18 | 1979-05-18 | 耐摩耗複合材用硬質粒子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55152157A JPS55152157A (en) | 1980-11-27 |
| JPS5842259B2 true JPS5842259B2 (ja) | 1983-09-19 |
Family
ID=13137989
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54060294A Expired JPS5842259B2 (ja) | 1979-05-18 | 1979-05-18 | 耐摩耗複合材用硬質粒子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5842259B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6065833A (ja) * | 1983-09-21 | 1985-04-15 | Kyoei Kenki:Kk | パワ−ショベルなどの補助バケット装置 |
| JPS6081987U (ja) * | 1983-11-09 | 1985-06-06 | 新キャタピラ−三菱株式会社 | 建設機械用クランプ装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2683955B1 (fr) * | 1991-11-19 | 1995-11-17 | Delachaux Sa | Dispositif d'alimentation en electricite par contact avec un frotteur et procede de realisation d'un tel dispositif. |
-
1979
- 1979-05-18 JP JP54060294A patent/JPS5842259B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6065833A (ja) * | 1983-09-21 | 1985-04-15 | Kyoei Kenki:Kk | パワ−ショベルなどの補助バケット装置 |
| JPS6081987U (ja) * | 1983-11-09 | 1985-06-06 | 新キャタピラ−三菱株式会社 | 建設機械用クランプ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55152157A (en) | 1980-11-27 |
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