JPS5841833A - 新規イランゲン型化合物 - Google Patents

新規イランゲン型化合物

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JPS5841833A
JPS5841833A JP14150181A JP14150181A JPS5841833A JP S5841833 A JPS5841833 A JP S5841833A JP 14150181 A JP14150181 A JP 14150181A JP 14150181 A JP14150181 A JP 14150181A JP S5841833 A JPS5841833 A JP S5841833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ylangene
compound
water
formula
novel
Prior art date
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Pending
Application number
JP14150181A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kikuchi
博之 菊地
Yasumasa Tsukitani
築谷 康柾
Taiji Yamada
泰司 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、抗腫瘍作用を有する新規なイランゲン型化
合物に関する。
この発明者等は海産動物から種々の薬理活性物質の探索
研究の結果、ウミトサカの一種であるレムナリア・テヌ
イス ベルゼペルドト(Lemna]j−atenui
s Verseveldt)から抗腫瘍作用を有する新
規な物質を単離することに成功し、それがイランゲン型
のセスキテルペンであることヲ確認シ、レムナロール(
lemna工01)と命名した。
この発明のイランゲン型化合物の一つであるレムナロー
ルの製造は、例えば沖縄産ウミトサカの一種でアルレム
ナリア・テヌイス・ベルゼベルド)全有機溶媒例えば、
メタノール、エタノール、n−プロパツール、n−ブタ
ノール等のアルコール、アセトン、ピリジン、酢酸エチ
ルまたはこれらの混液またはこれらの有機溶媒と水との
混合溶媒で抽出し、得られた抽出液から単離、採取する
ことにより得ることができる。
抽出液からレムナロールを単離するためには、一般に天
然物の単離に用いられる公知の手段が適用される。すな
わち、まず、抽出液を1縮し、得られたa縮液を用いて
、2種液相聞における分配の差、種4の吸着剤に対する
吸着親和力の差および適当な溶媒に対する溶解性および
析出速度の差等を利用して、目的とする有効成分レムナ
ロールを単離し、精製し、さらに適当な溶媒を用いて結
晶化することによりレムナロールの結晶が得られる。
このようにして得られるレムナローンレの理化学的性質
は次の通りである。
(1)元素分析値θ: 炭素81.7’7、水素10.98 (2)マススペクトル: m1ll 22o(M4−)、202.1s7.177
.159(÷フヒ′J7) (3)IR: IR(CE(CI3 ) vmax 358 []、1
640.1460−1385−1367.1020.9
00a (4) 1H−NMR(200ME(Z、’CDCg3
) :δppm 0.63(6n、sp、0.87(6
H,a、J=6Hz)、1.44(IH,br、s )
、1.85(IH。
dad、J=1.5,4.14Hz)、2.23(IH
ddd、J=2.8.14Hz)、2.23(IH,s
)。
2.61(IH,、d、J=6Hz)、4.42(IH
br=d:、J=8Hz )、、4.86(IH,br
、s)。
5.04(IH,br、5) (5)  13cmNMR(zs、oMIE(z、cD
c13):δppm 19.4(Q)、 20.01Q
J、 20.2す、21.4(t)。
32.3(d)、 34.0(t)、 36.5(t)
、 42.0(d)、 42.3(s)。
44.3(cl)、  47.21d1.47.6Ce
υ、  66.5(d)、  1 1 1.4(t、)
154.8(s) (6)〔α〕も0−−9.3°(CO,011、CHC
l3)上記の理化学性質、下記の化学修飾(実験例1−
5)及び別途研究の結果から、レムナロールの(1) 
        、   (2)レムナロール(1)(
501ダ)のピリジン(2m/)溶液に無水酢酸(0,
5m/)を加え室温で21.5時間攪拌する。反応混合
物をエーテル(60xi)と丞水(20xi)の混合物
に加えエーテル抽出する。
エーテル層を水(10xi、2回)、飽和硫酸銅水溶液
(10xi、6回)および水(10屑l、2回)でそれ
ぞれ洗浄し、減圧ト濃縮すると淡黄色油状物(57q)
が得られる。この油状物をフラッシュクロマトグラフィ
ー〔シリカゲル(200〜400メツシユ)、カラム2
.5 X 15cnt%n−ヘキサンー酢酸Jチル(1
0:1 ))で精製すると、4α−ア七トキシーβ−イ
ランゲン(2)(55〜)゛が得られる。
−マス、x、へ9 ) ルrrV’ll:262CM+
)、220.202・IR(CHCl3 ) vmax
 :17209.1635 、’1455−1365.
1240.1015.900z ”−’H−NMR(1
00屑l2.CDC#3) 、δ(ppm):0.68
(3H,s ) 、 0.88(6H,cl 、J=6
H2) 。
2.06(3H,s)、2.13(1H,s)、2.3
6(IH。
br、d、J−8Hz) 3 −  C−NMR(25,OMH2,CDC/3)、δ
(ppm)ニー  19.5(q)、20.1(q)、
20.2(qJ、21.7に)、21.7(t)。
32.4 、32.5 、36.5(t)、 42.0
(d)、 42.5 、44.3(d)。
47.3fl)、 47.5(J、 68.5(d)、
 114.0(tl、 149.3(s)。
170.4(s) ・〔a〕b0=+50,2°< c=o、oos6.c
Hc13)実験例2 (2) −(3) 4α−アセトキシ−β−イランゲン(2)(238〜)
の塩化メチレン溶液(60屑l)にピリジン(0,2+
/)を加え、−60℃で1.5時間オゾンを通じる。反
応混合物に亜鉛末(0,79)および酢酸(6g/)の
混合物を加え、室温下で1晩攪拌する。反応混合物を沖
過し、残渣は酢酸エチル(240ml)で洗浄する。p
過と洗浄液を合わせ水(80xi)、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液(40H八3回)、および水(40d、3
回)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を
減圧下留去して淡黄色の油状物(240q)を得る。こ
の油状物をフラッシュクロマトグラフィー〔シリカゲル
(200〜400メソシユ)、カラム2.5X15菌、
n−ヘキサン−酢酸エチル(5:1))flA製シて1
−メチル−6−オキソ−4−アセトキシ−8−(1−メ
チルエチル)−トリシクロ〔4゜4 、0 、Q2,7
 、lデカン<3)(153〜)を得る。
・マススペクトルm/n:222(M−42)、204
(M−60)・工R(CHCl 3 ) v maX 
: 1730.17 [13,1455,1368。
1230.1[]83.104[]IJ−’H−NMR
(100MH2,CDC13)δ(I)I)m):0.
86(6H,d、J=7Hz)、0.95(3H,s)
、2.14(3H,s)、2.84(1H,d、J=5
.5Hz)。
5.32(1H,dd、J=4.10Hz)・〔α〕ち
0−+78.0°(C=0.01 、CHCl!3)(
1)             (4)レムナロール(
1)(100q)のピリジン(3薄l)溶液にパラブロ
モ安息香酸クロリド(20ONl)を加え、室温下で2
6時間攪拌する。反応混合物を酢酸エチル(150++
++/)に加え、水(50ml、2回)、飽和硫酸銅水
溶液(501/、3回)、水(50prl、3回)およ
び飽和塩化ナトリウム水溶液でそれぞれ洗浄した後、無
水硫酸す1−リウムで乾燥する。溶媒を減圧上留去して
半結晶性物質(2699)を得る。これにn−ヘキサン
を加え、生成した固形物を濾過して除き、p液を濃縮す
ると油状物が得られる。これをエタノールで結晶化し、
さらにエタノールから再結晶すると、4α−p−ブロモ
ベンゾイル−β−イランゲン(4)無色柱状晶(58〜
)を得る。
一77スベクト#rQ/ff:404.4[12(N什
)、361゜359.202 ・I’Ej(CHC13)シmax:1705.164
2.1590.1482゜1396.1270.111
5.1105.1070.1012.910゜450 ・1H−NMR(100MH2,CD0g3)、δ(p
l)m):0.72(6H,s)、0.90(6H,d
、J−==6Hz)、2.30(IH,s)、2.40
(IH,ddd、J=2.8.16H2)。
2.65(IH,d、J=6Hz )、4.92(1t
i、、br、sL5.12(18,br、s)、5.7
2(IH,br、d。
J=8H2)、7.50(2H,d、J−8Hz)。
7.81 (2H,d、J−43Hz1(a)BO= 
 2乙グ(C=0.0028.CHC63)(1)  
          (5)レムナロール(300q1
のn−ヘキサン溶液(10g/)に活性二酸化マンガン
(19)を加え、室温下で7時間激しく攪拌する。反応
混合物を沖過し、F5液を濃縮して淡黄色油状物(29
19)ヲ得る。これをフラッシュクロマトグラフィーに
付シ〔シリカゲル(200〜400メツシユ)。
カラム15X21ff、 n−ヘキサン−酢酸エチル(
10:1 ))、β−イランゲンー4−オン(5)(2
51#If )を得る。
−u■(CH3CH20HG243nm・IR(CHC
53) : 1690 、161 ”On・〔a〕b0
−+7.8°(C=Q、01 、CHCg3)実験例5 β−イランゲンー4−オン(5)(220〜)のメタノ
ール(8m4)溶液に水素化ホウ素ナトリウム(501
+ty)を加え、室温下で1時間攪拌する。反応混合物
にエーテル(70m/)を加え、水で4回、次いで飽和
塩化ナトリウム水溶液で洗浄した後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥する。溶媒を留去し、得られる結晶状物質(2
14#lをフラッシュクロマトグラフィー〔シリカゲル
(200〜400メソシユ)、カラム15×2c1x、
n−ヘキサン−酢酸エチル(10:1 ))に付し、精
製すると、4β−ヒドロキシ−β−イランゲン(6)の
無色針状晶(1319)を得る。
” mI) 96−9F3′C −〔α)30−+66.4°(C=0.01 、 CH
Cff3)この発明のイランゲン型化合物及び実験例1
−5で得られる化合物は抗腫瘍作用を有するが、これら
の化合物のうち、レムナロールの抗呻瘍作用について述
べる。
試験管内抗腫瘍作用 DBAマウス(Mk)Kメチルコランスレンヲ皮下注射
して作成した線維芽肉腫のクローン化した細胞をイーグ
ル+牛血清(20%)、ラクトアルプミンヒドロリゼー
) (0,4%)、グルタミン(1%)および炭酸水素
ナトリウム(10%)の組成の培地にけん濁し、マイク
ロプレート(ファルコン3042 )へ5X1010.
2g//ウェルまく。37°Cで伏酸ガヌ培養器にて2
4時間培養後、培地を捨てCDF1マウヌから採取した
腹腔浸出細胞を2.5X1010.2gt/ウェルまく
。これにレムナロールを所定濃度添加し、混合し、48
時間培養後、培地を捨て、ハンクス(Hanks’)液
で1〜2回洗浄し、メタノールで3−5分固定する。
その後ギムザ液にて30分間染色し、水洗乾燥後検鏡す
る。結果を第1表に示す。
この発明のレムナロールを医薬として用いる場合、経口
または非経口のいずれでも用いられ、通常の医薬製剤、
たとえば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、粉剤、
シロップ剤、生薬、注射剤などの形で投与せられ、その
製剤化には通常の医薬用賦形薬、希釈剤などが用いられ
る。さらに注射剤には通常のpH調節剤、等張化剤など
が適宜配合される。用蓋は化合物の種類、患者の年令、
疾病の程度などによっても異なるが、通常10〜100
011/klj程度で用いられる。
次にこの発明の実施例を示す。
実施例1 沖縄産ウミトサカ(Lemnalia tenuisV
erseveldt)9 Q Q f/ (含水重祉)
f)ll/−ル(31)中で粉砕し、−夜放置後沖過す
る。残漬に再びメタノール(61)を添加し、−夜放置
後濾過する。p液を合わせ減圧濃縮する。得られた残漬
を水(11)にけん濁させ酢酸エチル(11)で2回抽
出する。抽出液を合わせ減圧下に濃縮し、濃縮液(4,
161を得る。この濃縮液をシリカゲルカラム〔ドライ
パックメルク(メルク社製〕、3.5X40n)に付し
、n−ヘキサンおよびアセトン(40:1)混液で溶出
する。20m1づつフラクションコレクターで分取し、
63〜67本目の分を集める。別に68〜96本目の分
を集める。上記63〜67本目の分を合わせてシリカゲ
ルカラム〔ドライパンクメルクCメルク社製〕、2×2
01〕に付し、ベンゼンで溶出し、溶出液の溶媒を留去
するとレムナロール(640q)が得られる。一方、上
記68〜96本目の分を合わせ、溶媒を留去するとレム
ナロール1.05gが得られる。
特許出願人藤沢薬品工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式 で示されるイランゲン型化合物。
JP14150181A 1981-09-07 1981-09-07 新規イランゲン型化合物 Pending JPS5841833A (ja)

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JP14150181A JPS5841833A (ja) 1981-09-07 1981-09-07 新規イランゲン型化合物

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JPS5841833A true JPS5841833A (ja) 1983-03-11

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ID=15293409

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JP14150181A Pending JPS5841833A (ja) 1981-09-07 1981-09-07 新規イランゲン型化合物

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