JPS5841721A - 水酸化第二銅の製造方法 - Google Patents

水酸化第二銅の製造方法

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JPS5841721A
JPS5841721A JP14028181A JP14028181A JPS5841721A JP S5841721 A JPS5841721 A JP S5841721A JP 14028181 A JP14028181 A JP 14028181A JP 14028181 A JP14028181 A JP 14028181A JP S5841721 A JPS5841721 A JP S5841721A
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Hirozo Kawasaki
川崎 博三
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塩化第二鋼、塩化第二銅を用いる銅の1ツテ
ング処理排液、塩化銅アンモニウム等を原料とする高純
度の水酸化第二銅の製造方法に関するものである。
水酸化第二銅は青色結晶粉末で、高価であり、船底塗料
、・農薬等の原料として有用である0従来、水酸化第二
銅の製造方法は、原料として硫酸銅を用いて行われてい
るが、具体的には (aJ硫酸銅アンモニウム複塩に苛性ソーダを加えて水
酸化第二銅を得る方法(米国特許第1800828号) (b)硫酸銅とリン酸三ソーダとの複塩に苛性ソーダを
加えて水酸化第二銅を得る方法(米国特許第26666
88号)が挙げられる。
(aJの方法は硫酸銅溶液にアンモニア水を加えて硫酸
銅アンモニウム複塩の濃紫色溶液を得て、これに苛性ソ
ーダ水溶液を加えて水酸化第二銅を沈澱させ、濾過分離
して製品とする。その反応式は下記の如くである。
C!u804 + 4NH40H−+Ou (NH3)
4804 + 4HtO(3u(NH3)480.+ 
2NaOH,+ 4H20−+Cu(OH)2+ Na
1804 +4NH,OH 上記の反応式から明らかな様に、硫酸銅1m01に対し
て4 molのアンモニアが必要であり、又水酸化第二
銅を濾過した濾液には約20%の硫酸銅アンモニウム複
塩、芒硝、及びアンモニアが溶存する。該アンモニアは
循環して使用することが出来るために濾液に新たに原料
の硫酸銅を加えて、苛性ソーダを添加して第2回月の反
応を行うと。
新たに加えた硫酸銅に相当する水酸化第二銅が得られる
が、濾液中には前回と同様に約20Xの硫酸銅アンモニ
ウム複塩及び2回分の芒硝が溶存し、さらに液量が増加
するので濃度が若干薄くなる。
この様にして逐次反応回数が多くなると、生成した芒硝
が多量になり水酸化第二銅の収量はわずかに増加するが
、結晶粒子が細かく青味が薄く不安定となり品質が低下
する・従ってこの方法では少くとも反応を2回繰返した
後には冷却して芒硝の結晶を除去、する必要があり、又
芒硝の結晶を分離する際に結晶番こ付着している液、即
ち若干の硫酸銅アンモニウム複塩とアンモニアを含む液
を回収することができないので排液として放棄するため
、その排水処理の問題点がある。
次に(bJの方法は下記の反応式により行われる。
Cu804  + Na5PO4−+ CuNaPO4
+  Nag 8040uNaPO4+ 2NaOH4
Cu(OH)z + Na3 po。
即ち、硫酸銅溶液番こ計算−量の燐酸三ソーダ溶液を加
えてリン酸銀ソーダ複塩を作り、これに苛性ソーダ溶液
を加えて水酸化第二銅の沈澱を得るのであるが、この製
造方法ではリン酸三ソーダを循環して使用することが出
来るので、直ちに水酸化第二銅の沈澱を分離せずに数回
の反応液量を収容することのできる大型の溶器を用いて
第1回目の反応が終了して沈澱の生成している溶液に、
第2回目の硫酸銅を結晶のまま加えて、遊離しているリ
ン酸三ソーダと複塩を作らせ、又苛性ソーダ液を加えて
水酸化第二銅の沈澱を得る。このようにして容器が許す
範囲内で反応を繰返えした後、水・酸化第二銅を濾別し
、一方リン酸三ソーダを含有する濾液は硫酸銅を加えて
新たな反応を行い、リン酸銀ソーダ複塩を生成し、新た
な反応を開始するのである。この方法により’tlff
lする水酸化第二銅は色調がやや青味が薄く不安定であ
り、又リン酸銀ソーダ複塩はゲル状の沈澱のために水酸
化第二銅の回収をする為の濾過が困難である問題点があ
る。
本発明は、このような従来技術の問題点を克服するため
に鋭意研究を行った結果、原料として塩化第二銅または
/およびそれを主成分とした水溶液を用いることにより
、脱水されに(い、貯蔵性の良い、高純度の水酸化第二
銅を高収率で得ることの出°来る方法を知見し1本発明
の完成に至ったものである。
即ち、本発明は塩化第二銅または/およびそれを主成分
とする水溶液とアンモニアを反応させて塩化銅アンモニ
ウム複塩を製造し1次いで級塩に苛性アルカリを反応さ
せることを特徴とする水酸化第二銅の製造方法である。
本発明の原料としては、塩化第二銅または/およびそれ
を主成分とする水−溶液が用いられるが、塩化第二銅を
主成分とする水溶液は、主成分として塩化第二銅を含有
している水溶液であれば、その種類は問わないが1通常
、塩化銅エツチング処理排液または/および塩化銅アン
モニウム結晶(0u042NH4012H20)の水溶
液が用いられる。
塩化銅1ツテング処理排液は塩化第二銅の水溶液を用い
て銅のプリント配線基板のエツチングを行なった処理排
液であり、その組成には通常法のものが含まれている。
Cu           O,064−2009/1
CuOtとして    0.1〜509/1auct2
として  30〜300 9/を遊離塩酸    3〜
1oo  51/1NaOtO−50f//L その他若干の有機物、N1、Zn 、 、 PO4イオ
ン等が含まれる。プリント配線基板の1ツチングは塩化
第二銅を使用した場合次の様な反応機構で行な、われで
いる。
0uCL2 +Cu→Curl + (未反応CuC4
)この場合CuC4の濃度が高くなると水溶性がなくな
りスラッジが発生する為、GuCL  があまり多くな
らない程度で使用をやめるか、HCtを加えてを行なわ
せるか、 NaCtを加えて塩化第一銅食塩水の型で錯
体を作り水溶性の型にするか、いずれかの方法がとられ
塩化第一銅スラッジの発生がおこらない様にしている0
したがって塩化第二銅を含有した組成の溶液となり本発
明に用いることが出来る。
次に、上記の原料を用いて行われる本発明の製造方法を
詳細に説明する。
原料である上記の塩化銅溶液或はこれに若干の塩酸を含
む溶液、例えば塩化銅エツチング処理排液または/およ
び塩化銅アンモニウム結晶の水溶液に常温で計算量以上
のアンモニア水を加えて下記の反応により塩化銅アンモ
ニウム複塩の溶液を作る。
G、uCL2 + 2NH40H−+ GuCL22N
H20H(或はCu(OH)22NH,Cj) この反応では原料中の塩化第二銅1 molに対してア
ンモニアはZ mol相当以上必要とする。この際原料
溶液中に塩酸を含む場合にはこれに相当するアンモニア
を追加する。
f −Hct + NH40H4NH,at + E(
20但し、f −HCtは遊離塩酸を示°す。
反応溶液はアンモニアの添加により最初は緑色沈澱から
紫色沈澱を作り計算量を加えると濃紫色透明な溶液とな
る。次に、加えたアンモニアと等量以上の苛性アルカリ
として例えば苛性ソーダを加えて、下記の反応により水
酸化第二銅の沈澱を生成させる。
CuC422NH40H+2NaOH−+ Cu(OH
)2 +2 N a CL +2NH,0H NH4C1+ NaOH−+NH4OH+NaCt得ら
れた水酸化第二銅の沈澱は濾過、水洗、乾燥して製品と
するが収量は通常約85%程度で残部は濾液中に溶解し
ている。濾液中には残部の塩化鋼アンモニウム複塩、食
塩、およびアンモニアが溶解しているが、この濾液を加
熱してアンモニアを蒸発させて回収し、次回の原料であ
る塩化第二銅または/およびそれを主成分とする水溶液
に吸収反応させるが、この際濾液中に残っている塩化銅
アンモニウムの複塩は分解して黒色の酸化第二銅の沈澱
となるので、これを濾別して塩酸に溶解して原料溶液に
戻す。したがって濾液は食塩のみを含有する無色透明な
溶液となる。
本発明に用いられる苛性アルカリとしては、苛性ソーダ
、苛性カリがあるが、通常安価なこと、反応生成物が食
塩であり処理しやすいことのため苛性ソーダを使用す、
るほうが有利である。
アンモニアを再利用するために水酸化第二銅の沈澱を分
離した濾液を加熱するが、加熱温度はアンモニアが蒸発
する温度以上であることが必要であり、通常80〜95
℃である。
このようにして、本発明は原料として従来使用されてい
た硫酸銅溶液に対して塩化第二銅溶液を用いて、従来の
方法に比較して半量のアンモニアを添加して塩化銅アン
モニウム複塩を生成し、さらに苛性ソーダで中和するこ
とにより水酸化第二銅の結晶を濾過して得ることが出来
る。又濾液中に残留するアンモニアは加熱子ることによ
り蒸発させ原料液に吸収させて回収し、再利用すること
が出来、この際濾液中に残留する塩化銅アンモニウム複
塩の分解&とより生ずる酸化第二銅は塩酸に溶解して原
料中に戻し使用するととが出来る。最終濾液は食塩のみ
を含む水溶液として回収される。
次に本発明の効果を列挙すると以下の通りである。
(1)原料として硫酸銅を用いる従来法の場合は銅1 
molに対してアンモニア4 molを使用するが、塩
化第二銅を用いる本発明の場合は銅1 molに対して
2m01のアンモニアで反応が行われるので、本発明で
はアンモニアの消費量が少ない。
(2)  水酸化第二銅を分離した濾液を加熱して蒸発
するアンモニアを1次回に使用する塩化銅溶液に吸収さ
せて再利用するために各回に溶存する食塩はその回の反
応により生ずるもののみとなり、食塩の蓄積に依る製品
の劣化は全く無い。
(31塩化第二銅溶液のアンモニアガス吸収は非常に効
率が高く完全にアンモニアガスを捕集するので多少のア
ンモニア過剰でもその逃散は殆んど無い。
次に実施例及び比較例により本発明をさらに詳細に説明
する。
実施例1 塩化銅2129〜(銅量として10.0IKf)。
遊離塩酸(以下、f塩酸と称す) 1.90−を含む1
201の溶液に、濃度28車量%のアンモニア水F76
.3 Ft tを添加した。この場合添加したアンモニ
ア量は銅分1m01に対して2 mol 、塩酸1mo
lに対して1 molの計算量の約10%過剰である。
得られた塩化銅とアンモニアとの複塩及び塩化アンモニ
ウムを含む溶液に、苛性ソーダ14.76−を約20重
量%の溶液として約1時間で添加した。この場合苛性ソ
ーダ量は添加したアンモニア量とほぼ当量である0更に
そのまま約30分間反応を継続して得られた水酸化第二
銅の沈澱を濾過し、少量の水で沈澱の付着液を濾液中に
洛し、沈澱は洗滌槽に移して、水洗、濾過、乾燥し水酸
化第二銅の製品を得た0収量13.0IKr、収率84
.22%である。濾液は別の容器に移し加熱して発生す
るアンモニアを次回使用する塩化第二銅水溶液中に導(
様に装置を作り、90〜95℃で2.5時間加′熱して
発生したアンモニアガスを次回の実施例2で使用する塩
化第二銅の水溶液に吸収させた。
この時に得られた黒色の酸化銅は収量1.74紛、収率
13.81%であった。
実施例2 実施例1と同じ塩化銅原料液を用いて全液量を2001
に薄めた0(組成は塩化銅21.29Kt、f塩酸1.
90 Kt、液量200t)この液に実施例1で゛回収
したアンモニアガスを吸収させた。実施例1と同様に苛
性ソーダ14.76Ktを約20重量%の溶液として加
え水酸化第二銅を沈澱させ、実施例1と同様に処理して
水酸化第二銅を得た。収ji12.7F1匂、収率82
.5 fi%である。父製品分離後の濾液を90〜95
℃に加熱して発生するアンモニアを次回の実施例3の塩
化銅の原料水溶液に吸収させた際に得られた黒色酸化銅
は収:に2.IFl−1収率17.07にであった。
実施例3 塩化銅21.29に1、f塩酸1.90 Kf、液量1
50tの原料溶液に、実施例2で回収したアンモニアガ
スを吸収させ、実施例1と同様に苛性ソーダ14、76
 KFを約20重量%の溶液として加え水酸化第二銅を
得た。収量13.28Kf、収率は85.98%である
。又濾液のアンモニアを加熱回収して次回の実施例4の
原料溶液に吸収させた際に得られた黒色酸化銅は収量1
.62KF、収率12.86%である。
実施例4 塩化銅21.29〜、f塩酸1.901J液量150t
の実施例3と同じ組成の原料溶液に実施例3で回収した
アンモニアガスを吸収させ、実施例1と同様の方法で苛
性ソーダを16−に増量して約20重量にの濃度の溶液
として添加し水酸化第二銅を得た。その収量は13.2
8麺、収率85.98%である。この水酸化第二銅の品
質は実施例1〜3の製品と同一であり、苛性ソーダを過
剰に用いても品質に影響は出ていない。又アジモニアを
回収した際得られた黒色の酸化銅は収量1.54Kf、
収率12、22%である。
実施例5〜7 実施例1〜4と全く同様の方法で、塩化銅21.29K
t、塩酸l、90〜i含む原料水溶液に。
その前の同(実施例)により回収したアンモニアを吸収
させ苛性ソーダ14.76 Kfで処理17た0実施例
1〜7の結果を第1表にまとめて小す。
但し、実施例1〜7において、実施例6の原料である塩
化第二銅水溶液に実施例5の加熱して回収したアンモニ
アを吸収させた液は静置した際、微に紫色沈澱が認めら
れた事から最初に実施例1においてlOX過゛剰に加え
たアンモニアが損失した事となり、アンモニアは5回循
環使用しているので、1回の損失の平均は約296′と
なる。この損失の原因は製品の濾過の際、吸引濾過を用
いたので、主にこの時の排気により排出゛されたもので
あるため、該排気を原料液中に導いて吸収させればアン
モニアの逃散は殆んど無くす事が出来る。
第  1  表 比較例1 比較例として硫酸銅を原料とする水酸化第二銅の製造方
法(米国特許第180082=f3号の方法)により行
った実験結果を示す。
硫酸銅(0u804fsH1O) 40 Kgを160
tの水に溶解した水溶液に28重歓%のアンモニア水9
81t?添加(約1〇九過刺)した、、さらに♂l’J
’ (’lリダ14〜を5Otの水に溶解した水溶液を
加え水酸化第二銅の沈澱を作り、6℃迄冷却して芒硝の
結晶、を析出させて、水酸化第二銅と共に濾別した。
芒硝が水に溶けるので水酸化第二銅の沈澱とご硝の結晶
の附養液を4水で押し出して回収する操作は行っていな
い。水酸化第二銅は水洗に依り芒硝と分離し洗滌、乾燥
したが、製品は原料として塩化鋼を行いた実施例の製品
と全°く同じ外見である。。
収量10.99〜%収率70.29%であった。濾液中
には収率70.29 Nの残りの銅分(約30ぢ)が残
留している。
比較例2 比較例1の濾液に硫酸銅40Kfを加えて溶解し、苛性
ソーダ13.5に4を5otの水に溶解した水溶液を加
えて比較例1と同様に処理して水酸化第二銅を得た。収
量15.7RKf、収率100.73%である。比較例
1の収率7029%の残りとほぼ同量の銅分(約30%
)が沈澱とならず濾液中に残っている事になる。
比較例3 比較例2の濾液に硫酸銅40麺を加えて溶解し、苛性ソ
ーダ13.5−を50tの水に溶解した水溶液を加えて
、比較例1と同様に処理して水酸化第二銅を得た0収量
15.8F+、b、収率101.37%である。濾液中
には約30%弱の銅分が残留していることになる。
比較例4 比較例3の濾液に硫酸銅40Y4を加えて溶解し、苛性
ソーダ13.!’s4をrsotの水に溶解した水溶液
を加えて得られた水酸化第二銅の沈澱を濾過温度25℃
で芒硝の結晶を析出させずに濾過した。
その結果得られた水酸化第二銅の収量は16.02−1
収率105.02Nであった。従って生成したで硝の溶
存する状態では濾液中に残留している銅分の量は約25
Xである。
比較例5〜7 前回の比較例により得られた濾液に硫酸銅40時、苛性
ソーダ13.5−を゛加えて比較例4と同様の方法で行
った。得られた水酸化第二銅の沈澱の濾過温度は約25
℃である。
比較例1〜7の結果をまとめて第2表に示す。
第  2  表 比較例4〜7では濾過温度約25℃で濾過しているため
に芒硝の溶存量が逐次増加し、その結果製品の水酸化第
二銅の色調が逐次青味が薄くなり結晶粒子が細かく、カ
サ高の製品となり、従って酸化銅に変り易いものとなっ
た。従っ1で製品の品質に均一性を保たせる為にはこの
比較例の方法では少くとも2回に一度は濾液を冷却して
芒硝の結晶を排出する必要がある。
又アンモニアの循環再使用では比較例4の濾液で゛アン
モニアが不足の状態となり、比較例5で3t、比較例6
で2tを追加している。従って本発明の塩化銅を原料と
する実施例1〜7と比較してアンモニアの損失が多く、
この損失は芒硝に付着する調液に依るために両者の差が
出たものと判断出来る。
次に上記の実施例と比較例を対比する。
本発明の方法では加熱によりアンモニアを回収して循環
使用するのに対し、比較例の硫酸銅アンモニウム法では
冷却して芒硝を分離する必要があり、そのため芒硝に付
着する液め損失分だけ硫酸銅アンモニウム法の方が銅分
とアンモニアの損失が多い。又本発明の方法では排液は
完全に食塩のみとなるので処理が容易であるが、硫酸銅
アンモニウム法では芒硝に付着した硫酸銅アンモニウム
が排液に入るので排水処理が著しく困難となる。
尚使用するアンモニアの量も本発明では塩化鋼1mol
に対して2 molで、遊離塩酸があればその分だけ若
干増加するが、比較例の硫酸鋼アンモニウム法では硫酸
銅1 molに対して4 molのアンモニアを必要と
し、その回収率も実施例である本発明の方が有利である
出 願 人  日不化学工業株式会社 代理人 豊 1)善 雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)塩化第二銅または/およびそれを主成分とする水溶
    液とアンモニアを反応させて塩化銅アンモニウム複塩を
    製造し1次いで級塩に苛性アルカリを反応させることを
    特徴とする水酸化第ニーの製造方法。 2)塩化第二銅を主成分とする水溶液として塩化鋼エツ
    チング処理排液または/および塩化銅アンモニウム結晶
    (0u042Np4C42H10)の水溶液を用いる特
    許請求の範囲第1項記載の水酸化第二銅の製造方法。 3)塩化第二銅または/およびそれを主成分と−する水
    溶液とアンモニアを反応させて塩化銅アンモニウム複塩
    を製造し、次いで級塩に苛性アルカリを反応させて水酸
    化第二銅の沈澱を得、これを濾別した後濾液を加熱する
    ことによりアンモニアを回収し、そのアンモニアを繰返
    し塩化第二銅または/およびそれを主成分とする水溶液
    と反応させることを特徴とする水酸化第二銅の製造方法
    。 4)塩化第二銅を主成分とする水溶液として塩化銅ヱツ
    テング処理排液または/および塩化鋼アンモニウ、ム結
    晶(Cu042NH4(3t2H20:lの水溶液を用
    いる特許請求の範囲第3項記載の水酸化第二銅の製造方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62231702A (ja) * 1986-04-01 1987-10-12 南機械株式会社 レイアツプシステムにおける単板処理方法
KR20020045253A (ko) * 2000-12-08 2002-06-19 황의영 Pcb 산업에서 배출되는 산성 염화구리 폐액으로부터염기성 염화구리의 제조방법
US6649131B2 (en) * 2000-05-30 2003-11-18 Myung Jin Chemical Co., Ltd. Preparation of highly pure copper oxide from waste etchant
CN114853053A (zh) * 2022-06-15 2022-08-05 云南润久科技有限公司 一种高纯氢氧化铜及制备方法

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