JPS5841068Y2 - 中径電縫管製造設備におけるロ−タリカットオフマシンのパイプガイド装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は中径電縫管製造設備において造型されたパイプ
のガイド装置に関するもの−０１パイプの先端部をカッ
トオフマシンで切断するためにクランプ位置までパイプ
をガイドするために用いるパイプガイド装置に関するも
のである。

電縫管製造設備では、板を円形に立形させ、継ぎ白部を
高周波抵抗溶接機からの高周波電流により加熱した後、
トップロールとサイドロールとによる加圧により接合し
造管している。

しかし、中径管（約２５ｃｒｎ〜７５ｃｒｎ径の管）の
場合、板厚が厚くなるため１コイル単位となる。

そのため中径管の場合には先、後部に溶接されない部分
が生しこの溶接されない部分を切断する必要がある。

一般に、パイプの切断は、パイプをクランプして行うた
め、このクランプ装置までパイプを持って行くことが必
要であり、この場合にパイプをガイドするための円筒状
のガイド装置が用いられている。

又ガイド装置は、異なる径のパイプをもガイドさせるた
めにパイプ径に応じて変える必要がある。

従来は、第４図及び第５図に示す如く、パイプａ’ｒガ
イドするためのガイド筒すが、先端部のガイド部ｅと先
端にねじｄにて取り付けたガイド部材Ｃとによる２個所
のガイド部を有し、ガイド鴇すを挿入したり、引き出し
たりするときは、上記２個所のガイド部を支えとしてガ
イド筒すをすべらせるようにし、パイプの径が変更する
ときは、ガイド筒全体を引き出した後、先端のガイド部
材Ｃを、その内径がパイプ径に合うようなものに取替え
てい九 この従来例のものでは、ガイド筒すの先端に取り付けら
れたガイド部材Ｃは長いものの中へ挿入するためのガイ
ドであるため、ガイド筒す自体を端から芯を合わせて挿
入することが非常に難しかった。

しかも、パイプ径が異なる毎にガイド筒すを引き出した
後、ガイド部材Ｃの取替えを行わなければならないため
、作業性が非常に悪く、又作業の安全性にも欠けるとい
う欠点があった。

本考案は、かかる従来方式による欠点を解決することを
目的としてなしたもので、ガイド筒の外面両側に先端に
スライドベアリングを保持せるブラケットを水平に突出
せしめ、且つフレームの内面に中心に向うよう放射状に
突設した補強用部材のうち、適宜の相対向する補強用部
材に、上記ブラケット先端のスライドベアリングを介し
てガイド筒を載置可能とし、補強用部材をレールとして
ガイド筒をフレーム内に挿入、引出しできるようにした
ことを特徴とするものである。

以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。

外側フレーム１の外側に、図示しないロータリカットオ
フマシンを、切断されるパイプ１００円周方向に回転で
きるように支持させる。

上記外側フレーム１の内側に＋３ 円筒状のフレーム３
を軸方向にスライド可能に係合させて備え、該円筒状の
フレーム３の先端には、上記外側フレーム１にスライド
可能に係合させである楔２が一体的に取り付けである。

上記楔２は、クランプ装置のジョー４にも係合させてあ
り、上記フレーム３を軸方向にスライドさせることによ
りクランプ装置のジョー４が半径方向にストローク運動
するようにしである。

更に上記ジョー４のストローク運動時に楔のスラスト荷
重を受けるための突起５が上記外側フレーム１に突設し
である。

本考案の特徴とするところは、上記フレーム３の補強の
ため、すなわち、上記突起５を避けるためにフレーム３
に切欠が設けられることによる該フレーム３０強度低下
を補強するため、フレーム３の内面に、第２図の如く軸
心に向い且つ第１図の如く軸方向に平行に延びるよう放
射状に補強用部材６を複数個突設し、該補強用部材６の
うち、両側部に水平に延びている補強用部材６をレール
として使用するようにし、ガイド筒Ｉがこのレールとし
ての補強用部材６で支持されてスライドできるようにす
ることである。

詳述すると、上記ガイド筒１は、内径を造管パイプサイ
ズに対応させ、且つその外面には左右両側で且つ長手方
向適宜個所に、上記フレーム３内に該ガイド筒Ｔを挿入
した際に補強用部材６にまで達するような長さのブラケ
ット８をそれぞ、れ突設した構成を有し、該ガイド筒７
のブラケット８の先端部下面にはスライドベアリング９
を取り付け、ガイド筒７がフレーム３内で補強用部材６
をレールとして移動できるよう支持されるようにし、レ
ールとしての補強用部材６０面上をガイド筒１がフレー
ム３の内外へ容易に挿入、引出しできるようにする。

又、ガイド筒７の先端側の外面には位置決めのためのリ
ング状のプレート１１を突設し、ガイド筒７をフレーム
３内に挿入したとき該プレート１１が適宜の補強用部材
６の先端（内端）に固定されている位置決め座１２に係
合し、ガイド筒７が位置決めされるようにする。

１３はガイド筒７に取り付けであるフランジである。

本考案のガイド装置は、造管パイプサイズに応じた内径
のガイド筒Ｉを用い、造管パイプサイズが変更になる度
に交換するようにした構成であり、ブラケット８の先端
とレールとしての補強用部材６との関係はどのような内
径のガイド筒７の場合でも同じである。

ただし、ガイド筒７の外径が異なれば、ブラケット８の
長さは変って来ることになる。

今、パイプの切断に際してクランプ装置でクランプさせ
切断するためにパイプ１０をガイドする場合には、当該
パイプのサイズに応じた内径のガイド筒７を選び、例え
ばクレーン等にてガイド筒７を吊りガイド筒７の一端を
フレーム３の後端側（第１図で右側）より僅かに挿入さ
せ、両側のブラケット８の各先端をフレーム３内のレー
ルとしての補強用部材６上にスライドベアリング９を介
して載せる。

次にガイド筒７をフレーム３内に押し込み、スライドベ
アリング９により補強用部材６をレールとしてスライド
させ、第１図の状態に組み込みセットする。

この際、ガイド筒７は、補強用部材６をレールとし、ス
ライドベアリング９にて自在にスライドできるようにし
てあり、且つガイド筒７の自重をレールとスライドベア
リング９で受けているので、フレーム３内への挿入が初
めから円滑に行わわ、挿入後のセンタリングが容易とな
る。

造管パイプはガイド筒７内をガイドされて端部がガイド
筒１の前端より突出したところでフレーム３を前側へス
ライドさせてフラング装置のジョー４を縮少させること
によりクランプされることになん 造管パイプサイズが変更すると、先にフレーム３内に組
み入れられたガイド筒１を上記組み込みとは逆に補強用
部材６の面上をスライドさせてフレーム３より引き出す
。

この場合もガイド筒７がフレーム３の補強用部材６をレ
ールとして引き出されるので、無理なく引き出せる。

引き出されたガイド筒７は、クレーン等で取り外した後
、変更されたサイズのパイプに応じたガイド筒７を、上
記の組み込み時と同様にブラケット先端のスライドベア
リング９を介し補強用部材６上に載せて押し込む。

このように本考案のガイド装置は、造管パイプサイズが
変更するたびに交換するようにし、フレーム内に設けら
れた補強用部材のづち、相対向する補強用部材をガイド
筒の案内レールとして用い、ガイド筒の外面に設けたブ
ラケット先端のスライドベアリングを、上記案内レール
としての補強用部材に載せることにより、ガイド筒を支
持させるようにしであるので、別にレールを用意する必
要がなく、シかもガイド筒挿入時にガイド筒の自重を案
内レールとしての補強用部材とスライドベアリングで受
けているため、挿入初期でもガイド筒を円滑に挿入でき
、又ガイド筒の引き出し時も円滑に無理なく引き出し得
られてガイド筒の交換を非常に容易に行い得ら札従来方
式における挿入の困難性を解消でき、更に挿入後のセン
タリングも容易で造管パイプサイズに応じたガイド装置
を迅速にセットすることができる、等の優れた効果を奏
し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のパイプガイド装置の切断側面図、第２
図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図は第２図のＢ部の拡
大図、第４図は従来方式の概略を示す説明用断面図、第
５図は第４図のＣ部の拡大図である。 ３・・・・・・フレーム、６・・・・・・補強用部材、
７・・・・・・ガイド筒、８・・・・・・ブラケット、
９・・・・・・スライドベアリング、１０・・・・・・
パイフ；

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ガイド筒の外面両側に先端にスライドベアリングを保持
   せるブラケットを水平に突出せしべ且つフレームの内面
   に中心に向うよう放射状に突設した補強用部材のうち、
   適宜の相対向する補強用部材に、上記ブラケット先端の
   スライドベアリングを介してガイド筒を載置可能とし、
   補強用部材をレールとしてガイド筒をフレーム内に挿入
   、弓出しできるようにしたことを特徴とする中径電縫管
   製造設備にかけるロータリカットオフマシンのパイプガ
   イド装置。