JPS584022B2 - 7− オキソ −7−h− ジベンゾ − ( de,h ) − キノリン −2− オ−ルノセイゾウホウ - Google Patents

7− オキソ −7−h− ジベンゾ − ( de,h ) − キノリン −2− オ−ルノセイゾウホウ

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JPS584022B2
JPS584022B2 JP50008410A JP841075A JPS584022B2 JP S584022 B2 JPS584022 B2 JP S584022B2 JP 50008410 A JP50008410 A JP 50008410A JP 841075 A JP841075 A JP 841075A JP S584022 B2 JPS584022 B2 JP S584022B2
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dibenzo
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ortho
quinolin
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フランコ・ゴンツアテイ
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ATSUIENDE KORORI NATSUIONAARI AFUIINI AKUNA SpA
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、1−アザー2−ヒドロキシベンゾアントロン
とも呼ばれる7−オキソー7H−ジベンゾー〔de−h
〕キノリン−2−オール(I)の製造法に関する。
この1−アザー2−ヒドロキシベンゾアントロン(I)
化合物は染料を合成するだめの有用な中間体である。
斯くして、例えば、化合物(I)を出発物質とし且つミ
ラノ(イタリア国)のモンテデイソン・S−p−Aのイ
タリア国特許第869691号および同第901929
号に記載されているところに従って作業することにより
、ブリリアントブルーから紫青色に至る色相範囲を有し
たすぐれたバット(建染め)染料が見られる。
このものは、新しい一連の5・14−ジアザイノビオラ
ントロン染料に属し、構造上はイソビオラントロンと相
称的であるがしかし色調の純度がはるかにすぐれまた特
に例外的な塩素抵抗を示すなどの適用特性を有している
化合物(I)はまた、ナフトール染科の製造において3
位のOH基とそのオルトー位でカップリングすることが
できるので該染料の製造にも使用することができる。
イタリア国特許第860016号から知られるように、
7−オキノ−7H−ジベンゾ−(de−hキノリン−2
−オールは、出発物質として1・4−ナフトキノンおよ
びヘキサジエン酸メチルを使用し、付加生成物1−(1
・1a・4・4a−テトラヒドロアントラキノン)酢酸
メチルを経由し配更にこれをアンモニアで処理した後空
気およびKOHの存在で引続き化合物(I)へと脱水素
および環化することにより製造される。
その後、モンテディソン・S−p−Aが1973年7月
18日付で出願したイタリア国出願第26722A/7
3号には、1−アザー2−ヒドロキシベンゾアントロン
を製造するための別の方法が記載されている。
それに従えば、アントラキノン−1−酢酸のアルキルエ
ステルとアンモニアとを、ヒドロキシル化溶媒(特にメ
タノール)中、強塩基および(又は)還元物質の存在で
下記の如く直接反応させている: (ここで、Rは1〜5個の炭素原子を有するアルキルで
ある)。
しかしながら、対応する方法は本発明において何ら直接
的関係を見出さない。
驚くべきことに、本出願人は此処に、1−アザ−2−ヒ
ドロキシベンゾアントロン(I)を製造するに当り、フ
エニルアセチルフタルイミド(■)を、十分に高い沸点
を有する不活性溶媒より成る反応媒質中、フリーデルー
クラフツ型触媒CG,A.オラー(Olah)氏の「フ
リーデルークラフツ・アンド・リレイテツド・リアクシ
ョンズ( Friedel−Crafts and R
elated Reactions)l、p201〜2
98(1964)、(インターサイエンス・パブリツシ
ャーズ発行);およびC, A.トーマス氏の[アンヒ
ドラス・アルミニウム・クロライド・イン・オーガニツ
ク・ケミストリー( Anhydrous A lum
inum C hloride in Organi
cChemistry )」、(1941)、(レイン
ホルド・パブリッシング・コープ発行)を参照のこと〕
の存在でシクロ異性化させ、斯くして得られたオルト−
(3−ヒドロキシ−1−インキノリニル)1安息香酸(
■)を例えば濃H2SO4による脱水縮合で所望の1−
アザー2−ヒドロキシベンゾアントロンへと環化させる
ことを特徴とする、該1−アザー2−ヒドロキ.シベン
ゾアントロン(I)の新規な製造法を見出した。
5 フリーデルークラフツ型触媒としてはAICl3、
BF3およびTiCl3が使用されうるが、しかしなが
ら、好ましいのはAlCl3である。
斯かる種々の反応段都は下記の如く表わすことができる
; この1−アザー2−ヒドロキシベンゾアントロン(I)
を製造するための新規な方法は、(I)を形成するに先
立って二つの新しい中間体化合物すなわち (a)N−フエニルアセチルフタルアミド(II)およ
び (b)オルト−(3−ヒドロキシ−1−インキノリニル
)安息香酸([I)の形成を包含する。
これらの化合物はいずれも、それ自体が産業上有用に使
用されうるものであり、しかしてこれらの化合物もまた
本発明の目的を構成する。
事実、化合物(II)は例えば過酸塩の活性剤としてベ
ルオキシドタイプの標白剤に使用することができ、また
化合物(■)は例えばカップリング成分としてナフトー
ル染料の製造に使用することができる。
本発明の他の様相に従えば、N−フエニルアセチルフタ
ルイミド■は、フタルイミドカリウムとフエニル酢酸の
塩化物又はフエニルアセチルクロリドとを、不活性溶媒
中、室温〜150℃の温度好ましくは30〜130℃の
温度で反応させることにより製造される。
これを以下第1の別法と呼称する。
不活性溶媒としては例えば、芳香族又は脂肪族の、塩素
化又は非塩素化炭化水素が好都合に使用されうる。
斯かる炭化水素溶媒として例えば、べンゼン、トルエン
、モノクロルベンゼン、ジクロルベンゼン、トリクロル
ベンゼン、テトラクロルエタン、四塩化炭素、ジクロル
エタン、ニトロベンゼン、ニトロアルカン等が挙げられ
る。
生成物は既知の方法に従って分離される。
第2の別法として、N−フエニルアセチルフタルイミド
(■)は、フタルイミド(置換されていないイミド性水
素を有している)とフエニルアセチルクロリドとを、任
意比で水に溶解する(水混和性である)有機性の有機中
性( aprotic )溶解より成る反応媒質中、第
三アミンの存在下、0〜90℃の反応温度好ましくは1
5〜50℃の反応温度で縮合させることにより製造され
る。
尚、第三アミンは、反応の際に遊離してくる塩酸の中和
剤として存在する。
この第2の別法において、水混和性の有極性有機中性溶
媒として、次の如き一般式: (ここで、Rは水素、又は1〜3個の炭素原子を有する
低級アルキルであり、 R′およびR”は互いに同じか又は異る基であって、1
〜3個の炭素原子を有する低級アルキルであり、 R1は1〜3個の炭素原子を有する低級アルキルであり
、そして R2は3〜6個の炭素原子を有するアルキレン鎖である
) を有するジアルキルアミド又はアルキルラクタムを使用
することができる。
2 上記の一般式(■)および(V)によって網羅され
る溶媒の好ましい例としてはジメチルホルムアミド、ジ
エチルホルムアミドおよびN−メチルピロリドンを挙げ
ることができる。
また、反応の際に遊離してくる塩酸を固定させる目的に
適合せる第三アミンは、アルキル基が1〜4個の炭素原
子を有するトリアルキルアミン(例えばトリメチルアミ
ン、トリエチルアミンおよびトリプロビルアミンの如き
)の化合物群、複素環式アミン(例ピリジン、ピコリン
、キノリンおよびルチジン)の化合物群ならびにアルキ
ル基が1〜3個の炭素原子を有する脂環式アミン(例え
ばN−メチルーおよびN−エチルピペリジン、N−メチ
ルーおよびN一エチルモルホリン又はN・N′−ジエチ
ルピペラジンの如き)の化合物群のいずれにも属するこ
とができる。
好ましい第三アミンはトリエチルアミンおよびピリジン
である。
第2の別法の反応は下記の如く表わすことができる: (ここで、R3Nは第三アミンである)。
このN−フエニルアセチルフタルイミドを製造するため
の第2の別法に従って得られる結果は全く予想外のもの
であった。
何故なら、種々の合成法を厳格に試験してみたが、いず
れも否定的な又は不満足な結果しかもたらさなかったか
らである6しかして、例えば、フエニルアセチルクロリ
ドとフタルイミドカリウムとをジメチルホルムアミド中
で反応させるとき、多くの不純物で汚染された製品が得
られた。
また、フタリルクロリドとフエナセチルアミドとをトル
エン中で反応させるときも、ひどい量の副生物および不
純物で汚染された、実用上役にたたない製品が得られる
フタルイミドアルカリを使用してN−フエニルアセチル
フタルイミドを製造する前記第1の別法と比較するとき
、この第2の別法は作業の単純化という利益を有してい
る。
オルトー(3−ヒドロキシ−1−イソキノリニル)安息
香酸(II))のシクロ異性化は、不活性溶触中フリー
デルークラフツ触媒の存在下50〜200℃好ましくは
60〜170℃の温度で実施されるが、例えば、予めN
−フエニルアセチルフタルイミドを不活性溶媒中に分散
させたものに触媒を別えるか又は反応体そのものに直接
触媒を加えることによって、該異性化は単一の反応器内
でしかも単一作業工程で達成される。
このシクロ異性化段階を実施するための不活性溶媒とし
ては、フリーデルークラフツ触媒と関連させて通常使用
される種々の溶媒(G.A,オラーの前掲著書、p29
8−304を参照のこと)が用いられうるが、但し、そ
れらは、反応を実施するに当って選定される温度範囲内
に入る沸点を有することまた所望の化合物とは反応にお
いて競合しないことという前提条件がつけられる。
上記の要件を満たす種々の溶媒のうち特に適当と分った
ものは、例えばクロルベンゼン、ジクロルベンゼン、ト
リクロルベンゼンおよびテトラクロルエタンの如き芳香
族および脂肪族の塩素化炭化水素である。
斯くして、フタルイミドカリウムを経てN−フエニルア
セチルフタルイミドを形成し次いでオルトー(3−ヒド
ロキシイソキノリニル)安息香酸へとシクロ異性化させ
る反応を単一工程でしかも単一の反応器内で実施する場
合には、明らかに、先に特定せる種類の不活性溶媒(す
なわちフリーデルークラフツ触媒と関連させて通常使用
されている不活性溶媒)を最初から使用することが不可
欠である。
フリーデルークラフツ触媒対N−フエニルアセチルフタ
ルイミドとのモル比は2〜5:1の範囲で変化するが、
概して最も有益な結果は、該モル比が2:1に等しいか
又は2:1にきわめて近いときに得られる。
続いてオルト−(3−ヒドロキシー1−イソキノリニル
)安息香酸(■)を7−オキソー7H−ジベンゾー〔d
e −h〕 キノリン−2−オール(I)に環縮合させ
る反応は、例えば濃H2SO4オレウム、ポリりん酸、
無水硫酸又は無水りん酸の如き脱水タイプの縮合剤によ
って30分〜約3時間90〜200℃の温度で実施され
るか、或は110〜250℃で複塩AlCl3−NaC
lと共に溶融させることにより実施され、そしてその反
応時間は30分〜約3時間である。
一つの具体例において、該脱水縮合は濃硫酸および(又
は)低濃度のオレウムによって達成される。
■記の例は本発明を更に明示するための例示例であって
、それにより本発明を限定するものではない。
例1(参考例) N−フエニルアセチルフタルイミドの製造フタルイミド
カリウム148gを工業用等級のジクロルベンゼン50
0ml中に分散させた。
この分散体に、ジクロルベンゼン100ml中133g
のフエニルアセチルクロリドを溶解して成る溶液を室温
で徐々に注ぎ入れた。
この反応混合物を次いで120℃にまで加熱しそしてこ
の温度に約8時間、かき混ぜながら保持した。
その後、該反応混合物を室温にまで冷却しそして真空下
沢過して、得られたケーク又はろ塊を完全に圧搾した。
該ケークを攪拌下水中に分散させ、次いでこれを再び真
空下で沢過した。
このようにして得られた生成物を一夜80℃のろ内で乾
燥した。
それにより、150〜5℃の融点を示す白黄色の粉末形
状でN−フエニルアセチルフタルイミド106Pが得ら
れた。
この化合物は、図1に示される赤外吸収スペクトルを有
した。
例 2(参考例) N−フエニルアセチルフタルイミドの製造ジクロルエタ
ン1500ml中に148gのフタルイミドカリウムを
混入して成る分散体に、同じくジクロルエタン100m
l中に125gのフエニルアセチルクロリドを溶解して
成る溶液を室温で15分間にわたり一滴一滴加えた。
この混合物全体を40℃にまで2時間加熱し、次いで真
空下沢過し、そして塩化カリウムのを塊を総量200m
lのジクロルエタンで洗浄した。
を液とこの洗液とを一緒にし、次いでこのものから溶媒
を除去すべく水蒸気蒸留に付した。
溶媒は留出物の層別( stratifioation
)後回収された。
溶媒を除去した後の反応物を、攪拌しながら室温にまで
冷却した。
その結果、N−フェナセチルフタルイミドが淡黄色の粒
子形状で析出したので、これを真空下炉過し、そして水
洗した。
一夜80℃で乾燥した後、147〜149℃の融点を有
する生成物170グが得られた。
この生成物は、例1で得られた生成物と同じ赤外吸収ス
ペクトルを示した。
例 3(参考例) N−フエニルアセチルフタルイミドの製造2l反応器に
、ジメチルホルムアミド800P、トリエチルアミン1
70gおよびフタルイミド206gを装入した。
激しくかき混ぜながら、この懸濁物中にフエニルアセチ
ルクロリド226gを徐々に約1時間にわたって一滴一
滴加えた。
この間、反応器を水浴で外側から冷却して温度が25〜
30℃を越えないようにした。
反応物を25〜30℃で5時間攪拌下に保持し、次いで
これを、8lの水を入れたビーカー内に排出させた。
次いで、更に約30分間室温で激しく攪拌し、そしてそ
の後真空下でを過した。
このろ液から、ジメチルホルムアミドを分別蒸留によっ
て回収した。
得られたケークを総量4lの水で4回洗浄し、そしてそ
の後70〜80℃で一夜乾燥せしめた。
それにより、135〜145℃の融点を有する橙黄色の
乾燥生成物318gが得られた。
エタノールから再結晶させたところ、152〜154℃
の融点を有する淡黄色の生成物が得られた。
この分析データを以丁に示す: スペクトル特性は、例1に記載の生成物と同じであった
例4 (A−1) オルト−(3−ヒドロキシ−1−イソキノ
リニル)安息香酸の製造 N−フエニルアセチルフタルイミド148グを工業用ジ
クロルベンゼン2600ml中に分散させた。
次いで、この分散体を攪拌下120℃に加熱した後、溶
剤を脱水処理するために、わずかな減圧下でヘッドを蒸
留した。
次いで、約70℃にまで冷却した後、無水のAlCl3
粉末157gを加えた。
この反応混合物を150℃にまで加熱し、そしてこの温
度に攪拌下で6時間保持した。
次いで、約80℃にまで冷却した後、アルミニウム錯体
を分解させるべく水2600mlを注ぎ入れた。
その後、反応物を一夜、加熱せずに攪拌下に保持し、次
いでジクロルベンゼンを水蒸気蒸留した。
水性分散体をろ過した後、得られたケークを水洗した。
水洗した該ケークを、水2500ml中30mlの36
°Be’Na’OH溶液に分散させ、そしてこれを15
分間室温で攪拌下に保持した。
ろ過後、沈殿物を水洗した。
ろ液を酢酸でpH3〜3.5に酸性化し、次いで得られ
た黄色のP液をろ過し、そして中性になるまで水洗した
このろ液を一夜80℃で乾燥したところ、245〜25
0℃の融点(外見上分解)を示す黄色生成物74gが得
られた。
電位差計法によって測定した当量は260であった(埋
論当量は265)。
また、該生成物は、図2に図示せる赤外吸収スペクトル
を示した。
得られた生成物はエノール形とケトール形の統計学的混
合物であった。
(A−2) オルトー(3−ヒドロキシ−1−イソキ
ノリニル)安息香酸の単一工程での製造250ml反応
器に、モノク哩レベンゼン90mlおよびフタルイミド
カリウム9.32を激しい攪拌下で装入した。
次いで、この混合物に、モノクロルベンゼン10ml中
8gのフエニルアセチルクロリド溶液を徐々に混入させ
た。
該混合物を次いで35〜40℃の温度で2時間攪拌下に
保持した。
これをモノクロルベンセソ50mlで希釈した後、無水
のAlCl3粉末15gを加えた。
その後で、該反応混合物を約130℃にまで加熱し、そ
してこの温度で5時間保持した。
次いで、これを一夜攪拌に付した後、クロルベンゼンを
水蒸気蒸留した。
その後で冷却し、沢過し、そして得られたケークを水洗
した。
このケークを、4mlの36°Be’NaOHを含む水
60ml中に分散させ、15分間攪拌し、そして沢過し
た。
P液を酢酸で3〜3.5に等しいpHにまで酸性化した
沈澱物をろ過し、水洗しそして最終的に一夜80℃で乾
燥した。
それにより、オルト−(3−ヒドロキシイソキノリニル
)安息香酸2.7gが得られた。
このものは(1−1)と同じ特性を有した。
〔B〕 7−オキソー7H−ジベンゾー〔de−h〕キ
ノリン−2−オールの製造 オルトー(3−ヒドロキシ−1−イソキノリニル)安息
香酸103gを96%のH2SO431Oml中に分散
させた。
この分散体を次いで130℃にまで加熱し、そしてこの
温度で1時間攪拌下に保持した。
その後、これを約80℃にまで冷却した後、注意しなが
ら、90〜95℃の熱水約2Ol中に注ぎ入れた。
更に1時間攪拌した後冷却せしめた。
赤味がかった色の沈殿物をろ過し、そしてこれを、中性
になるまで水洗した。
該ケークを次いで一夜100℃の炉内で乾燥した。
それによって、56gの生成物が得られた。
このものは、既述のイタリア国特許第860016号に
記載された生成物と同じクロマトグラフイーおよびスペ
クトル特性を示し、しかして図3に類似の赤外吸収スペ
クトルを示した。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の一つの具体例で製造されたN−フエニ
ルアセチルフタルイミドの赤外吸収クトルを示し、図2
は、本発明の他の具体例で製造されたオルト−(3−ヒ
ドロキシ−1−イソキノリニル)安息香酸の赤外吸収ス
ペクトルを示し、そして図3は、本発明の更に他の具体
例で製造された7−オキソー7H−ジベンゾー〔de−
h〕キノリン−2−オールの赤外吸収スペクトルを示す

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 IN−フエニルアセチルフタルイミド(■)を、不活性
    溶媒中、フリーデルークラフツ触媒の存在下但し該フリ
    ーデルークラフツ触媒対前記N−フエニルアセチルフタ
    ルイミド(n)のモル比が2〜5:1であるような該触
    媒の存在下、50〜200℃の温度でオルトー(3−ヒ
    ドロキシ−1−イソキノリニル)安息香酸(■)へとシ
    クロ異性化させ、そして得られたオルト−(3−ヒドロ
    キシ−1−イソキノリニル)安息香酸(■)を脱水縮合
    によって7−オキソー7H−ジベンゾ〔de・h〕 キ
    ノリン−2−オール(I)に環化させることを特徴とす
    る、7−オキソ−7H−ジベンゾ(de・h)キノリン
    −2−オールの製造法。 2 前1項に記載の方法において、出発物質のN一フエ
    ニルアセチルフタルイミド(■)が、フタルイミドとフ
    エニルアセチルクロリドとを、芳香族および(又は)脂
    肪族の、塩素化又は非塩素化炭化水素溶媒中、室温〜1
    50℃の温度で反応させることにより得られることを特
    徴とする、7−オキソー7H−ジベンゾ〔de−h〕キ
    ノリンー2−オールの製造法。 3 前1項に記載の方法において、出発物質のNーフエ
    ニルアセチルフタルイミド(■)が、水混和性の有極性
    有機中性溶媒より成る無水の反応媒質中、脂肪族、複素
    環式又は脂環式第三アミンの存在下0〜90℃の温度で
    フエニルアセチルクロリドとフタルイミドとを直接縮合
    させることにより得られることを特徴とする、7−オキ
    ソー7H−ジベンゾ〔de−h〕 キノリン−2−オー
    ルの製造法。
JP50008410A 1974-01-21 1975-01-21 7− オキソ −7−h− ジベンゾ − ( de,h ) − キノリン −2− オ−ルノセイゾウホウ Expired JPS584022B2 (ja)

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