JPS5839879B2 - ムハイセイジヨウブンサンザイ オヨビ ソノセイゾウホウ - Google Patents

ムハイセイジヨウブンサンザイ オヨビ ソノセイゾウホウ

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JPS5839879B2
JPS5839879B2 JP4803573A JP4803573A JPS5839879B2 JP S5839879 B2 JPS5839879 B2 JP S5839879B2 JP 4803573 A JP4803573 A JP 4803573A JP 4803573 A JP4803573 A JP 4803573A JP S5839879 B2 JPS5839879 B2 JP S5839879B2
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Toa Nenryo Kogyyo KK
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  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規無灰清浄分散剤及びその製造法並びにこの
新規無灰清浄分散剤を含有する炭化水素油組成物に関す
るものであり、詳しくは、炭化水素油、例えばガソリン
、中質留分燃料、潤滑油、特に潤滑油の清浄分散剤とし
て適するイミノ基含有無灰清浄分散剤及びその製造法並
びにこのイミノ基含有無灰清浄分散剤を含有する炭化水
素油組成物に関するものである。
即ち、本発明の目的は高度の分散性能と共に酸化防止作
用及び熱安定性について特に良好な性能を有するイミノ
基含有無灰清浄分散剤を提供することにあり、更に詳述
するならば、本発明は炭化水素油用清浄分散剤において
その有効成分の構造上、従来は基本的に困難であった分
散性と熱安定性とを両立させることを目的とする。
清浄分散剤としてすでに使用されてきた金属石鹸はその
含有金属の存在のために機関に灰分又はデポジットを生
成しやす(、又、低温スラッジの生成を抑制するために
は限界がある。
現在、排出規制の激化、ガンリンの無鉛化、エンジン油
自身の総合性能の向上などにより添加剤の添加量も増加
する傾向にあり、又一方では潤滑油の灰分は減少させた
いという要求もあるので金属系添加剤以外の無灰添加剤
の要求が一層強くなっている。
即ち、高温における清浄分散性と錆止め性の改良された
無灰清浄分散剤の役割は広いものがある。
炭化水素油の堆積物は、現代の内燃機関の潤滑に例をと
ってみれば、2つの原因でエンジンに生成し、エンジン
を清浄に保つには2つの異った問題が存在する。
即ち、1つの問題(塙速度、高温度運転条件下で主にピ
ストンリング帯に煤、ラッカーおよびその他の堆積物が
堆積することである。
これらの堆積物は燃料の不完全燃焼、または潤滑油の酸
化又は熱的劣化等の原因で生じ、この問題の解決のため
に高温度清浄剤が添加される。
もう1つの問題は、低温スラッジが、寒い気候のもとエ
ンジンが十分暖まらない時の条件下および市街地におけ
る運転条件下でエンジンに生成する。
この問題は低温スラッジ分散剤を添加することにより緩
和される。
低温スラッジは殆んど燃料から起因し、通常湿っている
無灰清浄分散剤が低温スラッジ(マヨネーズ、スラッジ
)の生成を防止又は抑制するものとして石油製品の製造
分野に登場して以来、コハク酸イミド系清浄分散剤が広
く使用され、又それに代ってハイドロオキシベンジルア
ミン系清浄分散剤が開発されてきた。
これまで無灰清浄剤について多数の提案があったが、そ
の大部分はポリアルキレンポリアミンを核とする化合物
が占めており、又ポリアルキレンポリアミン以外の系と
してはポリハイドリックアルコールを使用するポリエス
テル系及びチオ燐酸エステル系等が知られている。
つまり、無灰清浄分散剤は基本的には親油基としての長
鎖炭化水素部分と官能基と、化合物によっては親油基と
官能基を結びつげる基とから成っているのであるが、こ
Sで官能基によって分けてみれば、特公昭46−157
84号公報等に開示されているカルボン酸系のもの特公
昭4643091号公報等に開示されているカルボン酸
エステル系のもの特公昭46−25509号公報等に開
示されているアミン系のもの、特公昭46−40549
号公報等に開示されているアミド系のもの、特公昭46
−28893号公報等に開示されているコハク酸イミド
系のもの、特公昭46−37177号公報等に開示され
ているアミドフェノール系のもの等があげられるが、市
販品としてはコハク酸イミド系、ハイドロオキシベンジ
ルアミン系のものが現在優秀な無灰清浄分散剤とされて
いる。
無灰清浄分散剤が金属系清浄分散剤に広くとってかわる
ためには、高温における清浄分散剤と錆止め性の改良が
必要である。
本発明の目的は、コ・・り酸イミドやハイドロオキシベ
ンジルアミン系市販無灰清浄分散剤と同等の分散性能を
もち、酸化防止作用、腐蝕防止作用、熱安定性に一段と
優れた無灰清浄分散剤及びその製造する方法を提供する
ことにある。
従来のアルケニルニ塩基酸と第2級アルカノールアミン
との反応によって生じるようなアルケニルニ塩基酸アミ
ド、アルケニルニ塩基酸エステルの混合体よりなるエス
テル−アミド系のものは、酸中和能、分散能の両性能に
おいてコハク酸イミドに劣るが、熱安定性においては優
れた性能を示す。
そこで、本発明では、イミノ基を分散剤分子中に導入す
ることにより、酸化安定性を向上すると共に、第1級お
よび第2級アミノ基を減じ、熱安定性の向上をはかった
本発明の無灰清浄分散剤は次のようにして製造される。
即ち、アルケニルニ塩基酸又はその無水物を次の一般式
のアルカノールアミン (但し、 R′ は炭素原子数2〜6のアルキレン基 である。
)と1:1(モル比)の割合で混合し加熱して得られる
反応生成物を次の一般式のイミノアミン(但し、R1、
R2は水素、炭素原子数1〜20のアルキル基、アルケ
ニル基、ハロアルキル基、フェニル基及びナフチル基の
群から選択される同−又は異なる炭化水素基であり、R
′ は炭素原子2〜6のアルキレン基であり、Xは0〜
3である。
)と1:0.5〜1.0(モル比)の割合で混合し適当
な溶媒、例えば鉱油の存在下で加熱することにより本発
明の無灰清浄分散剤である下記一般式であられされるイ
ミノ基含有無灰清浄分散剤が得られる。
一般式 のいずれかであり、かつ異なる基であり、又、Rは炭素
原子数約40以上のポリアルケニル基であり、 R′は炭素原子数2〜6のアルキレン基であり、 R1、R2は水素原子、炭素原子数1〜20のアルキル
基、ハロアルキル基、フェニル基及びナフチル基の群か
ら選択される同−又は異なる二種の炭化水素基であり、
Xは0〜3である。
)こ〜で使用されるイミノアミンはポリアルキレンポリ
アミンとカルボニル化合物(アルデヒド、ケトン)とを
モル比1:2で、ベンゼンまたはトルエンなどの炭化水
素溶媒、蟻酸、酢酸、またはプロピオン酸などの弱酸の
触媒存在下、加熱して製造されるジイミノアミンである
これまで、イミノ基含有無灰清浄分散剤としては、例え
ば特公昭46−25509号公報に開示されているシッ
フ塩基を有する比較的低温で有効な清浄分散性を示す化
合物、米国特許第 3458530号明細書同じく米国特許第345583
1号明細書に開示されているようなポリアルケニル無水
コハク酸とポリアミンの反応生成物に更にカルボニル化
合物を反応させて得られる例えば、 (但し、Rは親油基、ポリアルケニル基であり、R1、
R2は水素又はアルキル基、フェニル基のうちから選ば
れたもの。
)のような化合物が公知となっている。
本発明の無灰清浄分散剤を製造する方法は前述のように
ジイミノアミンをアルケニルニ塩基酸又はその無水物と
第2級アルカノールアミンとの反応生成物であるエステ
ル−アミド混合体に作用させる点で、従来公知の方法と
異なった手法をとっており、一段と進んだ方法である。
本発明のこの反応において、エステル−アミド混合体と
イミノアミンの反応によって、エステル結合が開裂しア
ミドが生成する。
第2級アルカノールアミンは、3官能化合物であり、既
にアルケニルニ塩基酸部分とアミド結合によって結合し
ているから、生成物はポリアルケニルニ塩基酸ジアミド
であるといえる。
本発明に用いられるアルケニルニ塩基酸はポリブテン、
ポリインブテンなどのオレフィンポリマーと無水マレ、
イン酸とから製造される。
オレフィンポリマーは炭素数40〜250、好ましくは
50〜200のもので、ポリマー分子中に少なくとも1
個の2重結合を有するものが使用される。
オレフィンポリマーと無水マレイン酸とをモル比1:1
〜5、反応温度150〜250℃で約24時間反応させ
て製造されたポリアルケニル無水コハク酸のケン化価は
80〜120■KOH/f である。
ケン化価(WIgKOH/f) は使用するポリマー
の分子量および反応量に依存し、例えば平均分子量10
00のポリマーと無水マレイン酸から得られる生成物は
反応が100%進行した場合、大体100±51119
KOH/? のケン化価を有する。
又、本発明に用いられる第2級アルカノールアミンはジ
ェタノールアミン、ジブロバノールアミン、ジインプロ
パツールアミンなど一般式HN(R′0H)f:表わさ
れる化合物であり、Rは炭素原子数2〜6のアルキレン
基を示す。
更に本発明に用いられるイミノアミンは、ポリアルキレ
ンポリアミン[: R2N (R’ N)() n H
s n=2〜4、R′ :炭素原子数2〜6のアルキレ
ン基]とカルボニル化合物とをモル比1:2で脱水縮合
して製造される。
カルボニル化合物は一般式%式% 20のアルキル基、アルケニル基、ハロアルキル基、フ
ェニル基およびナフチル基等から選ばれる。
又、一般式(CH2)nC−0(n−5〜10)を有す
る環状ケトン、例えばシクロペンタノン、シクロヘキサ
ノンなども使用できる。
この反応において、カルボニル化合物は、第1級アミノ
基(−NR2)を有する化合物と縮合して、シッフ塩基
と水を生じる。
この反応では一般に酸触媒を必要とするが、本発明の方
法で使用する酸触媒としてはpKaが5〜6以下の有機
酸(例えば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、蓚酸等)である
例えばジエチレントリアミンとアセトフェノンを酢酸を
触媒として反応させれば、1〜2時間で、はX定量的に
ジイミノアミンが得られる。
アルケニルニ塩基酸又はその無水物と第2級アルカノー
ルアミンの反応生成物は、例えば米国特許第33240
33号明細書に開示されているようにモル比1:0゜6
6〜1.5で反応させて得られた場合、第2級アルカノ
ールアミン分子中の2個の水酸基および1個のアミノ基
は必ずしも全部が酸とは結合していない。
即ち、例えばアルケニル無水コノ・り酸は、アルコール
性水酸基およびアミノ基に対して三官能であり、一方、
第2級アルカノールアミンは2@のアルコール性水酸基
および1個の第2級アミノ基を有するからアルケニル無
水コハク酸に対して三官能であると考えられる。
従ってアルケニル無水コハク酸を第2級アルカノールア
ミンと1:10モル比で反応させた場合には、合計1モ
ルのアミノ基または水酸基が遊離の状態で存在すること
になる。
この米国特許明細書に開示されている発明の方法におい
て、アルケニル無水コノ又はその無水物に対するアルカ
ノールアミンのモル比を調節することにより、アルカノ
ールアミン分子中の2藺のアルコール性水酸基と酸とが
各々エステル結合およびアミド結合を有する化合物を形
成するように反応条件を設定することができる。
しかし、このようにして得られるエステルアミド混合体
は、その化学構造から、従来の無灰清浄分散剤のコハク
酸イミドやハイドロオキシベンジルアミンより熱安定性
が高いと考えられるものの分散性能においてやへ劣る。
このエステル−アミドの高い熱安定性を生かし、さらに
分散性能を向上させるために本発明ではエステル−アミ
ド混合体にジイミノアミンを作用させ、エステル結合を
開裂し、アミドを生成し、分散性の優れたポリアルケニ
ルニ塩基酸ジアミド無灰清浄分散剤を合成するものであ
る。
本発明のこの反応は即ち、イミノ基を分散剤分子中に導
入することにより、酸化安定性を向上させ、又、熱安定
性を一層優れたものとすることを考慮しており、一方、
第1級、第2級アミノ基をも減少させる結果となり、酸
化防止作用が高まるのである。
本発明の無灰清浄分散剤としては特に炭素数40〜25
0のポリブテニル基を有するポリブテニル無水コハク酸
とジェタノールアミンとを1:10モル比で反応させて
得られるエステル−アミド混合体と、テトラエチレンペ
ンタミンとアセトフェノンを1:2のモル比で脱水縮合
して得られるジイミノアミンとを、1:0.5〜1.0
のモル比で反応させて得られるイミノ基含有ジアミド混
合物よりなる無灰清浄分散剤が炭化水素油に使用して分
散性、熱安定性等優れた効果を発揮する。
本発明の無灰清浄分散剤を含有する炭化水素油組成物を
組成する石油系炭化水素油は、例えばガソリン留分、中
質油留分、潤滑油留分等であるが、特に潤滑油留分が使
用されるのに適している。
潤滑油留分としては特に限定する必要はなく、原油から
常圧または減圧蒸留および溶剤抽出、水素化または吸着
等の精製工程を経て製造されるものであり、約300℃
以上の沸点を有する留分であって、用途および規格に従
ってカットして得られる留分である。
本発明の無灰清浄分散剤は上記のような石油系炭化水素
油に通常添加される酸化防止剤、流動点降下剤、粘度指
数向上剤、その他の添加剤の作用を阻害するものではな
い。
さらに、本発明の無灰清浄分散剤は、鉱油系炭化水素油
に使用して極めて高い効果を発揮するが、エステル系、
ポリフェニルエーテル系またはポリオレフィン系の合成
潤滑油にも効果的に使用することができる。
本発明のイミノ基含有無灰清浄分散剤を内燃機関用潤滑
油、変圧器油およびその他の工業用潤滑油添加剤として
用いる場合、その濃度は目的に応じて自由に変化させう
る。
一般に0.5〜5wt%の添加量が実用上有効である。
0.5wt%以下および5wt%以上の濃度でも清浄分
散剤としての効果は認められるが、潤滑油の用途、使用
条件、経済的見地等から濃度は定められる。
以下に本発明の無灰清浄分散剤製造の実施例を示す。
実施例 1 攪拌器、温度計を備えた3つ目丸底フラスコにポリブテ
ニル無水コハク酸(平均分子量1600)50M’、ジ
ェタノールアミン36y1鉱油(150ニユ一トラル留
分)500Si’を入れ、攪拌しながら約200℃で4
時間加熱した。
この間、反応混合物中に窒素をバブルさせ、生成する水
を系外に除去した。
生成物の赤外線吸収スペクトルは3450cfrL’に
シ□H,1750および1640cI11 ’にそれぞ
れエステルおよびアミドのνcoを示した。
あらかじめアセトフェノンとテトラエチレンペンタミン
から合成したジイミノアミン1202を加え、80℃で
約2時間攪拌してイミノ基含有分散剤を得た。
生成物は2.28%の窒素を含有していた。
実施例 2 実施例1と同様にして得たエステル−アミド200yに
あらかじめアセトフェノンおよびテトラエチレンペンタ
ミンより合成したジイミノアミン23fIを加え、約2
20℃に3時間加熱し、攪拌した。
生成物Q赤外線吸収スペクトルは3450(m’ にν
1695CrfL−1にケトンのOH・ !/COS 1640cr11−1にアミドのνCOを
示した。
この生成物から減圧下、約0.5 fの揮発性物質を捕
集し、これが主としてアセトフェノンおよびジェタノー
ルアミンからなることをその赤外線吸収スペクトルから
確認した。
実施例 3 実施例1と同様にして、エステル−アミドな得、これに
あらかじめテトラエチレンペンタミンおよびベンズアル
デヒドから合成したジイミノアミン115yを加え、約
60℃で5時間攪拌して生成物を得た。
生成物は2.46%の窒素を含有していた。
実施例 4 実施例1と同様にして得たエステル−アミドにあらかじ
めトリエチレンテトラミンおよびシクロヘキサノンから
合成したジイミノアミン961を加え、70℃で3時間
攪拌して生成物を得た。
生成物は2.0%の窒素を含有していた。
実施例 5 実施例1と同様にして得たエステル−アミド ※※20
Ofに、あらかじめテトラエチレンペンタミンおよび2
−オクタノン(メチル−n−へキシルケトン)から合成
したジイミノアミン26りを加え、50℃で10時間攪
拌した。
生成物は冷時(25℃以下)不透明となったが、約25
℃以上で(已カ褐色透明で粘稠な液体であった。
生成物は2.22%の窒素を含有していた。
実施例 6 実施例■と同様にして得たエステル−アミド200yV
Cあらかじめアセトフェノンおよびテトラエチレンペン
タミンより合成したジイミノアミン112を加え、約5
0℃で4時間攪拌した。
生成物は1.12%の窒素を含有していた。
実施例 7 ポリブテニル無水コハク酸(平均分子量1180)50
0yとイングロパノールアミン572を鉱油(150ニ
ユ一トラル留分)5505’と共に攪拌しながら180
℃に4時間加熱した。
この間反応混合物中に窒素をバブルさせ、生成する水を
系外に除去した。
この生成物にあらかじめアセトフェノンおよびトリエチ
レンテトラミンより合成したジイミノアミン922を加
え、約100℃で2時間攪拌した。
生成物は1.91%の窒素を含有していた。
本発明の無灰清浄分散剤の効果は以下にのべる試験によ
って証明される。
表−1はJIS K2514酸化安定度試験結果を示
したものであるが、試験油として一般的なマルチグレー
ド自動車エンジン油を想定したため、添加剤として無灰
清浄分散剤の他に酸化防止剤、粘度指数向上剤、流動点
降下剤、金属性清浄分散剤のプ定量を含んでいる。
表−1から明らかなように、本発明のイミノ基含有無灰
清浄分散剤は全酸価の増加を大きく抑制し、粘度上昇も
小さい。
またラッカーやスラッジ生成もなく不溶分も少ないとい
える。
表−2は上記表−1で使用したものと同様の試験油にN
−メチル−N−二トロリーP−)ルエンの一定量(0,
71wt%)を加え、JISK2514潤滑油酸化安定
度試験を行った結果を示したものである。
試験結果において粘度増加C少ないもの程、耐熱性、耐
酸化性に優れていると考えられる。
市販ハイドロオキシベンジルアミン系無灰清浄分散剤は
酸化防止能を有し、ワニス防止効果がコハク酸イミド系
より優れているといわれるが、その粘度増加は7.8%
である。
一方、本発明の方法により製造されたイミノ基含有無灰
清浄分散剤の粘度増加は表−2の2例においてそれぞれ
6.4%および6.1%でありハイドロオキシベンジル
アミン系のものに比べても良好な結果を与えている。
以上、本発明は優秀な分散性能を有し、かつ優れた酸化
防止作用、熱安定性を示す新規なイミノ基含有無灰清浄
分散剤及びその製造法並びにこの新規無灰清浄分散剤を
含有する炭化水素油組成物を提供するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 炭素数40〜250のポリブテニル基を有するポリ
    ブテニル無水コ・・り酸とジェタノールアミンとを1:
    1のモル比で反応させて得られるエステル−アミド混合
    体と、テトラエチレンペンタミンとアセトフェノンを1
    :20モル比で脱水縮合して得られるジイミノアミンと
    を、1:0.5〜1.00モル比で反応させて得られる
    イミノ基含有ジアミド混合物よりなる無灰清浄分散剤。
JP4803573A 1973-04-26 1973-04-26 ムハイセイジヨウブンサンザイ オヨビ ソノセイゾウホウ Expired JPS5839879B2 (ja)

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