JPS583986B2 - 無機質被覆組成物 - Google Patents
無機質被覆組成物Info
- Publication number
- JPS583986B2 JPS583986B2 JP8040978A JP8040978A JPS583986B2 JP S583986 B2 JPS583986 B2 JP S583986B2 JP 8040978 A JP8040978 A JP 8040978A JP 8040978 A JP8040978 A JP 8040978A JP S583986 B2 JPS583986 B2 JP S583986B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicate
- coating composition
- cement
- fluoride
- alkali
- Prior art date
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- Expired
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はスレートのような外装材の表面を被覆するため
の無機質被覆組成物の改良に関する。
の無機質被覆組成物の改良に関する。
従来、珪酸アルカリにセメントを加える実例は防水セメ
ントとして古くから知られていたが、両者の反応が早く
、発熱を伴うために薬剤の変質をきたし、塗膜に微小ク
ランクが生じたりまた防水力や接着力の低下を招く結果
となり、このままでは無機質被覆組成物として使用し得
ないという欠点があった。
ントとして古くから知られていたが、両者の反応が早く
、発熱を伴うために薬剤の変質をきたし、塗膜に微小ク
ランクが生じたりまた防水力や接着力の低下を招く結果
となり、このままでは無機質被覆組成物として使用し得
ないという欠点があった。
本発明はかかる従来例の欠点に鑑みてなされたもので、
本発明の目的とするところは、変性水溶性珪酸塩とセメ
ントとの反応速度を抑え、低温又は常温で硬化し、薬剤
の変質をきたさず、微小クラツクの発生のない耐候性に
秀れた性質を持ち、また防水力や接着力の低下を招くこ
とがない無機質被覆組成物を提供するにある。
本発明の目的とするところは、変性水溶性珪酸塩とセメ
ントとの反応速度を抑え、低温又は常温で硬化し、薬剤
の変質をきたさず、微小クラツクの発生のない耐候性に
秀れた性質を持ち、また防水力や接着力の低下を招くこ
とがない無機質被覆組成物を提供するにある。
以下本発明を詳述する。
珪酸アルカリはＭ２０・ＸＳｉＯ。
（ここでＭはアルカリ金属、−Ｎ（ＣＨ２０Ｈ）．−Ｎ
（Ｃ２Ｈ４０Ｈ），又はーＮ（ＣＨ３）２Ｃ６Ｈ５であ
り、Ｘは例えば０．２から９．０の正数で、なお好まし
くは０．２から０．９の正数を表わす。
（Ｃ２Ｈ４０Ｈ），又はーＮ（ＣＨ３）２Ｃ６Ｈ５であ
り、Ｘは例えば０．２から９．０の正数で、なお好まし
くは０．２から０．９の正数を表わす。
）で示され、アルカリ金属塩としては、例えば珪酸リチ
ウム、珪酸ナトリウム又は珪酸カリウムなどである。
ウム、珪酸ナトリウム又は珪酸カリウムなどである。
変性に用いられる弗化物とは周期律表第２族又は第３族
に属する金属から選ばれた金属弗化物、又は周期律表第
１族、第２族、又は、第３族に属する金属から選ばれた
珪弗化物をいい、例えば弗化カルシウム、弗化アルミニ
ウム、珪弗化カルシウム、弗化マグネシウム、珪弗化マ
グネシウム、弗化亜鉛、トリ珪弗化亜鉛酸カリ、フルオ
ロアルミニウム錯塩、フルオロ亜鉛錯塩なとである。
に属する金属から選ばれた金属弗化物、又は周期律表第
１族、第２族、又は、第３族に属する金属から選ばれた
珪弗化物をいい、例えば弗化カルシウム、弗化アルミニ
ウム、珪弗化カルシウム、弗化マグネシウム、珪弗化マ
グネシウム、弗化亜鉛、トリ珪弗化亜鉛酸カリ、フルオ
ロアルミニウム錯塩、フルオロ亜鉛錯塩なとである。
燐酸塩はＣａ，Ｚｎ，Ａｔ，Ｆｅのうちの少なくとも一
種類金属を含有する第１、第２、又は第３燐酸塩、メタ
燐酸塩、セスキ燐酸塩などである。
種類金属を含有する第１、第２、又は第３燐酸塩、メタ
燐酸塩、セスキ燐酸塩などである。
セメントとしては、ボルトランドセメント、白セメント
、アルカリセメント、マグネシャセメント、などを使用
する。
、アルカリセメント、マグネシャセメント、などを使用
する。
しかして１種または２種以上の珪酸アルカリと、１種ま
たは２種以上の弗化物とを混合して攪拌しながら反応さ
せ、バインダとして使用する変性水溶性珪酸塩を形成す
る。
たは２種以上の弗化物とを混合して攪拌しながら反応さ
せ、バインダとして使用する変性水溶性珪酸塩を形成す
る。
この場合常圧下においては４０℃乃至１００℃の温度を
３時間乃至７２時間加えて反応させるかまたは耐圧反応
装置内においては１００℃乃１８０℃の熱を加え、常圧
下よりもより短時間で反応させる。
３時間乃至７２時間加えて反応させるかまたは耐圧反応
装置内においては１００℃乃１８０℃の熱を加え、常圧
下よりもより短時間で反応させる。
このさい変性剤である弗化物はアルカリ珪酸塩と反応し
、複雑な珪酸塩の錯塩、複塩をつくっているものと思わ
れる。
、複雑な珪酸塩の錯塩、複塩をつくっているものと思わ
れる。
一般に添加量が多いとバインダとしての機能を果たしに
く《なるが、適量の範囲では、組成物の耐水性は著るし
《向上する。
く《なるが、適量の範囲では、組成物の耐水性は著るし
《向上する。
この理由については定かでないが、たとえばアルカリ金
属の存在下でも、上記変性剤が珪酸塩の加水分解を阻止
し、珪酸の複雑な錯塩あるいは複塩を形成して水不溶の
被膜をつ《る為と推察される。
属の存在下でも、上記変性剤が珪酸塩の加水分解を阻止
し、珪酸の複雑な錯塩あるいは複塩を形成して水不溶の
被膜をつ《る為と推察される。
このことは同時に塗膜の耐候性を向上させ、又表面の微
少クラッチ防止にも効果がある。
少クラッチ防止にも効果がある。
以上のようなバインダとして使用する変性水溶性珪酸塩
とＣａ，Ｚｎ，Ａｔ，Ｆｅのうちの少なくとも一種類の
燐酸塩と、セメントより無機質被覆組成物を形成するの
であるが、望ましい配合としては変性した珪酸アルカリ
１００部に燐酸塩１０〜２０部、セメント２０〜６０の
部である。
とＣａ，Ｚｎ，Ａｔ，Ｆｅのうちの少なくとも一種類の
燐酸塩と、セメントより無機質被覆組成物を形成するの
であるが、望ましい配合としては変性した珪酸アルカリ
１００部に燐酸塩１０〜２０部、セメント２０〜６０の
部である。
また上記系にシリカ、炭酸カルシウムなどの体質顔料や
着色顔料、有機又は無機の繊維を加えても差支えない。
着色顔料、有機又は無機の繊維を加えても差支えない。
このような無機質被覆組成物はスレートのような外装材
の表面にスプレー塗布し、低温又は常温で硬化する無機
質塗料として使用するものである。
の表面にスプレー塗布し、低温又は常温で硬化する無機
質塗料として使用するものである。
本発明の無機質被覆組成物は、変性水溶性珪酸塩と、Ｃ
ａ，Ｚｎ，Ａｔ，Ｆｅのうちの少なくとも一種類の燐酸
塩と、セメントとから成るので燐酸塩が変性水溶性珪酸
塩とセメントとの反応速度を抑え、比較的低い温度に加
熱したり又は常温で硬化させることができ、それ故薬剤
の変質をきたさず、防水力や接着力の低下を招くことが
ないという利点があり、しかも珪酸アルカリと弗化物と
を混合反応させて変性水溶性珪酸塩を形成してあるので
、理由については定かでないが、たとえばアルカリ金属
の存在下でも、上記変性剤が珪酸塩の加水分解を阻止し
、珪酸の複雑な錯塩あるいは複塩を形成して水不溶の被
膜をつくると考えられ、その結果この水不溶件の被膜の
ために塗膜の耐候性を向上させ、又表面の微少クラツク
防止にも効果がある。
ａ，Ｚｎ，Ａｔ，Ｆｅのうちの少なくとも一種類の燐酸
塩と、セメントとから成るので燐酸塩が変性水溶性珪酸
塩とセメントとの反応速度を抑え、比較的低い温度に加
熱したり又は常温で硬化させることができ、それ故薬剤
の変質をきたさず、防水力や接着力の低下を招くことが
ないという利点があり、しかも珪酸アルカリと弗化物と
を混合反応させて変性水溶性珪酸塩を形成してあるので
、理由については定かでないが、たとえばアルカリ金属
の存在下でも、上記変性剤が珪酸塩の加水分解を阻止し
、珪酸の複雑な錯塩あるいは複塩を形成して水不溶の被
膜をつくると考えられ、その結果この水不溶件の被膜の
ために塗膜の耐候性を向上させ、又表面の微少クラツク
防止にも効果がある。
以下本発明を実施例にて具体的に説明する。
実施例
Claims (1)
- １ 珪酸アルカリと弗化物とを混合加熱反応させて得ら
れた変性水溶性珪酸塩と，Ｃａ，Ｚｎ，Ａｌ，Ｆｅのう
ちの少な《とも一種類の燐酸塩とセメントとからなる無
機質被覆組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8040978A JPS583986B2 (ja) | 1978-06-30 | 1978-06-30 | 無機質被覆組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8040978A JPS583986B2 (ja) | 1978-06-30 | 1978-06-30 | 無機質被覆組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS557568A JPS557568A (en) | 1980-01-19 |
| JPS583986B2 true JPS583986B2 (ja) | 1983-01-24 |
Family
ID=13717484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8040978A Expired JPS583986B2 (ja) | 1978-06-30 | 1978-06-30 | 無機質被覆組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS583986B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0657442U (ja) * | 1993-01-13 | 1994-08-09 | 株式会社トヨックス | 吸盤付き散水ノズル |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5172276A (en) * | 1989-08-29 | 1992-12-15 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Structure for stabilizing image in optical system |
-
1978
- 1978-06-30 JP JP8040978A patent/JPS583986B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0657442U (ja) * | 1993-01-13 | 1994-08-09 | 株式会社トヨックス | 吸盤付き散水ノズル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS557568A (en) | 1980-01-19 |
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