JPS582193B2 - 無機質被覆組成物 - Google Patents
無機質被覆組成物Info
- Publication number
- JPS582193B2 JPS582193B2 JP8040778A JP8040778A JPS582193B2 JP S582193 B2 JPS582193 B2 JP S582193B2 JP 8040778 A JP8040778 A JP 8040778A JP 8040778 A JP8040778 A JP 8040778A JP S582193 B2 JPS582193 B2 JP S582193B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating composition
- cement
- silicate
- zirconium
- mineral coating
- Prior art date
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発面はスレートのような外装材の表面を被覆するため
の無機質被覆組成物の改良に関する。
の無機質被覆組成物の改良に関する。
従来、珪酸アルカリにセメントを加える実例は防水セメ
ントとして古くから知られていたが、両者の反応が早く
、発熱を伴うために薬剤の変質をきたし、防水力や接着
力の低下を招く結果となり、このままでは無機質被覆組
成物として使用し得ないという欠点があった。
ントとして古くから知られていたが、両者の反応が早く
、発熱を伴うために薬剤の変質をきたし、防水力や接着
力の低下を招く結果となり、このままでは無機質被覆組
成物として使用し得ないという欠点があった。
本発明はかかる従来例の欠点に鑑みてなされたもので、
本発明の目的とするところは、変性水溶性珪酸塩とセメ
ントとの反応速度を抑え、低温又は常温で硬化し、薬剤
の変質をきたさず、防水力や接着力の低下を招くことが
ない無機質被覆組成物を提供するにある。
本発明の目的とするところは、変性水溶性珪酸塩とセメ
ントとの反応速度を抑え、低温又は常温で硬化し、薬剤
の変質をきたさず、防水力や接着力の低下を招くことが
ない無機質被覆組成物を提供するにある。
以下本発明を詳述する。
珪酸アルカリはM2O・XSiO2(ここでMはアルカ
リ金属、−N(CH2OH)4,−N(C2H4OH)
4又は−N(CH3)2C6H5であり、Xは例えば0
.2から9.0の正数で、なお好ましくは0.2から0
.9の正数を表わす。
リ金属、−N(CH2OH)4,−N(C2H4OH)
4又は−N(CH3)2C6H5であり、Xは例えば0
.2から9.0の正数で、なお好ましくは0.2から0
.9の正数を表わす。
)で示され、アルカリ金属塩としては例えば珪酸リチウ
ム、珪酸ナトリウム又は珪酸カリウムなどである。
ム、珪酸ナトリウム又は珪酸カリウムなどである。
変性に用いられるジルコニウム塩は例えば塩化ジルコニ
ウム、硫酸ジルコニウム、炭酸シルコニウム、硝酸ジル
コニウム、酢酸シルコニウム、酢酸シルコニウムアンモ
ニウム、炭酸ジルコニウムアンモニウムナトテある。
ウム、硫酸ジルコニウム、炭酸シルコニウム、硝酸ジル
コニウム、酢酸シルコニウム、酢酸シルコニウムアンモ
ニウム、炭酸ジルコニウムアンモニウムナトテある。
燐酸塩はCa,Zn,Al,Feのうちの少なくとも一
種類の金属を含有する第1,第2,又は第3燐酸塩、メ
タりん酸塩、セスキりん酸塩などである。
種類の金属を含有する第1,第2,又は第3燐酸塩、メ
タりん酸塩、セスキりん酸塩などである。
セメントとしては、ポルトランドセメント、白セメント
、アルカリセメント、マグネシャセメントなどを使用す
る。
、アルカリセメント、マグネシャセメントなどを使用す
る。
しかして1種または2種以上の珪酸アルカリと、1種ま
たは2種以上のジルコニウム塩とを混合して攪拌しなが
ら反応させ、バインダーとじて使用する変性水溶性珪酸
塩を形成する。
たは2種以上のジルコニウム塩とを混合して攪拌しなが
ら反応させ、バインダーとじて使用する変性水溶性珪酸
塩を形成する。
この場合常圧下においては40℃乃至100℃の温度を
3時間乃至72時間加えて反応させるかまたは耐圧反応
装置内においては100℃乃至180℃の熱を加え、常
圧下よりもより短時間で反応させる。
3時間乃至72時間加えて反応させるかまたは耐圧反応
装置内においては100℃乃至180℃の熱を加え、常
圧下よりもより短時間で反応させる。
またこの場合水溶性珪酸アルカリと変性剤であるジルコ
ニウム塩との重量比は100:0.1乃至100:40
の範囲である。
ニウム塩との重量比は100:0.1乃至100:40
の範囲である。
この範囲よりジルコニウム塩が少ないと充分な耐水性得
られず、一方多くなると原料費用が高価となるばかりで
なく、流動性、均一性に問題がでてくるので使えない。
られず、一方多くなると原料費用が高価となるばかりで
なく、流動性、均一性に問題がでてくるので使えない。
以上のようなバインダとして使用する変性水溶性珪酸塩
とCa,Zn,Al,Feのうちの少なくとも一種類の
燐酸塩と、セメントより無機質被覆組成物を形成するの
であるが、望ましい配合とには、変性した珪酸アルカリ
100部に燐酸塩10〜20部、セメント20〜60部
である。
とCa,Zn,Al,Feのうちの少なくとも一種類の
燐酸塩と、セメントより無機質被覆組成物を形成するの
であるが、望ましい配合とには、変性した珪酸アルカリ
100部に燐酸塩10〜20部、セメント20〜60部
である。
また上記系にシリカ、炭酸カルシウムなどの体質顔料や
着色顔料、有機又は無機の繊維を加えても差支えない。
着色顔料、有機又は無機の繊維を加えても差支えない。
このような無機質被覆組成物はスレートのような外装材
の表面にスプレー塗布し、低温又は常温で硬化する無機
質塗料として使用するものである。
の表面にスプレー塗布し、低温又は常温で硬化する無機
質塗料として使用するものである。
本発明の無機質被覆組成物は、珪酸アルカリとジルコニ
ウム塩とを加熱反応させて形成した変性水溶性珪酸塩と
、Ca,Zn,Al,Feのうちの少なくとも一種類の
燐酸塩と、セメントとから成るので、燐酸塩が変性水溶
性珪酸塩とセメントとの反応速度を抑え比較的低い温度
に加熱したり、又は常温で硬化させることかでき、それ
故薬剤の変質をきたさず、防水力や接着力の低下を招く
ことがないという利点がある。
ウム塩とを加熱反応させて形成した変性水溶性珪酸塩と
、Ca,Zn,Al,Feのうちの少なくとも一種類の
燐酸塩と、セメントとから成るので、燐酸塩が変性水溶
性珪酸塩とセメントとの反応速度を抑え比較的低い温度
に加熱したり、又は常温で硬化させることかでき、それ
故薬剤の変質をきたさず、防水力や接着力の低下を招く
ことがないという利点がある。
なお、必要ならば周期律表第2族から第5属までに属す
る金属の酸化物又は水酸化物のうち1種類又は2種類以
上の金属化合物を珪酸アルカリとジルコニウム塩とに加
えて加熱反応させ、変性水溶性珪酸塩を形成してもよい
。
る金属の酸化物又は水酸化物のうち1種類又は2種類以
上の金属化合物を珪酸アルカリとジルコニウム塩とに加
えて加熱反応させ、変性水溶性珪酸塩を形成してもよい
。
この場合の変性に用いる周期律表第2族、から第5属に
属する金属の酸化物または水酸化物としては、例えば、
Mg,Ca,Sr,Ba,Zn,B,Al,V,Sbな
どの酸化物または水酸化物がある。
属する金属の酸化物または水酸化物としては、例えば、
Mg,Ca,Sr,Ba,Zn,B,Al,V,Sbな
どの酸化物または水酸化物がある。
以下本発明を実施例にて具体的に説明する。
上記配合物を混練後スレート上にスプレー塗装し、次の
条件で焼成養生した。
条件で焼成養生した。
試験条件は下記の通りである。
(1)耐水性試験
20℃の上水中に50時間浸漬。
(2)耐洗浄性試験
洗浄機の500gのブラシで100回洗浄。
(3)促進耐候性試験
ウエザーオメータによる200時間曝露試験。
(4)耐熱性試験
JISA−1321−70
(5)耐熱性試験
800℃で10分間加熱。
Claims (1)
- 1 珪酸アルカリとジルコニウム塩とを混合加熱反応さ
せて形成した変性水溶性珪酸塩と、Ca,Zn,Al,
Feのうちの少なくとも一種類の燐酸塩とごセメントと
から成ることを特徴とする無機質被覆組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8040778A JPS582193B2 (ja) | 1978-06-30 | 1978-06-30 | 無機質被覆組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8040778A JPS582193B2 (ja) | 1978-06-30 | 1978-06-30 | 無機質被覆組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS557566A JPS557566A (en) | 1980-01-19 |
JPS582193B2 true JPS582193B2 (ja) | 1983-01-14 |
Family
ID=13717430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8040778A Expired JPS582193B2 (ja) | 1978-06-30 | 1978-06-30 | 無機質被覆組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS582193B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CZ18141U1 (cs) * | 2007-11-08 | 2007-12-17 | Ochvát@Juraj | Protipožární stavební hmota |
-
1978
- 1978-06-30 JP JP8040778A patent/JPS582193B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS557566A (en) | 1980-01-19 |
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