JPS5839863Y2 - 成形機用の原料供給装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は計量と自由落下による２供給方法が出来る成形
機用の原料供給装置に関する。

プラスチック原料を可塑化し成形を行う押出成形機又は
射出成形機（以下単に成形機という）への原料の供給は
前記原料を一定量づつ供給するフィーダを使用する方法
、あるいはホッパに入れた原料を原料自身の自重による
自然落下により供給する方法とがある。

両方法は、原料の性質、あるいは種々の成形条件により
決定される。

それ故、従来は必要に応じて１台の成形機にフィーダを
取付たり、ホッパを取付たりするため、その交換作業に
手間が掛り、成形機の稼動率も悪かった。

本考案の目的は前述のような欠点を取除き、必要に応じ
てフィーダからホッパによる供給へ、あるいはその逆に
ホッパからフィーダによる供給へ容易に切換えることが
出来る原料供給装置を提供することである。

次に第１図および第２図により本考案の１実施例を説明
すると、１はホッパ２から投入された原料を一定量づつ
計量しながら成形機３へ供給するフィーダである。

４はシリンダで内径部にモータ５により回転駆動するス
クリュ６が嵌挿されている。

前記シリンダ４内ではスクリュ６の回転に伴い原料は矢
印ａのように移送され原料の移送方向に対して上流にあ
る第１の原料供給ロアから成形機３の原料供給口８へと
連通ずる原料吐出口９へと移送される。

また前記シリンダ４の原料移送方向に対し下流側には前
記原料吐出口９に連通ずる第２の原料供給口１０が設け
てあり、成形機３への原料供給にフィーダを使用しない
場合に、前記ホッパ２を鎖線２ａで示すようにスライド
プレート１１上を移動させ、原料ホッパ２ａ−第２の供
給口１〇−原料吐出口９の順に原料自身の自然落下によ
る供給即ちホッパ２ａによる供給に切換えるようになっ
ている。

前記スライドプレート１１はフィーダによる原料供給、
あるいはホッパによる原料供給が容易に出来るよう、前
記ホッパ２が第１および第２の原料供給ロア、１０の間
を自在に移動出来るようにするもので、前記第１および
第２の原料供給ロア、１０に対向する個所には夫々ホッ
パの原斜出口１２と連通する孔１３および１４を設ける
とともに、ホッパ２の移動を案内する溝やレール等のガ
イド（本実施例は溝１５）を設け、かつ、前記ホッパの
原料出口１２と前記第１および第２供給ロア、１０に連
通する孔１３および１４が一致するようにストッパ１６
等の位置決め装置が設けである。

以上ような構成となっており、フィーダによる原料供給
、ホッパによる原料供給の切換が簡単に出来、従来、フ
ィーダとホッパの交換に手間どっていたという欠点が解
消され、成形機の稼動率も良くなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案によるｌ実施例を示す図、第２図は第１
図における断面■−■図。 ２・・・・・・ホッパ、４・・・・・・シリンダ、７・
・・・・・第１の原料供給口、９・・・・・・原料吐出
口、１０・・・・・・第２の原料供給口、１１・・・・
・・スライドフレート。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダに回転可能に挿着されたスクリュによりホッパ
   から供給されるプラスチック原料を前方へ移送し、一定
   量づつ押出機又は射出成形機の原料供給口へ供給する成
   形機用の原料供給装置において、 ａ、原料移送方向に対し、前記スクリュの上流側に設け
   た第１の原料供給口と原料移送方向に対し前記スクリュ
   の下流側に設けた第２の原料供給口と前記第２の原料供
   給口と連通しており、押出機又は射出成形機の原料供給
   口へと開口している原料吐出口を有するシリンダ、 ｂ、前記シリンダに取付られ、前記第１および第２の原
   料供給口に対向する個所に設けた夫々ホッパの原料出口
   に連通ずる孔と前記ホッパが前記第１および第２の原料
   供給口の間を自在に移動出来るようにしたガイドと前記
   ホッパの原料出口が前記第１および第２の原料供給口と
   一致するための位置決め装置とを有するスライドプレー
   トを備えて成る成形機用の原料供給装置。