JPS583922Y2 - プラスチック成形品の取付構造 - Google Patents
プラスチック成形品の取付構造Info
- Publication number
- JPS583922Y2 JPS583922Y2 JP1979089146U JP8914679U JPS583922Y2 JP S583922 Y2 JPS583922 Y2 JP S583922Y2 JP 1979089146 U JP1979089146 U JP 1979089146U JP 8914679 U JP8914679 U JP 8914679U JP S583922 Y2 JPS583922 Y2 JP S583922Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insert
- plastic molded
- molded product
- fitting hole
- mounting structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Connection Of Plates (AREA)
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はプラスチック成形品を相手部材にインサート
ビンな介して取付けるための取付構造の改良に関する。
ビンな介して取付けるための取付構造の改良に関する。
例えば、オーディオ機器の操作部を囲む化粧枠等のよう
に、比較的小型で、かつ美観を重視するプラスチック成
形品にあっては、ネジの頭が表面に出るのを避けるため
に、ネジ止めしないで、インサートビンによって取付け
る方法がよく採られている。
に、比較的小型で、かつ美観を重視するプラスチック成
形品にあっては、ネジの頭が表面に出るのを避けるため
に、ネジ止めしないで、インサートビンによって取付け
る方法がよく採られている。
しかしながら、従来のインサートビンは真鍮等の金属か
ら構成されているので、その相手部材がプラスチック成
形品である場合には1着脱を繰り返すうちに、嵌合孔が
削られて広げられてしまい。
ら構成されているので、その相手部材がプラスチック成
形品である場合には1着脱を繰り返すうちに、嵌合孔が
削られて広げられてしまい。
ガタッキを生じ易い欠点があった。
またこのような取付構造においてはインサートビンと嵌
合孔との間で適度な固着力を得ることが難しく、形状に
よっては相手側部品にそのインサートビンを挿入し易い
反面、抜は易かったり、逆に挿入し難く。
合孔との間で適度な固着力を得ることが難しく、形状に
よっては相手側部品にそのインサートビンを挿入し易い
反面、抜は易かったり、逆に挿入し難く。
抜は出難く、しかも無理に抜げ出そりとすると上記嵌合
孔の内周を削り取ってしまい、破損する原因となってい
た。
孔の内周を削り取ってしまい、破損する原因となってい
た。
本考案は以上のような従来の欠点に鑑みなされたもので
あって、上記インサートビンをプラスチック成形品によ
り高融点のエンジニアリングプラスチックで構成するこ
とによって、繰り返しの着脱を可能とするとともに、相
手側嵌合孔との着脱構造の工夫によって、相手側部品に
インサートビンを挿入し易く、かつ一旦挿入した状態に
おいては抜は難い取付構造を提供するものである。
あって、上記インサートビンをプラスチック成形品によ
り高融点のエンジニアリングプラスチックで構成するこ
とによって、繰り返しの着脱を可能とするとともに、相
手側嵌合孔との着脱構造の工夫によって、相手側部品に
インサートビンを挿入し易く、かつ一旦挿入した状態に
おいては抜は難い取付構造を提供するものである。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、1は例えばABS樹脂等の射出成形体
からなる化粧部材、2は同じ<ABS樹脂等で成形され
た本体、すなわち相手側部品であって、上記化粧部材1
の両側部にはインサートビン3,3が設けられている。
からなる化粧部材、2は同じ<ABS樹脂等で成形され
た本体、すなわち相手側部品であって、上記化粧部材1
の両側部にはインサートビン3,3が設けられている。
このインサートビン3,3はポリアセタール−ポリカー
ボネイト等の機械的特性に優れたエンジニアリングプラ
スチックから構成されたもので。
ボネイト等の機械的特性に優れたエンジニアリングプラ
スチックから構成されたもので。
特にポリアセタールは弾性および耐摩耗性に優れ。
かつ繰り返し加重に強いので好適である。
このインサートビン3は第2図に示す如くその基部に鍔
状の抜止め部4,4を有して化粧部材1□インサート成
形されており一例えばABS樹脂の融点が150〜22
0℃、ポリアセタールの融点は200〜240℃である
から、通常のインサート成形により、充分良好な成形品
が得れることになる。
状の抜止め部4,4を有して化粧部材1□インサート成
形されており一例えばABS樹脂の融点が150〜22
0℃、ポリアセタールの融点は200〜240℃である
から、通常のインサート成形により、充分良好な成形品
が得れることになる。
そして、このインサートビンの化粧部材1からの突出す
る頭部5は、縦方向にスリット6が形成されて長O字状
をなす略円柱状に形成されているこれに対し、上記本体
2には上記インサートビン3と対向する嵌合孔7が形成
されている。
る頭部5は、縦方向にスリット6が形成されて長O字状
をなす略円柱状に形成されているこれに対し、上記本体
2には上記インサートビン3と対向する嵌合孔7が形成
されている。
この嵌合孔7は第2図、第3図の如く上記インサートビ
ン3の挿入先端側に向けて縮径されるテーパ孔状をなし
、かつその先端内周縁には一対の突起部8,8が形成さ
れている。
ン3の挿入先端側に向けて縮径されるテーパ孔状をなし
、かつその先端内周縁には一対の突起部8,8が形成さ
れている。
従って、上記インサートビン3を嵌合孔7に挿入した状
態においては−その頭部5より若干小径に形成されてな
る嵌合孔1の挿入先端部を貫通した状態では、第2図に
示す如く一旦中央で小径に絞られるとともに、先端部が
脹らんだ形を保っているために、この先端がインサート
ビン引抜きに対する大きな抵抗となって容易にのれず、
しかも嵌合孔7の内周に形成された突起部8は上記スリ
ット60両側よりこれの内部に嵌入され、これによって
スリット6はその頭部5の突出位置でこの頭部を径方向
に広げようとする力となり、これらによって−頭部5の
挿入状態においては摩擦係数が小さく1円滑な挿入が行
なえるとともに一一旦挿入された状態では、その嵌合孔
の挿入先端から突出した部分が膨出するとともに、この
膨出することと相俟って、上記突起部8が更にこれを助
長する力となって作用するために、インサートビン3の
頭部5の挿入は極めてスムーズで簡単におこえる反面、
一旦挿入された状態においては列部の力では容易に抜け
られず、確実な保持を行なうことができる。
態においては−その頭部5より若干小径に形成されてな
る嵌合孔1の挿入先端部を貫通した状態では、第2図に
示す如く一旦中央で小径に絞られるとともに、先端部が
脹らんだ形を保っているために、この先端がインサート
ビン引抜きに対する大きな抵抗となって容易にのれず、
しかも嵌合孔7の内周に形成された突起部8は上記スリ
ット60両側よりこれの内部に嵌入され、これによって
スリット6はその頭部5の突出位置でこの頭部を径方向
に広げようとする力となり、これらによって−頭部5の
挿入状態においては摩擦係数が小さく1円滑な挿入が行
なえるとともに一一旦挿入された状態では、その嵌合孔
の挿入先端から突出した部分が膨出するとともに、この
膨出することと相俟って、上記突起部8が更にこれを助
長する力となって作用するために、インサートビン3の
頭部5の挿入は極めてスムーズで簡単におこえる反面、
一旦挿入された状態においては列部の力では容易に抜け
られず、確実な保持を行なうことができる。
以上の説明で明らかなように、この考案に係るプラスチ
ック成形品の取付構造にあっては、上述の如り構成する
ことによって、インサートビン自体が耐摩耗性を有する
とともに、相手部材の嵌合孔を傷付けず、長期に亘って
ガタッキが生じない。
ック成形品の取付構造にあっては、上述の如り構成する
ことによって、インサートビン自体が耐摩耗性を有する
とともに、相手部材の嵌合孔を傷付けず、長期に亘って
ガタッキが生じない。
またこの考案にあっては嵌合孔に対して円滑な挿入が行
なえる一方、大きな引抜き抵抗力が得られ。
なえる一方、大きな引抜き抵抗力が得られ。
相手部材に確実に取付けることができる。
第1図はこの考案に係るインサートビンな備えた化粧部
材と一嵌合孔を備えた本体を示す斜視図、第2図は両者
の嵌合状態を示す断面図、第3図は嵌合孔の挿入先端部
の形状を示す正面図である。 1・・・化粧部材(プラスチック成形品)、2・・・本
体(相手部品)、3・・・インサートビン、4・・・抜
止め部、5・・・頭部、6・・・スリット、7・・・嵌
合孔、8・・・突起部。
材と一嵌合孔を備えた本体を示す斜視図、第2図は両者
の嵌合状態を示す断面図、第3図は嵌合孔の挿入先端部
の形状を示す正面図である。 1・・・化粧部材(プラスチック成形品)、2・・・本
体(相手部品)、3・・・インサートビン、4・・・抜
止め部、5・・・頭部、6・・・スリット、7・・・嵌
合孔、8・・・突起部。
Claims (1)
- プラスチック成形品にインサート成形され、かつ上記プ
ラスチック成形品より高融点のエンジニアリングプラス
チックによって構成されたインサートビンと、該インサ
ートビンの頭部が貫通係合する相手部材の嵌合孔におい
て、上記インサートビンは、上記プラスチック成形品に
埋設される基部に鍔状の抜止め部を有するとともに、そ
の頭部は縦方向にスリットが形成された長O字形をなす
一方、上記嵌合孔は、上記ビンの挿入先端側に向げて縮
径されるテーバ礼状をなし−かつその先端内周縁には上
記スリットの両側よりこれの内部に嵌入される突起部を
形成したことを特徴とするプラスチック成形品の取付構
鳥
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979089146U JPS583922Y2 (ja) | 1979-06-29 | 1979-06-29 | プラスチック成形品の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979089146U JPS583922Y2 (ja) | 1979-06-29 | 1979-06-29 | プラスチック成形品の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS567111U JPS567111U (ja) | 1981-01-22 |
JPS583922Y2 true JPS583922Y2 (ja) | 1983-01-24 |
Family
ID=29322311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979089146U Expired JPS583922Y2 (ja) | 1979-06-29 | 1979-06-29 | プラスチック成形品の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS583922Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5215152B2 (ja) * | 2008-12-08 | 2013-06-19 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1224002A (en) * | 1967-08-04 | 1971-03-03 | Angus George Co Ltd | Improvements in resilient buffers |
GB1264219A (ja) * | 1968-06-08 | 1972-02-16 |
-
1979
- 1979-06-29 JP JP1979089146U patent/JPS583922Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1224002A (en) * | 1967-08-04 | 1971-03-03 | Angus George Co Ltd | Improvements in resilient buffers |
GB1264219A (ja) * | 1968-06-08 | 1972-02-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS567111U (ja) | 1981-01-22 |
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