JPS583862Y2 - オイルフエンス - Google Patents

オイルフエンス

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Publication number
JPS583862Y2
JPS583862Y2 JP9885275U JP9885275U JPS583862Y2 JP S583862 Y2 JPS583862 Y2 JP S583862Y2 JP 9885275 U JP9885275 U JP 9885275U JP 9885275 U JP9885275 U JP 9885275U JP S583862 Y2 JPS583862 Y2 JP S583862Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
woven fabric
layers
shielding sheet
fabric
Prior art date
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Expired
Application number
JP9885275U
Other languages
English (en)
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JPS5218540U (ja
Inventor
正治 小笠原
淳次 村瀬
Original Assignee
トウキヨウト−ヨ−ゴム カブシキガイシヤ
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Filing date
Publication date
Application filed by トウキヨウト−ヨ−ゴム カブシキガイシヤ filed Critical トウキヨウト−ヨ−ゴム カブシキガイシヤ
Priority to JP9885275U priority Critical patent/JPS583862Y2/ja
Publication of JPS5218540U publication Critical patent/JPS5218540U/ja
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  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は海上に浮遊する流出油の拡散を防止するオイル
フェンスに係るものである。
従来可搬式のオイルフェンスとして、膨張式と固型式の
ものが知られているがこれらはガスまたは発泡体を内蔵
する浮体を水上に浮がしその浮体の下側に、一端に重錘
をとりつけた遮油膜を水中に垂らして油の移動を防止す
るしくみのものである。
しかしてこれらのオイルフェンスを水上に展張し、また
撤収するには甚だ煩雑な作業を要するしこの作業を迅速
に行うことは至難である。
従来のオイルフェンスが20m程度の比較的短いものを
単位体とし、使用にあたりこれらをいくつが結合しつつ
海上の現場に展張しているのはオイルフェンスを長尺の
ものとするのが望しくはあってもそれを長尺のものとす
ると展張または収納することが甚だ困難であるからであ
る。
本考案は、従来のオイルフェンスにあった上記の欠陥を
解消するべく考案したものであり、従来のオイルフェン
スに比較して構成単位体が著しく長尺であるにも拘らず
、設置、巻揚げ、収納等が容易であり、また波や潮流の
動きに良く順応するオイルフェンスを提供することを目
的とする。
添付する図に基づいて本考案を説明すると以下の通りで
ある。
第1乃至3図は本考案のオイルフェンスの実施例を示す
ものであり、遮油シート1は両面がゴムまたは合成樹脂
のような可撓性のある被膜で被覆せられた本考案に所謂
部分二重織布がら戊る。
即ちこの部分二重織布とは第4乃至6図に示す如く織布
13を構成する経糸14のうちの全部或いは一部の経糸
が成る個所において二層をなす如く区分され、且つその
区分された二層の経糸が同じく二層をなす如く入ってく
る緯糸15とそれぞれ組合って、その部分においては二
枚の織布を構成し、更に所定位置に達して前記の二層を
なす経糸14は元通りの単層となり、それに従って入り
来る緯糸15も単層となって一重の織布13となり、か
くして部分的に二重の織布が構成せられた一枚の織布を
意味する。
この織布における二重部の緯幅は必要に応じ織物の緯幅
に一杯に拡がること(第3図)もまた一部(第1及び2
図)であることも可能であるし、経の長さ及び隣接する
二重部との間の距離も任意に決めることができるし、こ
れらは必要浮力及び展張並びに収納作業の容易さ等を考
慮して決定せられる。
本考案の遮油シート1は、前記部分二重織布の二重部分
で構成せられる袋状若しくは管状の空間部11を織布の
緯方向を長手方向とする如く構威し、その中にポリエチ
レンやポリウレタンの発泡体またはカポック繊維の如き
天然の浮力材12を内蔵せしめて浮力をもたせである。
尚この発泡体として前記空間部11に二液性のポリウレ
タンプレポリマーを注入し、内部において発泡させた硬
質または軟質のポリウレタンは本考案における使用に好
適なものとして挙げられる。
第1乃至3図は本考案のオイルフェンスの接続部を示す
もので、遮油シート1の長手方向の両端に袷部形成用布
片2を設け、また前記袷部形成用布片2の表裏両面に係
止具例えばファスナー3,3′を取付けた結合布片4,
4′を前記袷部形成用布片2が前記結合布片4,4′の
間からややはみ出すように設け、更に前記結合布片4,
4′の表面で前記遮油シート1の長手方向に沿って取付
けた連結帯5,5′(5′は裏面になるので図中には表
示されない)の端部の連結金具6が位置する部分に前記
連結金具6を包む金具覆布片8,8′を設けて戒るもの
である。
本考案のオイルフェンスを接続するには、接続の相手方
となるものの結合布片4と袷部形成用布片2との間に主
体の袷部形成用布片2を挿入し、介在せしめて主体と相
手方との袷部形成用布片2.2で袷状にする。
次いで主体と相手方の結合布片4,4及び4’、4’と
をファスナー3,3及び3’、3’を結合することによ
り連結させ更に連結帯5,5及び5’、5’とを連結金
具6.6’(6’は裏面になるので図中には表示されな
い)をもって連結させた後連結金具覆布片8,8′でく
るみ止着具9でとめて被覆する。
内国に示すものは袷部形成用布片2を遮油シート1の延
長部として構威し、結合布片4,4′は別に作成した布
片を遮油シート1に貼着し、また金具覆布片8,8′も
別に作成した布片を結合布片4,4′に貼着し、また連
結帯5,5を遮油シート1に縫着し、更に遮油シート1
の下端には水に浸った時遮油シート1が垂直に起立する
ように鎖を重錘10としてとりつけである。
本考案のオイルフェンスは遮油シート1を構成する織布
として、織布上に織布の緯方向に長軸が平行するように
いくつがの袋状若しくは管状の空間部11を部分的に形
成せしめその空間部に合成樹脂の発泡体を充填して浮力
をもたせたものであるため、各浮体の長手方向はオイル
フェンスを展張した時の垂直方向であり、且っ各浮体間
には発泡体を包含しない部分が介在する形になるため、
遮油シート1が水面に展張されると垂直方向に長手とす
る浮体は遮油シート1の下端にとりつけられた重錘10
のため水中で垂直状態で起立し、浮体の一部若しくは全
部は水面下に没する。
この様な展張状態となるため、遮油シート1は十分な抵
抗力を具備し、港湾に通常おこり得る波や潮流を受けて
も折れ曲がることなく、水中に垂直状態に垂下し、浮遊
油が゛遮油シート1の下をくぐりぬけるのを防ぐことが
できる。
また本考案の遮油シート1には浮体が適宜の間隔をおい
て設けられているので、遮油シート1の長手方向に巻き
とりまたは巻き出しして収納または展張が可能であるの
で、作業が迅速に行い得るしまた嵩らずに収納保管が可
能である。
更に本考案のオイルフェンスにおいては浮体を内蔵せし
める空間部は織物を織成するときに作成された、織物と
一体をなすものであるので、経口または使用中での破損
の原因となるようなことがなく、また織成時に機械的に
加工製作されるので製作費は非常に安くて済む。
即ち従来のような接着加工または縫着加工によって、本
考案におけると同じような管状または袋状の空間部を設
けるには製作作業は甚だ煩雑であって、従って製作コス
トが高くなるのは免れなかったし、斯様にして加工され
た空間部は新設別種のものが附加された状態となるので
その部分は耐久性に乏しく、シばしば破損の発生源とな
ることがあり、このようなオイルフェンスはコスト高で
あるばかりでなく耐用年数も不満足である。
更に本考案のオイルフェンスはこれが実際の使用にあた
り接続された場合は、連結帯と連結金具によって接続部
は強固に連結され波浪に対して十分耐え得るし袷部形成
用布片は2枚が密着して所謂袷部を構威し、更にその袷
部の表裏両面にはフアスナーで結合布片が一体に接続さ
れているので、接続部から油が漏れることは防止できる
し、またこの接続部には屈曲性があり、波浪の動きを吸
収できるので接続部が破損することも防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1乃至3図は本考案のオイルフェンスの接続部附近を
示す斜視図、第4図は本考案に使用せられる織布の平面
図、第5及び6図は第4図におけるA−A線及びB−B
線による切断面をそれぞれ示す断面図である。 1・・・・・・遮油シート、2・・・・・・陰部形成用
布片、3゜3′・・・・・・ファスナー、4.4’・・
・・・結合布片、5・・・・・・連結帯、6・・・・・
・連結金具、8.8′・・・・・・金具覆布片、9・・
・・・・止着具、10・・・・・・重錘、11・・・・
・・袋状乃至管状空間部、12・・・・・・浮力材、1
3・・・・・・織布、14・・・・・・経糸、15・・
・・・・緯糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 織布を構成する経糸のうちの全部又は一部が、織布の経
    方向の所定の区間において二層を形成する如く層別され
    、且つその層別された二層の経糸が、同じく二層を形成
    する如く入ってくる緯糸とそれぞれ組合わされて、その
    区間においては織布が二層を形成し、全体としては、所
    定の区間ごとに二層が形成された織布の両面に天然若し
    くは合成ゴム又は合成樹脂の如き可撓性と気密性のある
    被膜を一体的に積層し、前記二層の織布で形成された空
    間部を前記織布の緯方向を長手方向とする如く構成し、
    且つこの空間部内に浮力材を内蔵せしめた遮油シートか
    らなるオイルフェンス。
JP9885275U 1975-07-16 1975-07-16 オイルフエンス Expired JPS583862Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9885275U JPS583862Y2 (ja) 1975-07-16 1975-07-16 オイルフエンス

Applications Claiming Priority (1)

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JP9885275U JPS583862Y2 (ja) 1975-07-16 1975-07-16 オイルフエンス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5218540U JPS5218540U (ja) 1977-02-09
JPS583862Y2 true JPS583862Y2 (ja) 1983-01-22

Family

ID=28580437

Family Applications (1)

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JP9885275U Expired JPS583862Y2 (ja) 1975-07-16 1975-07-16 オイルフエンス

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5738241A (en) * 1980-08-15 1982-03-02 Toshiba Corp Apparatus for taking-out paper sheet or the like
JPS58156212U (ja) * 1982-04-13 1983-10-19 三洋電機株式会社 積層用紙の積層量検出装置

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JPS5218540U (ja) 1977-02-09

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