JPS5838582B2 - モルタル壁の施工方法および該方法に使用するモルタル下地板 - Google Patents

モルタル壁の施工方法および該方法に使用するモルタル下地板

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JPS5838582B2
JPS5838582B2 JP12534775A JP12534775A JPS5838582B2 JP S5838582 B2 JPS5838582 B2 JP S5838582B2 JP 12534775 A JP12534775 A JP 12534775A JP 12534775 A JP12534775 A JP 12534775A JP S5838582 B2 JPS5838582 B2 JP S5838582B2
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JP
Japan
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mortar
base plate
hole
substrate
cement
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JP12534775A
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JPS5249630A (en
Inventor
満三 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noda Plywood Mfg Co Ltd
Original Assignee
Noda Plywood Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Noda Plywood Mfg Co Ltd filed Critical Noda Plywood Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はモルタル壁の施工方法および該方法に使用する
モルタル下地板に関するものである。
従来モルタル壁の施工方法は胴縁間柱などの下地構造材
上に木摺り施工を行ない、防水紙を貼着し、つぎにワイ
ヤーラスを貼り、モルタルを下塗りしてさらにモルタル
上塗を施していた。
しかしこのような施工方法ではモルタル壁の着工から完
成まで長い時間と煩雑な工程を要するだけでなく、モル
タル上塗層はラス金網を介して釘やステーブルで部分的
に固着されているだけなので、モルタル壁面は振動によ
り容易に部分的に剥落する欠点があった。
本発明は以上のような従来技術の欠点を解消し、後述す
るような特殊に加工されたモルタル下地板10を用いる
ことにより短時間で単純な工程により堅牢なモルタル壁
を提供することを目的とするものである。
以下図面に記載された本発明の実施例について説明する
(1) 基板1としてはJASI種あるいは特類の接着
性を有する接着剤で接着した90に771X180mX
12%、 120crfLX 240cIrLX 1
5%程度の寸法を有する5プライ、7プライ程度の合板
を用いる。
(2)該基板1の全表面2上に基板1の裏面まで貫通し
ない孔部3を穿設する。
孔部3の穿設には該孔部3に嵌合し、かつ先端にもり状
段部を有するエンボスプレートを用いる。
該エンボスプレートを基板1に圧入後引抜くときにエン
ボスプレートと基板1の圧入部の摩擦力により、木材繊
維5による針状突起を有する環状凸部6が孔部3の周縁
部4に形成される。
なお孔部3の形成にはエンボスプレート以外に多軸ドリ
ル盤を用いてもよい。
孔部3の形状は円形、方形、菱形などとし、孔径が2〜
20%、深さが1%から基板1の厚みの1/21.隣接
する孔部3の相互距離(孔部縁相互間の距離)が3〜2
0%が適当である。
また孔部3の環状凸部6の起立高さは0.3〜3%が適
当である。
このように数値の限定をする理由は次の通りである。
すなわち、 孔部3の孔径が2駕以下では後述するモルタルセメント
混合物14の投錨力が弱くなりまた20%以上では孔部
3の分布が粗すぎて同じく投錨力が低下する。
また孔部3の深さが1%以下では前記と同様モルタルセ
メント混合物14の投錨効果が弱く、また基板1の厚さ
の1/2を超過すると、基板1の強度が低下する。
つぎに孔部3の相互間隔が3駕以下では環状凸部6の強
度が低下し、20%以上では基板1表面の平坦部が広す
ぎてモルタルセメント混合物14の基板1表面への密着
力が低下する。
さらに環状凸部6の木材繊維5の起立高さが0.3%以
下ではモルタルセメント混合物14と投錨力が弱くなり
、また3%以上では木材繊維5を起立させることが難し
くなるからである。
(3)つぎにこのように凹凸成形加工された基板1表面
2上に耐水シーラ一層7を形成する。
耐水シーラ一層Iは防水性のあること、両肩塗布する左
官材料と基板1の合板の双方に強固な密着性を有するこ
との条件を満足しなければならない。
シーラ一層7としては普通ポリウレタン、クロロプレン
ラテックス、アクリルエマルジョン、M、B、Ro(メ
チルメタアクリルレート・ブタジェンラバー)などのプ
ラスチックが用いられる。
シーラ一層7はローラーコーター、フローコーター、ス
プレー、浸漬などの塗装方法により塗布される。
さらにその表面に凹凸を附与し、セメントモルタル混合
物14との密着をよくするため、ラテックスセメント層
を積層せしめてもよい。
(4)基板1の四方の木口面には後述するようにコーキ
ング剤8充填用の傾斜面9を有する。
傾斜面9は垂直面に対して3cf’〜600の角度を有
する。
図面中10はモルタル下地板全体を指示する。
つぎに前記モルタル下地板10を用いた本発明施工方法
について説明する。
■ モルタル下地板10を間柱、胴縁などの木造下地板
11上に固着する。
一般には第3図のように釘12またはステーブルなどと
酢酸ビニール、合成ゴム、などの接着剤18を用いて固
着するが、そのいづれか一方だけでもよい。
その際下地板11の木口面17はもちろん密着させる。
■ つぎに下地板10の接合部に傾斜面9により形成さ
れる断面■字形の溝部にコーキング剤8を下地板10表
面とはゾ同−水準になるように充填する。
コーキング剤8としてはラテックスセメントモルタル、
ラテックスセメントペースト、酢酸ビニール、合成ゴム
などを用いる。
■ つぎにコーキング剤8が乾燥硬化しないうちに、目
の粗い寒冷紗13を傾斜面9により形成される溝部上に
溝巾まり外側に1〜3crfLはみ出した状態で帯状に
コーキング剤8上面に押し込み仮止めする。
寒冷紗13としては麻糸、綿糸、合成繊維糸を編んだも
のを用いる。
または寒冷紗の代りに寒冷紗の繊維を短かく切ったもの
を前記コーキング剤の中に混入しても同様の効果が得ら
れる。
■ つぎに下塗用セメントモルタル混合物14を下地板
10の孔部3その周縁の環状凸部6に充填密着するよう
にかつ寒冷紗13ともよく密着するように、こて、ガン
スプレーなどの塗着手段により下塗りする。
セメントモルタル混合物14としてはポルトランドセメ
ント、高炉セメントなどのセメントと、川砂、シラスバ
ルーン、炭酸カルシウムなどの骨材と、亀裂防止用のラ
テックス、MBR(メチルメタアクリレート ブタジェ
ンラバー)、酢酸ビニール、エチレン酢酸ビニールなど
を混合したものを用いる。
下塗セメントモルタル混合物14の厚さは5〜20%が
適当である。
■ つぎに下塗混合物14が乾燥硬化する前に、上塗セ
メントモルタル15をこて、ガンスプレーなどで5〜1
0駕厚さに塗着せしめる。
上塗セメントモルタル15の乾燥硬化する前に、白色セ
メントを用いたこで仕上げ、刷毛引き仕上げ、リシン仕
上げ、吹付は仕上げ、人造石洗い出し仕上げ、くし目仕
上げなどの各種慣用的仕上げ加工16を施こす場合もあ
る。
本発明は以上のような構成を有するのでその作用効果を
要約すれば次の通りである。
(イ)従来の木摺り施工、防水紙貼り、ワイヤラス貼り
の3工程をモルタル下地板10を固着するという一工程
に短縮できるので、工期、経費、資材点数が大巾に節約
できる。
(ロ)モルタル下地板10は下地構造材11上に強固に
結合できるので、従来方法によるモルタル下地に比べ構
造的に強固である。
G/ウ モルタル下地板10と下塗セメントモルタル
混合物14とは孔部3およびその環状凸部6により投錨
状に充填塗着せしめられているので、結合が強固である
に)前記モルタル下地板10と下塗セメントモルタル混
合物14との機械的結合のほかに、シーラ一層7が両者
に化学的密着力を附与するので、セメントモルタル混合
物14はさらに強固に下地板10に結合できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明下地板の断面図、第2図は同じくその一
部欠截斜視図、第3図は本発明方法によるモルタル壁の
一部拡大断面図である。 1・・・・・・合板基板、2・・・・・・基板表面、3
・・・・・・孔部、4・・・・・・孔部の周縁部、5・
・・・・・木材繊維、6・・・・・・環状凸部、7・・
・・・・シーラ一層、8・・・・・・コーキング剤、9
・・・・・・傾斜面、10・・・・・・モノCタル下地
板、11・・・・・・下地構造材、12・・・・・・釘
、13・・・・・・寒冷紗、14・・・・・・下塗セメ
ントモルタル混合物、15・・・・・・上塗セメントモ
ルタル層、16・・・・・・慣用的仕上加工、17・・
・・・・接合部、18・・・・・・接着剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合板基板1の表面全面に裏面まで貫通していない孔
    部3が凹設されており、該孔部3はその周縁部4の木材
    繊維5が起立することにより毛羽立った環状凸部6を形
    成しており、かつ合板基板1の表面にモルタルセメント
    14と基板1表面との両方に密着性のよい防水性のシー
    ラ一層7を形成し、 さらに四周の木口面に傾斜面9を有するモルタル下地板
    10を用い、 該下地板10を下地構造材11上に固着させ、下塗モル
    タルセメント混合物14をモルタル下地板10表面の多
    数の孔部3に係合密着せしめる、ことを特徴とするモル
    タル壁の施工方法。 2 合板基板1の表面全面に裏面まで貫通していない孔
    部3が凹設されており、 該孔部3はその周縁部4の木材繊維5が起立することに
    より毛羽立った環状凸部6を形成しており、 前記合板基板1の表面に合成樹脂シーラ層7を含浸せし
    めた ことを特徴とするモルタル下地板。
JP12534775A 1975-10-20 1975-10-20 モルタル壁の施工方法および該方法に使用するモルタル下地板 Expired JPS5838582B2 (ja)

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JPS5249630A JPS5249630A (en) 1977-04-20
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