JPS5837962Y2 - 梳綿機における予備開繊装置 - Google Patents
梳綿機における予備開繊装置Info
- Publication number
- JPS5837962Y2 JPS5837962Y2 JP7511778U JP7511778U JPS5837962Y2 JP S5837962 Y2 JPS5837962 Y2 JP S5837962Y2 JP 7511778 U JP7511778 U JP 7511778U JP 7511778 U JP7511778 U JP 7511778U JP S5837962 Y2 JPS5837962 Y2 JP S5837962Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- control roller
- cylinder
- fixed
- gauge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は梳綿機に係り、特にその予備開繊装置に関する
ものである。
ものである。
従来、梳綿機の予備開繊装置としては、実公昭49−2
7779号公報に記載されているような固定フラットを
用いる装置が考えられていた。
7779号公報に記載されているような固定フラットを
用いる装置が考えられていた。
この固定フラットを用いた従来装置ではシリンダ表面と
固定フラットの作用面が面と面で対応しており、作用範
囲は広く、開繊作用は十分期待できるが、未開繊の大き
な綿塊がテーカインローラからシリンダに移行されてく
ると、大きな綿塊が固定フラットの部分で把持されるこ
とになり、シリンダ上の繊維に斑を作ったり、場合によ
っては大きな塊が固定フラットに詰まって、シリンダ針
布、固定フラット針布を損傷する危険があった。
固定フラットの作用面が面と面で対応しており、作用範
囲は広く、開繊作用は十分期待できるが、未開繊の大き
な綿塊がテーカインローラからシリンダに移行されてく
ると、大きな綿塊が固定フラットの部分で把持されるこ
とになり、シリンダ上の繊維に斑を作ったり、場合によ
っては大きな塊が固定フラットに詰まって、シリンダ針
布、固定フラット針布を損傷する危険があった。
また、固定フラットに供給される繊維の量が不規則であ
れば、不規則状態のまま予備開繊されて排出され、固定
フラットに供給される繊維の量が一定でない場合には機
台から紡出されるスライバに斑が生ずることになるとい
う不具合があった。
れば、不規則状態のまま予備開繊されて排出され、固定
フラットに供給される繊維の量が一定でない場合には機
台から紡出されるスライバに斑が生ずることになるとい
う不具合があった。
本考案はこのような従来装置の問題点を解消し、予備開
繊効果が大きく、斑のない高品質のスライバを生産でき
る梳綿機における予備開繊装置を提供することを目的と
したものであり、シリンダとテーカインローラの双方に
近接してコントロールローラを配設するとともに、該コ
ントロールローラを覆うカバーと連結するリターンカバ
ーをフィードローラ迄延出させ、前記コントロールロー
ラと回転フラットとの間のシリンダ表面に面して固定予
備開繊部材を配設し、前記コントロールローラとテーカ
インローラ間のゲージGl、前記コントロールローラと
シリンダ表面間のゲージG3、前記固定予備開繊部材と
シリンダ表面間のゲージG2をG 1< G 2 <
G 3なる関係に設定したことを要旨とするもので゛あ
る。
繊効果が大きく、斑のない高品質のスライバを生産でき
る梳綿機における予備開繊装置を提供することを目的と
したものであり、シリンダとテーカインローラの双方に
近接してコントロールローラを配設するとともに、該コ
ントロールローラを覆うカバーと連結するリターンカバ
ーをフィードローラ迄延出させ、前記コントロールロー
ラと回転フラットとの間のシリンダ表面に面して固定予
備開繊部材を配設し、前記コントロールローラとテーカ
インローラ間のゲージGl、前記コントロールローラと
シリンダ表面間のゲージG3、前記固定予備開繊部材と
シリンダ表面間のゲージG2をG 1< G 2 <
G 3なる関係に設定したことを要旨とするもので゛あ
る。
以下、本考案の実施例を図面について説明する。
図中1は機台フレーム、2はラップを供給するフィード
ローラ、3はテーカインローラ、4はシリンダ、5はド
ツファ、6はシリンダ4の上部に配設された回転フラッ
トであり、従来の梳綿機と同様に構成され、作用する。
ローラ、3はテーカインローラ、4はシリンダ、5はド
ツファ、6はシリンダ4の上部に配設された回転フラッ
トであり、従来の梳綿機と同様に構成され、作用する。
7はテーカインローラ3表面との間にゲージG□を有し
、かつシリンダ4表面との間にゲージG3を有して配設
されたコントロールローラ、8a、8b、8Cはコント
ロールローラ7と回転フラット6間のシリンダ4表面に
対抗してそれぞれゲージG2a、G2b、G2Cを有し
て配設された固定子備間繊部材としての固定フラットで
ある。
、かつシリンダ4表面との間にゲージG3を有して配設
されたコントロールローラ、8a、8b、8Cはコント
ロールローラ7と回転フラット6間のシリンダ4表面に
対抗してそれぞれゲージG2a、G2b、G2Cを有し
て配設された固定子備間繊部材としての固定フラットで
ある。
さらに9 a 、9 bはシリンダ4の表面に対抗して
設けられた空気流を制御するためのバックシート、10
はコントロールローラ7、テーカインローラ3、および
フィードローラ2を被い、コントロールローラ7からの
戻り繊維をフィードローラ2に戻すためのリターンカバ
ーで゛ある。
設けられた空気流を制御するためのバックシート、10
はコントロールローラ7、テーカインローラ3、および
フィードローラ2を被い、コントロールローラ7からの
戻り繊維をフィードローラ2に戻すためのリターンカバ
ーで゛ある。
なお、コントロールローラ7表面に巻付けられたワイヤ
の形状(第1表)および前述した各ゲージ(第2表)の
好適値は次に示す通りである。
の形状(第1表)および前述した各ゲージ(第2表)の
好適値は次に示す通りである。
上記の表から明らかなように、本考案のコントロールロ
ーラ7は過剰繊維に対するリターン機能を増大するため
に、ワイヤの歯の高さH1歯の深さD、働角αを大きく
シ、歯のピッチPを拡げて、戻し繊維の収容量を増大す
るように構成するとともに、各ゲージをGl<G2<G
3なる関係に設定したものである。
ーラ7は過剰繊維に対するリターン機能を増大するため
に、ワイヤの歯の高さH1歯の深さD、働角αを大きく
シ、歯のピッチPを拡げて、戻し繊維の収容量を増大す
るように構成するとともに、各ゲージをGl<G2<G
3なる関係に設定したものである。
このように構成された本考案装置ではテーカインローラ
3からシリンダ4に受は渡される繊維の中に大きな綿塊
が存在してもコントロールローラ7により大きな綿塊を
テーカインローラ3側ヘリターンされるとともに過剰繊
維もテーカインローラ3側ヘリターンされ、一定量の繊
維が固定フラン1〜8a、8b、8Cに供給されること
になり、固定フランh8a、8b、8Cで十分な予備開
繊作用が行なわれることになる。
3からシリンダ4に受は渡される繊維の中に大きな綿塊
が存在してもコントロールローラ7により大きな綿塊を
テーカインローラ3側ヘリターンされるとともに過剰繊
維もテーカインローラ3側ヘリターンされ、一定量の繊
維が固定フラン1〜8a、8b、8Cに供給されること
になり、固定フランh8a、8b、8Cで十分な予備開
繊作用が行なわれることになる。
従って、本考案はコントロールローラ7により固定フラ
ン1−8a、8b、8Cに供給される繊維量を一定にコ
ントロールして供給し、固定フラット8a、8b、8C
により十分な予備開繊作用を行なわせることが可能とな
り、シリンダ4と回転フラット6間での開繊機能が一段
と向上する結果を生起するものであり、斑のない高品質
のスライバを生産できる効果を奏する。
ン1−8a、8b、8Cに供給される繊維量を一定にコ
ントロールして供給し、固定フラット8a、8b、8C
により十分な予備開繊作用を行なわせることが可能とな
り、シリンダ4と回転フラット6間での開繊機能が一段
と向上する結果を生起するものであり、斑のない高品質
のスライバを生産できる効果を奏する。
特に各ゲージをG1<G2<G3なる関係に設定したこ
とはコントロールローラ7にリターン機能が増大するば
かりでなく、綿で対抗するコントロールローラ7とシリ
ンダ4表面との間で、シリンダ4上の繊維に対して局部
的な開繊作用を生起し、有効繊維を切断する不具合を防
止できるとともに、固定フラン1−8a、8b、8Cと
シリンダ4表面とのゲージG2を従来のゲージに比較し
て小さく設定できることになり、固定フラット8a、8
b、scによる予備開繊機能が一段と向上する効果を奏
するものである。
とはコントロールローラ7にリターン機能が増大するば
かりでなく、綿で対抗するコントロールローラ7とシリ
ンダ4表面との間で、シリンダ4上の繊維に対して局部
的な開繊作用を生起し、有効繊維を切断する不具合を防
止できるとともに、固定フラン1−8a、8b、8Cと
シリンダ4表面とのゲージG2を従来のゲージに比較し
て小さく設定できることになり、固定フラット8a、8
b、scによる予備開繊機能が一段と向上する効果を奏
するものである。
また、コントロールローラ7のリターン機能により大き
な綿塊が固定フラット8 a 、8 b 、8 Cに供
給されないため、固定フラン)8a、8b、8Cの幅方
向に取付は歪が生じないという実用上の見逃し難い有効
な効果をも奏する。
な綿塊が固定フラット8 a 、8 b 、8 Cに供
給されないため、固定フラン)8a、8b、8Cの幅方
向に取付は歪が生じないという実用上の見逃し難い有効
な効果をも奏する。
なお、本考案は前記実施例に限らず次のように構成する
ことも可能である。
ことも可能である。
■ 固定フラットを3本に限らず、1本以上適宜選択す
ること。
ること。
■ 固定フラットを予備開繊機能を備えたシートに変更
すること。
すること。
図は本考案の実施例を示し、第1図は全体側面図、第2
図はその要部拡大側面図である。 3・・・・・・テーカインローラ、4・・・・・・シリ
ンダ、5・・・・・・ドツファ、6・・・・・・回転フ
ラット、7・・・・・・コントロールローラ、8a、8
b、8C・・・・・・固定フラット。
図はその要部拡大側面図である。 3・・・・・・テーカインローラ、4・・・・・・シリ
ンダ、5・・・・・・ドツファ、6・・・・・・回転フ
ラット、7・・・・・・コントロールローラ、8a、8
b、8C・・・・・・固定フラット。
Claims (1)
- シリンダとテーカインローラの双方に近接してコントロ
ールローラを配設するとともに、該コントロールローラ
を覆うカバーと連結するリターンカバーをフィードロー
ラ迄延出させ、前記コントロールローラと回転フラット
との間のシリンダ表面に面して固定予備開繊部材を配設
し、前記コントロールローラとテーカインローラとの間
のゲージGl、コントロールローラとシリンダ表面との
間のゲージG3、前記固定予備開繊部材とシリンダ表面
との間のゲージG2のとき、それらGl<G2<G3な
る関係に設定したことを特徴とする梳綿機における予備
開繊装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7511778U JPS5837962Y2 (ja) | 1978-06-01 | 1978-06-01 | 梳綿機における予備開繊装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7511778U JPS5837962Y2 (ja) | 1978-06-01 | 1978-06-01 | 梳綿機における予備開繊装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54181113U JPS54181113U (ja) | 1979-12-21 |
JPS5837962Y2 true JPS5837962Y2 (ja) | 1983-08-27 |
Family
ID=28989267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7511778U Expired JPS5837962Y2 (ja) | 1978-06-01 | 1978-06-01 | 梳綿機における予備開繊装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5837962Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-06-01 JP JP7511778U patent/JPS5837962Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54181113U (ja) | 1979-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4523350A (en) | Carder for manufacturing non-woven, formed fabric from fibrous substances | |
US20040088829A1 (en) | Modified worker operation in textile carding | |
US4723343A (en) | Method and apparatus of carding | |
JPS5837962Y2 (ja) | 梳綿機における予備開繊装置 | |
US3081499A (en) | Fiber integrating apparatus | |
EP0271677A3 (en) | Carding machine for making a fibre fleece | |
JPH0261112A (ja) | 全鋼製鋸歯針布 | |
JP4294750B2 (ja) | フィードローラと少なくとも1つのテーカインとを有するカードにおける装置 | |
US4258454A (en) | Apparatus for feeding fibres to a carding machine | |
US3095614A (en) | Fiber transfer devices | |
JPH017732Y2 (ja) | ||
US2992458A (en) | Absorbent cotton balls and method and apparatus for making the same | |
JPS6042291B2 (ja) | ウエブ剥取装置 | |
DE593357C (de) | Verfahren zur Bandbildung und zum Vorbereiten des Fasergutes in der Baumwollspinnerei | |
CN219032490U (zh) | 一种便于清理飞絮的双锡林梳理机 | |
US2377924A (en) | Sliver pan | |
CN212741618U (zh) | 一种梳理机 | |
CN215800100U (zh) | 一种生产纺织纱线防打结梳理设备 | |
JPS6366327A (ja) | カ−ディング装置 | |
JPH05295646A (ja) | ランダムウェブの製造装置 | |
JPS6018438Y2 (ja) | ロ−ラカ−ドのウエップ蓄積装置 | |
JP2706741B2 (ja) | ベールブレーカー | |
JPH0133651Y2 (ja) | ||
US1061327A (en) | Machine for working cotton-waste. | |
Miller et al. | Design of the SRRL granular card |