JPS5837901B2 - フアイバ−ボ−ドノ セイゾウホウホウ - Google Patents

フアイバ−ボ−ドノ セイゾウホウホウ

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Publication number
JPS5837901B2
JPS5837901B2 JP15124175A JP15124175A JPS5837901B2 JP S5837901 B2 JPS5837901 B2 JP S5837901B2 JP 15124175 A JP15124175 A JP 15124175A JP 15124175 A JP15124175 A JP 15124175A JP S5837901 B2 JPS5837901 B2 JP S5837901B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mat
layer
fibers
fiberboard
fiber
Prior art date
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Expired
Application number
JP15124175A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5276385A (en
Inventor
満三 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noda Plywood Mfg Co Ltd
Original Assignee
Noda Plywood Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noda Plywood Mfg Co Ltd filed Critical Noda Plywood Mfg Co Ltd
Priority to JP15124175A priority Critical patent/JPS5837901B2/ja
Publication of JPS5276385A publication Critical patent/JPS5276385A/ja
Publication of JPS5837901B2 publication Critical patent/JPS5837901B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は壁材、床材、天井材などの建材や家具、電気製
品のキャビネットなどに使用する強度の大きいファイバ
ーボードの製造方法に関するものである。
その構成の要旨とするところは、全表面に繊維配列の乱
れによる凹凸面1(以下単に「凹凸面1」という。
)を形威した細かいファイバーからなる下層マット1上
に、(第1図)全表面に同じく繊維配列の乱れによる凹
凸面3(以下単に「凹凸面3」という。
)を形威した粗なファイバーからなる中層マット4を積
層し、(第2図)さらにその上から表面平坦な細かいフ
ァイバーからなる上層マット6を積層した後、(第3図
)ファイバーに添加された結合剤を介して前記三層マツ
}2 , 4.6を熱圧硬化させる、(第4図)ファイ
バーボード7の製造方法に存するものである。
従来、木材廃材、小径木等を有効利用し且つ表裏が緻密
平滑であり塗装性に優れた厚くて機械的強度の大きなフ
ァイバーボードを製造するために、良質の木材チップを
解繊して、結合剤を添加した細かいファイバーを用いて
形成した下層マットの厚みを規制し、表面を平坦にした
後、比較的低質の木材チップを解繊し結合剤を添加した
粗なファイバーを一定厚みに積層後表面を平坦にして中
層マットを形成し、その上から良質の木材チップを解繊
して結合剤を添加した細かいファイバーを一定厚みに積
層後表面を平坦にして上層マットを形成し、前記三層構
造のファイバーマットを表面平滑な熱盤の間に挿入して
、熱圧硬化させるファイバーボードの製造方法は公知で
ある。
しかし、上記の方法では下層マットと中層マットの厚み
規制と表面平坦化のために高速回転のカッターと吸引装
置とを結合して戒るシエイブオフローターで下層マット
と中層マットの表面を加工するために三層ファイバーボ
ードの下層と中層、中層と上層の間のファイバー相互の
ファイバーの絡み合いが極めて弱いために、三層ファイ
バーボードの熱圧硬化後の最終製品においても、ファイ
バーボードの板面に垂直方向の曲げ応力が加わると下層
と中層、中層と上層の間で層間剥離を起こし易い欠点を
有していた。
またシエイブオフローターにより表面を平坦にしないで
凹凸面のまSとして下層、中層、上層マットをつぎつぎ
に積層することも考えられるが、この場合、各々の層の
マットのファイバーの構成比が変化し易くなる。
このため成板後、吸湿などによる伸びの差が生じてそり
を生じ易くなり好ましくない。
本発明は上記従来技術の欠点を解消し、上中下層マット
の各層間の結合力の強い層間剥離の起り難い三層ファイ
バーボード7を得る製造方法を提供することを目的とす
るものである。
以下に、本発明の詳細な構戒について述べる。
まず、ラワン、スギ等の合板端材、製材端材等をチツパ
ーによりチップ化した後、蒸煮して木材繊維の結合力を
弱めてから、ダブル・ディスク・リファイナー,メイソ
ナイトガン等の解繊機により細かいファイバーにチップ
を解繊すると同時に各々のファイバーの表面にフェノー
ル樹脂接着剤、メラミン樹脂接着剤等の結合剤とパラフ
ィン、ワックス、ロジン等の撥水剤ないし耐水性付与剤
をスプレーないし含浸等によって点状ないし全面に塗布
した後、フエルテイングボックスの上方から均一に散布
し下方で吸引されつつ移動する目の細かいワイヤメッシ
ュスクリーンコンベヤー上にフエルト状に堆積させてか
ら、シエイブオフローターにより所望の厚みのフエルト
状下層マットを形或した後、このマットの表面を円筒表
面に多数の針状突起を有するピツカーロールや、同軸上
に多数の丸鋸刃を装着した複合丸鋸や、シリンダーの表
面に所望の突状模様を有するエンボス機械、回転中空円
筒の表面に多数の孔部を穿設し軸心部より吸引する構造
のバキュームシリンダー,シャフトの周辺に無数のワイ
ヤーや剛毛を植設したブラッシングローラー等のマット
表面処理機械を用いてマットの全表面に無数のマットの
掻き飛ばしや、表層の切断、エンボス、毛羽立たせ等に
より繊維の乱れを生ぜしめ無数の凹凸面1を形成する。
この場合従来シエーブオフローダーの行っていたマット
の厚み規制も同時に行い得る。
次にこの表面処理を施した下層マット2の上面に腐朽材
や危心材の低質木材のチップを原料として前記の下層マ
ット2の形或と同様の工程で表面凹凸面3とする加工処
理を施した中層マット4を形或する。
ただし中層マット4のファイバーの寸法は、表裏の場合
と異なり塗装の必要がないために特に緻密にする必要が
ないことと、ファイバーボードの比重を低下させて軽く
て取り扱い容易にすると同時に結合剤の含有率を減らし
て、鋸や鉋等の刃物の摩耗を減少させ、さらにダブルデ
ィスクリファイナーの電力や刃物の摩耗を減少させる等
の目的のために、下層のファイバー寸法より大きくかつ
粗にすると良い。
次に、表面処理加工を施した中層マット4の上層から前
記下層マット2用細ファイバーの製造工程と同様の工程
で製造した細かいファイバーで上層用マット5を一定厚
みに形或後、シエイブオフローターで表面を平坦面5に
加工する。
このようにして下層、中層、上層マット2 , 4.6
は物理的に形成された凹凸面1,3の形状によって各層
間の繊維が互いに入り組んでフエルテイングされること
になる。
そして熱圧々締時の押圧によって前記入り組んだ繊維が
凹凸面1,3の間に入り込むことにより各層の繊維のか
らみ合いが達或でき、各層のマツ}2,4.6が結合さ
れる。
かつ添加された接着剤がこれらの繊維の結合状態におい
て硬化する。
更に、表面にプリントや焼吋け塗装を施す場合には、上
層用マットの表面に極く微細な木繊維を薄く層状に散布
して、全体で4層構造のファイバーボードとすると、表
面がより一層緻密になり、インキや塗料の過度の吸収を
防止することができる。
次に、前記多層構造のマットを両面が平滑な熱盤又は、
両面又は片面にエンボスプレートを有する熱盤の間に挿
入して、該マットを加熱圧縮しマット中の結合剤を硬化
させて所望の両面平坦ないし少くとも片面に浮き彫り模
様のあるファイバーボードを得る。
なお本発明方法の構成は主に木質ファイバーボードにつ
いて述べたが、多層構造のガラスファイバーボードやロ
ックウールボードなどについても同様に適用することが
できる。
本発明方法の作用効果を要約すれば次の通りである。
■ 本発明方法は従来の製造装置をそのま\利用でき、
かつ従来と同様の材料で、しかも従来のファイバーボー
ドなどの特質を失うことなく、上中下層マット2,4,
6の層間剥離を防ぐことができる。
すなわち経済的合理性が高い。■ 各層間は繊維のから
み合いによって結合されているので、板面に垂直方向の
曲げ応力が作用しても剥離し難い。
〔実施例〕
表面に高低差7%で5〜10%間隔で全表面上?CJ[
.数の針状凹凸面1を有する細かい木質ファイバーの下
層マット2を厚み30%で形成し、その上に表面に高低
差5%で5〜10%間隔で全表面上に無数の針状凹凸面
3を有する粗い木質ファイバーの中層マット4を厚み4
0%に積層する。
さらにその上に表面平滑な細いファイバーからなる上層
マット6を厚み30駕に積層した後、この三層マットを
あらかじめファイバー上に添加してあるフェノール樹脂
接着剤を介して第1段階で180kg/で30秒、第2
段階で4砧ク2crl
cmで110秒間熱圧硬化させて厚さ9%、比重0.9
2、曲げ強度450kg/=の三層ファイバーCれ ボードγを得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は下層マットの斜視図、第2図は下、中層積層マ
ットの斜視図、第3図は下、中、上層3層積マットの斜
視図、第4図は熱圧硬化後の3層ファイバーボードの斜
視図である。 1・・・・・・凹凸面、2・・・・・・下層マット、3
・・・・・・凹凸面、4・・・・・・中層マット、5・
・・・・・平坦面、6・・・・・・上層マット、7・・
・・・・ファイバーマット。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 表面に繊維配列の乱れによる凹凸面1を形或する細
    かいファイバーの下層マット2を構成し、該下層マット
    2の表面に同じく繊維配列の乱れによる凹凸面3を形成
    する粗なファイバーの中層マット4を積層し、その際中
    層マット4の繊維は前記凹凸面1に食い込むように堆積
    されており、その上に表面平坦な細かいファイバーから
    なる上層マット6を同様積層した後、 この三層マット2,4.6をあらかじめファイバーに添
    加されている結合剤を介して熱圧硬化する、 ことを特徴とする三層ファイバーボードの製造方法。
JP15124175A 1975-12-20 1975-12-20 フアイバ−ボ−ドノ セイゾウホウホウ Expired JPS5837901B2 (ja)

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JP15124175A JPS5837901B2 (ja) 1975-12-20 1975-12-20 フアイバ−ボ−ドノ セイゾウホウホウ

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JP15124175A JPS5837901B2 (ja) 1975-12-20 1975-12-20 フアイバ−ボ−ドノ セイゾウホウホウ

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Publication Number Publication Date
JPS5276385A JPS5276385A (en) 1977-06-27
JPS5837901B2 true JPS5837901B2 (ja) 1983-08-19

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JP15124175A Expired JPS5837901B2 (ja) 1975-12-20 1975-12-20 フアイバ−ボ−ドノ セイゾウホウホウ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59105647U (ja) * 1982-12-29 1984-07-16 三菱マテリアル株式会社 カムシヤフト

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WO2005023499A1 (en) * 2003-09-09 2005-03-17 John Gorman Particle board

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JPS59105647U (ja) * 1982-12-29 1984-07-16 三菱マテリアル株式会社 カムシヤフト

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JPS5276385A (en) 1977-06-27

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