JPS583746B2 - バッチ式振動ミルにおける粉砕筒 - Google Patents
バッチ式振動ミルにおける粉砕筒Info
- Publication number
- JPS583746B2 JPS583746B2 JP54092936A JP9293679A JPS583746B2 JP S583746 B2 JPS583746 B2 JP S583746B2 JP 54092936 A JP54092936 A JP 54092936A JP 9293679 A JP9293679 A JP 9293679A JP S583746 B2 JPS583746 B2 JP S583746B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crushing
- tube
- hole
- powder
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Crushing And Grinding (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はバッチ式振動ミルにおける粉砕筒に関する。
物を粉砕する場合、各種の機械、装置類が使用されるが
、粉砕後の粉砕物(以下粉体と略す)を比較的粒度の細
かいものとする場合には、一般的に振動ミルが使用され
る。
、粉砕後の粉砕物(以下粉体と略す)を比較的粒度の細
かいものとする場合には、一般的に振動ミルが使用され
る。
そして、その粉体が極めて粒度の細かいものである場合
又は粉砕と混合とを兼用させる必要のある場合には、粉
砕時間が制限されること等から、連続式ではなく、バッ
チ式の振動ミルが使用される。
又は粉砕と混合とを兼用させる必要のある場合には、粉
砕時間が制限されること等から、連続式ではなく、バッ
チ式の振動ミルが使用される。
バッチ式振動ミルは、一定量の被粉砕物を粉砕筒内に投
入して一定時間粉砕し、粉体を排出するという1バツチ
毎の繰り返し操作を行うのであるが、従来、その排出は
、粉砕筒を反転させて、粉体が飛散しないような防止手
段を施しつつ、粉砕筒内の粉砕用ボールと粉体とを分離
して受器に回収するものであった。
入して一定時間粉砕し、粉体を排出するという1バツチ
毎の繰り返し操作を行うのであるが、従来、その排出は
、粉砕筒を反転させて、粉体が飛散しないような防止手
段を施しつつ、粉砕筒内の粉砕用ボールと粉体とを分離
して受器に回収するものであった。
しかし、かかる従来のものでは、粉砕筒の反転、飛散防
止手段の実施、排出、粉砕筒の復転等の一連の操作に相
当の労力と時間を要し、飛散防止手段を施しても、充分
には粉体の飛散防止を図れないために、歩留を低下させ
、作業環境を悪化させ、特にそれが有害な粉体、酸化さ
れ発火し易い粉体等の場合には、重大な問題を惹起して
いた。
止手段の実施、排出、粉砕筒の復転等の一連の操作に相
当の労力と時間を要し、飛散防止手段を施しても、充分
には粉体の飛散防止を図れないために、歩留を低下させ
、作業環境を悪化させ、特にそれが有害な粉体、酸化さ
れ発火し易い粉体等の場合には、重大な問題を惹起して
いた。
本発明は、従来のかかる欠点に鑑みて、これを解消する
べく、密閉系内で効果的に、いわば半連続的に粉体を排
出することのできる粉砕筒を提供するものである。
べく、密閉系内で効果的に、いわば半連続的に粉体を排
出することのできる粉砕筒を提供するものである。
以下、図面に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
第1図は従来のバッチ式振動ミルを例示する側面図であ
るが、一般にバッチ式振動ミルは、スプリング7により
基台8に支持される、粉砕筒本体1とカバー9とによっ
て大略構成される粉砕筒に、駆動用モーター2の回転力
が自在継手3、不平衡重垂4、駆動軸5及び保護管6等
を介して、一定の振動する略円運動を与えるように構成
されている。
るが、一般にバッチ式振動ミルは、スプリング7により
基台8に支持される、粉砕筒本体1とカバー9とによっ
て大略構成される粉砕筒に、駆動用モーター2の回転力
が自在継手3、不平衡重垂4、駆動軸5及び保護管6等
を介して、一定の振動する略円運動を与えるように構成
されている。
そして、予め多数の粉砕用ボールが充填された前記粉砕
筒内において、バルブ20、緩衝部材30を介して投入
される被粉砕物を、浮遊するが如き略円運動を伴う多数
の粉砕用ボールによる粉砕筒本体の内周面等に対する激
しい衝突によって粉砕し粉体とする。
筒内において、バルブ20、緩衝部材30を介して投入
される被粉砕物を、浮遊するが如き略円運動を伴う多数
の粉砕用ボールによる粉砕筒本体の内周面等に対する激
しい衝突によって粉砕し粉体とする。
本発明は、粉砕それ自体を第一義的とする振動ミルの叙
上の如き粉砕機構をそのまま生かして最大限に利用する
もので、第2図は本発明に係る粉砕筒の一実施例を示す
縦方向切断部端面図である。
上の如き粉砕機構をそのまま生かして最大限に利用する
もので、第2図は本発明に係る粉砕筒の一実施例を示す
縦方向切断部端面図である。
粉砕筒本体10のカバー12に被粉砕物投入孔13、気
体導入孔14及び排出孔15が穿設され、その各々に緩
衝部材30,31、32を介してバルブ20,21、2
2が取付けられている。
体導入孔14及び排出孔15が穿設され、その各々に緩
衝部材30,31、32を介してバルブ20,21、2
2が取付けられている。
そして、前記粉砕筒本体10には、前記気体導入孔14
を区画する如く、その内周面に沿って発端が粉砕筒内の
粉砕用ボール16の群内に突出するように導入板17が
設けられ、導入される気体が粉体を吹き上げるように構
成されている。
を区画する如く、その内周面に沿って発端が粉砕筒内の
粉砕用ボール16の群内に突出するように導入板17が
設けられ、導入される気体が粉体を吹き上げるように構
成されている。
本発明に係る粉砕筒は、気体導入孔から導入される気体
が粉体を吹き上げるように構成されているため、気体の
具体的導入は、排出孔から気体を吸引しても、気体導入
孔から気体を圧入しても、又はこれらの両者を併用して
もよく、いずれの場合でも導入される気体が気体導入孔
から排出孔へ短絡することはない。
が粉体を吹き上げるように構成されているため、気体の
具体的導入は、排出孔から気体を吸引しても、気体導入
孔から気体を圧入しても、又はこれらの両者を併用して
もよく、いずれの場合でも導入される気体が気体導入孔
から排出孔へ短絡することはない。
そして、かかる気体の導入は、粉砕筒内の粉体の回動方
向に沿って気体を均一かつ広幅に導入するのがよい。
向に沿って気体を均一かつ広幅に導入するのがよい。
振動ミルの前述の如き粉砕機構により第一義的に粉砕を
行った後で、バルブ20を閉とし、バルブ21及びバル
ブ22を開として、粉砕筒を振動させつつ、前記気体導
入孔より導入される気体とともに、前記排出孔から粉体
を排出するが、第3図に示すように、被粉砕物投入孔と
排出孔とを、1つの緩衝部材33を介して取付け、各々
にバルブ20 .23を設けることもできる。
行った後で、バルブ20を閉とし、バルブ21及びバル
ブ22を開として、粉砕筒を振動させつつ、前記気体導
入孔より導入される気体とともに、前記排出孔から粉体
を排出するが、第3図に示すように、被粉砕物投入孔と
排出孔とを、1つの緩衝部材33を介して取付け、各々
にバルブ20 .23を設けることもできる。
従来は、粉砕を終了した段階で粉砕筒の振動を停止して
反転させ、下方位置となる前記被粉砕物投入孔から、こ
こに粉体の飛散防止手段を施しつつ受器を取付け、粉砕
筒本体とカバーとの間に介設された多孔皿により粉体と
粉砕用ボールとを分離しつつ粉体を自重で排出するので
あったが、本発明によれば、粉砕筒の振動はそのままで
、これを反転させる必要もなく、また不充分な飛散防止
手段の実施及び排出後の粉砕筒の復転の必要もなく、さ
らに粉砕筒内に分離用の多孔皿を介設させる必要もなく
、粉体を排出できる。
反転させ、下方位置となる前記被粉砕物投入孔から、こ
こに粉体の飛散防止手段を施しつつ受器を取付け、粉砕
筒本体とカバーとの間に介設された多孔皿により粉体と
粉砕用ボールとを分離しつつ粉体を自重で排出するので
あったが、本発明によれば、粉砕筒の振動はそのままで
、これを反転させる必要もなく、また不充分な飛散防止
手段の実施及び排出後の粉砕筒の復転の必要もなく、さ
らに粉砕筒内に分離用の多孔皿を介設させる必要もなく
、粉体を排出できる。
そして、かかる排出は、前記のように、気体を吸引して
も、気体を圧入しても、又はこれらを併用しても可能で
あるが、好ましくは、粉砕筒内が揚圧状態にならないよ
うに、前記排出孔から吸引する方法が粉砕筒内における
粉砕用ボール群内の粉体の排出を容易にするため、効果
的である。
も、気体を圧入しても、又はこれらを併用しても可能で
あるが、好ましくは、粉砕筒内が揚圧状態にならないよ
うに、前記排出孔から吸引する方法が粉砕筒内における
粉砕用ボール群内の粉体の排出を容易にするため、効果
的である。
第4図は気体として窒素ガスを使用した場合の粉砕筒、
窒素ガス源40、サイクロン41、フィルター42及び
ブロワー43等の関連を例示する系統図であるが、本発
明によれば、粉体の排出は完全に密閉系内において実施
することができる。
窒素ガス源40、サイクロン41、フィルター42及び
ブロワー43等の関連を例示する系統図であるが、本発
明によれば、粉体の排出は完全に密閉系内において実施
することができる。
しかも、これを第5図に例示するように、投入イ、粉砕
口、排出ハの時間配分で複数のバッチ式振動ミルA−D
を系統づければ、これらが一系統のサイクロン、フィル
ター、ブロアー等の回収装置で半連続的に粉体を回収で
きる。
口、排出ハの時間配分で複数のバッチ式振動ミルA−D
を系統づければ、これらが一系統のサイクロン、フィル
ター、ブロアー等の回収装置で半連続的に粉体を回収で
きる。
勿論、各種の制御機器によりこれらを自動化することは
容易であるし、必要があれば、系統内に粒度調整用の分
級装置等を設け、粗砕物を返送することも可能である。
容易であるし、必要があれば、系統内に粒度調整用の分
級装置等を設け、粗砕物を返送することも可能である。
以上説明した通りであるから、本発明には、バッチ式振
動ミルにおける粉体の排出を、粉砕それ自体を第一義的
とする振動ミルの粉砕機構に何らの悪影響を及ぼすこと
なく、その粉砕機構を最大限に利用して、安全で良好な
作業環境下に効率的に行うことができる効果がある。
動ミルにおける粉体の排出を、粉砕それ自体を第一義的
とする振動ミルの粉砕機構に何らの悪影響を及ぼすこと
なく、その粉砕機構を最大限に利用して、安全で良好な
作業環境下に効率的に行うことができる効果がある。
第1図は従来のバッチ式振動ミルを例示する側面図、第
2図は本発明に係る粉砕筒の一実施例を示す縦方向切断
部端面図、第3図は被粉砕物投入孔と排出孔とを併合し
たものを例示する部分断面図、第4図は本発明に係る粉
砕筒を具備するバッチ式振動ミルと他の装置類との関連
を例示する系統図、第5図は半連続化のための時間配分
を例示する図である。 10・・・・・・粉砕筒本体、12・・・・・・カバー
、13・・・・・・被粉砕物投入孔、14・・・・・・
気体導入孔、15・・・・・・排出孔、17・・・・・
・導入板。
2図は本発明に係る粉砕筒の一実施例を示す縦方向切断
部端面図、第3図は被粉砕物投入孔と排出孔とを併合し
たものを例示する部分断面図、第4図は本発明に係る粉
砕筒を具備するバッチ式振動ミルと他の装置類との関連
を例示する系統図、第5図は半連続化のための時間配分
を例示する図である。 10・・・・・・粉砕筒本体、12・・・・・・カバー
、13・・・・・・被粉砕物投入孔、14・・・・・・
気体導入孔、15・・・・・・排出孔、17・・・・・
・導入板。
Claims (1)
- 1 駆動用モーターの回転力が自在継手、不平衡重垂、
駆動軸及び保護管等を介して、一定の振動する略円運動
を与えるバッチ式振動ミルにおける粉砕筒であって、該
粉砕筒が粉砕筒本体とカバーとを備え、該カバーには、
各々が緩衝部材を介してその開閉が調整されうる、被粉
砕物投入孔、気体導入孔及び排出孔が設けられ、また前
記粉砕筒本体には、前記気体導入孔を区画する如く、そ
の内周面に沿って先端が予め充填されている粉砕用ボー
ルの群内に突出するように導入板が設けられていて、粉
砕後の粉砕物を、粉砕筒を振動させつつ、前記導入板に
より前記気体導入孔から前記粉砕筒本体の内周面に沿い
且つ粉砕物の回動方向に沿って前記粉砕用ボールの群内
に導入される気体によって排出するようにして成るバッ
チ式振動ミルにおける粉砕筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54092936A JPS583746B2 (ja) | 1979-07-21 | 1979-07-21 | バッチ式振動ミルにおける粉砕筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54092936A JPS583746B2 (ja) | 1979-07-21 | 1979-07-21 | バッチ式振動ミルにおける粉砕筒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5617647A JPS5617647A (en) | 1981-02-19 |
JPS583746B2 true JPS583746B2 (ja) | 1983-01-22 |
Family
ID=14068359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54092936A Expired JPS583746B2 (ja) | 1979-07-21 | 1979-07-21 | バッチ式振動ミルにおける粉砕筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS583746B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6454742U (ja) * | 1987-09-30 | 1989-04-04 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60122058A (ja) * | 1983-12-05 | 1985-06-29 | 三井東圧化学株式会社 | 粉砕方法 |
JPS6311962U (ja) * | 1986-07-11 | 1988-01-26 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55155750A (en) * | 1979-05-22 | 1980-12-04 | Tdk Electronics Co Ltd | Method and device for crushing pulverulent body |
-
1979
- 1979-07-21 JP JP54092936A patent/JPS583746B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55155750A (en) * | 1979-05-22 | 1980-12-04 | Tdk Electronics Co Ltd | Method and device for crushing pulverulent body |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6454742U (ja) * | 1987-09-30 | 1989-04-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5617647A (en) | 1981-02-19 |
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