JPS583724Y2 - 育成苗運搬機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は甜菜糖などの育成苗運搬機に関するものである
。

従来の６苗ずらし作業”はフォークをポットと床面の間
に差し込んで、ポットを三分割して移動する方法が取ら
れていた。

しかしこの方法はその操作が煩雑であるばかりでなく、
苗の損傷なども多かった。

本考案はこのような従来技術の問題点を解決することを
目的とするものである。

すなわち本考案は以下述べるように両車軸１６．１６の
軸を中心Ｅこ組込まれたポット巾（約１１６ｃｍ）のフ
ォーク４を育成苗のポット１７の下面１こ差込み、しか
る後、フォーク４上のポット１１を把手フレーム１に力
を加え６てこ”の応用ｌこより押上げ、−行程で１冊の
ポット１１を所定の場所に移動する。

育成苗運搬機に関するものである。

本考案苗運搬機はこのようｌこして育成苗を痛めること
なく一工程で育成苗のポット１１の所定箇所への移動を
可能にしたものである。

（実施例の説明） 以下図面ｌこ記載された本考案苗運搬機の実施例につい
て説明する。

鉋１図は本考案苗運搬機の飼視図を示している。

図面において、横フレーム３上に門型フレーム２が立設
されるとともに、把手フレーム１が固定されている。

また門型フレーム２前面には数本のフォーク４゜４・・
・・・・が固着されている。

また門型フレーム２の両側ｌこ固定された車輪取付板１
０，１０には両側車輪１６．１６が、それぞれ独立して
回転自在に取り付けられる。

フォーク４の上には苗押込板１が載置され、リンク５，
６１こより、苗押込板γはフォーク４上を前後進する。

リンク８，９は第２連結棒１３に枢着され、リンク８，
９の他端はそれぞれ門型フレーム２の上辺および苗押込
板Ｔの取付板１９後端に枢着される。

したがって第２連結棒１３を飼前方に足で押せば、苗押
込板ｌはフォーク４上を前進する。

横フレーム３にはリンク５が枢着され、該リンク５は第
１連結棒１２にリンク６とともに枢着される。

リンク５，６はスプリングＳ（第１図）によりその足を
すぼめる方向にけん引される。

リンク６の下端はストッパＩＨこ枢着される。

ストッパ１１には引上げバー１４が固定され、常時はぶ
らつかないように、把手フレーム１上端に係止されてい
る。

したがって第１連結棒１２を足ｆで踏めば、フォーク４
はストッパ１１を固定点として前進する。

１５は把手フレーム１のフックである。

１１は育成苗のポット、１８は車軸である。

（本考案の作用の説明） 本考案の作用を第２図■〜０に順序を追って説明する。

なお説明を簡単にするために第２図■〜■ではリンク８
，９は省略しである。

■ 第２図■は本考案苗運搬機の作動前の状態を示し、
このときはリンク５，６はスプリンカ゛Ｓに第１連結棒
１２を中心としてけん引されているので第１連結棒１２
は地上から浮上っている。

また引上げバー１４は把手フレーム１の上端にぶらつか
ないように固定されている。

■ つぎに第２図■のように足ｆでストッパ１１と第１
連結棒１２を踏むと、リンク５，６はストッパ１１を固
定点として延び、フォーク４は苗ポット１１の下にくぐ
り込む。

０ つぎに第２図０のようにフォーク４が苗１１にくぐ
り込んだ状態で両足を第１連結棒１２とストッパー１１
から外し、引上げバー１４を把手フレーム１に向けて回
動させる。

第１連結棒１２から足ｆを外すと、リンク５，６はスプ
リングＳにけん引されて足をすぼめ、したがってストッ
パ１１も門型フレーム２ｆこ向けて前進するとともに地
上から浮上る。

■ つぎに引上げバー１４の先端彎曲部１４ａを把手フ
レーム１のフック１５）こ引掛は固定する。

この状態でリンク５，６はスプリングＳのけん引力によ
り足をすぼめているので、引上げバー１４はスプリング
Ｓのけん引力に抗してストッパ１１とフック１５の間ｌ
こ固定される。

■ つぎに把手フレーム１を下方Ｅこ押すと接地してい
たフォーク４と横フレーム３とは車輪１６を支点として
地面から浮上る。

一方第１連結棒１２は逆に地面に向って降下するが、接
地するまでには至らない。

したがって全体としてリンク５，６横フレーム３フオー
ク４は地上から浮上り、運搬機は走行可能となる。

■ 第２図■は苗運搬機が走行し終った後第２連結棒１
３を下方に押すことにより苗押込板１はフォーク４上を
前に摺動し、苗ポット１１を下に落す。

この際苗押込板増付板１９は横フレーム３内の孔内を通
り抜は水平方向に案内される。

（本考案の作用効果） 本考案の作用効果を要約すれば次の通りである。

■ 手で把手フレーム１を握り、両足でストッパ１１第
１連結棒１２、第２連結棒１３を踏めばよいので、１人
の人間で手足を活用して容易に操作できる。

■ 一度で一冊の苗ポット１１を運搬できるので苗の痛
みも少ない。

【図面の簡単な説明】

第１図二本考案運搬機の側視図、第２図■〜■：本考案
運搬機の作用説明図。 １・・・・・・把手フレーム、２・・・・・・門型フレ
ーム、３・・・・・・横フレーム、４・・・・・・フォ
ーク、５．６・・・・・・平行リンク機構、ｌ・・・・
・・苗押込板、８，９・・・・・・平行リンク機構、１
０・・・・・・車輪取付板、１１・・・・・・ストッパ
ー、１２・・・・・・連結棒、１３・・・・・・連結棒
、１４・・・・・・引上げバー、１５・・・・・・フッ
ク、１６・・・・・・車輪、１７・・・・・・育成苗ポ
ット、１８・・・・・・車軸、１９・・・・・・苗押込
板増付板。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 横フレーム３に上方垂泊方向に門型フレーム２を、水平
   前方方向にフォーク４を、劃め後方に把手フレーム１を
   固定し、 また門型フレーム２の側辺に固定した車輪取付板１０に
   回転自在に車輪１６．１６をそれぞれ独立して取付ける
   一方、 横フレーム３にリンク５を枢着し、該リンク５をリンク
   ６を枢着した第１連結棒１２に枢着し、これらリンク５
   ，６はスプリングＳにより、足をすぼめるようにけん引
   されており、 かつリンク６下端はストッパｌｌｆこ枢着され、該スト
   ッパ１１には引上げバー１４が固定され、該引上げバー
   １４は運搬機の前進時、把手フレーム１側辺のフック１
   ５に係止されるようになっており、 さらに門型フレーム２上辺にはリンク８が枢着され該リ
   ンク８はリンク９の枢着された第２連結棒１３に枢着さ
   れ、該リンク９の下端はフォーク４の取付板１９に枢着
   されている育成苗運搬機であって、 引上げバー１４をフック１５から外した状態で、第１連
   結棒１２ストツパ１１を足で踏むことにより、フォーク
   ４がストッパ１１を固定廃として前進し、引上げバー１
   ４をフック１５１こ係止した状態において第２連結棒１
   ３を下方に押動することにより、苗押込板７を前進せし
   めるようになっている ことを特徴とする育成苗運搬機。