JPS5837085A - 石炭液化方法 - Google Patents

石炭液化方法

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JPS5837085A
JPS5837085A JP13546381A JP13546381A JPS5837085A JP S5837085 A JPS5837085 A JP S5837085A JP 13546381 A JP13546381 A JP 13546381A JP 13546381 A JP13546381 A JP 13546381A JP S5837085 A JPS5837085 A JP S5837085A
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JP
Japan
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coal
hydrogen
gas
coal powder
powder
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JP13546381A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Miyadera
博 宮寺
Takao Hishinuma
孝夫 菱沼
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は石炭液化方法に係り、特に水添液化反応に基づ
いた石炭液化方法に関する。
石炭液化方法は間接液イ―と水添液化法に大別されるが
、コスト的には後者の水添液化法が有利になると言われ
ており種々のプロセスが提案されている。
水添液化法は石炭を水素と反応さJて低分子化して溶剤
中に溶出させ、次いで残渣たる天分を含む未反応炭を除
去し、無灰の液状物を得るものである。
一般に石炭の水添液化反応は、100〜300気圧、4
00〜480Cという高温高圧条件に維持する必要があ
る。これは石炭に水素を添加しながら分解低分子化する
ためであり、そのために高圧の水素が必要とされる。高
圧の水素が必要ということは高純度の水素が必要という
ことを意味し、一般には90容量パ一セント以上、好ま
しくは95容量パ一セント以上の水素が用いられ、コス
ト上昇の大きな原因となっている。水素の消費量は石炭
に対して4〜6重量パーセントであるが、現在量も安価
に製造されているナフサのスチームリフオーミングによ
る水素を使用したとしてもその水素コストだけで製品油
コストの1以上にもなるといわれる。そのため水素消費
量が少なく製品コストを低下することが可能な石炭液化
方法が望まれている。
しかるに、石炭はC,H,N、0.S等を主成分とする
化合物でN、0.S等のへテロ元素を含む多環芳香族が
エーテル結合やメチレン結合で架橋された高分子化合物
であり、芳香族環にはパラフィン側鎖や−OH,−CO
OH,−CH0基等がついている。このような化合物に
水素を作用させると結合エネルギーの弱い部分が優先的
に切断′されて水素化され、特に酸素を有するエーテル
結合やカルボキシル基等が弱いので切断されやすい。
このような酸素含有基が切断・水素化されると水素が石
炭の低分子化反応以外にも水生成反応に供され水素消費
量が増大するようになる。またN。
S゛等によっても水素が消費されやすい。
本発明の目的は−このような従来技術の問題点を解消し
、石炭中の酸素等によって高純度水素が消費されるのを
防止し、製品コストも低減可能な石炭液化方法を提供す
るにある。
発明者らはエーテル結合やカルボキシル基等の比較的切
断しやすい結合は高圧高純度の高価な水素でなくても除
去できる可能性がある点に着目し、石炭を液化する場合
に使用される鉄系触媒について、その添化方法、反応ガ
スの種類、圧力等を変えて酸素除去効果に及ぼす影響を
調べた。その結果水酸化第2鉄を触媒として用いると常
圧でも水素あるいは一酸化炭素と反応して水や二酸化炭
素を生成し、石炭中の酸素の遊離に有効であることが認
められた。
本発明はこのような知見に基づいてなされたものであっ
て、石炭粉末を水酸化第2鉄を触媒として用いて低純度
の水素または一酸化炭素雰囲気下で加熱処理し、予め石
炭中の水素消費しやすい酸素、窒素、硫黄等を除去した
後、高温高圧化で水添液化反応を行うようにしたもので
ある。
本発明の方法においては、石炭は各種のものを使用でき
る。また反応速度を犬とするために粉末を用いる。
この石炭粉末と水素または一酸化炭素を用いて脱酸素反
応を行なう際に用いる水酸化第2鉄は、乾燥した粉末を
石炭粉末に混合するものでもよいが、石炭粒子表面に付
着せしめるのが反応速度増大上好ましい。この付着手段
としては、石炭粉末を塩化第2鉄等の鉄塩溶液に分散し
次いで該溶液を中和して石炭粒子表面に水酸化第2鉄を
析出付着せしめる方法が採用可能である。
次にこの石炭粉末を有機溶材中に分散して、またはその
まま水素及び/又は−酸化炭素を含むガスと反応せしめ
て第1の処理を行い0.N、S等を除去する。この第1
の処理工程において用いる水素及び/または一酸化炭素
を含むガスとしてはIF5.COの他これらの混合物で
もよい。また酸素その他の反応に関与する可能性のある
ガスを含まない限り、高純度のI(2またはcoである
必要はなく、例えば本発明の方法によって得られる液体
または固体残渣を分解ガス化して得られるものでもよい
。また天然ガスのスチームリフォーミング等も採用可能
である。この第1の処理工程における圧力は常圧でもよ
く、また加圧下でもよい。
なお前述のように第1の処理工程では溶剤を用いて処理
することも可能であるが、この場合には溶剤の軽質外が
留出することもあるので、加圧下で行うのが好ましい。
ただし加圧する場合でも後述の水添液化反応時のように
著しく高い圧力とする必要はない。またこの第1の工程
における処理温度は300〜380Cとするのが好まし
い。発明者らの種々の実験によればこの温度が300°
Cよりも低いと脱酸素反応が十分に進行せず、逆に38
0Cよりも高くなると石炭の脱酸素反応も進行するが同
時に石炭の重縮合も促進しゃすく、後行程で水添液化し
にくくなる。
このような処理後の石炭粉末は、第1の処理工程で溶剤
を添加しなかった場合には史に溶剤を添加した後、従来
方法と同様に高温高圧下で水添液化反応たる第2の処理
工程に供される。第1または第2の処理工程において用
いられる溶剤としては石炭から水添反応によって流出す
る液状物と溶は合うものであれば採用でき、例えばトル
エン。
アントラセン油等の各種の有機溶剤のほか、本発明の方
法によって得られた液体、これらの分留物あるいはこれ
らの水素化処理物等が採用できる。
第2の処理工程だろ水添液化反応の温度、圧力は従°来
の方法と同様であり、例えば−400〜480c、50
〜500気圧等であれば十分に反応を行なわせることが
できる。反応時間は0.5〜1時間程度でよい。
またこの水添液化反応の反応速度を増大させるために新
たに各種の触媒を用いることも可能である。例えば水酸
化第2鉄の触媒活性は硫黄の添加により著しく増大する
ことが知られているので硫黄を添加することも有効であ
る。あるいは反応器自身の中にコバルトモリブデン系、
ニッケルモリブデン系等の担持触h1.′の固定床、沸
騰床(流動床)等を形成させておいてもよい。
以下図面に従って説明する。第1図は本発明の一実施態
様に係る石炭液化方法のフローシートである。まず石炭
を粉末とした後塩化第2鉄溶液中に分散させ次いでこれ
を中和して石炭粒子表面に水酸化第2鉄を付着せしめた
後乾燥する。次いでこの石炭粉末を後工程である残渣の
ガス化物から得られる水素含有ガスを用いて第1の処理
工程に供し、石炭中の0.N、S等を除去する。
これに後工程である固液分離工程から得られる溶剤を添
加し、高温高圧下で水添液化反応をする。
この反応生成物(固気液混合物)をまず気液分離しガス
を回収する。分離残留分(固液混合物)を固液分離し、
液体は製品液化物として回収しその一部を前記溶剤添化
工程に帰還させる。固液分離の手段としては例えばハイ
ドロクロ/等が採用可能である。
この残渣を加熱分解、または水性ガス化反応等] によってガス化し、得られたガスの一部は前記第1の処
理工程の原料ガスとして用いる。他のガスは生成後第2
の処理工程の原料として用いられる。
第2図は本発明の他の実施態様に係る石炭ガス化方法の
フローノートであって、第2の処理工程から得られた溶
剤を水酸化第2鉄付着後の石炭粉末に加えてスラリー状
態としだ後第1の処理工程に供するようにしたものであ
る。
実施例及び比較例 亜瀝青炭(水分6%、灰分14%)を100メツシユ以
下に粉砕し原料粉末とした。次に塩化第2鉄5重量%溶
液200部に対しこの石炭粉末を100部加え攪拌し分
散させた。分散抜水酸化ナトリウムを添加しPHを7と
し水酸化第2鉄を石炭粒子表面に付着せしめた。次いで
この粉末をν別し120Cで乾燥した。
次にこの石炭粉末をカラムに充填し固定床とし、5V1
00でHz 、CO混合ガス(混合比2:1容量)を通
じ、徐々に加熱し300Cに20分間保持し第1の処理
を行なった後冷却し取り出した(実施例1)。同様にし
て290C(比較例1)。
350tr(実施例2)、380r(実施例3)。
400C(比較例2)の各温度にそれぞれ20分間保持
し試料とした。次いでこの第1の処理工程後の各粉末に
脱晶アントラセン油を石炭の2倍(重量)量を添加し混
合しスラリ状としたものを水素ガスが充填された密閉容
器中で圧力160に9/crn2.温度450Cで一時
間第2の処理を行なった。反応終了後取り出して転化率
と水素消費量を測定した。その結果を第1表に示す。第
1表中には第1の処理を行なわずに水酸化第2鉄付着乾
燥後直ちに第2の処理に供したものも示す(比較例3)
なお転加率は 但しWl :原料石炭の無水無灰ベースの重量W2 :
トルエン不溶分重量 W3 :灰分重量 なる式で求めた。また水素消費量は無水無灰ペースの石
炭量当りで表示した。
第1表において、各実施例はいずれの比較例よりも優れ
た結果を示している。例えば比較例3と実施例2を比べ
ると、液状生成物の収量、未反応炭(トルエン不溶分)
の性状に有意差は認められないが、高圧反応容器内にお
ける水素消費量は第■の処理工2程を経た実施例2の場
合の方が約り3%少なくなっていることが認められる。
また比較例2のように第1の処理工程を400Cとする
と液状物の収率は低下し未反応炭が多くなる。これは第
1の処理工程において石炭の熱分解が激しく起り脱酸素
も進むが重縮合化も促進されて次の段階で高圧水素と接
触させても液化しにくいチャーになるためと考えられる
。また300Cより低い比較例1の場合は第1の処理工
程をしなかった場合とほとんど差位がなく、低温での第
1の処理ではほとんど効果が逐いことが認められる。
以上の通り本発明は石炭に水酸化第2鉄を担持せしめ水
素及び/又は−酸化炭素含有ガスの存在下で加熱処理す
る工程とこの処理後の石炭を原料とする水添液化反応工
程を含むものであり、石炭中の酸素あるいは窒素、硫黄
等が水添液化反応前に予め除去され、水添液化時に酸素
、窒素、硫黄等によって本来の水添反応以外に消費され
る高圧かつ高純度の水素の消費量が低減され石炭液化の
コスト低減に大きな効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明に係る石炭液化方第 1 
肥 石戻紛水 液体

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、石炭粉末を水酸化第2鉄を触媒として用いて加熱下
    で水素及び/又は−酸化炭素を含むガスと接触させる第
    1の処理工程と、該第1の処理工程後の石炭粉末を有機
    溶剤に分散された状態でかつ高温高圧の水素雰囲気下で
    水添液化する第2の処理工程とを含む石炭液化方法。 2、前記水酸化第2鉄は石炭粒子の表面に付着されたも
    のである特許請求の範囲第1項記載の石炭液化方法。 3、水酸化第2鉄の付着手段として、石炭粉末を第2鉄
    塩溶液中に分散せしめた後膣溶液を中和し析出した水酸
    化第2鉄を石炭粒子表面に付着させる手段を用いた特許
    請求の範囲第2項記載の石炭液化方法。 4、石炭粒子表面に水酸化第2鉄を付着せしめた後膣石
    炭粉末を有7機溶剤に分散せしめ、ついで第1の処理工
    程に供することを特徴とする特許請求の範囲第2項又は
    第3項記載の石炭液化方法。
JP13546381A 1981-08-31 1981-08-31 石炭液化方法 Pending JPS5837085A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4820405A (en) * 1984-09-29 1989-04-11 Nippon Kokan Kabushiki Kaisha Method of liquefying coal
AU681983B2 (en) * 1994-01-13 1997-09-11 New Energy And Industrial Technology Development Organization Process of coal liquefaction

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