JPS5836838B2 - 流状体誘導加熱装置 - Google Patents

流状体誘導加熱装置

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JPS5836838B2
JPS5836838B2 JP5622576A JP5622576A JPS5836838B2 JP S5836838 B2 JPS5836838 B2 JP S5836838B2 JP 5622576 A JP5622576 A JP 5622576A JP 5622576 A JP5622576 A JP 5622576A JP S5836838 B2 JPS5836838 B2 JP S5836838B2
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JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
fluid
heating device
peripheral wall
induction heating
Prior art date
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Expired
Application number
JP5622576A
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English (en)
Other versions
JPS52138737A (en
Inventor
喜男 青柳
良夫 北野
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Tokuden Co Ltd Kyoto
Original Assignee
Tokuden Co Ltd Kyoto
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Publication date
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Publication of JPS52138737A publication Critical patent/JPS52138737A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は気体,液体或いは粒状体のような流状体の加
熱に用いる加熱装置に関する。
たとえば液体内に含有される溶剤を揮発除去するべく、
その液体を加熱するのに、従来では、その液体をタンク
に入れて抵抗ヒータで加熱するようにしていた。
しかしこれによる供給熱量のワット密度( Wa t
t/cd)はせいぜい3〜5W程度であり、これ以上の
供給熱量はのぞめない。
その場合にはバーナーを用いて燃焼加熱することが行な
われているが、これによると加熱による温度ムラ及びこ
れに伴なう被加熱物の変質はどうしても避けられない。
この発明は供給熱量の増大及び均一加熱を図ることを目
的としている。
この発明は誘導発熱により流状体の加熱を行なうことを
特徴とする。
そのために金属製のシリンダを用意し、その外周に交流
電源によって附勢される誘導コイルを配置する。
そして前記シリンダ内に加熱しようとする流状体を入れ
てそのシリンダを回転する。
前記誘導コイルが附勢されることによってシリンダの周
壁にその円周方向に沿って2次短絡電流が誘起され、そ
の電流によるジュール熱が発生してシリンダの周壁全体
が発熱する。
シリンダの回転によって内部の流状体に遠心力が作用し
てシリンダの内周全面にほぼ均一に偏位した状態で回転
を続ける。
この過程で流状体は加熱されるようになる。
これによればシリンダの内周面における単位面積当りの
供給熱量を極大化でき実際的にはワット密度を数1,O
W程度とすることができる。
又流状体はシリンダの内周全面に均一に付着するので、
シリンダ周壁の均一な温度分布によって流状体を温度ム
ラを極力少なくして加熱することができる。
この発明を図面に基いて説明すると、シリンダ1は金属
たとえば炭素鋼によって構成され、その両端にフランジ
部2及び回転軸部3が一体的に形成されてある。
回転軸部3は軸受4によって回転自在に支承され、モー
タその他の回転駆動源によって回転されるようになって
いる。
加熱しようとする流状体5はパイプ状とされた回転軸部
3からシリンダ1内に入れられる。
回転軸部30入口は開口したままでもよいが、必要によ
っては開閉自在の蓋によって閉塞するようにしてもよい
連続的に加熱しようとする場合は、一方の回転軸部3か
ら連続的に流状体を供給し、他方の回転軸部3から、加
熱された流状体を流出或いは回転接手を用いて導出する
ようにしてもよい。
シリンダ1の外周を巻回するように誘導コイル6が、前
記外周に間隙を介して配置される。
誘導コイル6は固定とされてあってシリンダ1とともに
は回転しない。
誘導コイル6の外周にシリンダ1の軸心方向にのびる継
鉄7が配置される。
この継鉄7は後述するようにして発生する磁束の磁気通
路として作用するもので、その両端はシリンダ1の外周
壁に間隙を介して相対している。
継鉄7はシリンダ状に構成してもよいが、図のように棒
状の継鉄7を誘導コイル60円周方向に沿って複数配置
する構成としてもよい。
継鉄7は誘導コイル6と同様に固定されてある。
したがって誘導コイル6を継鉄7に支持するとともに、
継鉄7を適当に固定するように構成することをも可能で
ある。
上述の構成において、誘導コイル6を交流電源によって
附勢すると、これによって発生する誘導磁束はシリ・ン
ダ1の、その軸心方向に沿う周壁及び継鉄7を磁気通路
として通る。
すなわち第2図において、紙面と直交する方向に向かっ
てシリンダ1及び継鉄7を通るようになる。
ところがシリンダ1は、磁束の通過方向に対して直交す
る平面内において、短絡された1回巻の電気回路つまり
シリンダ10円周方向に沿う電気回路を形成しているの
で、誘導磁束の交番によってシリンダ10円周方向に沿
って電流が誘導されることになる。
この電流がいわゆる2次短絡電流である。
この電流がシリンダ1′の円周方向に流れることによっ
てシリンダ10周壁にジュール熱が発生して発熱するこ
とになる。
前記電流はシリンダ1の軸心方向に沿ってほぼ均一に発
生するので、シリンダ1は全体的に均一に加熱されるこ
とになる。
上記のようにシリンダ1が回転するとき、内部の流状体
5に遠心力が働いてシリンダ1の内周壁の全面にへばり
つくように偏位する。
そして上記のようにシリンダ1が発熱されていることに
より、偏位した流状体5が加熱されるようになる。
この場合シリンダ1は全体的に均一の温度に発熱されて
いるので、流状体5もその全体がほぼ均一に加熱される
ことになる。
シリンダ1の発熱温度は、誘導コイル6の励磁電流,そ
の周波数及びシリンダ1の電気的抵抗値などによって定
まるが、これらの値如何によっては供給熱量を極大化す
ることも可能である。
そして誘導コイル6とシリンダとの間を断熱するととも
に誘導コイル6を強制的に冷却するようにすれば、ワッ
ト密度を数10W程度にも得られるようになる。
ここでシリンダ1としては、磁気抵抗の点から炭素鋼な
どの強磁性体が望ましいが、非磁性の金属であっても、
力率が若干低下する程度であって発熱することはいうま
でもない。
又用途によって内面を耐腐食性とする必要があるときは
、第3図に示すように、シリンダ1,フランジ部2,回
転軸部3の内面に耐腐食性材料たとえばステンレス鋼1
1を爆着などによって貼着するなどして被覆する。
或いは第4図に示すように、シリンダ1を炭素鋼とし、
その内面にステンレス鋼11を貼着するとともに、フラ
ンジ部2,回転軸部3をステンレス鋼によって構成し、
ネジ12によって一体的に連結するようにしてもよい。
誘導コイル6の励磁電源からみた力率は、シリンダ1の
電気的抵抗の値に応じた分だけ低下することは明らかで
ある。
これを高めるために、シリンダ1の外周面に銅などのシ
リンダ1の抵抗に比較して充分低い導体層13を形成す
る。
このような導体層13が存在すると、電気的にみればシ
リンダ1よりなる短絡回路に並列に高導電性の閉回路が
並列に接続されたと等価となり、これによって力率は向
上するようになる。
又この導体層13の厚み又は材質をシリンダ1の軸心方
向に沿って部分的に変更すれば、その部分における発熱
を変更させることも可能となる。
たとえばシリンダ10両端部は回転中外気に触れてその
部分の温度が低下することがあるが、これを補正するに
は、両端部近辺の導体層を厚くすれば、その部分の短絡
電流は他の部分のそれより多く流れて発熱温度が高めら
れ、これによってシリンダ全体の温度分布が均一化され
るようになる。
シリンダ1の内面形状は用途に応じて任意に変更するこ
とができる。
たとえば内面にテーパを設けたり、或いは凹凸部を適宜
形成したりしてもよい。
又内部を密閉して真空容器とし、これを回転発熱させた
りすることも可能である。
更にシリンダ1を必ずしも水平に設置する必要はなく、
垂直に或いは傾斜であってもよいし、その傾斜角度を調
整自在とするようにしてもよい。
以上のように、この発明によれば、回転するシリンダを
電磁誘導によって発熱させ、その熱によって内部の流状
体を加熱するようにしたことによって加熱時のワット密
度を抵抗ヒータなどによる場合に比較して格段と向上さ
せることができ、又シリンダはその周壁がほとんど均一
に加熱されるので、内部の流状体が遠心力によって内周
面に均一に偏位することと相まって全流状体をほぼ均一
に加熱させることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は誘導加熱装置の断面図、第2図は第1図のA−
A線断面図、第3図は誘導加熱装置の別の実施態様を示
す上半部断面図、第4図は更に別の実施態様を示す一部
断面図である。 1・・・・・・シリンダ、5・・・・・・流状体、6・
・・・・・誘導コイル、7・・・・・・継鉄、11・・
・・・・ステンレス鋼、13・・・・・・高導電層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内部に加熱しようとする流状体を収納し、その加熱
    時に回転される金属製のシリンダと、前記シリンダの外
    周に前記シリンダを巻回するように固定配置され、交流
    電源によって附勢される誘導コイルと、前記誘導コイル
    が附製されることによって発生し、前記シリンダの周壁
    を、その軸心方向に沿って通る交番磁束の磁気通路を形
    成するため、前記誘導コイルの外側に固定配置した継鉄
    とからなり、前記交番磁束によって前記シリンダの周壁
    にその円周方向に沿って発生する2次短絡電流によって
    前記シリンダを発熱させ、前記シリンダの回転による遠
    心力によって、前記シリンダの周壁内面に偏位した前記
    流状体を加熱するようにした流状体誘導加熱装置。 2 シリンダの周壁内面を耐腐食性材料で被覆した特許
    請求の範囲第1項記載の流状体誘導加熱装置。 3 シリンダの周壁外面に高導電層を設けた特許請求の
    範囲第1項又は第2項記載の流状体誘導加熱装置。 4 シリンダが磁性体である特許請求の範囲第1項,第
    2項又は第3項記載の流状体誘導加熱装置。
JP5622576A 1976-05-17 1976-05-17 流状体誘導加熱装置 Expired JPS5836838B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5622576A JPS5836838B2 (ja) 1976-05-17 1976-05-17 流状体誘導加熱装置

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JP5622576A JPS5836838B2 (ja) 1976-05-17 1976-05-17 流状体誘導加熱装置

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Publication Number Publication Date
JPS52138737A JPS52138737A (en) 1977-11-19
JPS5836838B2 true JPS5836838B2 (ja) 1983-08-11

Family

ID=13021151

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JP5622576A Expired JPS5836838B2 (ja) 1976-05-17 1976-05-17 流状体誘導加熱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110204042A1 (en) * 2008-09-17 2011-08-25 Daikin Industries, Ltd. Electromagnetic induction heating unit and air conditioning apparatus
EP2381740A1 (en) * 2009-01-07 2011-10-26 Daikin Industries, Ltd. Electromagnetic induction heating unit and air conditioning device

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JPS52138737A (en) 1977-11-19

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