JPS5836657Y2 - スタック供給装置におけるスタック結束バンド切除用の昇降装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はスタック供給装置におけるスタック結束バン
ド切除用の昇降装置に関する。

スラブ、素材鋼板等からなるスタックは、バンドで束ね
られた状態で、供給装置上に載置され、所定位置へ搬送
供給される。

この場合、スタック結束用のバンドは、スタックが目的
位置に到達する前に、切除される必要がある。

この考案は、上記バンドの切除を手際よくなし得るよう
に構成したスタック供給装置を提供することを目的とす
る。

この考案による昇降装置は、搬送装置のスタック載置面
の下側に、スタック結束バンド嵌入用の溝を上面に有す
るローテ゛イングパツドが設けられ、同パッドによって
結束スタックが上記載置面より上方に押上げられるよう
になされているものである。

以下、この考案の実施例について具体的に説明する。

各図において、１はこの考案によるスタック供給装置の
主体をなすコンベアで、駆動モータ２と、前後一対のス
プロケット３と、これらに掛わたされたコンベア１上ン
４とを備えている。

５はコンベア１の載置面の下側に搬送路の幅方向に並ん
で設けられた昇降自在の複数のローテ゛イングパツドで
、空気シリンダ、油圧シリンダ、ウオームジヤツキ等の
昇降装置６によって所要ストロークで昇降せられる。

７は各パッド５の上面に供給路の幅方向に形成された溝
、８はコンベア１上に載置されているスタックで、第４
図に示すように、多数の横バンド９によって結束されて
いる。

つぎに、この考案によるスタック供給装置の作動につい
て説明する。

まず、第４図に示すように、ローテ゛イングパツド５を
上昇させておいて、その上面をコンベア１の載置面より
高くしておく。

この状態で、横バンド９で束ねられたスタック８を、ク
レーンで複数のローテ゛イングパツド５上にわたって載
置する。

ついで′、横バンド９を、スタック８とパッド５との間
に挾まれたものを除いて、すべて切除する。

つぎにパッド５を下降させて、第５図に示すように、そ
の上面を上記載置面より低くする。

この状態で、残りの横バンド９、すなわち先にスタック
８とパッド５との間に挾まれていたものを切除する。

こうしてすべての横バンド９を切除する。

ついでスタック８を目的位置へ供給し、パッド５を元の
上昇位置に戻し、次のスタックを待期する。

スタック９が、第４図において鎖線で示すように、さら
にこれを長さ方向にめぐる縦バンド１０によっても束ね
られている場合には、縦バンド１０が前記溝７内に位置
するように、スタック８をパッド５上に載置すれば、こ
の縦バンド１０も切除することができる。

この考案によるスタック結束バンド切除用の昇降装置は
、搬送装置のスタック載置面の下側に、スタックを同載
置面から押上げる昇降自在のローディングパッドが設け
られたものであるので、ローディングパッドを適宜昇降
させることにより、スタックを搬送面およびパッド上面
から順次離すことができ、そのためスタック結束用のバ
ンドを順次切除することができる。

またローディングパッドの上面にはスタック結束バンド
嵌入用の溝が設けられているので、同溝内にスタック結
束バンドが入るように、スタックをパッド上に載置する
ことにより、このバンドを切ってそのまま溝から抜取る
ことができる。

したがって、作業能率の大幅な向上を図ることができる
。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示すものであって、第１図は
スタック供給装置の平面図、第２図は同装置の正面図、
第３図は第１図のｌｌｌ−ＩＩＩ線に沿う断面図、第４
図はパッドの上昇状態を示す概略的断面図、第５図は同
下降伏態を示す概略的断面図である。 １・・・・・・コンベア、５・・・・・・ローディング
パッド、６・・・・・・昇降装置、７・・・・・・溝、
８・・・・・・スタック、９・・・・・・横バンド。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 搬送装置のスタック載置面の下側に、スタック結束バン
   ド嵌入用の溝を上面に有するローテ゛イングパツドが設
   けられ、同パッドによって結束スタックが上記載置面よ
   り上方に押上げられるようになされている、スタック供
   給装置におけるスタック結束バンド切除用の昇降装置。