JPS5836405Y2 - 圧延機スピンドルの自在継手 - Google Patents

圧延機スピンドルの自在継手

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Publication number
JPS5836405Y2
JPS5836405Y2 JP5206779U JP5206779U JPS5836405Y2 JP S5836405 Y2 JPS5836405 Y2 JP S5836405Y2 JP 5206779 U JP5206779 U JP 5206779U JP 5206779 U JP5206779 U JP 5206779U JP S5836405 Y2 JPS5836405 Y2 JP S5836405Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
universal joint
slipper metal
slipper
yoke end
rolling mill
Prior art date
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Expired
Application number
JP5206779U
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English (en)
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JPS55154601U (ja
Inventor
健嘉 二宮
Original Assignee
新日本製鐵株式会社
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Publication date
Application filed by 新日本製鐵株式会社 filed Critical 新日本製鐵株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圧延機スピンドルの自在継手の構造に関するも
ので、その目的とするところはヨークエンドおよびスリ
ッパメタルの破損または摩耗の少ない自在継手の提供に
ある。
一般の圧延機のロール駆動系は電動機、ピニオンスタン
ド、自在継手、スピンドル、自在継手及びロールを、順
に連結して構成されている。
第1図は従来の自在継手構造を示すもので、ヨークエン
ド1の軸線方向に刻設した滑動係合溝1aには、該滑動
係合溝1aに係合する中央突起部2aを有するスリッパ
メタル2がピン3の両端に支持された状態で挿嵌されて
いる。
フォークエンド4は前記のピン3及びスリッパメタル2
の内側面に係合する。
さて、以上のような構成になる周知の自在継手構造にお
けるスリッパメタルは、過酷なねじり、曲げ及び衝撃を
受ける、いわゆる関節部の緩衝をはかるために用いられ
るが、烈しい機械的衝撃をまともに受けるため極めて損
傷が早く、各種の潤滑手段の併用が試みられたにもかか
わらず充分な成果を得ることができなかった。
しかも、時としてスリッパメタルだけの損傷に止まらず
、ヨークエンド自体の亀裂、破損に及ぶこともあり、高
価な部品の交換を余儀なくされていた。
第2図イ2口は周知のスリッパメタル2を示し、第2図
イは中央突起部2aが断面矩形状に突出したものであり
、第2図口のスリッパメタル2の中央突起部2aは前記
ヨークエンドの滑動保合溝がアリ溝状である場合の形状
を示す。
さて本考案者は上記従来の2種類のスリッパメタルを使
用し各部の摩耗状態を実測した結果、両方のスリッパメ
タルとも摺動面2bの摩耗(斜線で示す部分)は端部の
方はぼ大きいことを確認した。
(新品のスリッパメタルの摺動面の厚みtはいずれの位
置でも同一厚みに形成されている。
)このような偏摩耗が生じる機構を第3図イ9口によっ
て説明する。
スリッパメタル2の摺動面2bはヨークエンド1または
フォークエンド4からの回転トルクによって強い面圧を
受け、その面圧は摺動面2bの端部はと大きい。
また一般の圧延ロール駆動系では圧延ロールの軸芯(通
常は水平方向)に対してヨークエンド1に連接されるス
ピンドルの軸芯は交叉可能なように構成されているため
回転駆動のたびに摺動面2bとヨークエンド1は摺動を
繰返す。
以上2つの理由から摺動面2bの端部はど摩耗が大きく
なってくる。
次に偏摩耗が生じたまま、さらに使用を続けていると第
3図口に示すようにスリッパメタル2は滑動係合溝1a
に中央突起部2aが係合したままヨークエンド1又はフ
ォークエンド4からの回転トルクを受けるため、強い曲
げ力(矢印方向あるいはその逆方向)が働き、遂にはス
リッパメタル2の亀裂A又はヨークエンド1の亀裂Bを
生じ、その亀裂が助長し、やがて破損に至ることも分っ
た。
上記の問題点を解決するため、本考案者は種々研究の結
果、以上のような摩耗及び亀裂現象の解明にもとすき本
考案を案出したものであり、その特徴とするところはス
リッパメタルの中央突起部とヨークエンドの滑動係合溝
との接触を曲面で行うようにし、スリッパメタルの摩耗
を著るしく減少せしめると共にヨークエンドの亀裂、破
損が生じないようにしたところにある。
以下本考案を図面(第4図、第5図、第6図、第7図)
に従って詳細に説明する。
本考案のスリッパメタル22の中央突起部22 aは半
球凸状に形成されている。
本考案でいう半球凸状とは真球の半分のみを言うのでな
く、例えば玉子状球体の長軸に対して直交する向きに截
頭切断した、断面が楕円形状のものも含むものである。
すなわち中央突起部22 aは第5図に示す如く、スリ
ッパメタル22の正面方向X及び側面方向Yにおいてピ
ン穴22 Cの鉛直中心線Cに対し左右対象に形成され
ておればよい。
なお、該スリッパメタル22の摺動面22 bと中央突
起部22 aの頂面ば第6図イ〜ハに示すように中心点
Oを共通とする同心円の一部の円弧で形成するのは従来
のスリッパメタルと変りない。
また、第7図に示す正面方向Xにおける中央突起部22
aの摺動面22 bからの突出高さhは、任意回れの
位置でも等しく、また正面方向における中央突起部22
Hの外面を形成する円弧の中心0はヨークエンド11
の軸芯と同一に設定されている。
次にヨークエンド11の滑動係合溝11 aの形状は、
前記中央突起部22 aに滑動可能に保合できるよう半
円状に刻設する。
なおこの場合の半円状とは真円の半分でなく、前記した
中央突起部22 aの形状に対応するものであればよい
ことは勿論である。
本考案は以上のような簡単な構造でなるものであるが、
第4図に示すようにスリッパメタル22の摺動面22
bの摩耗が進行してもヨークエンド11に対する回転ト
ルクの伝達は面接触で行なわれるため局部的な応力集中
による亀裂は全く生ぜず、従ってヨークエンドの破損の
恐れも極め少ないという顕著な効果を奏するものである
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自在継手の構成を示す説明図、第2図イ
9口は従来のスリッパメタルの摩耗状態を示す正面図、
第3図イ2口は第1図の組立後の■■方向断面図、第4
図は本考案の自在継手構造を示す断面図、第5図は本考
案にががるスリッパメタルの斜視図、第6図イ〜ハは第
5図X、−X、。 X2 X2.X3 X3方向の断面図、第7図は第
5図y1−y1の断面図。 1.11 :ヨークエンド、1 a、11 a ;滑動
係合溝、2.22 ニスリッパメタル、2a、22a:
中央突起部、2b、22b;摺動面、3;ピン、4;フ
ォークエンド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピンの両端に嵌挿したスリッパメタルの中央突起部を、
    ヨークエンドの軸線方向に刻設した滑動係合溝に係合せ
    しめ、前記ピン及びスリッパメタル内側にフォークエン
    ドを係合してなるスピンドルの自在継手にお′いて、前
    記スリッパメタルの中央突起部を半球凸状に形成せしめ
    るとともに、該半球凸状部に対応する前記ヨークエンド
    の溝を断面半円状に形成せしめてなることを特徴とする
    圧延機スピンドルの自在継手。
JP5206779U 1979-04-20 1979-04-20 圧延機スピンドルの自在継手 Expired JPS5836405Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5206779U JPS5836405Y2 (ja) 1979-04-20 1979-04-20 圧延機スピンドルの自在継手

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JP5206779U JPS5836405Y2 (ja) 1979-04-20 1979-04-20 圧延機スピンドルの自在継手

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JPS55154601U JPS55154601U (ja) 1980-11-07
JPS5836405Y2 true JPS5836405Y2 (ja) 1983-08-16

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ID=28942576

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JP5206779U Expired JPS5836405Y2 (ja) 1979-04-20 1979-04-20 圧延機スピンドルの自在継手

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DE102009053129A1 (de) * 2009-11-13 2011-05-19 Sms Siemag Ag Gleitstein für eine Gelenkspindel
KR101167471B1 (ko) 2010-02-26 2012-07-26 현대제철 주식회사 압연기용 모터의 피엘지 연결장치

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JPS55154601U (ja) 1980-11-07

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